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端午の節句の由来と節句飾りの意味、祝い方について知ろう!

2016/05/03

端午の節句のこいのぼりの画像

3月3日のひな祭りが女の子の成長を祝う日であるなら、5月5日の端午の節句は男の子の成長を祝う日で男の子が主役です。

こいのぼりに兜飾りに五月人形、柏餅やちまきなどひな祭りに負けないぐらい盛りだくさん。

しかし、端午の節句の由来や意味はご存知ですか?今まで何となくお祝いしていたという方もこれを読めばよりいっそう端午の節句のお祝いが楽しくなるかもしれませんよ!

端午の節句の由来やこいのぼりや五月人形の意味、なぜ柏餅を食べるのかなどその由来をご紹介します。

端午の節句って言うけど、そもそも「端午」って何?

端午の節句は5月5日ですが、カレンダーを見るとゴールデンウィーク真っただ中でこどもの日と記されていますよね。端午の節句はこの日自体を指すのでしょうか?

五節句のうちの1つ

ひな祭りのことを「桃の節句」こどもの日を「端午の節句」など、年にこのような節句は5つあります。

  • 人日(じんじつ)→1月7日
  • 上巳(じょうし)→3月3日
  • 端午(たんご)→5月5日
  • 七夕→7月7日
  • 重陽(ちょうよう)→9月9日(菊の節句)

元々は古来中国から来ているもので、「端午」の「端」は“始まり”を意味し、「午」は“5”のことを意味するので、端午は「5月の始めの時期」ということになります。

奈良時代に宮中の節会で天皇が冠に菖蒲(しょうぶ)をつけて、無病息災を願う宴会がありました。それが5月5日だったので、端午が5月5日を特定するものになりました。

なぜ菖蒲なのか?というと、武士が段々と力をつけてくるようになると、菖蒲(しょうぶ)が「武道を重んじる」“尚武(しょうぶ)”にかけられ、縁起がいいものとされていたからです。

この考えや儀式はは、宮中のみならず武家の間にも広まっていきます。

そして、次第に庶民にも広まり、江戸時代には多くの庶民の家でも男の子の成長を願う大切な日になった、というわけです。

こどもの日自体は、昭和に設定された国民の祝日

「ひな祭りは女の子の日なのに、5月5日はなんで“こども”の日なんだろう?」と思ったことはありませんか?

実は今ある「こどもの日」は1946年に「子供の人格を重んじ、子供の幸せを願う」ため法により制定させた国民の祝日です。

つまり、国の制度によってただ単に端午の節句の日が「こどもの日」と呼ばれるようになっただけなのです。

端午の節句の祝い方は昔からのスタイルそのままなので、女の子がいる家でも端午の節句をお祝いしてもしなくてもその家庭の考え方次第となります。

節句飾り(鯉のぼりや五月人形など)の飾りの意味

端午の節句では、外飾りのこいのぼりと内飾りの五月人形を飾るのが習わしとなっています。

大体、どの家庭でも4月中旬ごろから飾り始めるようです。

なぜ端午の節句に鯉のぼり?鯉のぼりの意味

古来中国で、どの魚も登ることができなかった滝があり、鯉だけがその滝を登りきりそのまま龍の姿になって天に昇っていった、という言い伝えがあります。

これがいわゆる「登竜門」のこと。どんな困難も乗り越えられますように、また出世するようにと願いを込めてこいのぼりを飾るようになったと言われています。

こいのぼりは外飾りなので、基本的に屋外に飾ります。4月中旬ごろになると風にたなびくこいのぼり、優雅でいいですよね。

上から真鯉、緋鯉、子どもの鯉の順に並べますが、男の子の人数分だけ子ども鯉を増やしていくという地域が結構多いようです。

五月人形には厄除けにプラスして、たくましくなってほしいという意味が含まれる!

鎧兜の五月人形は、武家ではとても大切なもの。外敵から身を守るためだけではなく、たくましく強い武士になるようにという意味も込められています。

最近では、兜平飾りなど比較的スペースを取らないものが人気です。

身を守ることから鎧もセットのほうがいいという考え方もありますが、予算や飾るスペースに合わせて購入するのがいいでしょう。

段飾りになると鎧兜の他にも弓矢や太刀なども飾って、戦国武将さながらの豪華なものもあります。

五月人形は子供の厄を代わりに受けてくれるものなので、次男、三男にもそれぞれの人形を与える(一人に1つの人形)のが好ましいとされています。

しかし予算や置くスペースなどの事もありますので、家族でよく話合って決めましょう。

誰が用意すればいいのかについて

昔は母方の実家の親から贈られるという風習が一般的であったそうですが、今ではあまりそういったことにこだわりがなくなってきました。

自分たちで好きなものを買ったり、父方の両親がプレゼントしてくれたりと様々です。

鯉のぼりは母方から、五月人形は父方からなどさりげなくおねだりしてみてもいいかもしれませんね!

端午の節句の祝い方

端午の節句の祝い方はちまきや柏餅を食べたり、菖蒲を飾ったり、菖蒲湯に入ったりなどたくさんの祝い方があります。

ちまきと柏餅を食べることにももちろん意味があります!

ちまきは餅団子を茅(ちがや)の葉に包んだ食べ物。茅の葉が中国の故事から難を避けるという意味があり、巻いて食べる風習が日本にも広まりました。

ちまきと聞くと三角で茶色の皮に包まれているちまきを思い浮かべるかと思いますが、あれは竹の皮です。しかも中身は餅団子ではなくおこわを入れるのが日本に広まったようです。

ところで、柏餅の葉っぱは食べないのが一般的ですが、食べられないのにどうして葉っぱでわざわざ包むか気になったことありませんか?

柏の葉は新芽が出てくるまで古い葉っぱが落ちないで残っています。

そのことから家の繁栄が続くことを願い、縁起がいいものとして端午の節句以外の行事にもたびたび用いられてきました。

柏餅の中身は基本的にあんこや味噌餡などがありますが、地域によってはずんだ、ごま、くるみなど変わりダネを入れているところもあります。

種類が豊富だと何が入っているかは食べてからのお楽しみなので、家族でワイワイ楽しく食べられそうでいいですよね。

菖蒲湯に入ろう!

菖蒲(しょうぶ)は昔から魔除けや邪気を追い払うとされ、家に飾られたり、細かく刻んでお酒に入れて飲んだり、お風呂に入れたりと重宝されてきました。

「菖蒲」と書いて“しょうぶ”と読みますが、実は“あやめ”とも読みます。しかし両者は全くの別物ですのでお間違えのないようにしてください。

菖蒲は薬草なので、お風呂に入れると身体が温まり疲れを軽減する効果があるとされています。

菖蒲湯に入っているとちょっとだけ肌がチクチクしたような感触があります。それが邪気を追い払うとも言われていますが、肌が弱い方などは注意して入るように気を付けて下さいね!

意味や由来を子供にも話してあげましょう

端午の節句についてご紹介してきましたが、全部を取り入れようと思うと結構大変です。

また、前述した端午の節句の由来についてもさらっと教えてあげるといいですね。菖蒲についてはダジャレなので、子供たちには覚えやすく興味があるところではないでしょうか。

節句の飾りについては、各ご家庭でしっかりと自分たちのスタイルに合ったものをチョイスしましょう。

風習にこだわらず皆で子どもの健康を願う気持ちは今も昔も一緒ですよね。それぞれの家庭で工夫して、子供の成長を喜ぶ”端午の節句”を楽しんで下さいね!

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