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同じ服にばかりこだわりを持つ子供にママが選ぶ服を着させるワザ

2015/01/27

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2、3歳の頃といえば反抗期真っ最中ですね。何でもかんでも「イヤ!」の連発にもうイライラしてしまいますが、朝のお着替えも困っている方が多いものの一つ。

お気に入りの服があれば毎日でもそれを着たい!と泣いて大騒ぎするという話は珍しいことではありません。だからと言って毎日同じ服を着させるというわけにもいきませんよね。

イヤイヤ期の子供たちと付き合ってきた保育士&2児の母である著者が、うまく子供の気持ちを誘導する方法を伝授します!

なぜ服にこだわる?

解決法を探る前にちょっと子供の心の中を覗いてみましょう。

自分の意思が芽生える!

「イヤイヤ期」というと何にでも反抗するという風に捉えられがちですが、周りの人に言われるすべてのことがとにかく「イヤ!」というよりは、自分で決めたいという気持ちが芽生える時期なんですよね。

赤ちゃんだった今までは服を着させてもらい、食べさせてもらい…としてもらうばかりだったけれど「自分でできる!」「自分でしたい!」という気持ちが出てきたということなんです。

だから「今日のお着替えはこれね」と出されてしまうのは、自分で選んだ服じゃないから嫌なんですよね。ママが選ぶ服をことごとく「イヤ!」というのはそういう心理なんです。

好きな服には理由が!

それにしても毎日同じ服だなんて、この子ちょっとこだわりが強すぎるんじゃない?と心配になってしまうかもしれませんね。

でもそれほど好きになるには何か理由があるはずですよね。デザインはもちろんですが子供にとって重要なのは動きやすさや肌触りなど「快適」であること。またこれを着ていると安心するといった精神面に与える何かがあるのかもしれません。

ママのお気に入りの服はおしゃれだけどちょっと窮屈だったり、それを着ている時に「汚さないで!」と何度も注意してしまっていたりしませんか?

そういう様々な要因が重なって「一番いいのはこの服!」という超お気に入りが生まれているのかもしれませんね。子供にその服が好きな理由を聞いてみると「気持ちいいから」という答えが結構多いものです。

こんな方法はNG!

では服にこだわる子供に対してママたちがついついやってしまいがちな対応を見ていきましょう。

無理矢理着せちゃえ!

朝大忙しのママの対応はこれが一番多いかもしれませんね。子供はまだまだ力が弱いですし、嫌だと泣いてもそのうち諦めるから無理矢理着せちゃったらいいや!というパターン。

時間的に早く済むかもしれませんが子供の気持ちを全く無視しちゃってますよね。その結果…

  • 自分の意見を聞いてもらえなかった → 信頼関係に傷が!
  • どうせママの言うとおりにしなきゃいけないんでしょ → 自己主張しない子に!

なんてことになりかねません!

子供を説得!

「この服だと今日は寒いからこっちを着て」と理由をつけて説得しようというのも、子供は「イヤ!寒くない!」なんて反抗してくるもの。あまりうまくいきませんね。もう少し大きく(5歳くらいかな?)なってからなら「分かった」と納得してくれるので大丈夫。

先ほど述べたようにイヤイヤ期の子供は理屈抜きに「自分で決めたい」わけですよね。いくらママの言うことが正しくても「じゃあ、それ着る」とはいかないんです。

子供の意見を丸飲み!

最後に子供の要求通り、好きな服ばかり着させるというもの。毎日泣きわめくからもう諦めちゃった、この方が丸く収まるし朝から嫌な気分になりたくない!という理由からでしょうが、何がいけないのでしょうか?

こんな場面を思い浮かべてください。

子「この服がいいの!そっちはイヤだ!!」と泣きわめく。
親「分かった分かった。それ着たらいいからもう静かにして!」

こう言ってしまいたくなる気持ち、よく分かります。でもこれって「泣けば要求が通る」と子供に思わせてしまっていますよね。

私が担任をしていた2歳半の女の子も本当に毎日同じトレーナーを着て来ていた時期がありました。お家の方に聞いてみると保育園から帰ったらすぐに洗濯してまた明日着られるようにしておくのだということでした。

保育園には毎日朝早くに登園してきている子でしたから、朝は本当にバタバタなんですね。この服がないと泣いて怒るから…とおっしゃっていましたがやはり一番いい方法だとは言えないですよね。

ただこのご家庭のように保育園に預けている状態では、大好きな服を着ていると子供は安心して保育園に行けて、親御さんも毎日あまり一緒に過ごせないという負い目もあって、洗濯すれば済む話なんだから好きな服を着させてあげようという気持ちなんです。

なので全くダメだということではないですね。毎日服をめぐって騒ぎになるのは精神的にも辛いことですし、そのうちこの服も着られなくなるんだから好きなだけ着させてあげようと思うのであればOKだと思いませんか?

