持つべきは地域との関わり!子供が犯罪に巻き込まれないために

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2015/06/11

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最近、テレビを見ていても新聞を読んでいても小さな子供が事件に巻き込まれているニュースの多さに、とても驚きます。

自分が子供を持つ親になったことで子供が関係するニュースが目につくようになったのか、それとも事件の発生件数自体が増加しているからなのか…?きっとそのどちらもなのでしょう。

「我が子が犯罪に巻き込まれたらどうしよう?」という心配は、決して他人事ではありません。だからと言って、いつまでも子供が自分たちの手の届くところにいてくれるわけでもなく…。

親は手をこまねいていることしかできないのでしょうか?子供が犯罪に巻き込まれないために私たち親ができることについて考えてみたいと思います。

小さいうちは…

赤ちゃんの頃は何をするにもどこに行くにもママと一緒。ママにとってはそれがストレスになるほど、その関係はとても密接です。

家の中でも目を離せないような毎日に辟易してしまいそうになりながらも、自分の目の届くところにいてくれる安心感があります。

ですが、幼稚園や保育園に行くようになり、小学校に通うようになり…。公園などお友達の家など、子供たちの行動範囲はどんどん広がって行きます。

小学校の低学年まではママ同伴で行っていた公園もそのうち自分たちだけで行くようになるでしょう。

携帯電話を持たせるなどによって、子供たちの安全を守るためにできることをやろうと親は試みますが、残念ながらそれだけで全てを防ぐことができるわけではありませんよね?!

誰が住んでいるか分からない?

皆さんは隣近所にどんな人が住んでいるかご存知でしょうか?都会は人口も多く、入れ替わりも多い。そしてお互いに干渉することを嫌う傾向があります。

私の子供の頃でさえ、親の仕事の都合で都会から田舎に転居した時に新しい土地で、お店の人とか、道で会った大人から「どこの子?」と聞かれることにとても驚いた覚えがありました。

そのくらい都会で暮らしていると、マンションの隣に住んでいる人のことや、近所の人のことに興味を持つこと自体がとても少ないのです。

その傾向は学生になってからや大人になってからますます強くなる一方で、例えば新しく引っ越した先の隣近所への挨拶も、「えっ?そんなことしないよ。」と言う人も多くな
っているような気がします。

きっかけとして最も容易である最初の挨拶をすっ飛ばしてしまったことで、それ以降も隣に誰が住んでいるのかも分からないまま、生活スタイルが違うと外で偶然出会うということもない。ということになってしまうのです。

そしてそれは都会に限りません。田舎と呼ばれる場所であっても、同様なことは起こり得ます。

子供を生んだら…

それでもせめて、子供を生んで子育てをしている間だけでも、ぜひ隣近所と少しでいいから関わりを持って欲しいと、子供が犯罪に巻き込まれたニュースを目にするたびに思います。

なぜなら、地域の目が子供を守れる部分が少なからずあると信じているからです。

地域の色

今の地域に引っ越してきたのは上の子が幼稚園に入る前の頃。以前住んでいたマンションのように敷地内に公園があるような場所ではありませんが、子供の声が自然と聞こえてくるような地域です。

大都市ではありませんが、どちらかと言えば「都会」に分類されてもおかしくない地域でありながら、どことなく昭和の匂いがしてきます。

高齢者世帯も多いですし子供の数自体は多くないものの、「最近の子供は…。」とか「外遊びなんてほとんどしない。」と聞こえてくる現代において、そんな言葉に違和感を感じるほど子供たちは元気に外で遊んでいるのです。

また学区内を歩いている中学生の姿を見ても、「本当に平成の時代?」なんて思ってしまうくらい、素朴ですれていない印象を受けたことを今でも覚えています。(もちろんすべての子供がそうであるとは言えませんが…。)

そしてその印象は、それから数年経った今も変わっていません。むしろ、「だからなのだ。」と納得ができるような気がしています。その理由はこの地域が持つ特色にあると思います。

自治会や子供会の存在

子育ての時期をこの場所で長い時間過ごしているので、他の地域のことは詳しくは分かりません。それでも事実として言えるのは、昔ながらの自治会(町内会)や子供会の存在です。

煩わしいことを嫌がり、そんなしがらみのない地域を希望する方も多いかもしれませんね。かく言う私も、引っ越してきた当初は、すぐに自治会の組長という役が回ってきて正直なところ「えっ…なんか面倒だな。」と感じました。

でも仕事自体は年に一度の自治会費の集金や年に一、二度会議への参加。あとは回覧を回したりするくらいで大した内容ではありません。

小さな子供を連れてになるので少し大変な部分もあったものの、今まで顔を合わせたこともない人と面と向かって話をすることができて、ご高齢の方たちがとても嬉しそうに子供に話しかけてくれたことが印象的でした。

そしてここ数年でとうとう自治会の3役も回ってきましたし、子供が入学すると今度は子供会…。

一見すると「どれだけ面倒な地域なの!?」という印象を受けるかもしれませんが、それでもやろうという気になれたのは「みんなが順番にやって行こう。」という雰囲気がそこにあるからです。

