通園バッグの作り方基本編!入園準備はこれでOK

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2016/04/05

手作り園バッグの簡単な作り方

保育園や幼稚園への入園が決まると、入園式までに用意しておかなければならない物がたくさんあります。

まだまだ手のかかる子供の世話をしながらの入園の準備は、本当に大変なものです。中でも通園に使うバッグのことで悩んでいるママも多いのではないでしょうか。

園では、主に絵本などを入れる通園バッグ(レッスンバッグ)・体操服や替えの洋服を入れるお着替え袋・上履きを入れるシューズバッグ(上履き入れ)の3つを用意するように言われることが多いようです。

中には「幼稚園グッズ・保育園グッズは保護者の手作りで」と指定されるところもあり、これを機に電子ミシンを購入するご家庭もあるようです。

一見難しそうに見える通園バッグは、意外と簡単に作ることができます。今回は型紙なしでできる、基本中の基本の通園バッグの作り方をご紹介します。

【材料用意】生地選びから気を付けたいポイントがある!

園児が持つバッグといえば真っ先にキルティングで作られたバッグを思い浮かべるママが多いのではないでしょうか?

キルティングが多く選ばれるのには理由があり、その一番大きなものは「丈夫」ということです。

園児のバッグは何をおいても「丈夫なこと」が最優先です。まだ体が小さい年少の園児は、バッグを引きずってしまうことが良くあり、とにかく汚れます。

特に男の子は振り回す・友達とふざけあうなど予想外の行動を起こしますので、繰り返しの洗濯に耐えられる丈夫さが求められるのです。

丈夫という点ではデニム生地も当てはまるのですが、デニムはとても扱いにくく重たく難しい生地です。

作るのが簡単ということも、キルティングが選ばれている理由の一つです。

表地にあらかじめ裏生地がついており中綿まで入っているので、芯を入れることも裏地をつけることも必要ありません。

また、キルティングは子供らしい感じにできあがるので、通園バッグに選ばれるケースが多くなるのです。

しかし、メリットばかりのように見えるキルティングにもデメリットがあります。かなり生地がぶ厚いために、手芸初心者にはミシンで縫いにくいということです。

お弁当袋やコップ袋などによく使われている布、オックス生地の倍以上の厚さがあるので、始めのうちは少々戸惑ってしまうかもしれません。

また、生地の種類が少ないということも欠点の一つです。人気のあるキャラクターの生地を選んでしまうと、同じクラスの子と被ってしまう可能性があります。

それを避けるために切り替え布で見分けがつくようにしたり、ポケットやリボンをつけたりして、ママたちは工夫しているのです。

シンプルが一番!丈夫で使いやすいバッグを作るために

生地の特徴を踏まえたうえで、丈夫なことと扱いが簡単なことからやはりキルティングで作ることをオススメします。ポイントはシンプルなバッグにすることです。

周りの子どもたちを見ていると、ポケットを使うことはほとんどありません。むしろ余計なものを入れてしまう、困ったパーツになっているケースもあります。

他の子と被らないための切り替えやリボンだって、絶対に必要なことはありません。持ち手のアクリルテープの色を変えたりすることで、オリジナル感を出すことは十分できます。

シンプルな作りが一番丈夫です。そして作り方が簡単であれば、汚れてしまった時に「また新しく作ろう!」という意欲もわきます。

まずはシンプルイズベストで、楽しみながらバッグ作りをしてみることをオススメします。

【生地裁断】生地の柄で裁断のやり方が違います

標準的な手さげタイプのレッスンバッグ(今回は縦30㎝、横40㎝)を作るため、用意するのはこのような材料です。

  • キルティング生地 108㎝幅・・・50㎝
  • 持ち手用の平テープ(アクリルテープ) 2.5㎝幅・・・68㎝
  • バイアステープ 12.5㎜幅・・・100㎝
  • 生地と同じ色のミシン糸

キルティング生地の多くは総柄になっており、このケースが最もシンプルに制作することができます。

一枚の生地を折り曲げて縫い合わせるだけの簡単な工程なので、ミシンに自信のないママや手芸が初めてのママは、総柄の生地で作ることをオススメします。

生地の柄によってはできあがりをキレイに仕上げるために、柄合わせをしなければなりません。

柄合わせとは、縫い目を境に模様がズレてしまわないように調整することで、ストライプやチェック・大きめのイラストなどがこのケースに当たります。

完成した時に色や柄が歪まないように生地を裁断する必要があるため、どうしても生地を2枚切り出して縫い合わせるという工程になってしまいます。

縫い目がズレないように気をつけながらの作業になるので、手芸経験が少ないママや裁縫初心者のママは柄合わせが必要な生地は避けた方が無難です。

生地の縦横についてですが、一つの作品(今回はバッグですが)の中で縦または横で統一させれば大丈夫です。混在させなければ、縦横どちらの側を使っても支障はありません。

また、水通しは必要なの?という声も聞きますが、キルティングには必要ありません。

一般的な生地での裁縫の場合は水通しをしたほうが綺麗に仕上がりますが、キルティングの場合は水通しをすることで中のワタが膨らんでしまい、扱いが面倒になるためです。

裏側の生地にできあがり線を書いてしまおう!

