赤ちゃんや子供に多いとびひの原因や症状!薬治療や早く治す対処法

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2017/03/21

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いつものあせもや、かすり傷などの肌トラブルで病院を訪れるママは、あまりいないと思います。

でも、いつどのタイミングで受診すればいいのか、判断はちょっと難しいですよね。

あせものよりや、かすり傷のジュクジュクがとびひに発展すると、治らずあちこちに広がってしまうため受診するママも増えてくるでしょう。

しかし初めての経験だと、それがとびひと気付かないこともあるでしょう。とびひの症状について、まずはしっかり知っておきたいですね。

とびひかな?と思ったら、どのように対処すれば良いのでしょうか。とびひの治療法や薬の使い方、家庭でできる安全なケアについてご紹介します。

とびひの症状やとびひの原因・出やすい場所を知っておきましょう

まずはとびひの典型的な症状を知り、素早く対処できるようにしておきましょう。さらに原因や好発する場所も知っておきたいですね。

とびひの症状…ただれと水ぶくれから始まりすぐに広がる

とびひは「伝染性膿痂疹(のうかしん)」というのが正式な病名です。細菌による皮膚感染が原因で起きる病気です。

とびひの症状で特に注意したいのは「自分の体の別の部位や、他人にすぐうつる」という点です。

とびひの周りの症状がすぐに拡大したり、離れた場所や他人にすぐ「飛び火」することから、「とびひ」と呼ばれるようになりました。

とびひの症状をご紹介します。

  • ただれ
  • 水ぶくれ
  • かさかさとした皮膚炎
  • 化膿
  • かさぶた

「ぐじゅぐじゅ」とした皮膚症状が次々と広がりうつっていくようならとびひと思ってほぼ間違いないでしょう。

とびひの原因…皮膚のちょっとした傷に雑菌が繁殖する

とびひは、ちょっとした皮膚の傷に細菌が繁殖することで起きる接触感染する皮膚の病気です。

皮膚側の主な原因はこちらです。

  • 鼻水
  • 中耳炎の耳だれ
  • 虫刺され
  • あせものより
  • 湿疹
  • 虫刺され
  • 擦り傷

そして原因になる細菌は下記のようなものとなります。

  • 黄色ブドウ球菌
  • 化膿レンサ球菌

黄色ブドウ球菌は、鼻の中に常在する細菌です。風邪などで常に鼻水が垂れていたり、耳垂れが出るとその周辺の皮膚がただれ、あっという間にとびひになることがあります。

根本には「痒み」というものが存在していないと、とびひにならないと思っていいでしょう。

痒みがあることで我慢できずに肌をかいてしまう。そして細菌が皮膚に入りこんでしまうのがきっかけです。私たちが肉眼では見えない上記のような細菌が、ぐじゅぐじゅになってしまった皮膚から元気な皮膚にうつるのがとびひなのです。

とびひになった箇所をかいたり触ったりした手から基本的に感染します。掻きむしった本人の体へははもちろん、別の人の体へもその手を介して感染してしまいます。

これはかきむしった周囲だけでなく、それ以外の場所にも広がりますので注意が必要です。いずれの菌も健康な人たちが持っていることが多いもので、普通の生活をしているだけでは問題になりません。

しかし肌トラブルで傷ができると、そこから菌がでてくるので問題になります。

ついつい掻いてしまう…というのが、広がってしまう原因です

既にとびひになってしまった場所はとても痒く、適切な治療をしないと掻きまくってあちこちがとびひになってしまう可能性が高いです。

医師に診察してもらった後も、やはりどうしても痒みは残ります。

一番注意して欲しいのは、寝ている時だと思います。寝ているとどうしても無意識に痒かったらかいてしまうので、お風呂上がりにしっかりと傷口をカバーして掻けないようにしておきましょう。

とびひが出やすい場所…全身のさまざまな場所にできます

とびひは、全身いろいろな場所にできます。

  • 鼻の下
  • 鼻の周り
  • 耳の穴の周辺

こういった場所は、風邪のあとや中耳炎のあとはとくに注意してあげましょう。

鼻水を手でこすって拭いている場合は、手の方も注意点です。

  • 手足
  • 手足の指
  • ひじ・ひざ
  • 背中
  • おしり
  • 陰部

原因が虫刺されやあせものより・ひっかき傷なので、そういった傷ができる場所にはどこにでもできます。

さらに黄色ブドウ球菌などを含んだ膿(水ぶくれの中身の汁)がついた手でさわれば、どこにでもうつります。まぶたなどにできることもあります。

とびひで注意したいのは「かゆみ」です。かゆいからひっかき、その手で全身に触るためにうつってしまいます。

とびひの予防にも、広がりの防止・治療にも「かゆみ」を改善することがとても重要なのです。

受診のタイミングや専門医・とびひの治療方法をチェック!