上手に誘導しよう!

NGな方法が分かったところで、いよいよどのように子供を誘導していけばいいのかをご紹介します!

子供に気持ちに寄り添う

育児書などを見ているとこの「子供に気持ちに寄り添う」ってよく出てきませんか?でも何だかピンとこないという方も多いかもしれませんね。簡単に言えば「こんな気持ちなんだよね」と受け止めてあげること。

子供をうまく誘導するためには、今のその子の気持ちをちゃんと汲み取っていくことから始めましょう。

お気に入りの服ばかり着たい子には「この服好きなんだよね」「毎日でも着たいね」と言うことで子供がその服が好きだということがちゃんと分かっているよと子供に伝えることが大切なんです。

だから「この服がいい」という子供に「またコレ?」「たまには違うのも着たらいいのに!」なんて言わないでくださいね。

好きだからこそ!

でも「この服好きだよね」なんて言ってしまったら、余計にその服を着たくならないの?と思ってしまうかもしれませんね。でも大丈夫。自分の気持ちを分かってくれた人の言葉だからこそ届く言葉もあります。

子供にこのように声を掛けてみてはいかがでしょうか。

「○○ちゃん、この服好きだからたくさん着てるよね。でもいつも洗濯機の中でグルグル回ってるから、この服疲れちゃってるみたい。今日も着たいけど、一日ゆっくり休ませてあげたらどうかな?」

この「今日も着たいけど」がポイントです。ちゃんと気持ちを分かっているよと伝えていますよね。こんな風に言われると意外とあっさり「いいよ」と言ってくれるものです。

そうしたら「優しいね!ゆっくり休ませてあげたらまた着ようね」と褒めてくださいね。服のためにいいことをした!と誇らしい気持ちになることでしょう。

子供の優しさにつけこんでいる気がしなくもないですが、とても効果的なので今日は違う服を着させたいという日に試してみてください。

最後は選ばせる

こうしていつも着ている服を諦めさせることはできても、ママが選んだ服を着るのはイヤだということも十分にあり得ますよね。

そんな時はママが「これならOK」という服を2、3着選んでおいてください。それからこのように声を掛けましょう。

「この3つの中のどれかがいいと思うんだけど決まらないなぁ。○○ちゃんはどれがいいと思う?」とママが服を1着に決めることが出来ず困って子供に相談する感じできいてみてください。意外とすんなり選んでくれますよ。

ママは「やっぱり?ママもこれがいいかなぁと思ってたの!ありがとう!」と大げさに言ってください。子供は「自分で選んだ」という満足感を得られます。

困った時のぬいぐるみ

我が家の子供たちの相手をする上で大活躍したのがぬいぐるみ。ママが直接こうして欲しいということを伝えようとすると、ついついキツイ口調になってしまうもの。

でもぬいぐるみ(もちろんミニカーやママの指に顔を描いただけでもOK)を通して話をすることで楽しく伝えることができます。

お出かけだから絶対この服を着せたい!という場合にこの方法がいいですよ。

「今日は□□にお出かけするんだって!こんな素敵な服を着られるなんて、○○ちゃんはいいなぁ」とぬいぐるみを動かしながら話してみてください。

子供は「そうなの。いいでしょ?」と乗ってきてくれるはず。ママに言われるとイヤだけどお友達から言われるとすんなり受け入れられるということ、ありますよね。子供の心理はまさにそれ。

その勢いで着替えも「自分で!」と言い出したら「すごーい!自分でできちゃうの?ボクなんて全然うまく出来ないんだ…」と見守ってあげましょう。

着替えがうまく出来ない場合には「どうしたらいいんだろう?ここはこうかな?」とわざと違うことをして子供を笑わせちゃいましょう。お着替えタイムがとても楽しくなりますね。

そんなこと恥ずかしくてなかなか出来ないと思うかもしれませんが、子供には本当にウケるんです。子供はママが動かして話していると分かっていてもぬいぐるみに話しかけてきます。

一緒に遊んでいる感覚でお着替えもバッチリ出来るなんて最高ですよね。恥ずかしいなんてもったいないですよ!

いつも笑顔で!

まだまだ小さくて出来ないことばかりの子供の中にも、自分の意思はしっかりと大きくなってきています。その意思の芽を摘んでしまうのか、曲がって育ててしまうのか、強く真っ直ぐ育てていけるのかはママの対応に左右されるところが大きいんです。

でも心配しなくて大丈夫。いつも楽しく笑顔のママが自分の気持ちを受け止めてくれれば、子供は安心していろんなことに挑戦してみることができます。

子供の服へのこだわりも「こんなに小さいのにこだわりは一人前だな」と温かく受け止める余裕を持てると、子供への対応も落ち着いて出来ますよね。イライラせずに済む子育ては楽しいですよ!

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