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胎教はいつからが効果的?ストレスなくやってみたい胎教の楽しみ方

2016/06/29

「妊娠中に音楽を聞かせると「モーツアルト」の様な天才児が生まれるかもしれない!」胎教に、そんな期待をもっていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?

しかし残念ながら今現在、胎教が赤ちゃんに実際どれだけの影響があるのか?という科学的根拠は得られていません。そのため「胎教無意味説」までもが浮上しています。

しかし、本当に胎教は無意味なのでしょうか?ここでは「無意味」にならない。胎教のベストタイミングや方法をご紹介します。

胎教のはじまりは、古代中国。今も昔も変わらない母の愛

胎教は、お腹の中にいるときからできる「早期教育」や「親子のコミュニケーション」とイメージする方も多いでしょう。

一見数十年前に始まったかのように思える「胎教」。しかし、その歴史はとても古く、古代中国にまでさかのぼります。

その頃の胎教の考え方は、「親の正しい生活こそが、胎児に良い影響を与える」という考え方でお母さんの生活を正すためのものでした。

  • 良い音楽でなければ聞いてはいけない。
  • 正しい味のものしか口にしてはいけない。
  • 正しい姿勢で感情を表情にだしてはいけない。

「お母さんの良い生活が赤ちゃんに良い影響を与える」と考えられていたようです。この考え方は、古代中国で書かれたと思われる 医学書の影響からだと考えられています。

江戸時代になると、その考え方が日本にも伝わり浸透していくようになりました。

当時は、現在のように医学が発展していなかったので、生まれてくるまで胎児の様子も分からなかったでしょうし、母子共に健康で生まれてくるという事が、今よりも難しい時代だったのでしょう。

現在の胎教の考え方とは少し違いますが、ママが「赤ちゃんを思う心」というのは、今も昔も変わらないのですね。

胎教を始めるタイミングは、赤ちゃんの耳が発達する頃

妊娠初期のつわりが終わり、ママの気持ちに余裕がでてくると「胎教」を考える方も増えるのではないでしょうか。

胎教は、生まれてくる赤ちゃんの能力が発達するように行う、英才教育の様に考える方もいますが、母と子のコミュニケーションツールでもあります。

5カ月~7カ月頃になると、「安定期」に入り 赤ちゃんの胎動が感じられる時期になります。

耳の発達する時期でもありますので、お母さんの声や音などが骨を伝わって聞こえる事もあるでしょう。赤ちゃんが反応を示してくれる可能性もあります。この時期に胎教スタートするのがおすすめです。

そして、最もスタートタイミングで大切なのは、お母さんの気持ちにゆとりがでてきたときです。

5カ月に入ったから「胎教」をやらなきゃ!と焦る必要はありません。

お母さんが、リラックスしてできないと、血流も悪くなり良い胎教の効果が得られません。

ママが楽しい気持ちでできるタイミングで始める事が、一番胎教を効果的にする方法なのです。

ホントは、ママの声しか聞こえない。「胎教無意味説」

音楽を聴かせていたら音感の良い子に育った。なんて経験談を聞く一方で、ママの生活や環境がそれぞれ違うため、本当に聴かせていた音楽が赤ちゃんの音感をよくしたのか?

それを科学的に証明する事は難しく、効果についての裏付けが今現在は、明確にできてはいません。

そのため「胎教は無意味」という説もでています。一体なぜ無意味という説がでているのでしょうか?

大丈夫!ママの声は、骨を伝って赤ちゃんに届いています

お腹の外からただ音楽を流しても、赤ちゃんの耳には聞こえていないそうです。

かなり驚きの話ですが、これは テレビの実験でも行われていて、お腹の外から音楽を流しても、ほとんどお腹の中に音は伝わらず大きな音も、わずかに聞こえるほど。

パパの話しかけている声も聞こえていないかと思うと、ちょっと寂しいですよね。

ただ、赤ちゃんはお腹の中のママの心臓の音や血液の流れる音は、聞こえているようです。つまり、ママの声だけは、骨を伝わって聞こえているというわけです。

母体を通して聞いてる!赤ちゃんはお腹の中で記憶してます

不思議なことに、「ママのお腹の中にいたときにね・・・」と2~3歳ごろに、生まれる前の記憶を話してくれる子供がいるそうです。

本も多数でていて、心温まる内容の本もいくつか売られています。

ほんとに、覚えてるのかな?と思われる方もいると思いますが、近年「胎内記憶」についての研究もされていて、胎児には記憶力があることが分かってきたそうです。

その実験では、チンパンジーが胎児の時期にある音を聞かせ、その後 母体を通して不快な振動を流すというものです。チンパンジーの赤ちゃんは、生まれてからきちんと音を覚えているのかを試す実験です。

