帝王切開になる理由!予定帝王切開と緊急帝王切開について知ろう

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2017/04/07

妊娠中に周りの人から「帝王切開で産んだ」という話を聞くと、「もしかして私も帝王切開になるかも?」と心配になりますよね。

2014年の統計によると帝王切開で出産した人は、約5人に1人。今の時代、帝王切開で産むことは決して珍しいことではありません。

また、妊娠中の経過がよくても最後の最後、分娩中に帝王切開に切り替わることもあります。

帝王切開になる可能性は全ての妊婦さんにあるのです。だからこそ「帝王切開になる理由」を知っておきませんか?

この記事では「帝王切開になるのはどんなケースか?」から「帝王切開が決まるタイミング」、「帝王切開と言われたときの心構え」までをお伝えしていきます。

帝王切開になるのはどんなときか?予定と緊急帝王切開について知ろう!

帝王切開には、おおまかに2パターンがあります。

予定帝王切開
逆子や双子妊娠など、なんらかの事情で「自然分娩で産むことが危険」だと医師が判断し、あらかじめ日付を決めて行われる帝王切開。
緊急帝王切開
「赤ちゃんの心拍が弱くなってる」「これ以上はママの体が自然分娩に耐えられない」など赤ちゃんやママの健康が損なわれる恐れがあるときに、ただちに行われる帝王切開。

【予定帝王切開になる場合】自然分娩のリスクが高いケース

以下のような事情で、「自然分娩では赤ちゃんとママに危険が及ぶリスクが高い」ときに予定帝王切開が選択されます。

予定帝王切開が考慮されるケース 理由
帝王切開で出産したことがある 帝王切開の経験者が経腟分娩で出産する場合、帝王切開をしたことがない人に比べて「子宮破裂」が起こる確率が高くなります。(確率は約0.3~1%)子宮破裂を起こすと、ママと赤ちゃんに重篤な合併症をきたす恐れがあります。希望すれば経腟分娩にチャレンジすることも可能(条件あり)ですが、少しでもリスクを減らすために「前が帝王切開なら今回も」と判断されることが多いです。
児頭骨盤不均衡(CPD)
狭骨盤
「赤ちゃんの頭が大きすぎる」「ママの骨盤が狭すぎる」という理由で赤ちゃんが下がってこれそうにないときは、経腟分娩が難しいため帝王切開になります。
前置胎盤
低置胎盤
前置胎盤は「胎盤が子宮口にかかってしまっている状態」。胎盤に道をふさがれて赤ちゃんが下りてこれなかったり、子宮口が開いたときに胎盤がはがれて大出血する恐れがあります。また、胎盤が子宮口にかかっていなくても胎盤の位置が低い(低置胎盤)と、お産時の出血が多く緊急手術になる可能性が高いため、予定帝王切開になることがあります。
多胎妊娠 双子や三つ子など2人以上を妊娠している場合は、予定帝王切開になることがほとんどです。もちろんママと赤ちゃんに異常がなく頭位なら、普通分娩をすることも可能ですが、少しでもリスクを減らすために帝王切開と判断する医療機関が多いです。
母体感染症 ママがHIV感染していたり、外陰部にヘルペス感染の症状がみられるときは、赤ちゃんが産道を通るときに感染する恐れがあるので、帝王切開を選択します。
以前に子宮の手術をしたことがある 子宮筋腫などの手術をしたことがある場合は、陣痛の時に手術跡から子宮が裂けるリスクがあるため帝王切開となります。
子宮筋腫があり、赤ちゃんが産道に入るときの妨げになる 子宮筋腫が大き目だったり産道の近くにあったりして、子宮筋腫が邪魔で赤ちゃんが産道に入ってこれそうにないときは、予定帝王切開となります。
母体合併症 ママが心臓・肝臓・腎臓・血液などの病気を持っていて症状が重い場合には、母体への負担を減らすために帝王切開が考慮されます。
高年初産婦 全体の傾向として40歳以上の初産婦の場合、何らかの病気が合併して来たり、お産の進みが悪いことがあるため、「念のため」帝王切開を薦める産院もあります。
逆子・横位など、赤ちゃんの頭が下を向いてない 赤ちゃんの頭が下を向いていないと、子宮口がひらきにくく1番大きな頭が最後にでてくるため、難産になりやすくなります。逆子でも経腟分娩で産めないことはありませんが、逆子に対応できる医師が少なくなっていること、「一般的に逆子は帝王切開の方が安全」ということから帝王切開が考慮されます。
赤ちゃんの姿勢がよくない 正常なお産の場合は「赤ちゃんが顎をひいて背中を丸めた姿勢」で骨盤内へと降りてきます。そうすることで、一番狭い頭の断面積で産道を通過することができます。けれど、赤ちゃんの姿勢が悪く顎を引いていない場合は、大きい断面積で産道を通過することになるため難産になりやすくなります。
巨大児 赤ちゃんが大きくなりすぎると難産になりやすくなります。基準は医療機関によりますが、推定体重が4000グラムを超えると帝王切開が選択されることがあります。
胎児発育遅延 週数に比べて赤ちゃんが小さ目の場合、胎盤の機能が低下している可能性があります。胎盤機能が低下していると、陣痛のときに酸素の供給が十分にできなくなる心配があるので帝王切開が考慮されます。

