妊娠中のつわりはどんなタイプがある?つわりの種類と妊婦に効果的な対処法

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2017/05/10

妊娠中に多くの妊婦さんが苦しむつわり。つわりとは妊娠してから起こる体調不良の総称で、個人差も大きく全く感じない人もいます。

でも重症化してしまうと、吐き気が酷くて体重が減ってしまったり、水も飲めなくなってしまうなど、お母さんの身体がとても心配です。

つわりは妊娠初期から、長い人だと後期まで続いてしまいます。妊娠は病気ではないから、といって周囲の理解を求められないこともあります。

でも経験しているママにしてみたら耐え難く辛いものです。何とかしてこの苦しさを乗り切って妊娠生活を安定させたいですよね。

つわりにどんな種類がありどういったしょうじょうがあるのか?症状を和らげるために効果的な対処法を調べました。つわりで苦しいという方は参考にしてください。

つわりの症状、対処はひとそれぞれに違います

妊娠4週から2か月ごろにつわりは始まります。多くの妊婦さんは安定期に入ると治まりますが、中には妊娠後期まで続くという辛さを経験した方もあります。

つわりは妊娠した女性の5割から8割が経験すると言われています。その症状の現れた方は個人差が大きく、全く経験しないという人もいます。

つわりの主な症状

  • 吐き気が酷くなる
  • においに敏感になる
  • 食べ物への嫌悪感が酷くなる
  • 味の嗜好が変化する
  • イライラいて精神的に不安定になる
  • 胃が荒れたり胸焼けがしたりする
  • 便秘になったり下痢になったりする
  • 頭痛がする

このように多種多様なつわりの症状なので、対処法もおのずと千差万別になるわけなのですね。

つわりが酷い時にはまず自分が楽になれる方法を試してみるのが一番です。家族や周囲の理解を得られると心強いですね。

このような多様なつわりですが、つわりがどのような原因で起こるのか実はよく分かっていません。

一説に、赤ちゃんを育てるための胎盤を形成するために、ホルモンの分泌量が通常よりも多くなるからと言われています。

ホルモンは人の身体を様々にコントロールしている物質ですから、普段より分泌量が増えるとホルモンバランスが崩れて体調不良の一因となるのです。

その他にも、赤ちゃんを産むということは、パパの命という「自分以外の物」を身体の中に受け止める事でもあります。

それに対する拒否反応ではないか、という意見もあるそうです。しかし妊娠しても全くつわりのない人もいますので、やはり真相はまだ研究途中のようです。

症状の現れ方が人それぞれなので、効果的な対処方法も、人には利いても自分には利かないということもあるでしょう。

以下に対処の方法を紹介して行きますが、参考にしていただいて是非効果のあるものを選んでただけたらと思います。

ポピュラーな4種のつわりについて

つわりがあるからと言って、母体にも赤ちゃんにも悪影響があるということはありません。その点は安心してすごしていただきたいと思います。

ただ妊娠中にもっとも辛いのは吐き気や胸焼けなど、例えて言うなら車酔いのような状態が続くことです。

実際私も一人目妊娠の時は、妊娠後期までずっとバス酔いをしているような状態が止まりませんでした。

吐き気が酷い時は、食事が出来なくなってママの体や赤ちゃんへの栄養面の心配が出てきてしまいますね。

それとは反対に、空腹だと辛くなるので常に何かを食べてしまうという食べづわりという症状が起きるママもいます。

私の場合は初期は吐き気が強く、安定期に入ってからは反転して食べづわりになってしまい、体重の管理に苦労しました。このように1人の妊婦さんでも複数のつわりの種類を経験することもあります。

