私立小学校のメリット・デメリットは?受験を考える前に知ろう

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2017/06/24

私立の小学校の受験を考えている子供

赤ちゃんだった子供が少しずつ大きくなり、言葉を話したり絵本を読んだりし始めると、だんだんと小学校の入学をイメージしますよね。

地域の公立小学校に行く予定の人や、私立小学校の受験をはっきりと決めている人もいれば、なんとなく私立小学校も選択肢に入れてみようかな?と考え始めているママ・パパもいると思います。

そこで今回は、私立小学校に子供を入学させることの主なメリット、デメリットをまとめました。

私立小学校のメリット8つ

まずは、私立小学校に入学することのメリットを紹介していきます。

高いレベルの教育を受けさせることができるという点はもちろん、周りの友達に関するメリットや、受験などの将来に関わるメリットもあります。

具体的なメリットは次の通りです。

  1. 入試の勉強でマナーや思考力が身につく
  2. 高いレベルの教育を受けられる
  3. 教師の質が高く転勤がない
  4. 内部進学ができる
  5. 似た価値観の家庭で育った友達に出会える
  6. 子供の個性を落ち着いて伸ばせる
  7. 友達と長く深くつきあえる
  8. 意識の高い友達と切磋琢磨しあえる

ひとつひとつを具体的に紹介していきます。

1.入試の勉強でマナーや思考力が身につく

私立小学校の入学前に子供にもたらされるメリットとして、入試のための勉強によってマナーや思考力が身につくということがあります。

私立小学校に入学するためには、入学試験を受けて合格する必要があります。

私立小学校の入試には、絵や図形を使った問題を解いて思考力や記憶力をテストするペーパー試験と、グループに分かれて活動することで子供の特性を見る試験や面接などがあります。

小学校受験のためには、幼児教室に通って入試の勉強をする必要がありますが、その学習の中で、子供のマナーや思考力や計算の力などの基礎が身につきます。

知識の吸収のスピードも早く学びやすい幼児期に、思考力を鍛えることができます。

2.高いレベルの教育を受けられる

私立小学校の最大のメリットは、両親が望む高いレベルの教育を受けさせることができるという点です。

両親も強く共感し、子供にも合った教育方針の学校に入学することができれば、小学校の6年間が充実したものになるでしょう。

私立小学校は、それぞれの学校の理念に基づいた6年間のカリキュラムがしっかりと組まれています。

学力別にクラスが分かれる学校もあり、ひとりひとりの子供へのケアが行き届いているため、公立小学校と比べて効率的に学習する環境が整っていると考えていいでしょう。

3.教師の質が高く転勤がない

教師の質が高いというのも大きなメリットです。私立小学校の先生は、学校法人の厳しい採用試験を通過した選ばれた人材です。

教師たちは学校の教育方針も理解しているので、良い先生に出会える確率が高いです。

また、公立小学校とは違い、学校側に教師が常に評価をされているため、質が維持されやすいです。教師の転勤もないため、腰を据えて指導してもらえるというのもポイントです。

公立小学校の学級崩壊が心配という人や、指導力が高い教師に子供を見てもらいたいという人は、この点もしっかり押さえておきましょう。

4.内部進学ができる

中学・高校・大学までの一貫教育を行っている私立小学校の場合は、その後の受験をせずに内部進学ができるというメリットがあります。

そのまま大学まで進学してもいいという人は、小学校の受験さえ乗り切れば、競争の厳しい中学、高校、大学受験をする必要がありません。

そのぶん、落ち着いて自分のやりたい勉強やスポーツなどに打ち込むことができるので、子供の伸び伸びとした学びや成長につながるでしょう。

5.似た価値観の家庭で育った友達に出会える

私立小学校に入学する子供は、高い学費を払えるほど、経済面で余裕がある家庭で育った子供がほとんどです。

また両親が、小学校から子供に高い水準の教育環境を与えたいと考える点で共通しているので、各家庭の価値観が似ているとも言えます。

家庭の収入も家庭環境もさまざまな子供たちが集まる公立小学校と比べて、私立小学校は、似た環境で育った子供が集まります。

そのため、気が合う友達に出会いやすいというメリットがあります。

6.子供の個性を落ち着いて伸ばせる

私立小学校は、進学や勉強に力を入れている学校もあれば、自由に子供たちの個性を伸ばすことを目指している学校もあり、校風はさまざまです。

どんな学校でも、同じ入学試験を通過した子供たちが集まるので、多様な子供たちが集まる公立小学校と比べて、学力や思考力が近い友達と一緒に落ち着いて学習することができます。