【緊急帝王切開になる場合】すぐに赤ちゃんを取り出さないと危険なケース

妊娠中やお産の最中に「早く赤ちゃんを取り出さないと危険」だと判断された場合に、緊急帝王切開が適応されます。

緊急帝王切開になるケース 理由
遷延分娩
分娩停止
十分な陣痛がきているのにお産が進まない場合は、回旋異常や児頭骨盤不均衡が考えられるので帝王切開が適用されることがあります。また、出産に30時間以上かかる場合は、ママが疲れてしまうことに加えて胎児機能不全になるリスクが高くなるので、医師の判断により緊急帝王切開が適用されます。
子宮内感染 破水後に子宮が細菌感染した場合、赤ちゃんにも感染する恐れがあります。(熱が出たり、血液検査で炎症反応が出る)すでに陣痛がきていてお産が進んでいる場合には抗生物質の点滴をしながら経腟分娩になりますが、産まれる気配がない場合は帝王切開が適用されます。
とくに重症な妊娠高血圧症候群 妊娠中になんらかの理由で高血圧になってしまうことが全体の7~10%あります。とくに重症な場合は、妊娠週数が早くても帝王切開で赤ちゃんを取り出すことがあります。(妊娠が原因の症状なので、妊娠をストップさせます)
常位胎盤早期剥離 正常な分娩では赤ちゃんが生まれた後に剥がれるはずの胎盤が、赤ちゃんが生まれる前に剥がれてしまうと、赤ちゃんにもママにも重篤な傷害をもたらす可能性が高いため緊急帝王切開になります。(胎盤早期剥離が起きたときの赤ちゃんへの影響:酸素供給が滞る、ママへの影響:大量出血)
子宮破裂のおそれがある 経腟分娩時に子宮が強く引き伸ばされて薄くなり、子宮が裂ける恐れがある場合です。下腹部が痛くなったり、血尿が出たりといった兆候がみられます。実際に裂けてしまうことは稀ですが、リスク削減のために帝王切開が適用されます。
胎児機能不全 赤ちゃんの心拍が下がってきたり、羊水がひどく汚れるなど「赤ちゃんが元気なことが確認できない」状態。すぐにお産にならないと判断された場合は緊急帝王切開をして赤ちゃんを取り出します。
臍帯下垂、臍帯脱出 破水したときに、へその緒が子宮口の外に出てしまうことです。へその緒が子宮から外にでてしまうと、へその緒が圧迫されて赤ちゃんに酸素が届かなくなります。へその緒を子宮内に戻すことができたとしても再発するリスクが高いため、緊急帝王切開となります。
妊娠週数が早く破水し、お産の気配がない 妊娠月齢8か月より前に破水した場合、そのままにしておくと赤ちゃんが細菌感染する恐れがあるため、未熟児でも出産に踏み切ります。まだしばらくお産になりそうにないときは帝王切開となります。
予定帝王切開の手術日よりも前に陣痛が始まる 予定帝王切開が決まっているときは、「自然分娩になるとリスクが高い」状態。陣痛が止まらず、赤ちゃんが下りてきてしまうようなら緊急帝王切開となります。
予定日超過で胎盤機能が低下したとき 出産予定日を10日以上過ぎると胎盤の機能が低下して、赤ちゃんに十分な酸素が送れなくなります。羊水が濁るなど、胎盤機能不全の所見が見られた場合は緊急帝王切開となります。

