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子供は大人より格段になりやすい!低血糖の原因と症状を解説!

2015/04/18

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皆さんのお子さんは、疲れやすい・イライラしている・感情が抑えられないなんていうことがありませんか?お子さんの性格だと諦めていた?でもそれってもしかしたら低血糖が原因かもしれません。

なかなか聞き慣れない「低血糖」ですが、子供はとてもなりやすいんですって。今回はこの低血糖について詳しく解説していきます!

低血糖って何?

血糖値というのは血液の中のブドウ糖の濃度です。低血糖というとこの血糖値が低くなってしまうことで様々な症状が起こってくるものです。血糖値の変化の違いによって3つのタイプに分けることができます。

反応性型

お腹が空いている時に食事をして急激に血糖値が上がった後、一気に血糖値が下がるタイプ。血糖値が下がる途中に様々な症状が出る。

無反応性型

食事をしても血糖値がほとんど上がらないタイプ。10~30代に多い。常にだるくやる気が起こらない。

乱高下型

血糖値が上がったり下がったりと安定しない。ご機嫌だったと思ったら急に怒り出すなど感情の起伏が激しくなる。

低血糖といってもいろいろあるんですね。いずれにしても脳にブドウ糖が十分に送られていない状態です。

何が原因なの?

ではなぜ低血糖になってしまうのでしょうか?

糖分の摂り過ぎ

甘い物や炭水化物は糖分をたくさん含んでいます。お砂糖いっぱいのジュースもそう。体の小さい子供が一気にたくさん糖分を摂ることで上がってしまった血糖値を下げようとして、インスリンというホルモンがたくさん分泌されます。

こうして今度は一気に血糖値が下がってしまい、低血糖となるんですね。大人より血糖値を一定に保つための内臓の機能がしっかりしていない子供は、低血糖になりやすいんです。

甘いものが好きだからとつい好きに食べさせてしまって、一緒にジュースを飲ませるなんてことをすることで血糖値は激しく上下動するんですね。

食事量が少な過ぎる

食べる量が少ないと、空腹時に下がっている血糖値が十分に上がらないため低血糖になってしまいます。

子供はよく「お腹の風邪」と言われる胃腸炎になりますが、その嘔吐・下痢で血糖値を上げるための食事ができないと低血糖になってしまうこともあります。

食事の間隔があき過ぎる

たとえば子供が3時のおやつもほとんど食べなかったのに、夕ご飯を食べずに寝てしまうと言うことがあるとします。朝起きて朝食を食べるのが7時だとしてもこの間は16時間もあいてしまいますよね。

夕食を食べずに寝てしまうことって時々ありますよね。でも子供の場合は食事をとらないことで簡単に低血糖になってしまうんです。

朝食をとらないのも低血糖の原因となります。特に子供にとって朝食はとても大切なんですね。

その他の原因

他にはビタミンの不足、運動量が多い、ストレスなどが原因となってしまいます。バランスの良い栄養を摂る、ストレスをためないというのは分かりますが、運動中に糖分を補給するのも大切なんですね。

子供の場合はそんな状態になるまで運動を続けることはあまりないと思いますが、大きくなって部活動などをする際に気を付けるように覚えておきたいものです。

また何らかの原因(糖尿病の薬の作用など)で血糖値を下げるインスリンがたくさん分泌されたり、肝臓の機能不全でブドウ糖が作られなかったりすることで低血糖となってしまいます。

どんな症状?

では低血糖になると具体的にどんな症状が出てくるのでしょうか?

初期症状

低血糖になるとまず次のような症状がおこってきます。

  • 体に起こる症状…動悸が起こる、冷や汗が出る、眠い、お腹が空いてたまらない、頭が痛いなど
  • 精神面に現れる症状…わけもなくイライラする、不安になる、集中力がなくなる、ぼーっとしてしまうなど
  • 動作に現れる症状…目の焦点が合っていない、目が泳いでいる、言葉がスムーズに出ない、生あくびが出るなど

これらの症状を見てすぐに「低血糖だ!」と判断するのは難しいですね。でも子供ってお腹が空くとすごく機嫌が悪くなりませんか?大人よりお腹が空くのが早いので我慢ばかりさせずに少しだけ食べさせたりすることは意外と大切なんですね。

