流産の悲しみを癒すのは時間薬…悲しみだけを手放す方法

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2016/06/04

流産の悲しみだけを手放す方法を知ったママ

まだ見ぬわが子の笑顔を思い浮かべ、ウキウキとベビー用品を選ぶ…そんな当たり前な幸せがある時、突然奪われてしまうことがあります。

医師から稽留流産を宣告された日、子宮内胎児死亡を告げられた瞬間。まさか?と呆然とした想いの次にお腹のなかの子を失った天使ママを襲うのは、深い悲しみや、自責の念、やるせない無力感です。

深い悲しみを癒すには、時間の経過が必要です。暗いトンネルの中で、立ちすくむしか出来ないときもあります。

しかし、悲しみを否定せず十分に涙を流したら一歩だけ前へ。そして愛しいお腹の子の思い出はそのままに、悲しみだけを手放す。ゆっくりと心の傷にカザブタを作っていく方法が時間薬です。

天使ママがまた笑顔を取り戻せるように、自分の経験から学んだ時間薬についてお話しますね。

【時間薬1】悲しみに向き合うことが、悲しみから踏み出す第一歩!

お腹に宿った命がママの手をすり抜け、お空に帰ってしまうことはとても悲しいことです。

辛いことですが、悲しみを癒す道のりは悲しみと向きあうことから始まります。

時間薬が効き始めた最初の効用は、まずママがたくさんの涙を流せることです。

しかし、天使ママが足をとられてしまいがちな気持ちの落とし穴があります。その落とし穴についてご紹介します。

泣いていい!悲しみを否定しないで

もうお腹の赤ちゃんに会えない…お医者さまに宣告を受け、頭では理解したものの、気持ちがどうしてもついて行くことが出来ない場合がほとんどではないでしょうか。

周りを気遣う気持ちから、または余りにも辛い現実を見つめることが難しくて、泣かないように頑張ってしまうこともあるかもしれません。

でも、今は泣いていい時。自分のなかの悲しみを否定せず、生まれてくるはずだった赤ちゃんを悼んでたくさんの涙を流してあげて下さい。

自分の経験から…泣くことも出来ない悲しみのなかで

1ヶ月振りに赤ちゃんに会えることを楽しみに出かけて行った検診の日。突然の赤ちゃんの心拍停止を告げられました。しばらくどうしていいか分からず、ただ呆然としていました。

まだどうにかならないのかとネットで色々検索しているうちに、偶然youtube動画「天使になった赤ちゃんからのメッセージ」に辿りつきました。

私はこの動画を見ることでやっと赤ちゃんが「ママ、もういいんだよ。」と言ってくれているような気がして、たくさん泣くことが出来ました。

泣くことも出来ないくらい大きな悲しみの中にいる天使ママへ向けられたメッセージが優しく綴られています。

ママのせいじゃない!自分を責めないで

流産してしまったママに気を付けて欲しい気持ちの落とし穴の一つが、流産の原因を自分自身にあると思い込み、自らを責めてしまう罪悪感の落とし穴です。

初期流産の多くは受精卵の染色体異常が原因で引き起こされるものと言われています。

ママが何かをして、それが流産につながったわけではありません。

中期以降の流産になると、子宮奇形や細菌に感染したなど母体側の事情で引き起こされる流産もあります。

しかし、この場合でもママは流産の危険が分かった段階で授かった命を守ろうと全力を尽くしたはずです。

だからもう自分を責めないで。責めずにはいられないくらい辛い気持ち、分かります。ですが十分に苦しんでいるママに伝えたいメッセージは「あなたは悪くない」です。

妊婦さんや赤ちゃんを見て辛いのは当たり前

妊娠してもどれくらいの確率で流産してしまうか、ご存じでしょうか?その数は決して少ないものではありません。妊娠がわかる前からのものを合わせると、30%にも及ぶとの事。

