妊婦の体重の増えすぎや痩せすぎは赤ちゃんにもリスクが…体重管理の目安

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2017/04/11

妊娠中、定期的に産院へ通う妊婦検診は、お腹の中の赤ちゃんの様子を知ることができる日。エコーで赤ちゃんの姿を見たり、心音を聞くのを楽しみにしている妊婦さんも多いことと思います。

しかし、それと同時に、助産師さんや先生の前で体重計に乗らなくてはいけない緊張の瞬間でもあります。

毎回、「体重が増えすぎたかも」とヒヤヒヤしている人もいるのではないでしょうか。

注意されると妊娠中の幸せな気持ちも落ち込みますが、指摘されるということは、もちろん母体や赤ちゃんに良くないということ。体重の増えすぎは妊娠高血圧症候群など病気の原因にもなるのです。

安産への第一歩として、適切な体重の目安や、太りすぎのリスクなどを知っておきましょう。

妊娠中の体重管理はBMIで違う!増やすべき重量とその内訳

妊娠中に体重が増えていくということは、お腹の中の赤ちゃんが順調に大きくなっているということ。赤ちゃんの成長を考えると当然のことです。

しかし、妊娠前から増えた体重が全て赤ちゃんの重さなのかというと、そうではありません。個人差はありますが、妊娠10か月で産まれてくる赤ちゃんの体重は3kg程度です。

まずは、妊娠中に増加する体重の内訳と、最終的に増加していいとされる体重がどれくらいなのかを見ていきましょう。

妊娠中に増えていい体重をBMIごとに見てみよう

さて、健康管理やダイエットで気にしていた人にはおなじみのBMIという指標ですが、「名前は聞いたことがあるけど詳しくは知らない」という方もいるのではないでしょうか。

BMIの数値が22のときに、肥満または痩せすぎが原因の病気に最もかかりにくいとされており、このときの体重が理想体重となります。

BMIの数値は人によって異なり、以下の計算式で出すことができます。ぜひ電卓を用意して計算してみてください。

BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

次にこの計算で出た数値を、日本の基準に照らし合わせて肥満度チェックをしてみましょう。

  • 【18.5未満】 やせ
  • 【18.5以上25未満】 普通
  • 【25以上30未満】 肥満1度
  • 【30以上】 肥満2度以上

妊娠中を通して最終的に増加してもいい体重は、このBMIごとに異なります。先ほど出した自分のBMIがどこに当てはまるか確認してみてください。

  • やせ【18.5未満】 妊娠前+9~12kg
  • 普通【18.5以上25未満】 +7~10kg
  • 肥満【25以上】産院の指導によるが、25を少し超える程度なら+5kgが目安

いかがでしょうか。妊娠中を通しての増加体重はもちろんですが、計算をしてみると「意外とやせていた」「結構太ってるかも」など改めて自分の身体を確認できたのではないでしょうか。

BMIが普通の人は妊娠前より+10kgが理想!その内訳を知ろう

通っている産院で「BMIが普通の人で、最終的に10kgくらいまでの体重増加がいい」と聞いた人も多いかもしれませんが、前述の通り、この10kgのうち赤ちゃんの体重は3kgだけです。

では、残りの7kgは一体何の重さなのでしょうか。最終的に体重が10kg増えた場合の内訳を見てみると以下のようになっています。

  • 赤ちゃん 3kg
  • 胎盤 0.5kg
  • 羊水 0.5kg
  • 胎児を育てるための血液と水分 2~3kg
  • エネルギーの蓄え(脂肪) 3~4kg