生後1カ月と2カ月の時に音を聞かせるテストをしてみたら、お腹の中にいる時に聞かせた音にだけに反応を示したそうです。

つまり、胎児の頃の記憶が残っていた。という事なのですね。

チンパンジーの胎児に音を聞かせた後,母体を通じて不快な振動を与えるという「驚愕反射の条件づけ」を行ったところ,生後1カ月と2カ月時のテストで,胎児のときに与えられた音にだけ驚愕反応を示しました。

赤ちゃんがママの声に反応するのは、聞き慣れた声だから

妊娠初期~妊娠中期にかけて、お腹の中の赤ちゃんは、びっくりするほどのスピードで成長しています。

つまり、それぞれの臓器もとても速いスピードで発達しているというわけです。脳においては6カ月ごろまでに受け皿が決定してしまう事も!

例えば 赤ちゃんは、生まれてから何も教えていないのにママの言葉に反応します。

それは、ママが日本語を話すので、赤ちゃんはお腹の中でも聞きなれているからです。ですから、生まれてからも赤ちゃんは日本語に反応する事ができるのです。

ところが、6カ月の間に全く接したことのない英語などの発音を耳にしても、赤ちゃんは反応する事ができません。

それは、赤ちゃんの脳にその発音を認識する受け皿が作られていないからなのです。
 

ストレスを伴う胎教は逆効果…子宮環境を悪化させる原因に

「ストレス」は、赤ちゃんに悪影響を与えてしまいます。ストレスを感じると人間の体は、血管を収縮させてしまいます。

ストレスで人の体は緊張状態になり、まず身を守るために血液を脳や心臓へ送ります。そのため、子宮へ血液が流れる優先順位が低くなり血量が減ってしまうのです。

そもそも赤ちゃんは、お母さんの血液から栄養や酸素をもらい成長しています。

しかしお母さんの血行が悪くなる事で、赤ちゃんに栄養がしっかりと行き渡らなくなってしまい、成長に影響がでてしまう事が考えられます。

血流がよくなれば、赤ちゃんの脳にも刺激が与えられます。子宮環境をよくして赤ちゃんの発育をよくするためにも、ママのリラックスは欠かせません。「無理なく楽しく。」これが胎教には大切な事なのです。

ママの血液は、赤ちゃんの大切な栄養源を運ぶ船の様なもの。血液によって運ばれた栄養は、胎盤を通して赤ちゃんに送られます。

つまり、血流が悪くなれば、赤ちゃんに栄養が行きわたらず、様々な弊害を起こしてしまうのです。

ママの気持ちが乗らないのに、胎教をしてしまうとかえってストレスの原因になります。気軽にママが楽しむつもりで行うのが良い胎教なのです。

ストレス時には自律神経活動が変化して、卵巣や子宮の血流が減少し、エストロゲン分泌が乱され、その結果、性周期が障害され、卵巣・子宮の機能障害が増悪されることが考えられます。

胎教があかちゃんにもたらすと言われている様々な効果

科学的には証明されていない胎教ですが、様々効果があったという体験談を多く耳にします。

  • 赤ちゃんの脳を育てる
  • 人見知りが少なくなる
  • 夜泣きが少なくなる
  • 表情が豊かになる
  • 体の発達が早い
  • 気持ちが安定した子育てしやすい子供が生まれる
  • 言葉を覚えるのが早い

確かに、ママがリラックスする事で、子宮内環境は良くなり赤ちゃんに良い成長を促します。

血流がよければ、赤ちゃんの脳が刺激され脳の発達に影響しますし、ママとのコミュニケーションができていれば、赤ちゃんとの信頼感ができます。

ですからこの様な結果がでても不思議ではないような気がします。

すぐにできる!ママと赤ちゃんの為の効果的な胎教

胎教と言っても様々なものがあります。一体どんな事をすると、いいの?と思われる方もいると思います。赤ちゃんそして、ママにとって妊娠生活を楽しむ為の胎教をご紹介します。

