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子供には身体や学力に対し理想的な就寝時間や睡眠時間がある

2014/06/13

珍しく子供を夫に任せ、夜遅くに友人と食事をしていると、お子さんを連れたご夫婦を見かけました。時間は夜の22時を過ぎたぐらいだったと記憶しています。子供は元気にはしゃいでいました。

いいえ、待ってください。時間は22時。この時間に小学生にも満たないぐらいの子供が外にいることって、普通でしょうか?少なくとも我が家では、22時には布団に入る決まりになっています。

睡眠時間の短時間化

よく、社会人の睡眠時間が年々短くなる傾向にある、ということがニュースで流れたりしますが、実は子供の睡眠時間も、年々短くなっているそうです。ゲームやパソコン、携帯電話の普及によるものだと言われています。

睡眠と学習能力の関係

就寝時間と学習能力を比較したデータがあります。例えば小学校中学年以上のテストにおいて、正答率が9割を越す子の4割は夜9時以前に就寝しており、日付が変わってから就寝するという子供はいなかったそうです。

しかし、正答率が7割程度の子供では逆に、夜9時以前に就寝する子供はいなかったそうです。さらに、日付が変わってから眠るという子供が2割もいたそうですから、驚きですね。

また、就寝時間だけでなく、睡眠時間との関係も明らかになっています。算数のテストでは、9時間以上眠っている子供と、7時間未満の睡眠時間の子供では、成績の差が明確だそうです。

更に、それぞれの科目の「応用問題」のように、複雑に脳を使うようなテストが得意な子供では、夜更かしの習慣がないそうです。睡眠と学習能力にはしっかりとした関係があるのですね。

健康と睡眠時間の関係

勉強ができるようにさせるために、早寝早起きをさせる、ということは二の次。早寝早起きを習慣づけることで、子供の健康にも良い影響を与えます。逆もまたしかり、なのです。

早い時間に就寝し、質の良い睡眠をとることができると、自然と朝目が覚めたり、寝起きが良いです。睡眠の質が良いと、胃腸の調子が良いと言われています。胃が活発だと、朝ごはんはもりもり食べられますよね。

しっかりと朝食をとることが出来ると、こんどは便意がやってきます。登校前に排便を済ませる習慣がつきますね。身体も脳もスムーズに動くので、物事に集中できるようになります。

身体をしっかりと動かすことで、夜になると早い時間に眠くなります。しっかりと夕食をとり、夜遅くに間食などをする事なく、早い時間に就寝できます。こういった良いスパイラルに入っていくことができます。

しかし、就寝時間が遅い場合、朝はなかなか布団から出られません。自分で起きる、という自主性がなかなか身につかなくなります。目覚めが悪いので食欲も振るわず、何より朝食をとる時間がとれない場合も。

学業に関してはなかなか理解度が深まらず、成績が向上しません。朝食をとらないので低体温のままですと、体内の代謝のパターンが変化するそうです。エネルギーを使うより、ためる体になります。

そうするとどうなるか。エネルギー過多になり、太りやすい体質になってしまいます。身体を動かすことがだるく感じ、家の中で遊ぶことが増えます。家の中での遊びは、限られてきますよね。

ゲームやインターネット、携帯電話、テレビなど、電子機器を使った遊びが中心になると、それらの光によって脳が覚醒する方向に向かうため、さらに夜更かしするという悪いスパイラルに陥ってしまいます。

睡眠時間を改善するために

睡眠時間の改善は、子供だけの力ではどうにもなりません。まずは親が、子供の生活リズムをある程度修正してあげる必要が出てきます。それは、どんなことでしょうか?

まず、親が早寝早起きをすることです。夜どうしてもやることがあるという場合は、子供が寝付くまでの間でも良いので、家族揃って就寝という形を取りましょう。「おやすみなさい」を忘れずに。

夕飯や風呂の時間が遅くなると、就寝時間も自ずと後ろにずれていきます。忙しい中でもこれらは優先してできるように、親が努めましょう。風呂の準備をお子さんに手伝わせても良いですね。

朝起きたら必ず、カーテンを開けましょう。太陽光を浴びると覚醒しやすいんだそうです。目が覚めたら日が昇っていた、眩しくて目が覚めた、こんな状況なら、目覚めは抜群のはず。

朝食は必ず作りましょう。簡単なものでも構いません。朝起きて、朝食をとることが習慣づけば、遅くまで寝ているということは防げますよね。体の調子も整いやすくなります。

家族ぐるみで良質な睡眠を

上記に挙げたように、睡眠時間や就寝時間の改善には、親の強力が不可欠です。また、親が手本を見せてあげたり、「寝るよ!」と声をかけて部屋を暗くしてあげることで、自然と就寝のリズムが改善されていきます。

まずは親が「早寝、早起き」を心がけること、朝日を浴びること、朝食をしっかりととること、子供に関わる家事炊事を優先して行うこと。睡眠の改善は、今からでも遅くありません!

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