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赤ちゃんのうつぶせ寝は大丈夫なの?SIDS発症リスクとの関係性

2014/05/10

日本での乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)発症頻度は、およそ出生6,000~7,000人に1人と推定されており、生後2か月から6か月に多いそうです。SIDSの直接的な原因はまだ分かっていないようですが、うつぶせ寝に留意することで、発症リスクを下げることができるという見解を厚生労働省は示しています。

うつぶせ寝に関する各国の調査結果

ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド等の調査では、突然死した赤ちゃんの8割が、赤ちゃんにうつぶせ寝をさせていたという結果がでています。日本では98年に厚生労働省による全国調査が行われました。調査により、うつぶせ寝の赤ちゃんが突然死する可能性は、仰向け寝の赤ちゃんの3倍にも達するということが分かりました。

「仰向け寝」キャンペーンでSIDS減少

うつぶせ寝とSIDS発症の関係性から、アメリカは「仰向け寝」キャンペーンを行いました。キャンペーン以前は幼児のうつぶせ寝率は70%。しかし、それが1997年までには21%までになりました。SIDSも43%減少しそうです。

うつぶせ寝はなぜ普及したか

赤ちゃんのうつぶせ寝とSIDS発症の関係性が様々な調査で指摘されています。そもそも、なぜうつぶせ寝がこれほど普及したのでしょうか。「赤ちゃんがよく寝る」「手が掛からない」「後頭部の形が平らにならない」というのが主な理由にあるようです。

赤ちゃんの眠り

母親としては、赤ちゃんにぐっすり寝てもらいものです。夜中何度も赤ちゃんの泣き声で起きる生活は、本当に辛いものがあります。うつぶせに寝かせてあげるだけで、ぐっすり眠れるのなら、そうしない手はありません。

しかし日本免疫治療研究会会長の西原克成先生は、「うつぶせ寝をさせると、赤ちゃんがよく寝る」という理由について、間違った考えであると、著書の「かしこい赤ちゃんの育て方」で述べられています。

理由としては、産まれて間もない赤ちゃんの眠りが浅いのは、まだ呼吸が上手にできない事と関係があるそうです。眠っている間でも、体中の筋肉を動かすことで呼吸を刺激しており、眠りが浅くなってしまいます。

でも、だからといってうつぶせ寝をさせてしまうと、とても呼吸をしづらい状態になってしまいます。大人の想像以上に、うつぶせ寝をしている赤ちゃんは、体を動かしにくいのだそうです。

呼吸を刺激する方法

手足を動かす他にも、赤ちゃんを揺り動かしてあげることは呼吸の刺激になります。例えば、おんぶや抱っこで優しくゆらしてあげる、もしくはゆりかごを使っても効果があります。優しく揺らして呼吸を刺激してあげると、赤ちゃんは楽に呼吸ができるので、眠ってくれるそうです。

注意:このように、うつぶせ寝とSIDSの関係性が指摘されていますが、医師からうつぶせ寝をするよう診断を受けている方は、そちらに従ってください。

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