面倒とも思える役を押し付け合うのではなく、「みんなで協力して地域を、そして子供たちを」という空気が伝わってきます。

それは学区の運動会や自治会の行事などにも表れ、特に毎年行われる学区の運動会は大盛り上がりを見せます。こんな風に子育てができるなんて想像もしていなかった私にとって、嬉しいびっくりです。

自分の子供、他人の子供

とは言え、子供が大きくなるにつれて地域との関わりもだんだん減って来るでしょう。

ですが、今のこの時期に、地域の人とつながることで地域の子供たちのことを知ることができたこと、「自分の子供が可愛いのはもちろん、他人の子供も可愛いな。」と思えるようになったこと。

これらは私にとっての大きな収穫です。

そのおかげで、偶然見かけた子のことでも「あれっ?大丈夫かな?」と感じた時は「どうしたの?」と声をかけることができます。

また、困ったことがあると我が家のチャイムを鳴らして、「弟がトイレに行きたいから貸してください。」と言ってきてくれた子や、「〇〇ちゃんが怪我をしちゃったの。」と言ってきてくれた子もいました。

そして、我が子が公園で怪我をした時は、公園の近くに住むお友達のお母さんがすぐに消毒をして、連絡をくれたこともありました。

「自分が誰かのためにやったことは、その人に返してもらう必要はない。きっとめぐりめぐって自分に戻って来るから。」以前、旦那様のお母さんが言っていた言葉は真実であると、私も思います。

自分の子供を守りたかったら、他の子供たちのことも守ろう。

治安がいいという意味

こんな地域だからでしょうか。ここには日本版ハロウィンとも言うべき「お月見どろぼう」という風習が残っています。

それは、「中秋の名月(十五夜)のお供え物を、この日に限っては盗んでもいい」というもの。

由来は、子供たちは月からの使者と考えられていたからだそうですが、今でも似たような風習が残っているところが日本各地にあるようです。

子供たちは毎年その日をクリスマスと同じくらい楽しみにしています。多くは、子供がいる家庭の大人たちがその日に合わせて用意した大量のお菓子などを、子供たちは一軒一軒回りながらもらって歩きます。

その日は近所にある事務所や病院の中にも、地域の子供たちのために小さなお菓子を用意してくれているところもあるんですよ。

こんなイベントができるということ、それはつまり「治安がいいからこそ可能である」と言いかえることができます。

「一つだけどうぞ」という貼り紙に、全部持って行ってしまう子がいたり、われさきにと他のお友達を押しのけてまで取りに行く、などというトラブルが今までなかったことが、いまだ続いている所以です。

事実、この周辺の地域でも今は開催されなくなったところもあります。

治安を守る

そのため子供たち自身も、「もし事故があったり、トラブルがあったら来年はない」ということをよく知っています。「みんなでマナーを守る」そんな当たり前のことが当たり前にできている。その努力の結果ではないでしょうか?

毎年楽しみにしている子供たちのためにも、どうかいつまでもお月見どろぼうのできる地域でありますように…。

近所の人の存在

核家族化が進み、おじいちゃんやおばあちゃんと同居している世帯も少なくなっています。我が家も然り。

でも引っ越してきてから数年、隣の畑のおばちゃんから野菜をもらうことも。そのお返しには旦那様の実家から送ってくれた海の幸を…。これぞまさに物々交換(笑)ですね。

そして旦那様を亡くし、一人で暮らしている隣のおばあちゃんと会うと、我が家の子供たちは元気にあいさつをしています。

「今からおけいこ事?えらいねぇ。」なんて声をかけてもらったり、「お参りしてきたから。」とお土産を持って来てくれたり。

子供たちはクッキーやケーキを作った時など、「お隣のおばあちゃんのところに届けてくる!」と言って持って行きます。

バレンタインデーにはおばあちゃんからチョコレートをもらって、「もらった中でも最高齢記録だね(笑)!」なんて家族で話をしたこともありました。

ありがたかったこと

そういえば下の子が入学したばかりの頃、上の子の用事で下校時刻にほんの数分間に合わなかった私が急いで帰って来ると、家の前にいるだろうはずの子供の姿が見えずヒヤリとしたことがありました。

一緒に下校したお友達にすぐ電話をしてみましたが、「さっき一緒に帰って来たよ。」とのこと。

心配になった私は、「他にどのお友達に聞こうか?」と悩みながら、隣のおばあちゃんに見かけなかったかどうか聞いてみようとチャイムを鳴らしてみると…「あぁ、うちにいるよ。」

電話を借りて家にかけようとしていた時だったそうです。ちゃっかりお菓子をいただいて、遊んでもらっていた様子の我が子に苦笑いの私です。

でも同時に、困った時に自分で考え、隣のおばあちゃんに助けを求めることができたことをとても嬉しく、そして頼もしく思いました。

親の背中

もちろん子供には、「世の中に怖い大人もいる」ということは教えていますし、大人をすべて信じてしまうのはとても怖いこと。

ですが、子供は私たちが日頃どのように関わっている相手かどうかを子供は見ています。

そして「この人は信じてもいい人かどうか、自分に害を与える人ではないかどうか?」ということを親の目を通して学んで行っているのです。

私たち親が地域の人たちとどう関わっているのか?その背中を子供たちに見せてあげられたらいいなと思います。

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