音楽でリラックス。ママの好きな曲でコミュニケーション

まずは、音楽を取り入れてリラックスして行える胎教について説明します。

モーツァルトの音楽が効果的な理由

クラッシック音楽・オルゴールサウンドのCDなど、様々な音楽ジャンルの胎教用CDが売られています。クラッシック音楽であれば、モーツァルトは、おすすめです。

モーツァルトの音楽は、あまりクラッシックを聴いた事の無い方でも受け入れやすい音楽が多いのが特徴です。

また有名な曲も多数ありますので、聴いていると、どこかで聴いたことがある!と思える曲にも出会うかもしれません。

モーツァルトの曲が胎教に良い理由は他にもあり、癒しの効果である「ゆらぎ」があると、科学的にも研究がされているからです。

人が認識できない周波数「α波」がリラックスや安心感を与え集中力や創造力をUPさせてくれるそうです。

胎教でモーツァルトの曲を聴かせていたら、生まれてからもモーツァルトの曲を聴くと赤ちゃんが、安心してくれる。なんて体験談もあります。

好きな音楽を聴こう

ただ、いくらモーツアルトの曲が赤ちゃんに良くても、ママが好きでなければ楽しむことも、リラックスする事もできません。

まずは、ママが聴いていて心地よい。と感じる事がとても大切なのです。

ですから、クラッシック音楽だけにこだわらず、好きなジャンルの曲を聴いて、ママがリラックスする事からはじめましょう。

 

一緒に歌って

先ほどもお伝えしましたが、赤ちゃんはママの声が聞こえます。ママが音楽を聴いてリラックスするのも大切ですが、ママが鼻歌のように歌うのも、赤ちゃんのために良いでしょう。

赤ちゃんにもママの歌声が聴こえるので、きっと音楽の楽しさが伝わります。

赤ちゃんへの読み聞かせは、胎教に効果的な絵本を選ぼう

お腹の中の赤ちゃんに絵本を読んであげるのも、良い胎教と言われています。

ママの声は、赤ちゃんを安心させる事ができるようです。また、繰り返しママが絵本を読んであげる事で、赤ちゃんは 言葉の意味が分からなくても、話し方やそのリズムを記憶するようです。

赤ちゃんとのコミュニケーションツールとしても、絵本は効果的です。現在は、胎教用の本もいろいろと売られていますが、絵本を選ぶ際には、ママが好きな絵本を選ぶ様にしましょう。

たとえベストセラーの絵本でも、ママが楽しくなければ、苦痛な時間になってしまいます。

ママが読んでいて、ほっとできる。そんな明るいお話の絵本がいいでしょう。文章もあまり長くなく、リズミカルでシンプルな言葉が繰り返し出てくる様な簡単なものもおすすめです。

赤ちゃんが生まれてからも一緒に読みたい!と思える1冊が見つかると良いですね。

ママは何気ない会話を、優しい気持ちでそてあげて!

 赤ちゃんに「おはよう」「おやすみ」「今日のごはんおいしいね~」と気の向くままに話しかけてみましょう。

何気ない日常生活の会話で十分です。優しい気持ちで話しかける事で、赤ちゃんにとってもママ自身にとってもリラックスできる幸せなひと時になります。

そして、なにより話しかけることで、赤ちゃんがママにとって、どんどん大きな存在になってゆきます。

ママとしての自覚を育てるためにも、家族の一人として話しかけてあげてくださいね。

パパも参加!赤ちゃんと絆を強めるミュニケーション方法

胎教はママだけではなく、もちろんパパもすることができます。

妊娠期間だけの思い出!ニックネームをつけてパパも参加

お腹をさする事は、パパにだってできます。ぜひ、旦那さんにもお腹をさすってもらい、赤ちゃんと関わる時間を作ってあげましょう。

なぜなら男性は、女性と違ってパパになるまでに体の変化がありません。その為、なかなか自分が父親になった!と思える機会がないからです。

ですから、2人で赤ちゃんにニックネームをつけるのも良いでしょう。ニックネームをつける事で、更に赤ちゃんの存在が大きくなり、パパにとっても赤ちゃんが愛おしいものになるはずです。

パパが声をかけてくれて、胎動があれば「あれ?今、赤ちゃん笑った?」なんて声をかけてあげると、きっと喜んでまた、胎教に参加してくれるでしょう。

パパが、赤ちゃんを大切にしてくれると、ママも嬉しいですよね。その喜びも胎教の一つですよ。ぜひ、パパにもお父さんへ成長する機会をつくってあげましょう。

キックゲーム

赤ちゃんの胎動に合わせて一緒に楽しむコミュニケーションゲームです。ママが気軽な気持ちで楽しくやるのがポイントですが 慣れてきたらぜひパパにも参加してもらってくださいね!