完成したものを見てわかる通り、通園バックはまっすぐ縫うだけで作ることができます。なので型紙を作る手間は省いてしまいましょう!

できあがりのサイズに縫いしろを足した大きさで生地を裁断します。

縫いしろは少々多めに横は1.5㎝から2㎝、縦(底・入口になる部分)は2㎝から3㎝程度とっておけば、多少曲がってもカバーできます。

生地は持ち上げずにハサミで裁断

この時、生地はテーブルなどに置いたままで、ハサミもテーブルから離さない状態で裁断することが歪んでしまわないポイントです。

手作り園バッグの採寸
総柄の場合はバッグの横と上(入り口)になる部分に縫いしろを足したサイズで裁断します。底の部分は輪になったままなので縫いしろは不要です。

縦64㎝・横44㎝程度の一枚の生地に裁断されますので、生地の端から縫いしろを測ってできあがり線を書いてしまいます。

1つの生地で園バッグとシューズバッグを作る時の採寸

柄合わせが必要な場合は柄に合わせて生地を裁断しますので、それぞれに縫いしろが必要です。

縦34㎝・横44㎝程度の生地を2枚裁断し、それぞれ同じように生地の端から縫いしろを測ってできあがり線を書きます。

なお、生地に印をつけたり線を書く場合は、必ずチャコペンを使用してください。100円ショップでも売っています。

普通の鉛筆だと洗濯をしても消えず、汚れとして残ってしまうことがあります。時間が経つと自然に消える水性のペンタイプがおススメです。

【ミシンで縫製】失敗しないためのポイント

いよいよミシンで生地を縫い合わせていきます。それぞれの手順について、幾つかのポイントを画像と一緒に説明します。

出来上がり線を書きロックミシンをかける

ほつれないための準備として、生地の端をジグザグ縫い(ジグザグミシン)またはロックミシンをかけておきます。

総柄の場合は生地を中表(柄が内側になるように重ねること)に折り曲げて、横の部分をそれぞれ縫い合わせるだけです。

柄を合わせてまち針を打つ

柄合わせの場合は生地を中表にして、横と底を縫い合わせます。

縫い目のところで柄がズレてしまわないようにまち針をしっかり刺し(またはしつけ縫いをし)、注意しながら縫い合わせてください。

まち針は縫う方向に対し垂直に刺す

ちなみにまち針は縫い目に対して(これから縫っていこうとしている向きに対して)垂直に刺すのが基本です。

そのほうが生地がズレにくいからなのですが、あくまでも基本であって絶対ではありませんので、その時にやりやすいように刺しても大丈夫です。

バイヤステープの仮縫い

持ち手テープを半分に切り、仮縫いをします。バッグ上部の好きな位置で、持ち手テープの端をできあがり線に合わせたところで、生地の端とテープを縫いつけておきます。

この方法で、本体布と持ち手を縫い付ける一手間をかけておくと、あとの処理が楽になります。面倒ですが手を加えておくことをオススメします。

【仕上げ】完成!きっと子供も大喜び

あと一息で完成です。ここからは表に見える部分や、少し縫い方がわかりにくい部分がありますので、注意深く作業を進めていきましょう。

出来上がり線で折り曲げる

できあがり線で生地を折り曲げ、生地の端から5㎜位のところをぐるりと縫ってバッグの入口部分を作ります。

縫いしろは開いておく

そのとき横の部分の縫いしろは、開いておいたほうがキレイに仕上がります。面倒ですがアイロンを掛けておくと扱いやすくなります。

出来上がり線から2ミリ位下で縫い付ける

持ち手が反対向きになっているので、生地の端のところで折り曲げて正しい位置に直します。できあがり線から2㎜くらい下のところで、本体に持ち手を縫い付けておきます。

生地の端にバイアステープをかぶせて縫う

バイアステープは、入り口部分の生地の端を隠すために使います。生地の端が見えなくなるようにテープを重ね、上下を縫っていきます。

持ち手・生地・バイアスを縫い付けるので厚みがあります。ミシンのスピードは遅めのほうが縫いやすいです。

バイアステープの縫い方について

バイアステープは折らずにそのまま縫いはじめ、ぐるりと一周したら、終りの部分は端を中に折りまげて縫い付けます。こうすることでテープの端がほつれるのを防ぎます。

テープの端から2ミリ位のところを縫う
テープの2㎜位内側を縫っていきます。バイアステープを可愛らしい柄にするとオリジナル感も増します。

縫い合わせが終わったバッグの姿