個性を伸ばす自由な校風であれば伸び伸びと成長できますし、子供の学力に合った学校を選べば、学習に集中しながらそれぞれの子供の個性を落ち着いて伸ばすことができます。

7.友達と長く深くつきあえる

中学・高校・大学までの一貫教育をしている学校の場合、小学校で出会った友達と長く深くつきあえるというメリットがあります。

公立の学校に通っていると、中学校や高校に進学する時に仲のいい友達と別々の道に行くこともありえますが、一貫校なら別の学校に離れることはありません。

一貫教育の私立小学校に入学すれば、一生のつきあいをする大事な友達と出会える可能性も上がるでしょう。

8.意識の高い友達と切磋琢磨しあえる

私立小学校は、勉強に熱心に取り組む家庭と子供が集まります。そのため、それぞれの勉強に対する意識が高く、お互いに切磋琢磨し合える環境が整っています。

進学校の場合は、その後の中学校、高校、大学の受験においても、周りの友人達はライバルとして大きな刺激になります。

一方で、目標の高い仲間たちと、一緒にがんばって受験勉強を乗り切ることもできるでしょう。

モチベーションの高い友人たちと一緒に勉強に取り組めるという点は、大きなメリットのひとつと言えます。

私立小学校のデメリット8つ

次に、私立小学校の主なデメリットを8つ、紹介します。

両親にとって私立小学校の入学を検討する上で一番気になるのが費用面だと思いますが、その他、子供自身のストレスを生むデメリットもありますので、しっかりチェックしていきましょう。

  1. 学費が高い
  2. 小学校前に幼児教室に通わせる必要がある
  3. 一貫校の場合は進路が限定される
  4. 近所の友達が作りづらい
  5. 多様な価値観に触れられず温室育ちになることも
  6. 周囲の家庭がお金持ち
  7. 電車通学
  8. 競争が激しくプレッシャーを感じることも

それでは、8つのデメリットについて、具体的に紹介していきます。

1.学費が高い

私立小学校に入学する時に家庭にとって負担になるのが、入学金や授業料です。

文部科学省が発表した平成26年度「子供の学習費調査」によると、公立小学校で、1年にかかる費用が32.2万円(うち学校教育費が5.9万円、学校給食費が4.3万円、学校外活動費が21.9万円)です。

それに対して、私立小学校の教育費の総額は、153.6万円(うち学校教育費が88.6万円、学校給食費が4.6万円、学校外活動費が60.4万円)で、公立の約5倍の費用がかかります。

さらに、学校によっては、授業料とは別に、任意で寄付金を募っているところもあります。

学校によって費用は差はありますが、私立小学校に子供を通わせる場合は、6年間にわたり多額の教育費がかかることをチェックしておきましょう。

2.小学校前に幼児教室に通わせる必要がある

私立小学校を受験する場合は、多くの親が子供を幼児教室に通わせます。教室に通わなかったとしても、自宅で入試への勉強をしなければいけません。

友達と遊びたいさかりの子供にとって、教室に通うことや、家で勉強の時間を取らなければいけないことはストレスになるかもしれません。

試験のプレッシャーも、繊細な子供にとってはストレスになります。早い段階で子供に学習と受験をさせなければいけないことは、デメリットのひとつと言えるでしょう。

3.一貫校の場合は進路が限定される

中学や高校、大学に内部進学できる一貫校は、その後の厳しい受験をする必要がないというメリットがありますが、一方で、その後の進路が決まってしまうとも言えます。

子供が大きくなっていくにつれて、行きたい学校や、進みたい方向が変わってくることもあり得ます。また、学力がアップして、内部進学できる大学とは違う大学を受験したくなることもあるでしょう。

