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お料理から始めよう、積極的にお手伝いができる子供に育てる方法

2015/04/25

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みなさんのお宅では「お手伝い」をどのくらいしてくれますか?まだ半人前にも満たないし、かえって手間がかかるからさせないという親御さんも多いようです。仕事などで日々時間に追われていると、それも分かるもの。

子供の成長はとても早いものです。何でもやってあげていたのはもう昔のことで、今となっては何でも一人でやりたがります。上手くいくことばかりではありませんが、意欲とやる気は一人前です。

お手伝いは急にできるものではありません。大きくなって「少しは手伝って!」と言っても、もうその頃には手遅れ?!そうならないようにも、幼児期からできるお手伝いをさせてみましょう。この記事ではお料理のお手伝いについてご紹介します。

安全にお手伝いをさせるために

お手伝いを始める前に、必ず確認しておきたいことがあります。火傷や怪我をさせないために、危ないことを知らせるということです。台所には、たくさんの危険があるのです。まだ危険を理解しないようだったら、場所を居間のテーブルなどに移すことも考えましょう。

コンロやヒーター周りは特に気をつけましょう。ガスは勝手にいじってしまい、不完全燃焼になったら大変だし、IHヒーターは火が出ないために熱いのが目に見えずに触ってしまうこともあります。

また、炊いてる最中や炊きたてほかほかの炊飯器も大変危険です。シューシューとでる蒸気を触りたくなるのは、容易に予想ができます。炊きあがり音が鳴ったら蓋を開けたくなるのも分かります。火傷をしてしまうということを事前にしっかり教えましょう。

包丁は目に見えて危険なので、子供にとってもある程度「触っちゃダメ」ということが分かりやすいですが、今一度確認をしましょう。またキッチンバサミや果物ナイフ、ピーラーなどには手を出しやすいです。小さくても危険だと伝えましょう。

そして、約束はしたものの「衝動的」に触ってしまうことはあるので、避けられるものは避けておきましょう。火をつける時は、その都度声をかけてあげることで安全に過ごすことができます。

簡単なことから始めよう

大人には「こんなこと」でも、子供にとっては「わくわく」することがたくさんあります。簡単すぎて、考えもしなかったことを「僕がやる!」と喜んでやるのです。お料理に限ったものではなくても、できること、やりたがることをどんどんお手伝いさせましょう。

気をつける点は、最後までできる課題を与えてあげることです。できそうだと思ってやらせたことでも、時間がかかるものや力がいるものは、飽きたり諦めたりしてしまうことが多いようです。

「もっとがんばって!」と励ますのも良いのですが、目的は忍耐力の養成よりもお手伝いを楽しんでもらうこと。途中で諦めても責めずに、仕上げはママねとフォローをしてあげれば子供も安心してくれます。

また、お料理の工程を最初から最後までやる時と、工程の中の一つだけを手伝わせる時と、ママの余裕に合わせてやらせてあげると、ママの負担にならないと思います。

スイッチを押してみよう

お料理って言わない!なんて言わないであげてください。子供はスイッチを押すことが大好きだし、それで立派にお手伝い気分です。お手伝いの入門としてはこれでも拍手してあげてください。ついつい笑いそうになるくらい簡単です。

IHヒーターをご使用のご家庭はしょっちゅう出番があります。オン・オフの他に強さの設定もスイッチでするとなると、意外とお手伝い感がでます。

電子レンジのスイッチ、炊飯器、ミキサー、などの出番がある時は、その時だけ呼んであげて押させてあげるだけでもプチお手伝いですね。

応用としては、トースターのつまみを回すことがやって良かったお手伝いでした。油性ペンでメモリに「ぱん」と書いて、そこに合わせるお手伝いを毎朝やらせていました。すると、パンを用意してセットする手順も見て覚え、自然にそこまで出来るようになりました。

取り出すことは、熱いのでやらせていませんが、4歳にして一人でトーストを焼けるようになりました。お父さんのトーストを用意して「僕が焼いた!」と得意げです。

野菜をしまおう・出そう

野菜の名前を覚えることができるお手伝いで、地味にママも助かります。出すよりも、しまう方が名前が分からないうちから初められて簡単です。

「にんじんさんをしまってね」「だいこんさんは立てて入れてあげてね」と初めは一緒にしまいます。自然に適当に入れるのではなく、ママのしまい方ルールも身につけてくれます。また、野菜の名前や形も覚えていくのが嬉しいです。

言われたものを、スムーズにしまえるようになると、取り出すこともできるようになります。残っていたお野菜も追加で入れよう!なんて思いついた時に、「◯◯取り出してくれる?」と役に立ってくれます。

お野菜が上手に出し入れできたら、海苔やツナ缶、乾物系の場所も教えます。また、肉や魚などにレベルアップしても、ぐんぐん名前を覚えていきます。もちろん、一回教えたよ!なんて言わないでください。繰り返してゆっくり覚えていきます、焦らなくて大丈夫です。

お米を計ろう

米びつも色々ですが、レバー等で簡単に1合が計れるようなら、スイッチ同様簡単です。
「お米3合だから、3回レバーをお願いね」と数えながらやらせましょう。

計ったお米は、ママが移動させるほうが良いです。3合ほどになると、意外と重たくてバランスが取れずこぼしてしまいそうになります。

また、カップですくって計る場合も慣れればできます。1合カップなら、すりきりの計り方を教え、数合計れるカップであれば、メモリに分かりやすい目印をつけてあげると良いです。また、初めは毎回同じ合数を計らせると身につきやすいです。

