チックは治る?治し方は?子供のチック症のおすすめの対処法や治療法

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2017/04/28

一般的にチックは癖とは違います。それは、癖は自力で意識することによって止められますがチックはそうではないからです。

本人の意識しない処で起こってしまう症状なので、治そうとすると工夫が必要です。

チックの治療にはどのような方法があるのでしょうか。また、効果的なチックの治し方を調べましたので以下に解説していきます。

子供のチックでお悩みの方は参考にしてください。

慢性化した場合のチックの治療法は3つ

チックは発症から1年ほどで自然に症状が見られなくなっていきますが、まれに重症化することもあります。

複数のチックが同時に見られたり、発症から何年経ってもその症状が治まらないという場合もあります。

そんな時家族も不安ですし、子供本人としても非常にストレスになっていると思います。対人関係の不和を招くこともあります。

そうなるとチックの症状が治っても心に傷がのこってしまうことがあります。慢性化してしまったチックはどのように直していったらいいのでしょうか。

効果的と考えられる治療法を3つ調べました。重いチックで悩んでいるご家庭は是非実践してみてください。

家族全体で子供を受け入れる

チックは本人の責任で起きるものではありません。悪気があってやっている訳でもありません。あくまで病気なのです。

先ずは家族がその意識を持っていることが大切です。少し以前までは、チックは子育ての仕方が原因げ起こると思われていました。

親が悪い、という考え方ですね。そんなことを言われたママはとてもショックだと思います。でもそれは古い考え方です。

チックは精神疾患として原因が解明されつつある病気なので、責任を本人に転化する必要は全くありません。

「あなたは悪くないのよ、病気だから仕方がないんだよね。」という意識を持っていてあげることが重要です。

こういうことを「病識を持つ」といい、精神疾患の治療をするうえで大切なステップです。自分は悪くない、これは病気なんだと思うのです。

チックの原因が自分のせい、親のせいだと思っていると、何も解決はしません。誰も悪くないし誰もせいでもないのです。

先ずはこうした意識を持って、家庭全体で子供を受け入れてあげることが大切です。家庭が子供の安心できる場所であることが重要なのです。

無理にやめさせようとしてストレスを与えない

精神的ストレスもチックの引き起こす原因の一つになります。チックを直すためには子供の心にあまりストレスを与えないことも効果的です。

子供に変な癖が現れてしまうと、親は叱って無理に直させようとしてしまいがちです。ですがチックは癖ではありません。自分の意思では治りません。

また、おじいちゃん、おばあちゃんからのプレッシャーもあるかもしれません。年代が上の人にはチックと言ってもなかなか理解されないことが多いのです。

ですから、なんとしても直せ、と言って圧迫感を与えられてしまうこともあるかもしれません。ならばそういう時こそ強い態度に出ましょう。

子供にストレスを与えないためには、親が守ってあげなくてはいけませんよね。時には学校の先生でも無理解で、絶対に直すようにと強要するかもしれません。

そんな時は思い切って強い態度に出ます。この子は病気なんです、わざとやっている訳ではないんです、と強く周囲に主張しましょう。

周囲の無理解が一番のストレスのもとになります。周りの人たちにも理解してもらえることが一番ですが、それが無理な場合は親が盾になってあげてください。

自分の味方になってくれるひとがいる、自分は理解されていると思えることが子供の心に安心と安定をもたらします。

そのためにも、チックの症状に神経質になって無理にやめさせようとしないことです。親は、いつかは治るものだという意識を強く持っていてください。

「ああ、またやっちゃったね。」と軽く笑えるくらいにおおらかに構えていられるといいですね。チックは悪いことではないのです。

「あ、私またやっちゃったね。」と子供も反応してくれるようになったら、気持ちの上でストレスが無くって来ている兆しかもしれません。

慢性化しないための対策は言葉掛け

チックは慢性化しないうちに治ると理想的です。多くのチック症は1年以内に症状が消えて行きますが、トゥレット症に発展すると治療もたいへんです。

そのためには、チックと気づいたときからの言葉掛けが大事です。でもこの言葉掛けには注意が必要です。