とびひかなと思ったとき、いつ、どの病院へ行けばいいのでしょうか。またとびひの治療についてもご紹介します。

受診のタイミング…ただれ・膿が気になったら早めに受診

あせものよりが化膿したり、ケガや蚊に刺された場所が膿んで熱をもってきたら要注意です。

膿を含んだ水ぶくれがつぶれて潰瘍になる、という状態を繰り返すのがとびひです。

そこで、膿んでただれる状態が2、3日治らないようならとびひの可能性があると考えて受診しましょう。家庭での治療は困難です。

赤くただれた部分が広がり、体のあちこちに伝染するようならとびひと考えて間違いないでしょう。一刻も早く受診してくださいね。

抵抗力の低い赤ちゃんの場合は、細菌に感染したことで発熱することもあります。とびひは全身に移ることもある病気です。

また、稀ですが難治性のとびひも存在します。たかがとびひと甘く見ず、治りが悪いなら必ず受診してください。

とびひも最初は小児科!皮膚疾患を持つ子はかかりつけ皮膚科へ

とびひは皮膚のトラブルなので、普通は皮膚科の領域です。でも、赤ちゃんや子供の病気は、全般「小児科」が基本になります。

普段からアトピー性皮膚炎や乾燥肌などのトラブルを持っていて、かかりつけの皮膚科があるならそこで診てもらいましょう。専門家なのでスムーズに治りやすいです。

赤ちゃんや子供が発熱していたり、頭痛など別の症状がある場合は小児科がオススメです。いち早く受診してください。

その際、とびひと思われる化膿があることを必ず伝えましょう。まれにSSSSという病気や髄膜炎などが起きることもあるため、全身症状が出た場合は注意しましょう。

SSSSとはブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群という病気です。とびひの菌の毒素で、皮膚がやけどのようにむけてしまう怖い皮膚病です。

とびひの治療は飲み薬と塗り薬!市販薬では完治が難しい

とびひになってしまうと、普通のかゆみ止めでは効きません。抗菌剤というものを処方してもらい、それを使うことになります。

とびひの治療は、飲み薬と塗り薬で行います。

皮膚の病気なので意外ですが、飲み薬も大切なのできちんと飲ませましょう。

  • 抗生物質の飲み薬
  • 抗生物質の塗り薬
  • 抗ヒスタミン剤などのかゆみ止め

小児科や皮膚科などで処方されるのは、抗菌薬が入った強めのお薬です。紫色のお薬を塗ってケアした後、家庭で塗る薬を処方されることも多いでしょう。

さらに早くすっきり治療するため、服用タイプの薬も処方されます。服用タイプの薬は医師による処方箋がないと購入できません。

痒くてかきむしった、というのが原因なので、痒みも同時に抑えなくてはなりません。よって痒み止めの塗り薬や飲み薬も追加して処方される事が多いでしょう。

皮膚トラブルは症状に合った薬を使わないとあっという間に悪化するため、自己判断は危険です。特にステロイドは使ってはいけません。

とびひかなと感じたら自己判断で市販の塗り薬を使うのではなく、しっかりと効く経口抗生物質などを処方してくれる専門医を受診しましょう。

とびひは一度なったからといって、次は大丈夫という病気ではありません。

病院に通っても全く改善しない場合…抗生剤を変えてもらおう

病院に行っても治らない場合は、お薬が合わない可能性があります。耐性菌と呼ばれる薬が効きにくいタイプの病原菌だったり、抗生剤の相性があるからです。

  • 抗菌剤を変えてみる
  • 服用タイプの抗菌剤をプラスしてみる
  • 抗アレルギー剤をプラスしてみる

服用タイプの抗菌剤を併用したり、繁殖している雑菌に合った抗菌剤を処方してもらうなど、対策はいろいろあります。

きちんと処方された薬を飲んだり塗ったりしていれば、基本的には1週間から10日程度で完治できるでしょう。

「とびひはよくある事だから」と甘く見ずに、根気よく治療をしてください。薬を飲みきる、薬を患部に塗る、というシンプルな事を繰り返すだけでほぼ完治できるのがとびひなのです。

しかし稀にとびひが良くならずに、さらにひどい症状から熱が出るなど全身状態が悪化する事があります。

悪化がひどいようなら放置せず、小児科から皮膚科に移ったり、皮膚科で症状を伝えるなど対処しましょう。その際は必ずこれまでに処方された薬を持参しましょう。

とびひの原因別に知りたい予防方法と、悪化させない自宅ケア

とびひを悪化させないように、感染経路や原因別に予防方法を知っておきましょう。また悪化させないための自宅ケアもご紹介します。

虫刺され…虫よけを心がけ、刺されたらすぐに薬を塗って!