この、「エネルギーの蓄え」=脂肪は、出産や母乳を作る際に母体のエネルギーとして使われますが、妊婦さんの体重で大きく個人差が出てくるのがこの部分です。

増加が10kgの場合の内訳では脂肪の占める重さは3~4kgですが、最終的な体重増加が10kgを超えた場合、超過分の重さは全てこの脂肪に加算されます。

つまり、体重が妊娠前から15kg増加した人では、赤ちゃん、胎盤、羊水、血液と水分の重さは10kg増加の人と変わりませんが、脂肪が5kg多いということになります。

10kg増加の人で脂肪が3~4kgですから、15kg増加の人は3~4kg+5kgで、だいたい8~9kgほどが脂肪ということになるのです。

出産や授乳などで確かにエネルギーを必要としますが、あまり脂肪を蓄えすぎても消費しきれず、産後にそのまま身体に蓄積されてしまいます。

また、後ほど詳しく書いていきますが、この余分な脂肪が病気などトラブルの原因にもなってしまうので、大幅な体重増加には注意が必要です。

毎月どれくらい増えていればいいの?月々の増加の目安

BMIが普通の人で「最終的に10kgの増加が理想」ということをお伝えしましたが、妊婦検診は数週間や1か月単位でやってきます。

検診が近くなってくると、「今はどれくらい増えていてもいいの?」というのも気になりますよね。

赤ちゃんが生まれるまでの期間がちょうど10か月ということもあり、毎月1kgずつ増えればいいという話も耳にします。

しかし、実際に妊娠をしてみると、毎月1kgずつというのはなかなか難しいことだと感じている人も多いのではないでしょうか。

お腹の中の赤ちゃんは、妊娠8か月以降の妊娠後期といわれる時期に最も身長や体重が増えます。従って、この時期は妊婦さんの体重も増える傾向にあります。

そう考えると、赤ちゃんの大きさがまだ数cmしかない妊娠初期も、身体がぐっと大きくなる後期も、同じく毎月1kgずつの増加に留めるというのは少し疑問ですよね。

ここでは、妊娠初期・中期・後期に分けて、各時期にどれくらいまで体重が増えていいのかを見ていきましょう。

【妊娠初期・1~4か月】つわりで体重が落ちても大丈夫!ただし増加には注意

妊娠初期とは、週数だと0~15週、妊娠4か月までの期間のことを指します。ただ、妊娠1か月(0~3週)では、妊娠の症状に気がつく人はほとんどおらず、体重も妊娠前とほとんど変わりません。

妊娠2か月~4か月の間に、吐き気やむかつきなどのつわり症状を感じる妊婦さんが多く、ひどいつわりで食べ物が食べられなくなってしまう場合もあります。

なかには「白米の炊ける匂いがダメでご飯が食べられない」「果物しか食べられない」など、特定の食べ物が苦手になったり、決まった食べ物以外受け付けなくなってしまう人も。

妊娠初期の間の栄養の偏りや体重の減少は、まだ胎児にほとんど影響を及ぼさないため、あまり厳しい体重管理は必要ないとされています。

この時期は無理せず、食べられるときに食べられる物を食べて栄養をとって構いません。食べられずに体重ががくっと落ちてしまう人もいますが、妊娠初期で体重が減っても、胎児にほとんど影響はありません。

ただ、厳しい体重管理が必要のない時期とはいえ、つわりが無い人や食べづわりの人は食べたいものを食べたいだけ摂取してしまわないように注意が必要です。

妊娠初期に必要とされる一日の摂取カロリーは、妊娠していない時より+50kcalと、あまり変わりません。ここで食べ過ぎてしまうと、体重が増加しやすい中期・後期の体重管理が大変になることを意識しておきましょう。

ちなみに50kcalの食品を例に挙げると、

  • バナナ(中)1/2本
  • りんご(小)1/2個
  • ロールパン1/2個

このように、普段の食事で簡単に摂取できてしまう量です。「赤ちゃんの分も食べなきゃ」と張り切ってしまうと大変なことになりますね。

厳しい管理が必要ない=いくらでも食べていい!ではなく、妊娠前と同じくらいの食事量で大丈夫ということです。

とはいえ、日頃から暴飲暴食をしてしまっている人がそのままの食事を続けることはおすすめしません。赤ちゃんのためにも、この機会に食生活を見直しましょう。

つわりがない場合は体重も妊娠前と同じくらいか、妊娠初期を通して+1~2kg程度をキープし、妊娠中期・後期の体重増加に備えたいところですね。

【妊娠中期・5~7か月】1週間の体重増加は300g以内が理想!しっかり管理を

妊娠中期は、胎盤が完成し、つわりもおさまる安定期です。お腹もふっくらとしてきて、赤ちゃんの胎動を感じられるようになってきます。

この頃から赤ちゃんの身体も大きくなっていき、妊娠7か月では身長35cm、体重1000gほどになります。妊婦さんの体重管理もここからが本番といえるでしょう。

成長する赤ちゃんに合わせて、栄養が赤ちゃんに優先して運ばれるように母体のしくみも変化していくのですが、そうすると母体のほうはエネルギー不足になっていきます。そして、この不足したエネルギーを補うため、妊婦さんは食欲が出てくるようになります。

