妊活前から知っておこう!煙草が妊娠力を下げる理由

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2017/05/17

妊活中の女性に、ぜひ取り組んでもらいたいのが「禁煙」です。喫煙する女性は、タバコを吸わない女性よりも妊娠率が低くなると言われています。

タバコには沢山の有害物質が含まれています。人体に及ぼす影響の一つに、「不妊」が挙げられます。

タバコは、女性の卵巣機能を低下させて受精しにくくし、妊娠しづらくしてしまうのです。

タバコが及ぼす妊娠・出産・赤ちゃんへの影響、含まれる有害な化学物質など、不妊の原因になってしまうタバコの影響について調べました。

妊娠力に悪影響・・・妊娠率の低下を引き起こす喫煙の害

妊娠を望んでいるのであれば、たばこを吸うのはやめた方がよいでしょう。なぜなら、たばこを吸っていると妊娠しづらくなり、流産や早産などの可能性も高くなるからです。

確かに、たばこを吸っていても、元気な子供を産み、立派にママになっている女性もいらっしゃいます。

しかし、たばこによるリスクは思っている以上に大きいものです。たばこによる、妊娠への影響には次のようなものがあります。

  1. 卵巣機能の低下による妊娠率の低下
  2. 体外受精の成功率低下
  3. 流産の可能性が高くなる、

健康な赤ちゃんを望むのであれば、喫煙は止めるべきなのです。まずは、たばこが及ぼす妊娠・出産への影響についてくわしくみていきましょう。

1.卵巣機能の低下による妊娠率の低下・・・1年以上妊娠できない確率が3割増

まず1つ目のリスクは、自然妊娠の可能性が低くなることです。たばこは卵巣機能を低下させて女性ホルモンの分泌を抑制するため、元気な卵子が育たなくなってしまいます。

女性ホルモンは、卵巣で作られます。卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類があり、妊娠・出産ができるようにバランスが保たれています。

卵胞ホルモン
生理の終わり頃から排卵までに分泌されるホルモン。女性らしい体をつくる作用があり、子宮内膜を厚くして妊娠の準備を進めます。
黄体ホルモン
排卵後から次の生理までに分泌されるホルモン。受精卵が着床しやすいように整え、妊娠が継続できるように作用する。
たばこを吸っていると、これらの女性ホルモンの分泌が減少してしまい、生理や妊娠が正常に行えなくなってしまいます。

さらに、血管が収縮してしまうために子宮や卵巣に十分な血液が送られなくなり、生殖機能に異常をきたしてしまいます。

また、たばこを吸わない女性と比べると、喫煙する女性の方が子宮外妊娠の可能性が高まることや、閉経する年齢が早くなることも分かっています。

たばこと不妊率の関係
一般的に「不妊」とは、「妊娠を望む夫婦が、避妊をせずに一年間性生活を送っても、妊娠が成立しない場合」を指します。

一般的に、健康的な男女であれば、80~90%の確率で一年以内に妊娠が望めるといいます。しかし、産科・婦人科|順天堂医院によるとたばこを吸っていると、1年以上妊娠できない確率が20~30%アップしてしまうとのことです。

このように、たばこは女性ホルモンの分泌を妨げて生殖機能を低下させ、妊娠力を低下させてしまうのです。

2.体外受精の成功率低下・・・高い医療技術でさえも失敗率が上がる

体外受精は、女性の卵巣から成熟した卵子を取り出し、男性の精液から取り出した精子とを掛け合わせて受精させる方法です。

受精したあとに培養を行い、「胚盤胞」と呼ばれるまで細胞分裂が進んだ受精卵を、子宮の中に戻して着床させるため、とても成功率の高い妊娠方法です。

しかし、喫煙している女性から取り出した卵子は、受精する確率が低く、子宮への着床率も悪くなることがわかっています。

喫煙者の体外受精の成功率は、たばこを吸わない人と比べて20%減少するとも、約半分になるとも、言われています。

体外受精は、顕微受精と合わせて「高度生殖医療」と呼ばれる、とても高い医療技術による不妊治療方法です。

その高い技術をもってさえも妊娠が不可能になる可能性がある・・・、それほどタバコによる妊娠への影響は大きいものなのです。

3.流産の可能性が高くなる・・・流産率はタバコを吸わない人の倍に

たとえ妊娠ができたとしても、流産を引き起こしやすくなってしまうのが、タバコのさらなる害です。

一般的に、流産が起こる割合は、妊娠12週未満で13~14%、妊娠12週以降22週未満で1~2%と言われています。

しかし、厚生労働省では、母体が喫煙者だった場合の流産の発生率は、タバコを吸っていない人の約2倍にまで高くなるとして、妊娠中の喫煙に対して注意を促しています。

早期流産の原因は、胎児側の異常によることが多いと言われていますが、妊娠した女性がタバコを吸っていた場合には、そればかりとは言えないものです。

妊活前から意識して!妊娠力を下げるたばこは受動喫煙もNG

大切な赤ちゃんを守るためにも、妊娠を希望する女性は禁煙を心がけることが重要です。

それはママだけでなくパパも同様です。受動喫煙ももちろん影響があります。

妊娠力が下がる…というデメリットだけでなく、妊娠してからも母体や胎児に、そして産後の子育て時にもたばこには危険が常に伴います。

たばこの害についてしっかりと知り、すぐに対策を打っていく必要がありますね。

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