子供は虫に刺されるとパンパンに腫れて膿や熱を持つことが多く、かき壊してとびひに発展することも少なくありません。

虫よけをして虫に刺されない

虫よけスプレーや蚊取り線香などを上手に活用して、できるだけ刺されないように工夫しましょう。

虫よけスプレーは、生後半年くらいまでは使用できないものも多いので、月齢・年齢に注意して使用しましょう。

早めに薬を塗る

刺されてしまったら、できるだけ早めに虫刺されの薬を塗ります。

化膿しやすい子は貼るタイプの薬はおすすめしません。蒸れると化膿の原因になるからです。

こまめにかゆみ止めを塗る

化膿が気になる場合は、抗菌力が高いタイプの薬をこまめに使い、保冷剤などで腫れた部分を冷やしてかゆみを止めましょう。

爪を切る

爪が長いとかきこわして菌が入りやすくなります。夏場は特に常に爪を短く切ってケアしましょう。

ケガ・擦り傷…乾燥させないと雑菌繁殖のもとになります

ケガをしたときもとびひになりやすいですね。特に小さな子供はしょっちゅうケガをしてくるので、とびひにも注意しましょう。

消毒と乾燥

ケガはできるだけ早く水と泡立てた石鹸でキレイに洗い流します。洗った後は患部をしっかり乾燥させることが大切です。

ばんそうこう

ばんそうこうは中が蒸れて膿みやすくなるので注意しましょう。患部密閉型のばんそうこうを使う際は、患部をきれいに消毒してからにしましょう。

かさぶたをはがさない

かさぶたができるとかゆくなり、引っ掻いてしまう子もすくなくありません。できるだけ掻かないように注意しましょう。

かさぶたは自然にはがれるのを待たないと、また血が出て膿む原因になります。自然にはがれるまで待ちましょう。

風邪や中耳炎…鼻水や耳垂れには原因菌がたくさんいます

風邪や中耳炎になったときも、とびひに注意すべきポイントがあります。

  • 風邪…鼻の下の鼻水
  • 中耳炎…耳垂れ

ここには原因菌がたっぷりいるので、こまめに拭いてあげるようにしましょう。

あせもやおむつかぶれ…特に夏場や腸炎の時に注意しましょう

あせもを放置して「あせものより」になってしまったときや、おむつかぶれが重くなったときもとびひに注意が必要です。

赤ちゃんは汗腺が未発達で、汗が詰まりやすくあせもになりやすいのです。しかも汗っかきなので、あせもには注意が必要です。

あせも

あせもは、汗が肌についたままの状態にしておくとひどくなります。こまめにガーゼなどで拭き、部屋の設定温度にも注意しましょう。

おむつかぶれ

夏場はもちろん、ロタウイルス感染症など下痢をしたときも注意が必要です。

下痢うんちはちょっとついただけでもかぶれるので、こまめにおむつ替えをし、市販のおしりふきではなく水などできれいに拭きとりましょう。

ストレスや病後は特に注意…原因がなくても発生することも

子供はストレスや病気などで免疫力・抵抗力がさがり、ママが原因に気付かないうちにとびひになってしまうこともあります。

  • 新入園・クラス替えなどの環境の変化
  • 運動会・発表会などの緊張
  • パパとママの夫婦喧嘩
  • 病気をしたあと

こうした場合は下痢や蕁麻疹などの形でストレスがあらわれることもありますが、とびひとして表れることもあると覚えておきたいですね。

鼻には雑菌がいっぱい!とびひ予防のために知っておきたいこと

鼻の中にはとびひの原因になる雑菌がたくさんいるので、鼻をいじった手でケガや虫刺されあとを触らないことが大切です。

普段からアトピー性皮膚炎を持っている子や、かぶれやすい子・化膿しやすい子や中耳炎・蓄膿症などを持っている子は特に注意が必要です。

乾燥肌などで肌のバリア機能が弱かったり、黄色ブドウ球菌に感染するリスクが高い可能性があります。普段からスキンケアをしておきましょう。

肌の弱い子はパッチやばんそうこうといった蒸れる素材は使用しないように心掛け、早めに抗菌薬入りの塗り薬で対処しましょう。

さらに鼻や耳をいじらないように注意し、爪を短く切って清潔を心がけてくださいね。

お風呂はどうすればいいの?…おうちケアをチェックしましょう

まずは病院でもらった内服薬・外用薬といった治療薬をしっかり使うことが大切です。特に飲み薬は忘れないようにしてくださいね。

お風呂

とびひがジュクジュクしている間は、入浴は避けましょう。よく泡立てた石鹸で患部を洗い、シャワーでしっかり流します。

お風呂上り

