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妊娠が分かってからでは遅い?出生前診断を受ける前の心構えとは…

2014/06/28

「生まれてくる前に、お腹の中での赤ちゃんの状態を知る」という意味では、通常の妊婦健診で毎回行われるエコー検査やお母さんの尿検査も“出生前診断”になります。赤ちゃんが元気かどうかは、検査があるからこそ詳しく知ることができます。それが安心して妊娠中を過ごせる要因でもあるでしょう。

では、新聞などのメディアが取り上げている“出生前診断”とはどういったものなのでしょう。いざ受けますか?と問われた時、どう答えればよいのでしょう。そもそも何が分かり、出産にどう活かせるのかが知りたいところですよね。1つの知識として持っておきたいことをまとめてみました。

なにを診断するの?

赤ちゃんに先天性の異常があるのかどうか、その“可能性”を調べます。ただし、いくつか限られたものだけで、すべての異常が分かるというわけではありません。35歳以上で初めて出産する時には、胎児に異常が発生しやすいと考えられ、検査を勧められることがあるようです。

次のような検査方法があります。

・クアトロテスト…お母さんから採血した血液の成分から、ダウン症である可能性があるかどうかを調べる。
・羊水検査…子宮から採取した羊水の含有物などから、遺伝による疾患、染色体の異常の有無を調べる。

新型と呼ばれる出生前診断も、妊娠中の母親から採血して行われますが、99%という高い確率で異常が発見できるというのが、これまでとは違う点です。ただし、血液からの検査で陽性が出た場合は、羊水検査でさらに詳しく調べるよう勧められることが多いそうです。

いずれも異常がある可能性がどれくらいあるのか、ということを調べるのであって、陽性だから“異常あり”と断定できるものではありません。同じように、陰性だから“異常なし”とも言い切れないということです。

妊娠したらいつでもできるの?

赤ちゃんがある程度育ってからでないと、調べることができません。クアトロテストでは14~18週、羊水テストでは15~18週の間に行います。

費用はどのくらい?

それぞれの産院によっても違いがあるようですが、大体10~20万円くらいかかるといわれています。保険は適用できないため、事前に確認して正確な金額を把握したほうがよいでしょう。

メリットは?

先天異常の可能性が高いと診断された場合、産後の処置や治療の準備などをいち早く行うことができます。また、行政やNPOが行っている事業を事前に調べることで、少しでも育てやすい環境の準備を進めることができます。

デメリットは?

羊水検査はおなかに針を刺して、子宮から羊水を採取するという方法をとっているため、検査が原因となって流産につながることもあります。

結果が出たらどうするの?

それは母親、夫婦の判断にゆだねられます。結果をどう受け止めるのか。これを心して決めておかないと、安心するための検査が不安要素になってしまうのです。「一応受けてみようかな」という気持ちでいると、陽性の反応が出た時に、かえってパニックになってしまう人もいるそうです。

妊娠中はただでさえ不安になることも多く、ストレスがお腹の赤ちゃんにも影響するということは周知の事実です。検査を受けた後の妊娠生活も考慮して、夫婦間の話し合い、検査への知識・理解を十分持つ必要があります。簡単に受けられるけれど、その結果を簡単に受け止めることは、とても難しいと言えそうです。

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