妊娠中のインフルエンザは怖い!気になる赤ちゃんへの影響は?

コメント1
2015/05/22

妊娠中のインフルエンザ

毎年寒い時期になると、インフルエンザが流行し始めます。特に妊娠中に感染すると、お腹の赤ちゃんは大丈夫か?薬は服用できるのか?など心配になりますよね。

そこで、妊娠中のインフルエンザによるお腹への影響や治療法、かからないための予防対策などを紹介していくので、目を通してできることからやっていきましょう。

重症化しやすいので注意

妊娠中は母体の栄養分が優先的に赤ちゃんへ送られているため、母体は栄養不足になりがちで、体の免疫力が妊娠前よりも低下しています。

また、妊娠初期ではつわりにより、食事が取れなかったり、嘔吐などで体力が消耗しています。更に妊娠中期から後期にかけては、赤ちゃんの分まで酸素量がたくさん必要となるため、母体の心肺機能が低下しやすい状態になります。

そのため、インフルエンザにかかると肺炎や気管支炎、インフルエンザ脳症など重症化しやすい傾向にあります。感染すると、入院が必要となる場合もあります。

風邪との違い

インフルエンザと風邪は似ている症状もありますが、全く違う症状も出るので体調がいつもと違うと感じたら、症状をチェックしてみましょう。

インフルエンザの症状

  • 初期症状としては強い寒気や激しい頭痛、腰痛に襲われる
  • 3、4日間位、38℃以上の高熱が続き、全身の関節が痛い
  • 体がだるくて、横になっていないと辛い状態が続く
  • 腹痛があって、お腹を壊す
  • 喉が腫れて、痛みを感じる

風邪の症状

  • 初期症状としては、鼻水が出て、喉の痛みを感じ咳が出る
  • 鼻づまりや37℃から38℃位の微熱が出る
  • 体の痛みや頭痛、倦怠感などは感じない

胎児への影響

妊娠中に万一インフルエンザにかかってしまうと、お腹の赤ちゃんへの影響がまず心配になりますよね。現在のところ、胎盤を通じてダイレクトにインフルエンザウイルスが赤ちゃんに影響を及ぼすことは、ほぼないと報告されています。

しかし、妊婦さんに高熱が続くと、流産や早産のリスクも高まるので全く影響がないとは言い切れません。やはり、感染しないように十分気をつけたほうがよいでしょう。

治療法

インフルエンザの特効薬であるタミフルは、日本産科婦人科学会によると妊婦さんに投与されても、赤ちゃんに害はないとされています。

妊娠中に万一インフルエンザにかかったら、早めに病院を受診してタミフルを処方してもらうことが何より大切です。

タミフルは発症から48時間以内に投与しないと効き目がないため、投与が遅れると重症化する確率が高まるので気を付けましょう。

また、かかりつけの産婦人科を受診する際は、他の妊婦さんに感染さないように、あらかじめ電話で問い合せをして医師の指示に従いましょう。

予防法

インフルエンザを予防するために、まずは自分で気をつけることが大事です。日常生活で実践できる予防法を紹介するので、できることからやってみましょう。

外出は控え、マスク着用

中にはまだ発症していないけど、既にインフルエンザに感染している人もいます。人がたくさん集まる場所、例えば休日の混雑したショッピングモールや、映画館などへの不要の外出はできるだけ控えるようにしましょう。