水分をこすらずふき取り、乾燥させてから薬を塗ります。ガーゼを当てるよう指示された場合は、ガーゼをあてて薬の落ちを防ぎます。ばんそうこうはやめましょう。

タオルの共用

タオルを共用すると、他の子や免疫力が低下している大人など家族にうつってしまいます。トイレや洗面のタオルの共用はやめましょう。

プール

とびひが治るまでは、プールに入ることはできません。温泉などもやめておきましょう。習い事のスイミングも当然NG。

夏場などは暑いから「プールに入りたい」という子供の気持ちを考えますと、これは少しかわいそうですがいたしかたありません。

とびひは学校感染症!重症になると登園禁止になる可能性も

とびひは、学校感染症の第三種(その他の感染症)に指定されています。感染力が強く他の子供にうつす可能性のある感染症ということです。

第三種感染症は、医師と園の双方の判断で登園が可能かどうかが決まります。ひどいとびひの場合には医師の診断で禁止される事もあるので、医師に確認は絶対に必須です。

登園可能になる場合
  • 医療機関で治療してもらった
  • 患部をガーゼなどでしっかり覆ってある
  • 毎日きちんと服薬し、症状も軽い
登園禁止になる可能性がある場合
  • 患部が広範囲
  • 患部があちこちに多発している
  • 患部が露出している

またとびひにはなっていなくても、痒みがあるとか肌のトラブルが少し起きている場所は既にとびひができていると感染しやすくなるので、疑いの部分もガードをする事が前提、と言われて登園を許可される事があります。

抗生剤を飲むのも1日3回となれば、登園時間にかぶってしまいます。2回で対応できるのか、はたまた登園中に園で飲ませてくれるのか、などの確認は登園前にしておきたい問題です。

園・医師とよく相談しましょう。

お友達にうつさないように!

また子供は密着して遊ぶもの。とびひになりそうな肌と別の子の傷がくっついてしまう可能性もゼロではありません。

とびひになってしまったら、腕や足などは夏場でも極力隠すようにしたほうが他人にうつすリスクは減ります。

とびひに限らずタオルは共有すると感染してしまうという病気があるので、普段から別々のものを用意しておくとひと安心です。冬場などの胃腸炎などは同じタオルを使うと感染してしまうリスクがアップするようです。

そのためにも医師と相談の上ですが、とびひになりそうな傷があればとびひのようにガーゼと包帯でカバーしておくほうが安心です。

お友達にうつしてしまうのはやはりマナー違反。とびひになっていてもお友達と一緒に遊ぶことは可能なのですから、しっかりと防御して子供同士遊ばせるようにしておきましょう。

とびひを防ぐために今日からできる簡単な方法!お茶ケア

我が家の子供たち、そしてお友達の子供たちをとびひから守ってくれた予防法「お茶のケア」をご紹介します。

我が家の息子は中耳炎になったとき、耳垂れでかぶれてとびひと診断されました。すぐにお茶ケアをしたところ、1日でキレイに治り再発もしませんでした。

とびひも予防するお茶ケアの手順
  1. 緑茶を冷ますかペットボトルの緑茶を用意する
  2. カット綿を用意する
  3. 緑茶をカット綿に含ませる
  4. 軽くしぼってかぶれている部分をよく拭く
  5. 使ったカット綿はすぐに捨てる

これだけです。あせものよりやおむつかぶれ防止にも非常に役立ちます。とびひの時は、20~30分に1回など、かなり頻繁に拭いていました。

友人は、何週間も治らなかったがんこなとびひが1日で軽くなったそうです。病院へ通っても治りにくい・いつもできるので困っているママ、試してみてくださいね。

とびひは悪化させないことが大切!薬をしっかり使ってケア

とびひは、汚い手でひっかくことであっという間に悪化し広がってしまいます。乳幼児の間で流行しやすいのもうなずけますよね。

そこで、とびひになりそうな時に早めに対処することが大切なのです。鼻風邪や中耳炎・虫刺されの膿みなど、「とびひの芽」は早めに摘んでしまいましょう。

そんな「とびひの芽」に、お茶ケアはとても役立ちます。またひっかかないように爪をきれいに切っておきましょう。

とびひになってしまったら、すぐに小児科へ行って薬をもらいましょう。内服薬と軟膏を組み合わせ、できるだけ早く治すように心がけましょう。

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