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ゲーム好き…遊び場がない…子供が外で遊ばないとどんな影響が?

2015/01/06

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外で元気いっぱいに遊ぶ子供が減ってきています。子供は外で思いっきり体を動かして自然に触れて、知らない子たちとも仲良く遊ぶようになって…というのが親の理想ではありませんか?

なぜ外で遊ばないのか、そのことが子供にどんな影響を与えているのか、またどうすれば外で遊ぶようになるのかを考えていきましょう。

外で遊ばない理由

うちの子、いつも家で遊んでばかり。外に遊ぼうと連れて行ってもすぐに「帰りたい」と言い出してしまうと悩んでいるパパ、ママは多いんです。

子供が外で遊ばない理由を挙げてみましょう。

  • ゲームをしたりTVを見ていたい
  • 外遊びであまり楽しかったことがない or 嫌な思いをしたことがある
  • 安心して遊べる、魅力的な場所がない
  • 家で遊ぶと安心する
  • お友達と関わるのが苦手。あるいはママが他のママと関わるのが苦手
  • 仲良しのお友達が家で遊ぶのが好き
  • 園や学校、習い事で疲れていてのんびりしたい
  • 暑さ寒さが苦手

いかがでしょうか。当てはまるものはありましたか?他にも子供一人ひとりに違った理由があるでしょうね。とっても意外な理由だったりするかもしれません。

外で遊ばないとどうなる?

ではいつも家で遊んでばかりだと子供にどんな影響があるのでしょうか?

体への影響

外の空気に触れるというのは私たちが思っている以上に多くの刺激を体に与えているものです。寒いから、暑いからと外に出ないと体は自分の体温をコントロールできなくなり、どんどん抵抗力を失っていきます。

また自然の中の音、光、色、匂い、風や手触りを感じることで脳は活発に働き、発達していきます。家の中だけでの刺激ではそこには追いつくことができません。虫や植物など「これは何だ?」と思う未知のものに出会うチャンスも失われます。

家の中では体を思い切り動かすことも難しいですよね。興味のあるものを周りに置いておけばわざわざ動くことなく遊び続けることもできます。体って動かさないと弱くなっていく一方ですよね、

でも外では子供は「もうちょっとじっとしてて!」と親が思ってしまうくらい活発に動くもの。そうしたくなるだけの魅力的なものに溢れているんですね。そうして「体を動かそう」と思わなくても運動できるんです。

心への影響

私は保育士としてたくさんの子供たちを見てきましたが、雨の日は「今日はどうしようか」と頭を悩ませたものです。外に出られないというのは本来子供にとって大きなストレスなんですよね。

ですから室内でも思いっ切り笑って大きな声を出して発散できるような遊びを考えるようにしていました。保育園では広い場所があり、子供たちもたくさんいるためにこういう活動もできます。

集団生活で部屋の中にたくさん人がいること、親と離れているということももちろんありますが、室内で過ごすということはそれだけストレスのたまりやすい状態であるということ。

でもご家庭では簡単には発散できませんよね。外で思いっきり体を動かして笑い、大声を出すというのは心を開放するためにそれほど有効な手段なんです。

外で遊んでいる子供の写真を撮ると良く分かります。家でどんなに楽しそうに遊んでいても外にいる時の開放的で心から楽しんでいるような充実した顔はなかなか見られないものです。

外で遊ばないというのはこのように開放的になれないことで知らないうちにストレスが溜まっていたり、表情の乏しい子になってしまう危険があります。

人間関係への影響

家とは違い、外には知らない人がたくさんいますよね。公園へ行って遊んでいると他の子が寄ってきて、いつの間にか仲良く遊んでいるということはよくあります。

こういう経験を通して他の人との関わり方、距離の取り方を少しずつ学んでいくんですね。家の中ではできない経験ですよね。

また公園ではただ遊ぶだけでなく様々なルールがありますよね。自分だけが楽しければいいのではなく、人に迷惑をかけないようにしなければならないということを知ることができます。

家で自分の好きなものに囲まれて遊んでいるだけでは、確かに平和かもしれませんがこうした社会のルールの基礎を学ぶ機会が少なくなってしまうんですね。

どうすれば外で遊ぶようになる?