仕事や買い物、妊婦検診など外出が必要な時は、必ず使い捨てのマスクを着用しましょう。 帰宅したら、外側を触らないようにしてくるっと丸めて捨てましょう。

手洗いうがいと加湿

外出先から帰宅した後は、できれば時間をかけて手洗いとうがいをしっかり行い、最後に手をアルコール消毒しましょう。

また、インフルエンザウイルスは、寒くて乾燥した環境を好んで活発化します。ウイルスを撃退するに、室内の温度と湿度を上げておくことが大事です。

室温は20℃から23℃、湿度は50パーセント以上、70パーセントまでに保つために、加湿器を活用しましょう。

免疫力をアップさせる食事

インフルエンザ予防には、体を温めてウイルスを撃退し、免疫力をアップさせるような食べ物を食事にバランスよく取り入れることが大切です。

  • ウイルスを撃退するビタミンD
    (さんまやなどの魚や干し椎茸などのきのこ類)
  • 免疫細胞を作り、免疫力を強化するビタミンAやC、E
    ビタミンA (にんじんやかぼちゃなどの緑黄色野菜、鳥レバー)
    ビタミンC (キウイやいちごなどの果物やブロッコリー、ほうれん草などの野菜)
    ビタミンE (ごまやアーモンドなど)
  • 免疫細胞の働きを阻害する酵素を除去する亜鉛やセレンなどのミネラル
    亜鉛 (カキや鳥、豚レバー)
    セレン(カレイやイワシなどの魚、昆布などの海藻類)
  • 気管や消化器官などの粘膜を保護するムチン
    (納豆やオクラ、山芋、やまといも、里芋やなめこなどのネバネバした食品)
  • 免疫細胞を活性化させる乳酸菌
    (ヨーグルトやキムチ、納豆などの発酵食品)
  • 体を温め体温をあげることでウイルスに侵入を防ぐ食品
    (しょうがやにら、にんにくや唐辛子などの血流をよくする食べ物)

適度な運動

体を動かすことにより、体内の血流がスムーズになり体が温まります。更に、免疫細胞が血流にのって全身に行き渡り、外部から侵入したウイルスなどをいち早く撃退してくれます。

更に、筋肉を作っているアミノ酸は免疫力を強化する作用があるので、運動により筋肉を鍛えることでアミノ酸を増やすのもインフルエンザ予防につながります。

もちろん妊娠中なので、医師の指示に従って無理のない範囲で運動することも忘れないようにしましょう。

十分な睡眠

睡眠中に分泌される成長ホルモンには、免疫物質を作ったり、傷ついた細胞を修復する作用があります。特に眠り始めから3時間は、睡眠中最も成長ホルモンが出る時間帯 なので、3時間はしっかり眠るようにしましょう。

入浴や足湯

体が冷えてくると血流が悪くなり、免疫細胞の動きも鈍くなってきます。すると体内に侵入してきたウイルスが逆に活発化してしまいます。

入浴時には浴槽でゆっくりお湯につかり、体を温めて血流をスムーズにしておくことも大切です。

予防接種を受けよう

インフルエンザ予防に最も効果的なのは、やはり予防接種を受けることです。 でも妊娠中でも予防接種が受けられるのか?赤ちゃんへの影響はないのか心配する妊婦さんもいるでしょう。

しかし、予防接種に用いられるのは、病原体を一度体に毒のない状態にした不活性タイプのワクチンです。そのため、妊婦さんが接種しても流産や胎児の先天性異常といった副作用が起こるという報告はない ので、まず大丈夫です。

むしろ、予防接種を受けないでインフルエンザにかかり、重症化するほうが母体も胎児も危険な状態になる場合があります。

接種時期

妊娠初期は流産のリスクもあるので、予防接種を受けることを不安に感じる妊婦さんもいるでしょう。

しかし、ワクチン自体無毒化されているので、赤ちゃんの成長には影響ありません。妊娠中のどの週数でも基本的に医師の判断で、予防接種を受けることはできます。

接種費用と効果

予防接種は1回で十分ですが、接種してから体内のウイルスに抗体ができるまでに2週間はかかります。そして、効果は約5ヶ月位は持続します。

そのため、できれば流行する12月下旬までには抗体ができるようにするために、11月の終わりから12月初旬位までに接種しておくことをおすすめします。

ただ、予防接種すれば絶対インフルエンザにかからないかと言えば、残念ながらかかってしまうことも十分ありえます。しかし、予防接種を受けたインフルエンザの型が合えば、症状が驚くほど軽く済むため、重症化の心配も少なくなります。

更に、一度かかれば、その年のシーズン中に同じ型のインフルエンザに再度かかるということもほぼないので、予防接種の効果は高いと言えます。

接種は健康保険の適用外なので自費になります。費用は病院によって差がありますが、大体2500円から4000円位が相場になっています。

ある程度費用が必要となりますが、妊婦さんがインフルエンザにかかってしまうことの方が、重症化しやすいので大変です。やはり予防するのが一番なので、必要経費だと割り切り早めに接種しておくことをおすすめします。

みんなのコメント
  • ハッピーさん

    参考になりました

あなたの一言もどうぞ