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妊娠中の体重は増えるもの。しかし、増えすぎも注意が必要!

2014/05/29

妊娠中は赤ちゃんの為にも、お母さんの体力作りの為にも、体に良い食べ物を出来るだけたくさん食べた方が良いと思われがちです。また、お母さんが無意識に食べたいと思うものは、赤ちゃんの食べたいという欲求の表れでもあるから、食べたい物を食べたいだけ食べた方が良いという意見もあります。

しかし、妊娠中の食べ過ぎは、かえって赤ちゃんに悪い影響を及ぼす事があるのはご存知でしょうか。妊娠によってある程度体重が増えるのは当然の事です。しかし体重の増えすぎは注意が必要なのです。

ここでは妊娠中の食べ過ぎ、太りすぎが赤ちゃんにどう影響を及ぼすのか、そしてどのくらいの体重の増加であれば正常なのかについて紹介していきます。妊婦の体重管理について、よく理解しておきましょう。

妊娠中の体重の増えすぎはどんな危険があるのか?

妊娠中は、赤ちゃんの成長に合わせて必ず体重が増加しますが、体重の増加で正常と見なされるのは8キロから9キロ前後です。それ以上の増加はお母さんの太り過ぎという事になり、様々なトラブルが起こりやすく、赤ちゃんにとっても危険な状態になります。

お母さんが太りすぎると、妊娠高血圧症候群や糖代謝異常、血栓症や脂肪塞栓症のリスクが高まり、さらに巨大児分娩や帝王切開をせざるを得なくなり、産後回復も遅くなるなど様々な危険性が増してしまうのです。

特に妊娠高血圧症候群は、妊婦の5人のうち1人はなると言われる程で、重症になると赤ちゃんやお母さんの命の危険もある為、注意が必要です。妊娠高血圧症候群の原因は、ストレスや過労、多胎妊娠や高齢妊娠など様々ですが、最もなりやすいのは太り過ぎによるもので、妊娠によるいろいろな変化に対して体が対応しきれなくなると発症するとされています。

また、血栓症は血管の中を流れている血液が固まってしまう病気で、血栓症になると母子共に脳や肺が麻痺したり、死に至る危険性もあります。そしてこの血栓症も、太り過ぎによって発症率が高まるのです。

この他にも、太りすぎる事で産道に脂肪がついてしまい、赤ちゃんが出てこられなくなり難産の危険性も高まり、帝王切開を行った場合は産後なかなか傷が回復しなくなる人、逆に赤ちゃんが大きくなりすぎて分娩時に出にくくなり、腕や足に麻痺が残ってしまう危険性や、分娩が長時間に及ぶ事で微弱陣痛子宮弛緩出血の危険性が高まる恐れもあります。

さらに、歩けなくなるほどの腰痛の悪化や、一生消えない妊娠線が体中に出来てしまうなど、太り過ぎによる障害というのはたくさんあるのです。妊娠中はつい、赤ちゃんの為にと自分も周りも食べる事を意識してしまいがちですが、食べ過ぎによってお母さんや赤ちゃんの命を危険にさらす恐れもあるという事を、よく理解しておきましょう。

妊娠中の太り過ぎを予防するには

妊娠中の太り過ぎを避ける為にも、まずは毎日体重を測り、出産まで体重管理を怠らないようにしましょう。食べ物への注意としては、濃い味付けの物や塩分を控え、糖分の多いお菓子や油物、出来合いの料理や菓子パン、レトルト食品などカロリーの高い物を控えるようにしましょう。

また、妊娠中も仕事を続けている人は、疲れたからと、つい外食やお惣菜、コンビニ弁当などを食べる事が増えがちですが、こうした食生活は、自分も赤ちゃんにも良い影響など何一つありません。すぐに作れるレシピを用意しておく、すぐに食べられる野菜や果物を常備しておくなど、疲れていても「これなら出来る」という料理や食材を常に用意しておくよう心がけましょう。

仕事を続けていて、お昼のお弁当が作れないという人は、フレッシュジュースや野菜ジューススタンドを積極的に利用し、コンビニではフルーツやサラダ、お味噌汁など、外でも新鮮で栄養価の高い物を取り入れる工夫をしていきましょう。

妊娠中は、太ったからといって食事制限や過剰な運動をしてダイエットを行う事は出来ません。日頃から適度な運動、バランスの良い食事を心がけ、お母さんにとっても赤ちゃんにとってもちょうど良い生活と体型を維持していきましょう。

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