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ありがとうが言える子供に。挨拶はしつけるのではなく見せ続けること

2014/07/14

1歳くらいから言うことが分かってきて、バイバイやおじぎをしたり、簡単な単語を話すようになってきます。大人がありがとうと言えば「あーと」と言ってぺこりと頭を下げたりするしぐさは、とても可愛らしいですよね。

2歳になると自我が芽生え「恥ずかしい」という感情などが加わり、素直に挨拶しないこともあります。そんな時、親はどう教えていくべきなのでしょうか。

「できない」と「しない」は別物

できないというのは、そもそも言葉が出てこないことです。周りの子が言えるのにうちの子が言えないというのは、成長するまで待つしかないことです。焦らず待ちましょう。そのうち、ばあっと言葉は出てきます。

挨拶しないというのは、話せるけれどしないことです。しないのには子供ながらの理由があります。言えるけどなぜか恥ずかしいとか、外だと緊張して言えないなど、人として当たり前の感情を持っているだけなのです。

「どうして言えないの」と親が責めるのは理不尽です。強要したり叱っていると、子供も反発し挨拶自体が楽しくなくなります。それではできるものもしなくなるので、親はただ大事なことを見せて教えることを続けるのです。

大人が見せる

私は子供にことあるごとに「ありがとう」と「ごめんなさい」を言います。「申し訳ない、すいません」などもよく使います。礼儀や挨拶は、対子供にも大人と同じように使うべきだと思うからです。子供だからとは一切思いません。子供に対してならば、なおさら大事です。

子供は大人の言動に敏感だし、よく観察しています。子供が言わなくても、私は言うように心がけました。すると子供も突然言い出すのです。ご飯を持ってきただけで「ありがと」とさらっと。外では緊張して言えないこともありますが、家の中では当たり前のように言うようになりました。

ぶつかった時も「ごめーん!大丈夫?痛い?」と言うようになりました。私の口調をそのまま真似しています。「大丈夫だよ」と言うと「大丈夫か、そかそか」と頷きます。大人の言うように言ってみせるのです。強要しなければ、単純に大人の真似をしている感覚で、言葉や挨拶が身につきます。

素直になれない時がある

例えば兄弟で上の子が下の子を突き飛ばしたりして、下の子が泣いてしまった時、親は上の子を叱って謝らせます。しかし上の子は叱られたので素直になれず、すぐには謝らないことがあります。普段の何気ない会話の中では「ごめん」と言うのに、言えない状況の時があるのです。

そんな時は気分が落ち着くまで待ちます。大人は今謝らなきゃ絶対にダメと思いがちですが、そういう時は泣いている時と同じで、子供は言う程気分が悪くなり、頑なに口を閉ざします。

気分が直った時に、きちんと目を見て「謝ることの必要性」を伝えると、すんなり「ごめんなさい」と言うのです。精神的に話を聞ける余裕が生まれるまで待てば、納得してくれます。

大人と同じように言えることが楽しい

上記のような方法で、子供の「言ってみようかな」というペースに合わせていれば、子供は言うべき時に言うべきことを言うようになります。「言えなくても責めない」→「大人が見本を見せ続ける」→「言えたら褒める」この繰り返しです。

子供は親と同じように、挨拶が言えることを楽しむようになります。そのハードルを少しづつ上げていき、親に言えた、祖父母に言えた、友達に言えた、(保育園や幼稚園の)先生に言えたというようにその都度褒めてあげれば、徐々に色々な人に挨拶するようになります。

子供は褒められて達成感を感じ、次のステップを踏むのです。挨拶はコミュニケーションに欠かせません。挨拶できると他の人と意思が通じ合って楽しいと、子供が少しでも感じてくれるように、大人が積極的に挨拶し子供に見せましょう。

子供の頃の「できない」というのは、恥ずかしいことではありません。ついつい比べてしまいがちな育児、比べるほど、子供にとっては辛いものです。それは大人の都合ですから。大人が見本を見せ続けて、子供がそれを真似たり、やる気になるまで気長に待ちましょう。

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