幼児期の友達親子は問題!?望ましい親子関係が保てる距離感

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2016/02/06

友達のような関係の親子
家族仲良く、親子仲良く毎日ハッピーに過ごせたら楽しいですよね。でも、子供が生まれて親になることも、また子供自身も何もかも初めての体験の連続です。お互い初めて同士、特に親は悩みながら困りながら親として育っていきます。

「子育ては親育ち」という言葉があるように、子供の成長と共にまさしく親「木の上に立って見る(親)」として成長し子供を導きたいものです。

しかし、子供との距離の取り方がわからず友達のように馴れ馴れしく、けじめがなくなってしまったり、腫れものに触るような接し方になってしまったりと悩んでいる親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

一度冷静に、第三者の目で客観的に親子関係を考えてみましょう。

友達親子の関係は、幼少期の子供とは成り立たない

「友達親子」という言葉は、1990年半ば以降に聞かれるようになって随分経ちます。親子関係の並列化や上下関係を意図的になくすことで、融和なコミュニケーション関係を目指した結果が「友達親子」なのかもしれません。

例えば娘が高校生くらいになり、なんとなく大人同士、女同士の話もできるようになってきた…そんな頃から友達のように一緒に食事や映画に行くようになった。

これは子供の成長として微笑ましい親子関係だと思います。

しかし、母親と幼児の年の差で、果たして対等な「友達」を意識できるものでしょうか…。

以前スーパーで幼稚園児と思われる女の子が、「みゆき~、みゆき~」と誰かを呼んでいました。てっきり妹がやってくるものと思っていたら、若いお母さんがカートを押して「何?呼んだ?」とやってきたではありませんか。

子供が親の名前を呼び捨てにする時代を目の当たりにして面食らったことを覚えています。なぜ、「ママ、お母さん」と呼ばせず名前なのか…。

思春期に母親のことを馬鹿にして、「オバはん」と言ったりそれこそ名前で呼びつけたりする話は聞きますが、まだ保護下真っ只中の幼児期に呼び捨ての名前で呼ばせることは理解に苦しみます。

「ママとは仲良しで、友達みたいな関係」と幼少期から刷り込んでしまうと、それ以降に必要になってくる”親の威厳・尊厳”を子供に感じてもらえません。

そうなってしまうと、しつけなければいけない場面で親としての言葉を聞いてもらえず苦労することにもなりかねません。

でも友達親子にも良いところもある!双方が気楽に話ができること

友達親子の良いところは、対等な立場で気を使わずいろいろと話しやすい相談しやすいということでしょうか。

子供は対等な雰囲気に、大人と同等に感じるため優越感がわくもしれません。

また、物怖じしない子になるかもしれませんし、大人の威圧感も感じずに済むかもしれません。

更には親から理解されている!好かれている!と感じることもできるでしょう。

友達親子の悪いところ!大人への敬意が薄れること

友達親子の悪いところは、子供が大人全体を同じように対等な感じに受け止めてしまうことです。

敬語が使えなかったり、態度が傲慢に見えたりするかもしれませんね。肝心なしつけや指導が聞き入れられなくなることも挙げられます。

例えば、親しげな態度が生意気に見えて、いじめられるということにもなりかねません。中学生にもなれば、クラブの先輩後輩の縦社会でしんどい思いをするかもしれません。

またひょっとしたら仲良し親子を押し付ける形になってしまい、知らず知らずのうちに、「ママと仲良しにしていないと、ママに嫌われちゃう」と子供に思わせてしまうかもしれません。

大きくなってくると友達親子の親しさで、ママと一緒に遊べばおねだりできるし財布には困らないと悪知恵もつくかもしれませんね。

幼児期は対等な友達関係ではなく、親が子供を包み込むゆりかご関係がベスト!