帝王切開が決まるタイミングはいつ?予定帝王切開と緊急帝王切開

いつ帝王切開が決まるのか?というのも気になるところですよね。

【予定帝王切開】ケースによるが逆子の場合は臨月が多い

予定帝王切開が決まる時期は「帝王切開になる理由」によって変わります。

前に帝王切開をしたことがある人や、双子や三つ子を妊娠している人は、あらかじめ自然分娩のリスクが高いことがわかっているので、妊娠初期の段階で帝王切開が決まります。

逆子など出産直前まで自然分娩ができる可能性が残っている場合は、妊娠後期に「帝王切開になりそう」とほのめかされ、最終的な判断は臨月に入ってからになることが多いようです。

手術日は「陣痛が来る前」で「赤ちゃんが育っている」ことを考慮して、妊娠37~38週頃を目安に予定が組まれます。

「逆子が直った」などで帝王切開する理由がなくなったときには、帝王切開での手術は取り消され、自然分娩での出産になります。

【緊急帝王切開】決まるのは突然!医師が判断したらすぐ手術

緊急帝王切開が決まるときは突然で、医師が必要と判断したときに行われます。

たとえ自然分娩の真っ最中でも、お産を続けることが危険だと判断されたときには帝王切開に切り替わります。また、予定帝王切開の手術日より前に陣痛が来てしまった場合や、お腹の赤ちゃんの無事が確認できないときも緊急帝王切開になります。

帝王切開の心構え!どんな産み方でも母子ともに元気が一番

出産は終わるまでどんなことが起こるかわかりませんから、帝王切開になる可能性は全ての妊婦さんにあります。

でも、いざ「帝王切開になります」と言われたら・・・正直すぐに受け入れられないですよね?「普通に産むものだと思ってたのに!」「体にメスを入れるなんて!」と混乱してしまうと思います。

ですが、こう考えてもみてください。

帝王切開の技術がない時代には、無理な自然分娩で赤ちゃんに障害が残ったり、ママが命を落とすということも珍しくありませんでした。でも今は、帝王切開という選択肢があるおかげで助かる命がたくさんあります。

ですから、今の時代に妊娠し、帝王切開で産むことができるのは、実はとてもラッキーなことだとも言えます。

それに、私たちママにとって大事なのは「無事に赤ちゃんを産むこと」ですよね。ですから、どんな産み方でも母子ともに元気ならそれが一番ですし、医師も同じ気持ちでいるはずです。

もしも「帝王切開になる」と告げられたら、担当医師の判断を信じて、帝王切開という選択肢を快く受け入れてもらえたらと思います。

帝王切開になる理由は自然分娩だとリスク高という理由が大!母子を守る最良の選択

帝王切開になるのは「自然分娩でのリスクが高い」ときで、「赤ちゃんとママにとって帝王切開という産み方が最良だ」と医師が判断したときです。

いきなり帝王切開になったとしても「コレが私と赤ちゃんにとって最良の選択なんだ!」と信じて出産に臨んでくださいね。

みんなのコメント
  • 無記名さんさん

    え??
    帝王切開なんて普通選べませんよ。
    何この記事。

  • 無記名さんさん

    日本では、事前に検査などで自然分娩(経腟分娩)に適さないと判明した場合のみ、医師が予定帝王切開を決定します。
    何も問題ないのに、自分で選択することなんてできませんよ。
    間違った記事は削除してください。

  • 無記名さんさん

    うちの通ってる病院はどっちか選べますよ。
    自然、無痛、帝王切開、と。
    病院によるんではないですか

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