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赤ちゃんの辛い夜泣き…実はママに楽させたくて泣いている!

2016/05/30

赤ちゃんの夜泣きが辛いママ
一般的に赤ちゃんの夜泣きとは、生後5カ月頃~1歳半までの間、夜に泣くことを言います。

おっぱいやミルクをあげても、抱っこをしても泣きやまず、大変な思いをしているママもいるのではないでしょうか。

夜泣きにも個人差があり、夜泣きが多い子や、夜泣きがほとんどない子など、タイプは様々です。

夜泣きの原因について、昼間に遊ぶのが足りていないから、刺激が多すぎるから、など、様々な周囲の声があり、自分のことを責めているママもいるのではないでしょうか。

しかし、これらの原因は、1歳半くらいまでの赤ちゃんの場合直接的には関係ないとされています。

夜泣きの原因については、このように今まで解明されていませんでしたが、近年の脳の研究によって、夜泣きの原因が明らかになってきました。

赤ちゃんの夜泣きは、赤ちゃんの脳が未熟であるため、お腹の中にいるときの睡眠リズムを繰り返して起こるということがわかってきたのです。

お腹の中にいる赤ちゃんは、ママに負担をかけないためにママが休んでいるとき(特に夜寝ている時間帯)に活動します。それが出産後、ママが辛くなる夜泣きとなるのです。

辛い夜泣きについて、仕組みを知った上で夜泣きの時期を乗り切る対策を考えていきましょう。

夜泣きの原因の一つは、赤ちゃんの脳が未熟であること!

新生児の脳はおよそ400g。これは成人の脳の重さに比べると、約3分の1です。

生まれたての赤ちゃんの脳の重さは、約400グラムで、大人の三分の一しかない。

では、なぜ人間の赤ちゃんの脳は未熟なのでしょうか。そして、なぜ未熟であると夜泣きをしてしまうのでしょうか?

赤ちゃんの脳はどうして未熟なの?

人間の赤ちゃんの脳が未熟な理由には、人間の進化の過程が関係しています。

人間は進化の過程で四足歩行から二足歩行に変化しました。二足歩行になることで、両手が使えるようになりメリットも生まれました。

しかしその結果、四足歩行の時よりも産道が狭くなり、脳が小さい状態でしか生まれてくることができなくなったのです。

人間以外の動物の子供は、脳が成熟した状態で生まれてきます。人間の赤ちゃんは生まれてから長い時間をかけて脳を成長させていきます。

ほかの動物の赤ちゃんはすべて頭の骨が閉じて産まれてくるのに、ヒトの赤ちゃんだけは閉じていない状態で産れてきます。それは赤ちゃんが未熟なままで産まれてくるからで、 実はヒトのお母さんが二足歩行をすることにより骨盤が狭くなったことと関連しています。骨盤が狭くなることで赤ちゃんは大きくならないうちに出てくるのです。ヒトの赤ちゃんだけが未熟なままで産まれてきて 、ほかの動物と違って生後に学習をする、つまり脳が発達することで未熟なままで生まれてくることが可能になったの です。
ヒトの脳は生まれた後、3~5倍に成長します。

その過程で、夜泣きが起こることがわかってきたのです。

赤ちゃんは胎児の頃の睡眠リズムを繰り返す

ではなぜ、脳が未熟だと夜泣きをするのでしょうか?ここでは、赤ちゃんがまだママのお腹の中にいた胎児の頃に遡って原因を考えていきます。

お腹の中の赤ちゃんは、ママが休んでいる時に活動する

赤ちゃんがママのお腹の中にいた胎児の頃、どのように活動していたかを考えてみましょう。

胎動が夜に多く、眠れなかった、という記憶はありませんか?

お腹の中にいる胎児が活動するときには、母体の酸素を使います。そのため、胎児は母体に負担がかからないように昼よりも夜活動することが多いのです。

胎児では、必要な酸素を自分の肺で呼吸して得ているわけではなく、胎盤で母体血から酸素をもらって、胎盤循環を通して酸素を得ています。

胎児の睡眠サイクルを調べた研究によると、胎児はお腹の中で浅い眠りと深い眠りを繰り返しており、夜の方が浅い眠りが多いという結果がでたそうです。

生まれたあともしばらく睡眠サイクルは安定しない

前述したように、人間の赤ちゃんの脳は未熟です。母体から外の世界に生まれ出たからといって、すぐに睡眠サイクルが整う訳ではありません。

母体に負担をかけないように、夜に活動したり、夜間の方が浅い眠りが多かったり、という胎児の頃の睡眠サイクルは、生まれてからもしばらくの間続くことがあるのです。

その結果、出産後もママが休みたいと思っている夜に夜泣きが起こってしまうのです。

元々はママの負担を減らすための仕組みが、出産後、ママにとって辛い夜泣きとなってしまっているんですね。

ママは自分を責めないで!辛くなる前に助けを求めよう

夜泣きの原因については長年わかっておらず、様々な説がありました。理由がわからないと知っていても、 ママは夜泣きを自分のせいにしていたこともあるのではないでしょうか。