バッグの入口部分ができました。持ち手がしっかりと縫い付けてあり、生地の端はバイアスで隠しているのでほつれにくくなっています。

布の取り方でまちの部分が違う

マチが必要な場合、裏返した底の部分の両端を三角に開き、3㎝程度縫います。

柄合わせで2枚を縫い合わせた場合はとんがりができますが、総柄で一枚を折り曲げて縫ったものにはできません。

余裕があるときはロックミシンをかける

とんがりの部分を切り落してロックミシンやジグザグミシンをかけると、よりキレイに仕上がります。見えない部分なので、この工程は省いても大丈夫です。

手作り園バッグの完成品

表に返して形を整えたら完成です。世界に一つだけのオリジナルバッグです。きっとお子さんも喜んでくれますよ!

手作り園バッグの完成品のまち部分

マチの部分もキレイに仕上がりました。

残り生地でシューズバッグも作ってみよう!

今回用意した生地の余りを使ってお揃いのシュースバッグを作ることができます。大きさが違うだけで作り方はほとんど変わりませんので、ぜひともチャレンジしてみてください。

今回は縦29㎝、横22㎝、マチ付きのシューズバッグを作ります。

  • キルティング生地・・・レッスンバッグの残り
  • 持ち手用の平テープ(アクリルテープ) 2.5㎝幅・・・44㎝
  • バイアステープ 12.5㎜幅・・・49㎝
  • 2.5~3㎝のDカンまたはリング
  • 生地と同じ色のミシン糸

余りの生地を縦33㎝・横48㎝程度に裁断し、ほつれ止めのために端をジグザグ縫いまたはロックミシンをかけます。

チャコペンシルでできあがり線を書きます。縫いしろは横と底が1~1.5㎝、入り口部分が2㎝です。

はじめに横の部分を縫います。次に、縫い合わせた部分が後ろ中心になるように、左右の長さを調整して開きます。

長さを調整してまち針を打つ

底の部分を縫います。縫いしろはあらかじめ開いておいてください。縫い終えたらここでマチ部分も縫ってしまいましょう。

まちを作っておく

底の角部分を三角に開いて2㎝程度縫います。一枚生地なのでとんがりはできません。

きちんとまちができている姿

ひっくり返すとキレイに仕上がっています。

テープを合わせて仮縫い

平テープを切り、10㎝と34㎝に分けます。10㎝の方にDカンまたはリングを通し、2つに折り曲げます。

本体の中心とテープの中心が重なる位置に、生地の端とテープの端を合わせてまち針で止めてから仮縫いをします。

平テープの位置を合わせて仮縫い

34㎝のテープを二つ折りし、反対側に縫い付けます。同じくテープが本体の中心になるように調整し、生地から2㎜位のところを縫います。

厚みがあるのでミシンはゆっくり

入り口を縫います。できあがり線で折り曲げ、生地の端から5㎜位のところをぐるりと縫います。テープのところは厚みがあるのでミシンはゆっくり動かしてください。

次に、レッスンバッグと同じようにバイアステープを生地の端を覆うように縫い付けていきます。縫いはじめ・縫い終わりのやり方も同じです。

手作りシューズバッグの完成品

ひっくり返したら完成です。シューズバッグも一緒にできちゃいました!お揃いの生地なので可愛いですし、生地を余すことなく使えて経済的です。

今回使った持ち手のテープとバイアステープは、100円ショップで売っているものです。色もデザインもいろいろありますので、生地との組み合わせを工夫してみてください。

作ることを楽しんで!子供はママが作ってくれたら嬉しいんです

いかがでしたか?大切なのは、「本の通りに作らなきゃ」「レシピを守らなきゃ」と難しく考えてしまわないことです。

まち針だって基本のとおりに刺さなくても縫うことはできますし、持ち手が左右全く同じ場所でなくても、少し長さが違っていたって十分使うことはできます。

それでも不安なときは、手芸用品店で材料を買うときに店員さんに相談に乗ってもらいましょう!話を聞いてもらうだけでもスッキリしてやる気が出てきますよ。

今回作ったバッグは、小学校に入学するときに、入学グッズとして必要になることもあります。そのときは、また可愛らしい生地を用意して作ってあげてくださいね。

既製品のような完璧さを求めるより、「多少曲がっても大丈夫!」というような大らかな気持ちで作業を始めてみてください。きっとお子さんが大喜びするような素敵なバッグができるはずですよ!

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