流産の頻度:妊娠確認後の15%

妊娠が確認された後に起こる流産は約15%といわれますが、妊娠を自覚する前に起こる流産まで含めると、全妊娠の30%にも達すると考えられています。

でも実際に自分が突然の悲劇に見舞われた時、多くのママが「何で自分の赤ちゃんが…。」とショックを受けるのは当然のことです。

流産を経験した後、他の妊婦さんや生まれたばかりの赤ちゃんの姿が無事に妊娠を継続したら生まれてきたであろうわが子と重なり、辛い気持ちでいっぱいになってしまうのは仕方のないことだと思います。

辛いのは自然なことだけれど、目を逸らしてしまう自分を後ろめたく思ったり、情けなく感じてしまう気持ちの落とし穴にも、気を付けて下さいね。

自分の経験から…辛いのは旅立ったわが子の姿と重なるため

筆者自身も流産を経験した後は随分と長い間、妊婦さんの大きなお腹や新生児を抱っこして笑っているママをまっすぐ見ることが出来ず、そんな自分を心が狭いと感じることもありました。

数年たち、振り返ってみると妊婦さんや赤ちゃんを見て辛いのは、どうしても天国へ旅立ったお腹の赤ちゃんのことが思い出されてしまうからだと理解しました。

でも、天国の赤ちゃんに想いを寄せるのは決して悪いことではありませんよね。何度でも、いつまでも思い出してあげていいのではないでしょうか。

今でもふと、自分が流産をした時と同じくらいの週数の妊婦さんの姿を見たり、話をすると辛くなる時があります。

ただそう感じでしまう自分をマイナスに思うことはやめました。

悲しみをシェアする場所を見つけて

流産はとてもデリケートで人に話しづらい出来事です。両親や友人にも打ち明けるタイミングが難しく、流産を経験した天使ママは一人で悲しみを抱え込みがちです。

そんな時には同じ経験を持つママ達が支え合うサイトを覗いてみるのもいいかもしれません。

自分から無理に言葉を発信する必要はありませんが、辛い経験を乗り越えたママたちが語る言葉に励まされたり、共感することで張りつめた悲しみが和らぐこともあります。

天使ママが足をとられる気持ちの落とし穴の一つが「孤立」です。悲しみをシェア出来る場所を見つけ、独りきりの苦しみに心が潰れてしまわないようにしましょう。

【流産・死産経験者で作るポコズママの会のサイト】
http://pocosmama.jp/

【時間薬2】悲しみから一歩前へ進む

赤ちゃんを見送るために十分な涙が流れた頃、時間薬の2つ目の効きめが出てきます。

自然と天国へ旅立った赤ちゃんに自分の気持ちを伝えてあげよう、というような前向きな気持ちが出始めます。

ここでは、悲しみから少し顔をあげる余裕が出てきたら、天使ママに試してみて欲しいことをご紹介していきますね。

赤ちゃんにありがとうを伝えよう!自分たちなりの供養をしてあげて

早くに旅立ってしまったけれど、お腹に来てくれた子は紛れもなく自分たちをパパ、ママと選んでやってきてくれたわが子です。

赤ちゃんに「ありがとう。」と「忘れないよ!」という気持ちを込めて、自分たちなりの供養をしてあげましょう。

供養といっても方法はさまざまです。必ずしもお寺での水子供養が必要なわけではありません。

一番大切なのはママやパパのの気持ちです。

心のなかで手を合わせて空を見上げる。そんなことでも十分です。

ただ、気持ちに区切りをつけたい!と思ったら供養をお願いする、何か赤ちゃんを偲べるものを手元に置くなど、旦那さまと自分たちの赤ちゃんのためにしてあげられそうなことを相談してみましょう。