理由の一つがわかっても、現実には毎日続く辛い夜泣き。その時期をどう乗り越えていったらいいのでしょうか。

具体的な対処法について考えていきましょう。

パパやおじいちゃん、おばあちゃんにお願いしよう

夜泣きはある程度時期が決まっています。今は辛い時期なんだということをパパやおじいちゃん、おばあちゃんにも話してみましょう。

「夜泣きが辛い時期で寝不足だから、少し体を休ませてほしい。その間、子供のことを見ていてほしい」と伝え、実家や義実家に助けをお願いしてみるのも一つの方法です。

そして、パパやおじいちゃん、おばあちゃんができる範囲で子供と一緒に遊んでいてもらったり、お散歩に行ってもらったりしてはどうでしょうか。

育児は一人でしなければいけないものではありません。旦那さんはパパですし、ご両親も育児の大変さを経験してきたはずです。

少しの間、お昼寝をするだけでも気分は違います。寝不足が辛くなったらパパやおじいちゃん、おばあちゃんに子供を預かってもらって少し休んでみましょう。

ママが夜泣きの原因?ママのせいというところはそう多くはない!

夜泣きをすると、「昼間にママが一緒に遊んであげるのが足りていない」「ママとのコミュニケーションや触れ合いをする時間が少ない」などと言う方もいるようです。

しかし、1歳半までの赤ちゃんの場合、夜に泣くこととママとの接し方はあまり関係ないと言われています。

もう少し大きくなると、遊び足りない、もっと構って、なんていうこともあるかもしれませんが、赤ちゃんの夜泣きの原因がママのせいということは、そう多くないので自信を持って!

どんなにママが完璧で子供としっかりと接していても、夜泣きをする子はしますししない子はしないのです。兄弟姉妹でも違ったという経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

夜泣きをするからと言って、自分を責めたり落ち込んだりなどしないでくださいね。

家事を完璧にするのはやめよう

夜は夜泣きで起こされ寝不足になり、日中も赤ちゃんのお世話で手一杯。そんな生活に加えて家事を完璧にしようとしたら、休む暇がありませんね。

体も心も疲れてしまい、ストレスが溜まってしまいます。

夜泣きはずっと続くものではなく、脳の成長と共になくなってくるものです。頑張り過ぎず、完璧を目指すのを1度やめてみてはどうでしょうか。

少しくらい家が散らかっていても、その間ママが休めるのならばそれは家族のためにもなります。

専業主婦でも兼業主婦でも、辛い時には休む必要があります。

休むことに罪悪感を感じず、旦那さんにも理解してもらって、少し手を抜けるようにしてみてください。

眠れなくても目を瞑って体を休めよう

子供であれば、眠たい時に昼間でもお昼寝できますが、大人になるとなかなか昼間は眠れない、という人もいるのではないでしょうか。

また、子供がお昼寝したときがママの眠たいタイミング、というわけでもありません。必ずしも一緒に眠れるわけではないですよね。

どうしても眠れないときは、目を瞑って体を休めるだけでも気持ちは違います。

タオルを温かいお湯で濡らし、簡単なホットアイマスクを作ってみるのもリラックス効果があります。

個人差はあるが、夜泣きは必ず終わりがきます!

赤ちゃんの脳が未熟であるために夜泣きが起こるということは、脳が成長していけば夜泣きはおさまっていくとも捉えられますよね。

個人差はありますが、夜泣きには必ず終わりがきます。

毎日の育児や家事に、夜泣きによる睡眠不足が加わり、ママはとても大変だと思います。疲れも溜まり、ついイライラしてしまうこともあるでしょう。気持ちにも余裕がなくなってしまいますよね。

赤ちゃんの夜泣きでイライラしてしまう自分を責めてはいませんか?

昼間なら少しくらい泣いていてもいいか、と思えるのに、夜になるとそう思えないから、「夜泣きは辛く感じる」のです。

ママも人間ですから、夜に泣かれると余裕がなくイライラしてしまうのは当然です。

アパートやマンションだと、ご近所への泣き声の影響も気になり、「泣きやませなければ」と思ってしまうママもいるかもしれません。

また、サイレントベビーになってしまうのではないか…と思い、放置してはいけない!すぐにあやさなけらば!と思ってしまっているかもしれませんね。

体の状態に問題がなく、お腹が空いていたりおむつが汚れたりしていないなら、少し泣かせてみるのも一つの方法です。

ただ、アパートやマンションなどの場合、ご近所の方に夜泣きがあるかもしれないことは伝えておいた方がよいでしょう。

夜泣きの際にはちょっとだけ、「昼間と同じ対応ができているか」を意識してみてください。

夜泣きでイライラしているママは、ちょっと深呼吸して一息入れて、心に少し余裕を持ちゆっくり赤ちゃんの様子を見てあげてください。

ママにとっては辛い夜泣き。しかし赤ちゃんにとっては、本当はママに楽をさせたいが故にこのタイミングで泣いてしまうという行動なのです。

子供にとって、ママが元気で笑顔でいるということはとても嬉しいことです。子供はママが大好きなのですから。ママが休むということは、結果的に家族のためにもなるのです。

具体的な解決方法がないのも夜泣きの辛いところではありますが、「期間限定」だと思って乗り切りましょう。

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