毎日外で遊ばせなきゃ!と焦る必要はありませんが、やっぱり外で遊ぶことの効果を考えると少しずつでも外で遊びたいと思えるようになって欲しいですよね。そのために何ができるのでしょうか?

まずは近所の散歩から

外で遊ぶといっても近くにちょうどいい公園がなくて、大きくて遊具のたくさんある公園は遠いからなかなか連れて行ってあげられないという方も多いでしょう。

でも外で遊ぶってどこかの公園だったり広場だったりする必要はないんですよ。周りの景色を楽しみながら一緒に散歩するだけでも十分子供には刺激的です。

歩くのが嫌いな子もいますよね。そういう場合は家の周りだけでもいいんです。外の空気に触れて、昨日は咲いていなかった花はないか、ありの行列はないか、ちょっと探してみましょう。

こうして「外の世界って不思議がいっぱい!」と子供が目を輝かせることができるようになれば、少しずつ遠くへ足を伸ばしてみましょう。

お友達を作らなきゃ!と思わなくていい

人付き合いがあまり得意ではない親子にとっては友達同士で仲良く遊ぶ子供たち、楽しく話し込んでいるママたちを見ると「自分たちは輪に入っていない」と肩身の狭い思いをするかもしれません。

でも大丈夫。まずはお子さんと一緒に楽しむことができればいいんです。気にせず子供の頃に戻った気分で楽しく遊んじゃってください。

その様子を見ると「あ、楽しそう。いいな」と他の子が寄ってきます。その子も一緒に遊んじゃいましょう。こうして子供は他の子と遊ぶということを少しずつ覚えていきます。

同じくらいの年ごろの子を見つけたからといって「一緒に遊んでくれば?『あそぼ』って言えばいいのよ」なんてプレッシャーをかけないであげてくださいね。

見ているだけでも楽しい

うちの子たちがそうでしたが、公園へ行っても他の子が遊ぶ様子をじーっと見ている子もいます。「一緒に遊びたいなら行ってこればいいのに」と思ってしまうかもしれませんね。

でもこういう子たちは見ているだけでいろいろ学んでいるものです。大人でも人間観察って面白いと思いますよね。それと同じです。特に自分より年齢が上の子たちが遊んでいる時には真剣に見るものです。

「うちの子は公園に連れて行っても遊ばずに他の子を見てばっかり。楽しくないのかな?外で遊びたくないのかな?」と思うことはありませんよ。また何度でも連れて行ってあげてください。

家での遊びも大切

外遊びには子供にとってとても大切な要素がたくさんありますが、もちろん家で落ち着いて遊ぶことも大切です。

お絵かきや積木が好きな子には自分の世界に入り込んで集中して遊ぶ時間はとても幸せなもの。それを「外へ行かなくちゃ!」と無理に連れ出すことはありません。

ただ外での経験がまたお絵かきや積木をする上での想像力を育ててくれますよね。お子さんがお絵かきをしていたらママは公園で遊んだ時の絵を描く、積木をしていたらパパは近所のお店を作ってみる。

そうして外と家での遊びを結び付けていくことで、家の中での遊びも十分に楽しみつつ気持ちを外へ向けることができるのではないでしょうか。

何よりも子供が安心して楽しく遊べることが一番。そのためにはパパやママが一緒に楽しんで自然に「外へ行こう!」と言い合えるようになるといいですね!

みんなのコメント
  • 最近はさん

    外で遊ぼうにも公園に「ボール遊び禁止」と書かれていたり、遊具も大人の意志でどんどん撤去させられてますからね。外に遊ぶ場所が全然ないのも原因の一つかと思います。
    いくら将来の為とは言え、子供もわざわざ何もない更地同然の公園で遊ぶ事に魅力を感じないでしょうし、そうなると「外に出ても面白い物はない。家の方が好き」と言う考えになるのは自然な流れかと思います。

  • テンゼン様さん

    外遊びをしない事での影響で、例えば、足が速くならないとかなると、負けん気とかそういう面も悪い方に流れると。。

  • 甲賀源之助さん

    高校生くらいになると、ゲームとか友達とかの付き合いも両立できるようになると思うのです、幼い時は、親が気を利かせ、管理していかないといけない時代かと。

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