吐き気、そして食べづわりなど様々な『つわり』にはどのように対処して行ったらいいのでしょうか。食事の摂り方を工夫していきましょう。

吐き気が強い「吐きつわり」食べたいものを食べる

妊娠したらお腹の赤ちゃんのためにしっかりと栄養を取らないと考えてしまいますよね。それなのに吐き気がしてご飯が食べられないのは大変。

吐き気が強いつわりのことを特に「吐きつわり」と言います。吐きつわりになると、とにかく吐き気、胸焼けが強くて苦しいものです。

吐きつわりの特徴

  • 吐き気が一日中収まらない
  • 日ごとに吐き気の度合いが違っている
  • 何も食べていなくても吐きたくなる

このようなものがあります。人によっては吐き気が来る時間帯が決まっていたりすることもあるようです。

またご飯の炊ける匂いを嗅ぐと吐き気を催したなど特定の状況で吐きたくなる、という事例も報告されています。

吐きつわりの時の一番の対策は、食事は食べたいものを食べられるときに捕る、と言うのが基本です。

そのために、自分が「これならば食べられる」というものを把握しておきましょう。妊娠中は味覚が変わりますので、これがツボという食べ物が分かるといいですね。

  • 口がさっぱりするレモンや生姜
  • 味のはっきりしたジャンクフード
  • 飲みやすい清涼飲料水
  • のど越しの良いそうめんやざるそば

このような物が胃に収まりがよく、好まれているようです。ただ、ジャンクフードは塩分や脂質が高いので、妊娠高血圧症候群にならないよう注意が必要です。

また、一度に量を食べずに食べられるだけの量を少しずつ口に運ぶという方法もあります。このとき、毎日の食事は3回と言うスタイルにこだわることはありません。

直接つわりの対処というよりは予防方になるのですが、ビタミンBを多く取るとつわりが軽くなるという説があります。

特に青魚に含まれているビタミンB6を普段から多く取っておくと、つわりが軽かったという報告があります。

まだつわりが始まっていないというママは、是非この点をよく押さえておいてください。青魚は缶詰のサバ味噌などが手軽に取れてよいですよ。

水も飲めない「重症妊娠悪阻」早急に医師に相談を!

吐き戻しが続いてしまい、とうとう水も飲めないほど重症化してしまうと、それはもう単なるつわりではなく重症妊娠悪阻と言います。

この状態に陥ると、下記のような症状が現れてきます。

  • トイレの回数が極端に減る、量も減る
  • 体重が5キロ基準で減ってしまった
  • めまいがする

この場合はとても危険なので、すぐにかかりつけの医師に相談してください。診断によっては入院が必要なこともあるのです。

またここまで酷い吐き戻しがある場合は、体が脱水症状になってしまって水分やミネラルが失われています。

ですので、イオン飲料を冷やして飲みやすくして一口ずつ飲む、など出来るだけ失った水分を取り戻せるようにしましょう。

空腹が辛い「食べづわり」食べる量に要注意!!

吐きつわりとは反対に、食欲が増してしまってどんどん食べてしまうこと食べづわりと言います。

食べつわりの時は、空腹になると吐き気や胸焼けを感じてしまい、お腹がいっぱいだとそれが解消されます。

そこで食べつわりの妊婦さんはとにかく食べ続けてしまうという癖が出来てしまいます。この場合心配なのが体重の増加ですね。

安産のためにも妊娠中の急激な体重の増加は防ぎたいものです。そこで出来る対処法が、一回の食事の量をセーブするというこです。

食べづわりは空腹になると辛くなるものなので、一回の食事の量を減らして、その分回数を増やすなど工夫をしましょう。

例えばお昼ご飯を半分だけ食べて、残りをお腹の空きはじめるおやつの頃に食べる、などの方法です。

どうしても何かを口に入れておかなくては落ち着かない、という時は、イオン飲料水を凍らせて口に含んでいると少し気が紛れたりもします。

今まで平気だった匂いが辛くなる「匂いつわり」口がすっきりする対策を!