哀しい気分を切り替えるためのヒント

流産をしてしばらくは、表に出さずとも哀しみをそっと胸に抱きながらの生活になると思います。

無理をして元気になる必要はありませんが、悲しみをきちんと受け止めた後は、気分を紛らわせることがあると時間薬が良く効きます。

旅行へ行ってみる

日常と切り離された場所へ移動することで、気持ちが良い方向へ切り替わることがあります。旅行先でみる見慣れない風景や、美味しいお料理に沈んでいた気持ちが和むことも。

ただし、流産後の旅行は十分に体調に配慮し、無理のないスケジュールを組むようにしましょう。

新しいことに挑戦してみる

十分に身体を休めたら、今まではやったことのない新しい趣味や習い事に挑戦してみるのもおすすめです。

思い切って資格試験の勉強を始めてみるのもいいかもしれません。経験したことのない真っ白な時間を生活に加えることで、気持ちが前向きになることもあります。

身も心も休める 温泉や岩盤浴のすすめ

身体の回復にも、心の回復にも「温める」ということは効果的です。身体が温まって緩むと心もだんだんと緩んできます。

のんびりと温泉に入ることが出来るのが一番ですが、アロマを楽しめる近隣の岩盤浴を探したり、自宅で半身浴をしてみるのもおすすめです。

自分の経験から…私たち夫婦の供養

流産してしまった後、2か月程建ってから温泉旅行に行きました。途中でパワースポットとして有名な神社があったので立ち寄り、水子供養のご祈祷をお願いしました。

神主さんが祓え言葉を唱え、魔を払うという鈴の音やお浄めの榊を振る音に不思議な安らぎを感じることが出来ました。

この時初めて、悔やむばかりではなく、お腹に来てくれた赤ちゃんにありがとうを伝えたいと思えたことを覚えています。

お土産屋さんで見かけた小さな寄木細工のオルゴール。きれいなメロディを赤ちゃんにも聞かせてあげたいと思って購入し、今も大切にとってあります。

【時間薬3】悲しみだけを手放す方法

どんなにつらい今があっても、時は過ぎていき時間薬は必ず効いてくれます。

旅立って行った小さな命を大切に思う一方で、新たな命を望む気持ちが生まれる時がきっと来ます。

複雑な思いに混乱してしまうかもしれませんね。でも、両方とも天使ママにとって大切な感情だと思います。

赤ちゃんのことは忘れずに、流産の悲しみだけを手放す方法を一緒に考えてみましょう。

赤ちゃんへの想いは抱いたままでいい

無理に赤ちゃんのことを忘れようとする必要はありません。逆に忘れることを恐れることもないですよ。

ママが完全に赤ちゃんのことを忘れてしまうことなどないからです。ただそっと心の奥にしまえるようになるだけ。

天国の赤ちゃんは大好きなママが自分をちゃんと想っていてくれていることを知っているはずです。

赤ちゃんの思い出ノートを作ろう

それでも赤ちゃんへの気持ちが薄れていくことがさみしい、可哀相だなと思う天使ママにおすすめなのが、赤ちゃんの思い出ノートを作ることです。

気に入った図柄の小さなノートに最初に妊娠が分かった時の嬉しかった気持ちを書き、手元にある検診のエコー写真などを貼りましょう。お別れの時とても悲しかったことやまた会えることを待ちわびていることも。

可愛らしい絵本にカードやマスキングテープを使ってまとめてみるのもいいですね。思い出を一冊にまとめることで、いつでも赤ちゃんに会いにいける安心感が得られ、気持ちの区切りもつくのでおすすめです。

ママはもう大丈夫だよ!次の妊娠へ向けて歩き出すとき

身体も心も十分に休ませてあげた後、また赤ちゃんに来てほしいと思えたなら、妊活を始めましょう。

赤ちゃんをまた迎えようと思う気持ちが生まれたのなら、時間薬はもう十分に効いています。

不幸にして流産や死産、または新生児や乳児のうちに亡くなってしまった赤ちゃんの後に授かり、無事生まれくる赤ちゃんのことをレインボーベビーと呼ぶそうです。

赤ちゃんを亡くした悲しみを救うかのように訪れてくれる新しい命は、嵐が去った後に現れる美しい虹のように心に希望を与え、物事を良い方へ導いてくれるという意味が込められているそう。

辛い経験をした全ての天使ママが、レインボーベビーを抱き、笑える日がきっとやってくる。そう信じて心から未来のレインボーママを応援したいと思います。

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