この場合は、なんといっても米粒をこぼして散らかすのが難点です。初めは、びったりとマンツーマンでこぼさないやり方をレクチャーすることと、多少こぼしても気にしないこと、余裕がある時にやることが大切でしょう。ママがイライラしないのが一番です。

材料を洗おう

シンクに踏み台を置いて、余裕で水に手がとどくようであればスタートできます。エプロンをしっかりさせておけば、水はねしてもへっちゃらです。

野菜は土やホコリ、薬などを流すために洗うんだよと、どうして洗うのかも話してあげられます。虫が付いているような新鮮な物を扱っている場合には「虫さんも食べたいくらい安全で美味しい」と食の安全にも触れることができますね。

水に触ることを好きな子が多いと思います。我が子はこのお手伝いが大好きです。また、土のついた野菜をじっくり見て「これは、地面の中にあったのね」などと、育つ場所などにも興味をもつようになりました。

お手伝いとしては、もちろんママ自身がやったほうが断然早く終わりますが、たくさん勉強ができるのが、野菜洗いの面白いところです。

材料をちぎろう

レタスやブロッコリーなどのサラダに使う野菜は簡単にちぎることができて、子供が喜んでお手伝いしてくれます。「お口に入れやすい大きさ」と言ったら、子供の口の半分くらいのミニサイズになったのを覚えています。

お手本を見せて、一緒にやってください。できたらお皿にのせるところまでさせると、苦手な野菜も一生懸命食べてくれるでしょう。食べやすさや、盛り付けなど「見栄え」も気にするようになってくれます。

野菜の他に、海苔やチーズ、カニカマなどもちぎることができます。少し難しいものだと出汁用の「にぼし」も頭とはらわたを取ることができるようになりました。骨が細かくて若干痛いこともあるので、大きくなってからやるのが良いと思います。

野菜の皮をむこう

ピーラーを扱うのは、意外と小さいうちでもできます。ただし、危ない道具であることには変わりないので、一緒にやることと、正しく使い方を教えることが大切でしょう。

初めは大きめの人参や持ちやすく切った大根などがおすすめです。慣れれば、じゃがいも(メークインなどのやりやすいもの)もできます。

ポイントは押さえておく手が、安全であるかどうか。勢い余って切ってしまう手は押さえている方の手です。

意外と難しいこと

こねる

小さいうちは、力がないので「こねる」のは大変です。ハンバーグの種をこねたいと言うので、試しにやらせた事が何回かありますが、手は小さいし、力は弱いしで全くのお手上げ状態でした。加えてベタベタするのが気持ち悪いし、洗うのも大変です。

卵を割る

「卵を割る」のも、力加減が難しいものです。やりたい気持ちが強く何度も挑戦させますが、結果はいつも悲惨で笑ってしまいます。どうしてもやりたい場合は大きなボールを利用して、殻は箸で摘み取る覚悟で挑戦すると良いでしょう。

あえる

「あえる」のも力が弱く、難しいです。特に野菜たくさんのサラダは重たくて、手を使ってもうまくは合わさりません。はっきり言って「やったまね」の状態です。ほうれん草の磯あえなど、少量のあえものであれば、時間はかかりますができるようになります。

袋を開ける

「袋を開ける」のも、力加減の難易度が高いものです。ジッパーが付いている、かつお節等の大袋を開けさえると、決まって中身が飛び出します。小麦粉等も慎重に開けないとふわっと粉が舞い上がります。掃除が大変で、今はやらせていません。

力がいるものや、加減が難しい手伝いは、無理にはさせずにできることをさせるのが、ノンストレスで長くお手伝い教育(?)をできる、コツかもしれません。

台所でのコミュニケーション

お手伝いができる子に、しいては自分のことが自分できちんとできるように。きっと子供たちの将来には女性の社会進出等で、男の子も当たり前に家事をするようになるでしょう。

どんな未来にも強く生きていけるように「食べる」を大切にしたい。そんな思いで、小さいうちから台所に入れて一緒にお料理を楽しんできました。

そこそこに、興味をもってお手伝いをしてくれています。続くかどうかはこれからなので、正直なところはっきり自信はありません。

けれど、やってきて良かったなと既に思っています。それは、お料理を通じてたくさん子供と話ができるところです。お野菜の話はもちろん、生き物の命の話や、農家の方の話、外国のことや、地域の話や行事のこと・・・数えきれません。

料理の数だけ、子供に話したい知ってほしいことが浮かびます。これは、台所にいる時だけ浮かぶのですよね。料理がきっかけになるのです。息子からも、お料理をきっかけにして、色々な質問を受けます。きっとその時気づく不思議がたくさん出てくるのでしょう。

また、お手伝いが手持ち無沙汰な時には、幼稚園の話やおばあちゃんの話などをしてくれます。そんなこんなで、和気あいあいと楽しくコミュニケーションをとれることがお気に入りです。

働きながら、二人目の育児をしながらなど、忙しくて普段なかなか子供と向き合えない人こそ、お手伝いをさせることをおすすめしたいです。その時々、手のかからないことだけでも十分効果的です。例えばスイッチを押すだけでも。

ママと一緒に台所にいるだけでも、きっと子供に良い影響をもたらしてくれるのではないでしょうか。子守のゲームやDVDよりも、ママの笑顔付きのお手伝いでコミュニケーションを取りつつ、お手伝いのできる子に育てていきませんか?

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