子どものチックはストレスによって重度化する可能性を持っていますから、声掛けを失敗すると余計に悪化してしまうかしれません。

言葉掛けの時に大切なのは、「子供が安心できるような言葉」を選んであげる事です。緊張を強いてはいけません。

  • 「心配しないでね。」
  • 「安心してね。」
  • 「大丈夫だよ。」
  • 「いつか治るからね。」

と言ったように、チックで苦しんでいる子ども自身がほっとできるような言葉を掛けてあげてください。

特にお母さんからもらう言葉は子供の中で力を持っています。お母さんが「大丈夫だよ」と言ってくれると、子供は本当に大丈夫だと思えるのです。

ママや家族が信頼できる存在だったなら、その信頼する相手から「大丈夫」と言われることが子どもの心に大きな自信をもたらします。

これは(チックは)いつか治るんだ、大丈夫。と子供本人が思えるようになったら、ストレスから解放されて症状の緩和につながります。

安心できる言葉、緊張を解くようなほっとすることばを工夫してみてください。そしておまじないのように使ってみてください。

慢性化が酷い場合には薬物療法も効果的

トゥレット症などのようにチックが慢性化、重症化してしまった場合には薬を使った治療もよく行われています。

チックの原因には、脳の神経伝達物質であるドーパミンの分泌が過剰になっているというものがもっとも支持されています。

ですから、そのドーパミンの働きを抑制するような薬剤の投与を行うことで症状の緩和を目指します。

主使われている薬剤は以下の通りです。

ハロペリドール

抗精神薬の一種です。化学薬品を原因とした運動昂進に対抗する薬物として発見、開発されました。

脳の中枢神経にあるドーパミンD2受容体というものの働きを遮断することによって、ドーパミンが過剰に分泌されている状況を改善します。

統合失調症、うつ病などの治療にも使われています。これによって不安、緊張、妄想、幻覚などの症状を改善できます。

しかし、副作用も多く報告されている薬なので、使用する場合には医師とよく相談することが不可欠です。

リスペリドン

主に統合失調症の治療に用いられている抗精神薬です。気持ちが高ぶってしまうのを抑えてくれる効果があります。

こちらも脳内のドーパミン受容体をブロックすることから、筋肉の異常な緊張などを改善する作用を期待できます。

また副作用も少ないことから、比較的に利用しやすい抗精神薬となっています。幻覚や妄想に対抗する薬物としても高い効能を持っています。

漢方薬

精神病に使う薬は、体への副作用の心配から敬遠される親御さんも多いのです。そのため、比較的副作用の少ない漢方が処方されることもあります。

漢方ではチックのことを体の痙攣と捉えていて、それを改善するために、神経を落ち着かせて、気持ちを楽にする薬が用いられます。

桂枝加竜骨牡れい湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)と言って、異常な緊張に使用される薬や、発作的な痙攣への頓服薬もあります。

他には柴胡清肝湯(さいこせいたんとう)という、神経質な傾向が良く見られる人も使われる薬もあります。

このようにチックに効果を持つ漢方薬は様々なものがあります。生薬なので、効き目はゆっくりなのがネックですが、精神科の薬とのリスクを考えて使用するは効果的です。

チックの治し方、一番大切なのは周囲の理解

チック症は一見すると変な癖のように見えてしまって、周囲からなかなか理解されないことが多いものです。

特に重症化した場合にはものを蹴飛ばしたり、汚い言葉使いが止まらなかったりなど人間関係に亀裂を作ってしまうこともあります。

そうなるとチックが治ったとでも心に傷が残ってしまい、後々他の精神疾患の原因を引き起こしてしまうこともあります。

▼子供のチック行動についてはコチラも参考にしてみて!

一番大切なのは、ママ、パパを始め家族が理解を示してあげる事です。家庭全体でチックの子供を受け止めてあげることです。

チックは自分の力で治せるものではないので、周囲がプレッシャーを与えて止めなさい、治しなさいと迫ることで、余計に悪化してしまいます。

精神的ストレスを原因として重症化してしまうこともありますから、チックが始まったら子供の心の負担を減らしてあげることが重要です。

チックは心の病気という側面も持っていますから、気持ちが落ち着いてきたら自然と症状もおさまって行きます。

その時をただ待つ気持ちで、焦らずに日々を過ごせるようにしましょう。もちろんお子さんもご両親も同様に。

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