吐き気を感じるほかに、匂いがつらくなるつわりというものがあります。妊娠中は嗅覚が敏感になるので、以前は気にならなかったいろいろな匂いが急に辛くなります。

  • タバコの匂い
  • 生ごみの匂い
  • 加齢臭
  • 整髪料やシャンプーの匂い
  • 排水溝の悪臭

こういった匂いが辛く感じられるようです。また、今までは好きだったアロマの香りが急に嫌いになるなど、味覚と同様に嗅覚にも変化が訪れます。

これも赤ちゃんがお腹にいることによるホルモンバランスから起こります。神経の働きが乱れるので、感覚も変わってくるのですね。

匂いつわりが重症化すると、匂いのせいで吐き気を感じてしまい、寝込んだり吐いてしまったりして日常生活もままなりません。

そこで、常にマスクを着用するなどして少しでも匂いを感じなくする対策をしてください。もし歯磨き粉の匂いが平気だったら、歯磨きをすることも有効です。

口がすっきりするとともに、息がきれいになるのでマスクをしていたら匂いを遮断する効果が高まります。

珍しいタイプのつわり2種

あまり例がない、レアなケースのつわりというものもあります。こうしたケースでは周囲の理解が得られず余計に辛いと聞きます。

吐き気やイライラなら、よくあるつわりの症状なので相談もしやすいのですが、珍しいタイプのつわりではそもそも本人にもつわりかどうか分からないことがあります。

  • 眠りつわり
  • よだれつわり

この2種類のレアなつわりについてその症状と対策方法について説明します。また、身近な方がこのような症状悩んでいたら、つわりなのかも、と理解してあげてください。

眠気が増してしまう「眠りつわり」

日中急激に眠気が増してしまうつわりの症状です。はたから見るとだらだらしている様に見えてしますが、実はつわりです。

眠りつわりになると

  • 頭がボーっとして判断力がにぶる
  • 常に体だるい
  • 記憶があいまになる

などの症状が現れます。また車を運転している時に突然眠ってしまうなど、危険な例も報告されてします。

このように日中の眠気が増して、注意力が散漫になっていくので酷いと通常の生活にも支障をきたします。懸念すべきことですね。

なぜこのように眠たくなってしまうかと言うと、黄体ホルモンのプロゲステロンが関係しています。

妊娠中に分泌が増えるこのホルモンは、体温が上げる作用を持っています。体が温まると眠気を感じやすくなるので、眠りつわりに通じてしまいます。

また、お腹の中の赤ちゃんに負担を与えず、お母さん自身も無理をしないように体が自然と休息に導いているのだという考え方もあります。

眠りつわりの症状で特に心配なのは、料理をして刃ものや火を使っている時に突然がくっと眠くなるという場合です。

怪我や火災につながらないように、食事の支度はレトルトに頼ったり、覚醒の度合いが強いときにまとめて作り置きしておくなどをお勧めします。

唾液の対処に苦労「よだれつわり」

これは、唾液の分泌量が増えてしまうという珍しいタイプのつわりです。唾液過多症とも言います。なぜ唾液の量が増えてしまうのか、原因はよく分かっていません。

一つの仮説として唾液腺は胃腸の働きと連動していますから、吐きつわりを経験して胃腸が弱ると、影響されて唾液の量が増えると言われています。

このつわりの場合は周囲の理解を得るのがとても難しいです、それに加えて本人の不快感も一段と酷いものでしょう。

常に唾液のことが気になってしまって日常生活がままならないという方や、臨月まで仕事をされる方には唾液の処理が大きな問題になります。

こんなときは、頻繁に歯磨きをしたりマウスウォッシュを使ったりなどして、定期的に口の中を清潔にするようにしましょう。

唾液の匂いが気になって不愉快だ、と言う方飴をなめて匂いを消すという方法もあるようですが、それだと余計唾液の量が増えて悪循環だという面もあります。

特に働いている妊婦さんは仕事に支障をきたしかねませんから、医師に相談して診断書と書いてもらうと、少しでも職場からの理解を得やすいかもしれません。

メンタル面のケアをしてつわりを乗り切りましょう

つわりの時に辛くなるのは体だけでなく精神面もです。イライラしたり気分がどんよりと落ち込んでしまったり。

精神面のケアを心がけると自然と体の辛さも和らげることが出来ます。そのための効果的な対処法をご紹介します。

いつか会える我が子のことを考える