さらに、これまでつわりがあった人にとっては、つわりがおさまって普通に食事ができるようになるうれしい時期。反動でついたくさん食べてしまう妊婦さんも多いのです。

妊娠中期の体重増加は1週間に300g以内に抑えるのが理想です。妊娠5・6・7か月は、毎月1~1.2kgの増加にとどめておくことを心がけるといいでしょう。

【妊娠後期・8か月以降】1週間に500g以上の増加は危険!体重管理も最終局面に

妊娠8か月になると赤ちゃんの骨格がほぼ完成し、産まれるその時のために成長するスピードもアップします。8~10か月の3か月間で赤ちゃんの体重はおよそ2000~2200gも増え、身長は約10cmも伸びます。

妊婦さんの身体には、大きくなる赤ちゃんに圧迫されて息苦しさを感じたり、疲れやすくなるなどの負担がかかる頃です。胃が圧迫されることで、一時食欲が落ち込む人もいるでしょう。

この頃の体重増加ですが、8か月後半の30週以降は毎週500gまで増えてもいいとされています。それまでは中期と同様に毎週300g以内をキープしましょう。

また、8か月に入って、一週間で500gを超えて増加することがあれば妊娠高血圧症候群が疑われます。検診でも指摘があると思いますが、自分でもしっかりチェックして、500gを超えてしまったら診察を受けてみましょう。

妊娠初期から食べ過ぎないことが体重管理のポイント

さて、妊娠初期から後期まで、毎月の体重増加の目安を見てきましたが、もう一度見直してみましょう。

  • 【1か月/妊娠初期】+0kg
  • 【2か月~4か月/妊娠初期】+0~2kg。つわりで妊娠前より減っても大丈夫
  • 【5か月/妊娠中期】+1~1.2kg(300g/週)以内
  • 【6か月/妊娠中期】+1~1.2kg(300g/週)以内
  • 【7か月/妊娠中期】+1~1.2kg(300g/週)以内
  • 【8か月/妊娠後期】+1.6kg(300g/週、30 週以降は500g/週)以内
  • 【9か月/妊娠後期】+2kg(500g/週)以内
  • 【10か月/妊娠後期】+2kg(500g/週)以内

赤ちゃんがグングン成長し、妊婦さんの身体も栄養を必要とする妊娠中期・後期にしっかりとした体重管理が必要なことは先ほどもお伝えしました。

ですが、このように並べてみると、妊娠初期の体重増加を抑えることがひとつのポイントとして見えてくると思います。

つわりが無い人はもちろんですが、食べ過ぎや偏食がちになる食べづわりの人も、妊娠初期で体重をどんと増やしてしまうと後々の体重管理が非常に厳しくなります。

妊娠初期で+0kgをキープすれば、妊娠中期・後期の体重管理に余裕が持てますね。「赤ちゃんの分もあるし、少しくらい多めに食べてもいい」という考えはやめ、妊娠初期から増加には注意してください。

体重の増えすぎにご注意。妊娠高血圧症候群や糖尿病のリスクも

自分の美容・健康のために体重を気にする女性は多いと思います。しかし、妊娠中に必要以上に体重が増えると、自分だけでなくお腹の赤ちゃんにも悪い影響が及ぶ可能性があるのです。

ここでは、過剰な体重増加が引き起こす妊娠中の病気について見ていきます。どういった病気なのかを把握して、予防を心がけましょう。

赤ちゃんに発育不全や命の危険も!妊娠高血圧症候群

妊娠中の病気で、妊娠中毒症という名前を聞いたことがある人もいるかと思います。この病気は、

  • 高血圧
  • 蛋白尿
  • 浮腫
  • 1週間に500g以上の体重増加

上記のいずれか一つ、あるいは2つ以上が現れる病気のことをいいますが、この中でとくに高血圧を伴うものを妊娠高血圧症候群といいます。

詳しい原因は分かっていませんが、胎盤が通常とは違った作られ方をした場合に発症するといわれており、重症化すると胎盤や子宮の血流が悪くなり、赤ちゃんに酸素や栄養がいかなくなってしまいます。