 

キックゲームのやり方

① 赤ちゃんがお腹を蹴ってくれたら、「キック」と言って同じところをポンっとたたいてください。

上手くいけば、2~3分後お返事が!赤ちゃんが、ポンと同じ場所を蹴り返してくれるようになります。もし、成功したら何日が続けてみましょう。

② 何日か続けたら、次は赤ちゃんが蹴ってくれたところとは違う場所を、「キック」と言いながら軽くポンとたたいてみましょう。

ママがポンとたたいた場所を赤ちゃんが蹴ってくれたら、これまた成功です!

これを、2週間ほど繰り返してみましょう。

③ 2週間ほど続けたら、「キック」と言いながら、1回だけでなく2回くらいお腹を軽くポンポンとたたいてみましょう。同じ数だけ赤ちゃんがお返ししてくれたら、成功です。

これが、キックゲームです。赤ちゃんがお返事してくれたら、嬉しいですよね。慣れてきたら、パパも一緒に赤ちゃんの反応を楽しんでみてくださいね。

ただ全ての赤ちゃんが「キックゲーム」に反応するわけではありません。反応がないからと、焦る必要はありませんので、心配しないでくださいね。

パパやママが楽しんで行う事が大事です。気持ちに余裕があるときに試してみてくださいね。

適度な運動で健康に!赤ちゃんもママもリラックス!

過度な運動はお腹に赤ちゃんがいるのでNGですが、適度な運動は血流もよくなり、胎教としてだけでなく良いお産を迎えるためにもとても良い事です。

ママの心も気分もリフレッシュする事ができますので、体調が悪くなければこの機会にマタニティスポーツを初めてみるのも良いでしょう。

マタニティヨガ

妊婦さんは、どうしても運動不足になりがちです。運動不足になると、血流がわるくなります。赤ちゃんにとってもマタニティヨガは、効果がありそうですね。

血流がよくなれば、子宮内環境を良くするだけでなく、赤ちゃんの脳にも良い影響を与えます。ヨガならではの深い深呼吸には、リラックス効果があり心を安定させてくれます。

また、妊婦さんならではの肩こりや腰痛 足のむくみにも効果が期待できそうです。

マタニティヨガは、ママの気分や体調にあわせて行いましょう。

「60分はやりましょう。」などという縛りはありませんので、コツコツ10分づつ。というのもちろんOKです。何より、ママがリラックスできるよう自分のペースで行う事が大切なのです。

くれぐれも”義務”にならないように楽しく行ってください。

ゆったりとした気持ちで行えば、血流も良くなり赤ちゃんもきっとゆったりとした心地よい気持ちになる事でしょう。

ヨガをする時間帯によっても、様々な効果が期待できます。

  • 朝ヨガ:目覚めを良くしてくれる
  • 夜ヨガ:心が落ち着き寝つきがよくなる

ただ、妊婦さんは夕方ごろからお腹が張りやすくなりますので、お腹の張りがある場合は、昼間に行う方が安心です。

そして、ヨガを始めるのであれば、主治医の先生に相談して許可をもらうとより、安心して楽しめると思います。

お散歩

マタニティヨガがすぐに始められない場合は、お話をしながらお散歩をしてみましょう。「こんなお花が咲いているよ。」とか、「お天気よくて気持ちいいよ」とか、景色について話しかけてみるのも気分転換になって良いと思います。

無意味じゃない。胎教で母親の自覚が芽生えるのです

女性は、妊娠をすると「お母さん」と呼ばれます。しかし、1日で心まで完全に「母親」になれるわけではありません。

十月十日かけて、まだ見ぬ赤ちゃんへ愛情を注ぎ、心も母へと成長させてゆくものです。

そう!お母さんもまだ”はじめてさん”なのです。ママがリラックスすることが、良い子宮環境を作り、それが赤ちゃんの臓器をつくる大切な栄養でもあります。

赤ちゃんの為を思って、行うのが胎教です。胎教は、決して生まれる前の英才教育だけが目的では、ありません。

ママが焦らず、リラックスをして楽しむことに、意味があるのです。胎教を通して、母と子の絆をはぐくんでみましょう。

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