- 子どもだってストレスを感じます。では発散するのか乗り越えるのか | MARCH(マーチ)

子どもだってストレスを感じます。では発散するのか乗り越えるのか

2014/08/05

え、子どもがストレスを感じてるの!? ちょっとびっくりしましたか?毎日たくさん遊んで、食べて、寝んねして。自由を絵に描いた生き方。それでストレスを感じているなんて言われたら、パパやママはどうしたらいいのでしょう。

「子どもはのんきでいいよな」こんな風に大人は考えるものです。のんきな子どもがストレスなんて感じるはずがない。ここで「ストレス」という言葉をちょっと考えましょう。まず、ストレスの感じられない状態というのは、この世に存在しません。

なぜかと言いますと、ストレスとは、あらゆる刺激に対する反応を、一言で表現した言葉だからです。今聞いている音楽も、お風呂で浴びているシャワーも、ストレスです。刺激という面では。

もちろん刺激にもいろいろな物があるので、不愉快をもたらすもの、苦痛となる刺激を、多くの場合特に取り上げて「ストレス」と呼んでいます。なのでストレスと聞くと、すぐに悪いものなんだと思ってしまうんですね。

では、子どもはどんなふうにストレスを感じているのか。もちろん不快や苦痛を感じているのです。それは「上手く行かないこと」と言い換えることができます。保育園、幼稚園での集団生活の中では、したいほうだいは通用しません。

自分のほしいおもちゃが使えない、自分だけ上手にダンスが踊れない。こういうことが出来ない、あれがほしいのに貰えない。これはフラストレーション、欲求不満という状態です。そしてそれこそが、子どものストレスを考える時に大切なポイントです。

つまり子どものころは欲求不満を経験することも大事なのだ、ということです。どうでしょう? あれが欲しいというたびにみんな与えますか? これがしたいという時にさせてあげることが出来ますか?

もちろん無理です。全部無理ではなくても、みんな叶えてあげるなんて無理ですよね。叶えてあげることが出来たとしても、それは本当の意味で子どもを成長させることが出来ません。自分でなんとかするという、創意工夫が育ちませんから。

欲求不満、ストレスを感じている状態は、子どもが伸びていく大切なチャンスなのです。それは体が伸びるということ、もっと早く走りたい、鉄棒が出来るようになりたいということであり、心が伸びること、誰かのために自分が我慢する、あるいは誰かが自分のせいで我慢していることを知るということであります。

子どものストレスは、取り除くことばかりに注意すべきではないのです。もちろん、命の危険、病気を併発しそうな不衛生刺激は、積極的に改善してあげるべきですが。小さな頃から、あれができない、これが貰えないという経験をすることは、本人にはどんなに辛くても不可欠の条件なのです。

無いこと、足りないものを補おうとして、人の能力は発達していくものなのですから。そうである以上、子どもの頃のストレス記憶は、その子が将来の夢や仕事を選ぶ時の理由にもなりえる大切な経験ともなるのです。大人の仕事は、その中で泣いたり起こったりしながら生きていく小さな彼らを、見守ってあげることだとなのだと考えています。

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