高年齢(35歳以上)、初産婦さん、多胎妊娠の妊婦さんと並び、肥満であることも妊娠高血圧症候群にかかりやすくなるとされています。

さらに、一度妊娠高血圧症候群になると、次回のお産も妊娠高血圧症候群にかかる確率が高くなります。

妊娠高血圧症候群には、今のところ、これを行えば必ず予防できる!といった予防法がありません。ですが、食べ過ぎや過剰な塩分摂取に気をつけることで、発症する可能性を低くしておきたいものです。

流産や早産のリスクも高くなる!妊娠糖尿病

妊娠中に発見された糖の代謝異常のことをいい、妊婦さんの7~9%が妊娠糖尿病と診断されるといわれています。

妊娠糖尿病は、前述の妊娠高血圧症候群を誘発したり難産になるなど、母体に影響があるだけでなく、赤ちゃんにも様々な異常を引き起こします。

  • 流産
  • 形態異常
  • 巨大児
  • 心臓の肥大
  • 低血糖
  • 多血症
  • 電解質異常
  • 黄疸
  • 胎児死亡

母体が高血糖になることで、赤ちゃんも高血糖になってしまい、上記のような合併症を発症してしまうのです。

また、妊娠糖尿病の影響で、巨大児や標準より大きく産まれた赤ちゃんは、小中学生など若いうちから肥満になり、将来糖尿病になることも多いとされています。

もちろん、食生活や運動に気をつけてあげていれば十分に防ぐことはできますが、そのためには親である自分の生活習慣を整えなければなりません。

妊娠中だけではなく、赤ちゃんの将来のことも見据えて、妊娠中から自分の食事やライフスタイルを見直すことが予防につながるといえます。

病気だけじゃない!過剰な体重増加が引き起こすトラブル

必要以上に体重を増やしてしまうと、前述したような怖い病気にかかるリスクが高くなってしまうことに加え、無駄なお肉がついたことによる物理的なトラブルも発生します。

妊娠中はもちろん、中には産後にもひびいてしまうトラブルも。無駄なお肉が妊婦さんの身体にどんな影響を及ぼすのか、知っておきましょう。

太りすぎは妊婦さんの身体に腰痛などの負担をかける

妊娠中は体重が増えるため、必要な分の体重増加だけでも、身体は通常時より重い重量を支えなければなりません。

ほとんどの妊婦さんが経験する腰痛ですが、必要以上に体重が増えてしまうと、その分も身体に負荷としてのしかかってきます。

また、「あまり腰に負担をかけないように…」と意識すると、足や首、背中など、身体の他の部分で腰をかばうように動くようになります。

すると、腰をかばっている身体の他の部分にも負荷がかかり、腰と同じように痛みを感じるようになることもあるのです。

妊娠中はただでさえ身重になるのに、身体のあちこちが痛いと、日常生活で少し動くだけでも苦痛になってしまいますよね。マタニティライフを楽しむためにも余分なお肉をつけないようにしたいものです。

肉がつきすぎて難産?ママも赤ちゃんも苦しむことに

体重の増えすぎは注意しなければならないことをお伝えしてきましたが、「ちょっと太りすぎたけれど、今のところ目立った問題も無いから大丈夫」という人もなかにはいるかもしれません。

妊娠の経過が順調なのはいいことですが、たとえ今は大きな問題がなくても、出産のときに余分なお肉が邪魔をするかもしれないということを忘れてはいけません。

赤ちゃんはお腹の中から出てくるときに産道を通って出てきますが、この産道という部分は、実はとても脂肪がつきやすいのです。

産道はもともと狭いですが、余分な脂肪がついてしまうとさらに狭くなり、赤ちゃんがママの体外へ出るときにお肉をかき分けて出てくることになります。

そうすると産まれるまでに時間がかかり、赤ちゃんもママも体力を消耗していまいます。あまりにも赤ちゃんが自力で出てくるのが困難な場合は、途中で帝王切開に切り替えることもあるのです。

出産はママと赤ちゃんにとって大仕事。少しでも安産にできるよう、日頃から体重管理の意識を持って余分な脂肪をつけないようにしましょう。

急激な体重増加は妊娠線や産後の体型にひびく

マタニティ向けの雑誌などで妊娠線予防クリームやオイル、妊娠線の予防法などを目にすることも多いと思いますが、妊娠線ができる原因はご存知でしょうか。

お腹が大きくなるスピードについていけず、引っ張られた皮膚が裂けてしまうことで妊娠線が表れます。お腹にできることが多いですが、腕やお尻にできてしまう人もいます。

妊娠線予防クリームやオイルは、身体の皮膚を柔らかく、伸びやすい状態にしておくことで妊娠線を予防しようというものですが、実は体重管理も妊娠線予防の対策のひとつ。

体重増加があれば、その分身体にお肉がつき、皮膚が引っ張られることになります。しかも、急にグンと体重が増えたなら、突然の身体の変化に皮膚はついていけず、裂けてしまいます。

