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予定いっぱいの予防接種…赤ちゃんのために受ける?受けない?

2014/04/29


めでたく出産を終え、ほっとしたのも束の間、「そういえば予防接種どうすればいいの?」母子手帳を確認したら、盛りだくさんの項目が!あまりの多さにビックリする方も多いでしょう。接種してから間を置かなければならないものもあるし、計画を立てるだけでも一苦労です。小児科に相談すれば、すべて計画を立てて、次の来院日時を決めてくれるところもありますが、それにしてもすごい数です。

赤ちゃんにとって、予防接種とはどんなものなのでしょう。知っていれば、安心して受けることができそうです。

ワクチンの果たす役割って?

予防接種とは、ワクチンを打つことにより、それまでになかった免疫を作ることです。薬を打つのとは違います。

ヒトの体は、外から入ってくる病原体に対して自分を守ろうとします。細胞を反応させ、免疫抗体を作り出して対抗するのです。この免疫抗体は、一度作られると次に同じ病原体が入ってきたときに再び戦ってくれるのです。予防接種ではこの反応を利用して、人為的に病気にかからせるのです。

ワクチンは、病原体からできています。普通にかかるよりも症状が悪くならないよう、その力を弱めて体内に入れます。それでも、私たちの体は悪いヤツが入ってきたぞと、戦う準備をします。それで、自然にかかるよりも前に免疫抗体を作り出すことができるのです。

赤ちゃんには、このような抗体がまだ多くありません。そこで、重症化すると危険な病気から守るためにたくさんの予防接種がすすめられています。

定期接種と任意接種は何が違うの?

これまた迷ってしまうのが、この定期と任意の違いです。

定期接種は、国が積極的に受けるように薦めている予防接種です。誰でも受ける権利があり、定められた期間中であれば無料で受けることができます。ただし、この期間を過ぎると有料になります。市や町から、予診票が届くなど受診までに丁寧な説明があります。

任意接種は、国が受けても構いませんよと認めている予防接種です。個人で小児科などにお願いします。基本的に有料です。市町村によって違いますが、特定の予防接種には助成金を出しているところもあります。

また、一人目のときは任意だったものが、二人目のときは定期になっているなど変更もありますので、それぞれの母子手帳で確認しましょう。

全部打たなくてはいけないの?

母子手帳を見ると、全てを指定通りに接種しないといけない気分になってしまいます。ですが、定期も任意も受けることはできるけれども、強制ではないのです。受けなかったから罰されるというわけではありません。その判断は、親にゆだねられています。

予防接種の予診票には、受けることに同意するという意思があることを保護者が署名しなければならない欄があります。それは、この予防接種による効果や、それに伴う副作用のことをきちんと理解していますよ、という証明です。親である私達に責任があるのです。

ですから、安易に医療機関に任せるのではなく、事前にワクチンについての知識を身につけてから受ける必要があります。その病原体がどのような症状を引き起こしすのか?予防接種を受けずに自然にかかる確率はどれくらいなのか?ここ数十年での発症率は?などなど、母子手帳だけではわからない事情がたくさんあります。

あれこれ不安なまま受けるのではなく、きちんと納得してから自信を持って決断しましょう。

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