妊娠中つわりが酷いほど、お腹の中で赤ちゃんは元気に育っていると言われます。ママにはとても心強い言葉ですよね。

辛いつわりを乗り切る一番の方法は、いつかこの状態が終わってその時にはかわいい赤ちゃんに会えるのだ、と思うことです。

これは私がつわりで苦しんでいた時に先輩ママがかけてくれた言葉です。

「つわりは赤ちゃんが生まれたら必ず終わるから。」と励ましてくれました。

本当に、妊娠後期まで続いたつわりは出産したとたんに収まりました。ですから今の辛さも一時的なものでしかありません。

この辛さは、赤ちゃんに会うための大切な試練なのだ、と思うと不思議に乗り切れる強さが湧いてくるものです。

母性の不思議な働きですね。ですから辛いつわりの最中は、お腹の赤ちゃんに声を掛けたり、お腹をさすったりして、自分の中の新しい命に思いを託してみてください。

またこのように妊娠中に赤ちゃんに良く話しかけていると、出産の時の陣痛への耐性もつくと言われています。

母親ホルモンというものの分泌が活発になるので、出産時の体の痛みを耐える力が備わるのだとか。

辛いつわりの真っただ中にある間こそ、その先に待っている我が子との新しい生活を楽しみに思い描いてください。

ストレスを溜めないように気分転換の方法を考える

つわりの苦しさを和らげるには、とにかくリラックスしてストレスを溜めこまないという方法もあります。

ストレスは様々な病気の原因となりますが、妊娠中も例にもれません。辛い時こそリラックスを心がけたいですね。

つわりの苦痛を忘れて気持ちをリフレッシュさせるためには、何か打ち込めるものを見つけてそれに集中するという方法があります。

仕事を続けている方は、仕事がちょうどよく忙しい方がつわりのことを考えずに済んで楽になれるようです。

もちろん忙しさがストレスになってしまっては元も子もないのですが、この、適度に忙しいという状況は気分転換の意味で最適の様です。

他にリラックスする方法

  • 音楽を聴く
  • 腹式呼吸を心がける
  • マタニティヨガに取り組んでみる
  • 散歩やストレッチなど軽い運動をする
  • 赤ちゃんが生まれたら楽しみなことをノートに書きだす
  • 周りのことは気にしない

特に、運動不足や睡眠不足はつわりの状態を重くすることがあるので、ストレッチなど体に負担にならない程度の運動は是非習慣付けましょう。

この他に、病院の看護師さんや保健センターの保健師さんに電話で相談するのもおすすめです。

私はあまりにもつわりが酷かったので、保健センターの番号を調べて出産前から地域の担当保健師さんに何度も話を聴いてもらいました。

信頼できる保健師さんを見つけておくということは、出産、子育てをするうえで是非お勧めしておきたいです。

保健師さんは育児や乳幼児の専門家です。赤ちゃんの事や子育てに関して実に幅広く相談に乗ってくださいます。

都市部にお住まいの方ほど、このような自治体の資源をうまく活用していただきたいと思います。

家族が遠くに住んでいてなかなか子育てのことを相談出来ない、そんな場合に強い味方になってくれますから。

耐えた先に喜びが待っている。つわりは必要な試練なのかも

辛いつわりですが、それを耐え抜いた先に必ずかわいい自分の赤ちゃんに会えるというご褒美が待っています。

そう考えると、つわりというのはある程度のお母さんにとって、耐えなくてはならない試練のようなものかもしれませんね。

現実につわりは出産が終われば必ず治まりますから。つわりが辛いとき、一番の対応策はお腹の赤ちゃんのことを想う事かもしれません。

不思議なことにつわりとは、同じ人でも一人目の時と二人目を妊娠した時とは症状がことなったり、二人目の時は全く感じなかったりもします。

経験しないと分かってもらえない辛さですから、家族や夫の理解を得らないと妊娠生活はとても苦しいものになってしまいますね。

特に昔の人は、「つわりは病気じゃない。」と言って妊婦さんに冷たいこともあります。そういう言動を気にしていると心身にストレスですね。

つわりが酷い時にはとにかくストレスを溜めないことが一番です。お姑様が厳しいのなら、思い切って早期退職して実家に戻って静養するのも手です。

お母さんが安心して過ごせることがお腹の赤ちゃんのためにもつながります。苦しいときは苦しい。自分を甘やかさせてあげてください。

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