妊娠をしたなら体重が増えていくのは当たり前のことですが、緩やかな体重増加をこころがけ、食べ過ぎなどで急に体重を増やしてしまわないよう気をつけましょう。

余分なお肉がついてしまうと妊娠線が出てしまうだけでなく、産後の体型戻しも大変になります。ぷよぷよのお腹に妊娠線のひび割れ、という状態は女性としては避けたいところですね。

痩せすぎもよくない!妊娠中のダイエットはほどほどに

さて、ここまで体重増加の危険性やリスクについてお伝えしてまいりましたが、「じゃあ食べないで痩せればいい」というわけではありません。

妊娠中の体重管理は美容目的ではなく、あくまでも赤ちゃんの成長と母体の健康、そして安産のために行うということを忘れないでくださいね。

体重を気にするあまりに、妊婦さんが栄養不足になっていてはもともこもありません。赤ちゃんの成長に欠かせない葉酸などの不足なども招きかねません。

過度なダイエットは赤ちゃんの病気や障害の原因に

痩せすぎの妊婦さんから産まれる赤ちゃんは、低体重の子が多いことが分かっています。

浜松市の子育て情報サイトによると、妊娠前にやせ形、そして妊娠してからの体重増加が7kg未満の場合に低体重児を出産する確率が高いと伝えています。

また、先述したように「葉酸」が不足してしまうと、「二分脊椎症」という、脊椎がうまく発達しない先天性の障害がある子どもが産まれてくるリスクが高まります。

この障害は、先進国の中では唯一、日本のみが増加傾向にあります。

栄養不足のママから産まれた赤ちゃんは、少ない栄養でも生きていける身体につくられるため、少し食べただけでも食べ過ぎになり、生活習慣病になりやすいといわれています。

イギリスのサウザンプトン大学医学部教授のデイビッド・パーカーさんが提唱した、世界的に注目されている「成人病胎児期発症説」という説。成人病を引き起こす要因の70%が胎児や新生児の頃の栄養不足にあるとする説です。

栄養状態の悪い母親から産まれた赤ちゃんのその後を追いかけ、健康状態を調べるという調査が行われました。

その結果、小さく産まれた赤ちゃんは、成人になってから心筋梗塞を発症したり、高血圧や心臓病、糖尿病などの成人病にかかるリスクが高いということが判明したのです。この説は現在では定説となりつつあります。

成長や発達に遅れが生じるなど、産まれた直後だけでなく、将来にわたって病気や障害を発症する確率が高くなってしまうのです。

栄養不足は大敵!体力勝負の妊婦さんに起きるトラブル

以前は「小さく産んで大きく育てる」のが良いとされていたこともありますが、近年は見直されており、栄養不足の妊婦さんは、流産や早産の危険も高くなるといわれています。

また、痩せすぎは身体の冷えにもつながります。冷えはお腹の張りや便秘を引き起こします。さらに血流が悪くなるため、赤ちゃんに栄養が届きにくくなります。

食べ過ぎは良くないですが、バランス良く必要な栄養を摂取し、きちんとエネルギーを得ることは、母体にも赤ちゃんにも大切なことなのです。

体重管理がストレスにならないよう、できることから始めましょう

妊娠中の体重管理は、自分のためだけでなく、お腹の中の赤ちゃんのためにも大切です。太り過ぎず、痩せすぎず、適切な体重増加をしていくことが望ましいですね。

妊娠中の体重管理を行うのは、ママの体が一番良い状態でいられるように意識する為のものです。

妊娠中は過剰に太ったり、痩せすぎたりする事のないよう、しっかり体重管理を行い、適正な状態をキープ出来るよう妊娠中の体重管理はきちんと行いましょう。

ではどうやって妊娠中の体重管理をしていけばいいのか?具体的な対策の内容についてはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

▼妊婦の体重維持の方法についてはコチラも参考にしてみて!

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