症状が進むと…

さらに血糖値が下がってくると次のような症状が出てきます。

疲労感がとても強い、全く集中できない、混乱してしまう、めまいがする、震えがおこる、ろれつが回らなくなるなど

普通の状態ではないので「どうしたの?!」と焦ってしまいますね。前に何か食べてからどの位経っているかを思い出して、少し間が空いている、空腹の状態で急にたくさん食べたような時は低血糖を疑いましょう。

危険な状態まで進むと…

ここまでに何とか対処できればいいのですが、そうではない場合はさらに危険な状態になってしまいます。

意識がなくなってしまう、けいれんする

どうですか?おそろしいですよね。こうならないためにも低血糖を予防していきたいものですね。

どうやって治療するの?

低血糖の治療はとてもシンプル。血糖値を上げることです。低血糖で意識がもうろうとした状態で慌てて病院に運び込み、点滴を打ってもらったらみるみるうちに回復するということがほとんどです。

インスリンの分泌異常、肝臓の機能不全などの異常が見つかればそれに対する治療が行われることになります。

あとは根本的な治療として血糖値の変動が緩やかに保たれるようにしていくことが大切になってきます。

予防するためには?

この低血糖は多くの場合が普段の心がけで防ぐことができるものです。ぜひ頭に入れておいてください。

低血糖チェックリスト

ではまず今の時点でお子さんに低血糖の疑いがあるかどうかをチェックしてみましょう。

  • 1.夜寝つきが悪く、夜中にも目が覚める
  • 2.朝寝起きが悪く、朝ごはんを食べたがらない
  • 3.感情を抑えられず、イライラが続く
  • 4.常に漠然とした不安を抱えている
  • 5.集中力・やる気がなく、日中眠そうで疲れやすい
  • 6.よく頭が痛くなる(特に朝・夕)
  • 7.立ちくらみをすることがある
  • 8.おかずより主食(ごはん・パンなどの炭水化物)を好んで食べる
  • 9.ジュースや炭酸飲料などの糖分の多い飲み物をよく飲む
  • 10.甘いお菓子やパンが好きで食事を菓子パンで済ませるようなことがある

以上の10の項目の中で3つ以上当てはまる場合には低血糖の疑いがあります。うちの子集中力はないし、いつもダラダラしてる…育て方が悪いのかとお悩みのママ、もしかしたら低血糖が原因かもしれませんよ!

心がけていきたいこと

低血糖は精神面にも大きな影響を与えてしまうことは分かっていただけたでしょうか?毎日楽しく遊んで活発に過ごしたい子供時代に、低血糖が原因でイライラを抱えているなんて辛いですよね。予防法は結構シンプルです!

  • 甘いものを控える
  • 血糖値の上がりにくい食事をする(炭水化物は最後に食べるなどの工夫でOK)
  • タンパク質の多い食事をする
  • 食事の間隔をあけ過ぎない。1日5、6食に分ける
  • 適度な運動をする(食後に少し体を動かすことで血糖値の上昇が緩やかに)

特に甘いものを控えることが一番大切です。歯科検診の時などに聞いたことがあるかと思いますが、ジュースにはものすごくたくさん砂糖が入っているので水分補給だとゴクゴク飲ませすぎていると体には何もいいことがありません。

気にしすぎると疲れてしまいますので、まずは普段あげているおやつを甘いお菓子から果物やおにぎりにする、ジュースをお茶にするなど、ちょっとしたところから変えていくようにしてみてください。

落ち着いた子に変わるかも!

子育てに大きなプレッシャーを感じているママにとって、お子さんのちょっとした行動もすべて「自分のしつけが悪いせい?!」と自分を責めてしまうことも多いですよね。

でも今回ご紹介した低血糖のように、落ち着いた状態で過ごせないのには他に原因があることも考えられます。食事はあらゆる面でお子さんの成長に影響を与えてしまいますから、まずは甘いものを控えることからぜひ実践してみてください。

少しの食の改善でお子さんが落ち着いて楽しく過ごせる子に変わっていくかもしれませんよ! 

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