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【赤ちゃんにどんな影響があるの?】早産のリスクを知ろう

2015/03/17

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妊娠20週あたりを過ぎてくると、流産の心配もなくなり、次はだんだん早産のことが心配になってきます。もしも赤ちゃんが早く産まれてしまったら、赤ちゃんは生きていけるのか、どんな影響があるのか、お母さんとしてはとても心配です。

早産を予防するためにお母さんができること、そして早産のリスクについてしっかり理解し、正しい対処法を知っておきましょう。

早産とは何か?

日本において、早産とは妊娠22週0日から36週6日までの出産のことを言います。妊娠22週未満の出産については流産といい、早産とは区別されています。早産は妊娠全体の約5パーセントに起こると言われています。

また、早産しかかっている状態のことを「切迫早産」と言います。子宮口が開いて赤ちゃんが出てきそうな状態や、破水をしてしまっている状態で、早産の一歩手前の状態です。

早産の原因は?

流産と比べて早産は母体が原因で起こることが多いです。妊娠中の母体のストレスや感染症、子宮無気力症という子宮口が開きやすい体質などが原因で引き起こされます。また、母体の妊娠高血圧症候群や前置胎盤、子宮の奇形なども要因となります。

早産に兆候はある?

早産の兆候は、おなかの張り、痛み、出血、破水などです。おなかの張りは妊娠後期になるとよくあることなので、横になって休息して張りがおさまる場合は特に心配いりません。休んでも張りがおさまらないようでしたら、すぐに受診しましょう。

また、破水や出血があった場合はすぐに受診してください。少量の破水でも早産になってしまう場合もあります。おりものの量が多かったり、水っぽいときなど、いつもと違った症状がある場合も、必ずすぐに受診するようにしましょう。

早産による赤ちゃんへの影響

早産によって産まれた胎児を「低出生体重児」と呼びます。

低出生体重児は大きさによりさらに呼び名が区別されていて、2500g未満(36週頃に出産)の胎児を「低出生体重児」、1500g未満(30週頃に出産)の胎児を「極低出生体重児」、さらに1000g未満(28週以前に出産)の胎児を「超低出生体重児」と呼びます。

1500g未満で産まれた胎児は、様々な機能がまだ未熟であるため、合併症を引き起こす可能性が高いです。産まれて数日間の間に、新生児仮死、呼吸窮迫症候群、低血糖などを引き起こすことがあります。また免疫力もとても弱く、感染症にもかかりやすくなります。

2000g以上あれば、現在の医学では通常の赤ちゃんと同じように育つことができるようです。

早く産まれた赤ちゃんの生存率

では、低出生体重児の在胎週数(赤ちゃんがお母さんのおなかの中にいる期間)別の生存率はどのくらいなのでしょうか。現在の医学では、昔と比べて低体重出生児が助かる確率は高くなっています。

在胎週数が28週以上の場合は、赤ちゃんの生存率は95パーセントとなります。ほとんどの赤ちゃんが助かるということですね。

26週から28週の場合の生存率は90パーセント、25週の場合は85パーセント、24週の場合は80パーセントとなり、24週以上おなかの中にいれば、生存率は80パーセントを超えてくるようです。

しかし、在胎週数が23週から24週だと生存率は50パーセント、22週から23週の場合は30パーセントと、残念ながら生存率が一気に落ちてしまいます。

低体重出生児の赤ちゃんの生存率を高めるのは、赤ちゃんの大きさよりも、どのくらいの間お母さんのおなかの中にいたかが重要なようです。

障害を残さないために

赤ちゃんに障害を残さないためにまずお母さんが出来ることは、早産にならないようにすることです。早産を予防するために、妊娠生活の間、日頃から無理をしないように心がけましょう。

現代は、妊娠しても仕事を続けている女性が多いため、仕事の疲れやストレスをためないように注意することが重要です。上手にストレスを発散させるようにしましょう。そして、かかりつけの医師の指示に従い、妊娠検診はきちんと受診するようにしましょう。

もし早産になってしまったら、赤ちゃんの後遺症を少しでも予防するために、NICUでの管理が必要となるため、医師の指示にしっかり従いましょう。

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