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ママのお腹の中の記憶がある!?赤ちゃんと胎内記憶のメカニズム

2014/09/21

産まれてくる赤ちゃんの一部は、ママのお腹の中のことを覚えているということがあります。これは「胎内記憶」と言うものなのですが、どうしてこんな不思議な現象が起こるのでしょう?

1~2%の子供が胎内記憶を持っている!?

胎内記憶を持っているのは、1~2%程度と考えられています。ただ、この数値は正確ではありません。胎内記憶があるか否かは子供自身に聞いてみないと分からないのですが、胎内記憶は子供の成長と共に失われていくことがほとんど。

だから、きちんと喋り出す前に忘れてしまう子もいるかもしれないのです。となると、胎内記憶を有する赤ちゃんは、2%よりも多いとも考えられます。

胎内記憶は大人まで維持できない?

子供の記憶は3歳が1つの境目になります。自分の子供の頃を思い出してみて、2歳以前の記憶があると言う人はほとんどいないはず。これは赤ちゃんの脳の「海馬」がまだ完成していないためです。

赤ちゃんは海馬が未発達で、出来事を順序立ててエピソードのように記憶することができません。そのため、2~3歳ごろまではぼんやりとした覚え方しかできず、3歳以前の記憶はどんどん薄れてしまうのです。

この乳幼児期の記憶を忘れてしまう状態を「幼児期健忘」と呼びます。海馬の機能がきちんと発揮できるようになるのは3歳前後。だから、3歳くらいのことは鮮明に覚えていても、それ以前の記憶は曖昧なんですね。

胎内記憶は3歳まで!?

人の脳はものをどんどん「覚える」と同時に「忘れて」いきます。海馬が出来上がる3歳前後はこの入れ替わりが激しい時期。ぼんやりとした胎内記憶は、残念ですがこの時期に大半が失われてしまいます。

そのため、胎内記憶を聞き出すなら3歳前後まで、と言われます。中には5歳前後まで覚えている子もいますが、記憶はどんどん薄れていってしまいます。自分のお腹の中がどんなだったか、ちょっと聞いてみたいですよね。

どんな記憶があるの?

胎内記憶には様々なものがあり、陣痛から誕生までの出来事を覚えている子もいれば、お腹の中にいる時の記憶を持っている子もいます。お腹の中でへその緒を引っ張った、お風呂に入っていたという子はかなり多いよう。

ママを起こそうとしてへその緒を引っ張った、なんていう話をする子もいます。出産時の記憶では、急に明るいところに出た、という子もいれば、狭いところをぎゅーと通ってきた、(頭を回しながら)こうやって出てきた、と再現する子も。

出産のメカニズムを知らないはずの子供が、へその緒や産道、頭の旋回を知っているのは夢などとは考えにくく、胎内記憶=実際の記憶と考えていいかもしれませんね。

中間生記憶を持つ子供も

また、胎内記憶には中間生記憶と呼ばれるものがあります。これは、受精前の記憶ですね。空の上にいた、虹の橋や滑り台を滑ってきたなんて話す子もいるよう。中には受精の瞬間を精子の目線で語る子も!?

お腹の中の記憶とは違い、中間生記憶は現実では考えられない現象です。子供たちが見たただの夢かもしれません。ただ、不思議なのは子供が知るはずのない知識や人の名前、出来事などが話の中にきちんと入っていること。

流産してしまったママのところに戻ってきたと語る子も少なくありません。流産したという事実は知らないはずなのに…。胎内記憶のメカニズムについてはまだはっきりと解明されていませんが、偶然の一致とは考えられないような話も多く、胎内記憶はちょっとしたミステリーなんです。

子供に聞いてみよう!

3歳までの子供がいるママやパパは、ぜひ1度胎内記憶について聞いてみて。ただ、胎内記憶を持たない子供も多く、あまりしつこく言うと聞き出せないこともあるので、しつこく聞き出すのは厳禁。軽い感じで聞いてみるとかなり面白い話が聞けるかも。

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