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歯並びが悪くなってしまう前に、指しゃぶりをストップさせる秘策

2015/06/27

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胎児の頃から指しゃぶりしている子もいるということはご存知でしょうか。エコー写真を撮った際に指しゃぶりしているね、なんて指摘された方もいると思います。

産まれてからしばらくすると、自分の指を認識してくるようで、自然に指というか、こぶしをしゃぶる子も出てきます。

成長と共に次第に指はしゃぶらない子が多くなるのですが、中には継続して指しゃぶりをする子もいます。それが歯並びに影響しないか心配する声もよく聞かれます。指しゃぶりを止めさせる秘訣はないのか考えてみましょう。

指しゃぶや拳しゃぶりをする原因はコレ!というものはない

指しゃぶりをするのにはなんらかの理由があるのでしょうか。赤ちゃんと言われる0歳のときの指しゃぶりは指というか、手という物体を自分で見つけてそれは何かを確認するようにしゃぶる子がほとんどです。

拳しゃぶりはねんねの時期の特徴で、はいはいなどが出来る時期になると拳しゃぶりする子はめっきり減ってくるように思えます。

自分が動いて興味があるものに手を伸ばし、それを掴むことが出来るようになると自分のこぶしや指に興味がなくなるのは当然のことかもしれません。

ただし1歳くらいになっても指しゃぶりをしている子の場合には、なんらかの原因があると思います。多くの小児科医の考え方としては、生理的な人間の行為として捉えているようです。

小児科医や小児歯科医の指しゃぶりに対しての捉え方

指しゃぶりをしている子を持つ保護者の立場からすると、専門家である医師たちはどう考えているのか、というのは気になるところでしょう。

小児科医:
指しゃぶりは生理的な人間の行為であるから、子どもの生活環境、心理的状態を重視して無理に止めさせないという意見が多い。

特に幼児期の指しゃぶりについては、不安や緊張を解消する効果を重視して、歯科医ほど口や歯への影響について心配していない。

小児歯科医:
指しゃぶりは歯並びや噛み合わせへの影響とともに、開咬になると発音や嚥下、口元の突出、顎発育への影響も出てくる。

不正咬合の進行を防止し、口腔機能を健全に発達させる観点からも、4~5歳を過ぎた指しゃぶりは指導した方がよいという意見が多い。

4歳以下でも習慣化する危険がある児に対しては指導する必要がある。

このように小児科の先生は指しゃぶりをして精神的に落ち着くということを考えると、無理に止めさせることをお勧めしていないことがわかります。

それに対して歯科医の場合は歯並びや噛み合わせの心配があるので、4歳や5歳になった頃には指導する方向という意見が多いようです。

確かに指しゃぶりをしていると子供にとってはリラックス出来ますので、ストレスを与えたくないのならばそのまま継続してもいいのでしょう。

とはいえ頻繁に指しゃぶりしている子とそうではない子では、歯並びに対するリスクの差も出てきます。

我が家の指しゃぶりの話

我が家の娘は赤ちゃん時代から指しゃぶりを始め、一時期は真剣にどうすれば止めてくれるかと悩んだことがあります。きっかけは母乳をやめたことではないか、というのが私の考えです。

たまたま授乳の後に乳首を引っ張り出して乳首が切れてしまいどうしても授乳が痛くて困難になったことから、母乳をあげるのを止めたのです。大好きなおっぱいが飲めなくなったので口寂しくなったのではないか、と思います。

そして指しゃぶりのしすぎでたこが出来ました。2歳の歯科検診で相談したところ「まだこのくらいでは歯並びの心配はないと思う。3歳過ぎてもやっていたら、止めさせるようにしないと」と言われたのです。

ちょうど指しゃぶりをしている頃は三人目を妊娠と出産したので、きっと精神的に不安定な部分もあったのでしょう。たこが出来て吸うと痛いということもあって気が付いたら指しゃぶりをしなくなりました。

ですから我が家は指しゃぶりを親が止めさせた、ということではないのです。

指しゃぶりは自主的に止めるもの?

指しゃぶりの場合には、自分から止めることもあるのですが、親が頑張って止めさせるケースもあります。自主的に止める場合は親としては楽です。しかし「今すぐ止めたい」という親の希望に沿うことは難しいのも事実です。

ストップさせる秘策

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指しゃぶりを止めさせるために「これをすれば完璧に止める」という斬新なアイデアは残念ながら今のところありません。でもいくつかの方法がありますので、諦めずに試してみましょう。

指に細工する

すぐにストップさせるには、マニキュアを指に塗ったり、いつも同じ指をしゃぶる場合にはそこだけ包帯を巻いたりするというアナログな方法が考えられます。

ちなみに私も子供の頃に指しゃぶりをしていたようですが、たまたま右手をやけどしてしまい包帯で巻かざるをえなくなったらあっけなく指しゃぶりを止めたようです。

バイ菌が入っちゃうよと言い聞かせる

ある程度大きくなってこちらの話が理解出来るようになったら「指にはバイ菌がいるから良くないよ」と言い聞かせて少しずつ回数を減らすという方法はありでしょう。

実際に指しゃぶりばかりしている子は、どうしても菌が口に入るので感染症にかかりやすいと知り合いの医師に言われたことがあります。

インフルエンザなどで高熱を出し、苦しい思いをしたきっかけがもしも指しゃぶりだとすれば「ほら、こうやって指をしゃぶっているから病気になっちゃうんだよ」と口酸っぱく伝えていくしかないのだと思います。

外で体を動かして遊ばせる

後は指しゃぶりを忘れるくらい、楽しい時間を過ごすようにしてみませんか?室内でテレビやDVDを観ているよりも外でダイナミックに遊んでいるほうが、指しゃぶりをしようと思いません。

いきなり止めさせようとせず、あくまで時間をかけてゆっくりと指導するのが大切ですので焦る気持ちは捨てて下さいね。

お気に入りのものを見つける

我が子の場合、指しゃぶりをしていた娘は指のマメが大好きで、マメを触ると落ち着くようです。今でも夫がいるときにマメを触りますが、このように何か指以外にお気に入りのものを見つけるといいと思います。

例えば我が家の末っ子はタオルが大好きで、お気に入りのタオルをいつも持っています。肌触りがいいのでしょう。私自身も小学生時代、好きなタオルを持って寝ていたので、タオルのような布製品で気にいるものを探してみるのもお勧めです。

乳児は少し様子をみていこう

乳児くらいの子の場合にはどうしたら良いでしょうか。かかりつけの歯科医は3歳くらいまでの指しゃぶりは歯並びにはあまり影響がないので、それまでは心配しなくていいよと教えてくれ、心が楽になったことがあります。

どうしても指しゃぶりをしているのは「親のせい」と自分が考えてしまうからでしょう。3歳くらいになれば、こちらとの意思の疎通もだいぶ出来るようになります。

強制的に止めさせるよりも、少しずつフェイドアウトさせるように話し合いをするなど、その都度注意するというやり方がお勧めです。

時間をかけて見守ろう

指しゃぶりがすぐに止められなくても、一日の回数がだんだん減っていくようになれば、歯並びに対するリスクは軽減します。最初の目標は寝る前だけの指しゃぶりに設定し、日中は指に頼らない精神状態をキープしてあげましょう。

数か月かけてもいいので、ゆっくりと焦らず指しゃぶりから脱却するように温かく見守っていけるといいですね。

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