また、学校の教育方針に共感して入学しても、その後に家庭と学校の考え方がずれてしまうこともあるかもしれません。

そうなった時に、一貫校で進路が縛られてしまうのはデメリットにもなります。

4.近所の友達が作りづらい

私立の小学校に入学すると、自宅の近所の友達が作りづらいというデメリットがあります。

公立の地域の小学校に入れば、クラスの友達は近所に住んでいるため、一緒に登下校をしたり、放課後や休日も一緒に遊んだりすることができます。

家の近くに遊び友達がいるということは、子供にとっても楽しく親も安心できます。

私立小学校に通う子供たちはいろいろな地域から電車で通っているため、小学校の友達が近所に住んでいることはあまり多くありません。

そのため、子供が歩ける範囲の近所に、気軽に会える友達ができづらいです。

5.多様な価値観に触れられず温室育ちになることも

私立小学校に通う子供たちが育つ家庭は、ある程度経済的に余裕のある家庭が多いです。教育熱心な親に育てられた子供も多く、家庭の価値観も似ています。

一方で、公立小学校は、地域のさまざまな家庭環境の子供が集まるため多様性があり、いろいろな環境で育った友達に出会うことができます。

性格の違う友達と仲良くなることもあれば、時にはコミュニケーションに苦労することもあるかもしれませんが、子供の頃から人間関係について学ぶことができるでしょう。

その点で私立は、さまざまな価値観に触れられないとも言えます。

特に、高校や大学までの一貫校の場合は、成長するまで似通った価値観の友人だけと付き合った結果、社会に出てから周りにいないタイプの人と出会い、困ることもあるかもしれません。

私立小学校に入学すると、自分とは違う考えや価値観を持った人とのコミュニケーションを学ぶことができず、温室育ちになってしまうこともあります。

6.周囲の家庭がお金持ち

私立小学校に子供を入学させることができるのは、ある程度の年収のある家庭であることが多いです。保護者が収入が高い職業に就いていたり、会社を経営しているということもあるでしょう。

そのため、一般的な収入の両親は、お金持ちの周囲の家庭とのギャップに悩むこともあるかもしれません。

親同士の付き合いをする上で、話や価値観が合わないことにストレスを感じることもあるかもしれないという点は、チェックしておきましょう。

7.電車通学

私立小学校に通う場合は、ほとんどのケースは子供がひとりで電車通学をしなければいけません。

朝の通勤ラッシュの時間帯に、小学校低学年の子供が大人ばかりの混雑した電車に乗ることは大変です。歩いて通える公立小学校と比べて、子供がストレスを感じることもあるかもしれません。

私立小学校の受験を考える時には、子供の電車での通学時間や通学経路についてもしっかり考慮しましょう。

8.競争が激しくプレッシャーを感じることも

私立小学校に入学する子供たちは、試験に合格しているため、一定の水準以上の学力や思考力があります。また、勉強に対する意欲も高いです。

そのため、周りの学力やモチベーションが高いことに、プレッシャーを感じてしまう子供もいるかもしれません。

進学校の場合は、周りは受験のライバルになるため、友達の間での競争が激しいと感じることもあるでしょう。レベルの高い環境に身を置くことにストレスを感じる子供にとっては、これはデメリットとも言えます。

私立は環境もカリキュラムもそれぞれ!子供に合った学校を選ぼう

私立小学校のメリット・デメリットをご紹介してきましたが、私立小学校は校風も学力レベルもそれぞれ異なります。カリキュラムも違い、勉強を頑張る進学校もあれば、自由な雰囲気で伸び伸びと過ごせる小学校もあります。

校風が子供の性格や特性にぴったり合えば、公立小学校に通うよりも、充実した6年間を過ごすことができるでしょう。

そのため、整った環境で子供にしっかり勉強をさせたいのか、個性をじっくり伸ばしたいのかなど、目的を家族で充分に話し合いましょう。

また、何よりも子供に合った小学校に通うことが大切です。まずは子供の特性や学ぶ意欲をしっかり理解して、子供が楽しく充実した気持ちで通える小学校を選んであげましょう。

みんなのコメント
  • 無記名さんさん

    ・高いレベルの教育を受けられる
    コレは学校のレベルにあった教育と言うの正解。偏差値70超える上位校のみが使っていい言葉。高いレベルの同級生に触れ合う可能性がなく、多くの種類の友人を見ることもできない温室育ちの中位以下の私学で系列校にエスカレータとか、親としての教育・地域等と関係の放棄って言うほうが早い、子供のためにも社会のためにも全くなっていない

  • 無記名さんさん

    学校によってかなり違いがある、という前提ですが、私立のほうが
    個人に対するフォローがしっかりしているという感覚はあります。
    塾や予備校は公立での通り一遍なカリキュラムでの不足を補う要素
    が強い=つけこまれているので、塾の方が分かりやすいとかいう
    評判も立ってしまう。
    偏差値もありますが、教育方針がしっかりしていて雰囲気の良い私立
    は選ぶ価値があると思います。

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