母親業は、子育てのいろんな責任がつきまといます。良い母親にならなければというプレッシャーもあるでしょう。

家族の役割「母親」よりも、自分個人を意識した対等な立場「友達関係」で接することで、子供との心のつながりを求めているとも考えられます。

しかし、友達のような対等な関係は、まだ甘えたい幼児期の子供の気持ちを混乱させてしまいそうな気がします。

母親は庇護する立場で子供の居場所です。母親ならではの、ゆりかごのような包み込むような暖かく優しい関係が、子供に安心と安らぎを与えるのではないでしょうか。

友達関係だと子供の言葉や態度に対し、歯切れの良い感じでポンポンキャッチボールするみたいなコミュニケーションになります。

一方ゆりかご関係は、子供の言葉や考えを受けて「うんうん、そうだね」「いいよ、いいよ」「よしよし」と共鳴しながら、子供の一つ先を考え導いてあげられる関係です。

懐の深い包み込み型の大人なコミュニケーションが、子どもに母親の優しさとたくましさを感じさせるのではないでしょうか。

いい距離感のためにも、子どもを敬うことから始めてみましょう

親子のいい距離感・関係というのは、親力が必要となってきます。親力アップのために子供との位置関係を見直してみましょう。

ベタベタと甘やかしていませんか?いつもプンプン怒ってばかりではありませんか?子供にいうことを聞かそうとしていませんか?

小さいなりにも子供も一人の個人だと思いましょう。決して親のものではありません。子供の考えていること、行動することには本人には大いなる意味があるのです。例えまだ幼くくだらないようなことでもです。

ですので、子供個人を大切に尊重することです。見守り聞いてあげることです。親は横並びに立つのではなく、木の上から望む感じで客観的な目で見るといいですよ。

子供は大人と違って、見ることやること全てにおいて初めて、あるいはまだ慣れていないわけです。好きで失敗するわけではありません。

何回も同じ失敗をするのが子供です。何回言ってもできないのが子供なんです。そんなものだと思って、そのままの子どもを受け止めましょう。

出来のいい時も悪い時も、いつもまるごと受け止めてあげる、認めてあげることがその子を敬うということだと思います。

そして、励ましながら少し頑張らせるような助けをしてあげましょう。子供は親に見守られていることを感じ安心してチャレンジするようになります。

どうしても子供と一緒にいると近視眼的にイラっと叱ったりしがちですが、親力アップのためには客観的な空からの目を意識することが近道です。

日々の接し方から、自然と親子の関係ができてくる

子供は毎日の親との生活の中から、自然と親との関係・距離を形作っていくようになります。

子供への愛情を花の水やりに例えると、水(愛情)をあまりやらなければ、萎れて枯れてしまいます。また逆にジャンジャン水(愛情)をやりすぎると根腐れして腐ってしまいます。

花(子供)の様子を見ながら、必要な時に必要なだけ水(愛情)をあげればいいのです。時には、間引きをしたり肥料もいるかもしれませんね。

子供を常々観察していれば、何か小さな違いも発見できるというものです。

ベタベタ支配的な子育ては、親離れ子離れに影響する

子供の目線になってなんでも共感してあげることは大切なことですが、度が過ぎて、ベタベタと過剰な構い方になっていないでしょうか?

「ママがいないとダメなんだから」「ほら言わんこっちゃない」と、なんでも関わっていないと気がすまないようなら要注意です。

親子双方の依存が強すぎると、年頃になっても心が自立せず上手く大人になれません。親の方も子供がいないと自分の存在価値が認められずに、うまく親離れ子離れができないことになります。

子供との距離が遠いなら、親が自分を優先させすぎかも

逆に、「親が幸せじゃないと、子供は幸せになれない」というお母さんもいます。まず自分が第一優先で子供は後回しというお母さんです。しかしこれは度がすぎればネグレクトを疑われます。

「綺麗なお母さんでいたい!やりたいことをやりたい!」という欲求を満たすのは、子育て中は難しいことですから焦る気持ちはわかります。

子供が幼い間は、「個人としての自分」と「母親としての自分」のバランスをよく考えて、子供の体温が感じられるくらいの距離感を保つよう心がけるといいと思います。

親が距離を考えなくても、子供は自分で居心地いい距離を作れます

力強く見守り、時には厳しく時には優しく、必要な時には助けてくれる親の姿は後々成長するに従って子供から「尊敬」されるようになるでしょう。

子供は親の持ち物でも付属品でもありません。一人の人間を一人前にするまで預かり育てているのです。

子供個人を敬う気持ちで接し、子供が自ら構築していく子供社会を見守りましょう。

その子供社会の中に私たち親がどこにいるのか、それは子供が決めることです。

ちょうどいい距離を感じられるなら、素晴らしい親力が発揮できているということではないでしょうか。

距離が近い、または遠いと違和感を感じるようなら、子供との接し方に問題があると思って少し修正を考えたほうがいいかもしれませんね。

子供が思春期を乗り越え、大人に成長した頃「穏やかな友達のような関係」がいいタイミングで訪れるのを楽しみに待ちましょう。

みんなのコメント
  • 無記名さんさん

    こんなこと現実にはないと思います

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