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妊娠しても仕事を続けるために必要な両立ポイントはここ!

2015/08/01

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妊娠とは、女性にとって心と体が変化していくだけで無く、働く環境やライフスタイルなど、生活全般を変えていかなければならない一大イベントです。

特に、妊娠してからも仕事を続けるのであれば、働く環境を見直すことは必要不可欠です。

まずは今の職場を変える必要があるのか?という確認を行い、自分が安全な妊娠生活を送れると思うポイントを抑えながら生活環境を整えていきましょう。

肉体的な負荷が掛かっていないか?

安全に仕事を進めるにはやはり、肉体的な負荷が気になります。どうしても重い荷物を持たなければならない、一日に歩く距離がとても長いなど。

細かい事でも体にかかる負荷のある仕事が無いかチェックしていきましょう。

具体的にはどんな仕事がキケン?

どんなに仕事を続けたいと思っていても、仕事をする上で体に負荷がかかりすぎるのであれば、両立はとても危険です。

まずは、仕事内容を振り返り、体にかかる負担を見直してみましょう。

  • 体力を激しく必要とする肉体労働ではないか?
  • 長時間歩いたり、走り回るような現場ではないか?
  • 立ちっぱなし、あるいは座りっぱなしなど長時間同じ姿勢を取り続けることはないか?
  • 重いものを持ったり、持ち上げることはないか?
  • たばこの煙など環境の悪い空間に長時間居続けなければならない状況は避けることができるか?

こうした、今の仕事を続けていく上で、妊娠中に危険といわれる行為に相当する肉体的負担がないか、初めにきちんと確認しておくことはとても大切です。

妊娠後も仕事を続けるのであれば、「何ができて、何ができないのか?」を初めに明確にし、上司や同僚に伝え、相談しておきましょう。

見過ごしがちな体へのダメージ

これまで熱心に仕事に打ち込んできた女性に多い注意点として、当たり前になっていて気付けないストレスもあるということを意識することが大切です。

  • 通勤時(満員電車、車通勤の危険)
  • 出張などの長距離移動(疲労)
  • 帰宅後(仕事によって乱れる食生活や睡眠)
  • 日焼け(肉体的な疲労に加え脱水症状の危険)
  • 制服(体を圧迫)

こうした、仕事をする上で当たり前の行動や環境の中にも、実は危険はたくさん潜んでいます。一つ一つ、改めて体に負荷がかかっていないか確認してみましょう。

通勤方法を見直そう

妊娠後は、どんなに慣れていても、満員電車や車を運転しての通勤はとても危険です。

満員電車での通勤になれている人でも、人込みは体に大きな負担がかかります。妊娠後は時間帯をずらしたり、出勤する時間を変えてもらうなど対策を考えておきましょう。

自宅や職場の環境によっては車移動しか手段がないという場合もあるでしょう。しかし、妊娠中は集中力が切れやすいなど、運転行為を続けることはとても危険なのです。

妊娠後も車通勤をしなければならない場合は、これまで以上に安全運転を心掛け、少しでも体の調子が悪いと感じる場合は、家族に送ってもらう、バスやタクシーを利用するなど、自分で運転する以外の通勤方法も用意しておきましょう。

長距離移動による体への負荷

ずっと座っていられるのであれば、長距離移動も問題ないと思う人は多いものです。しかし、長時間の移動は、ママが思う以上に体には負荷がかかっています。

旅行業勤務の人はもちろん、出張で長時間車や電車、飛行機に乗る機会の多い人は、「移動しているだけでも体は疲れてしまう」という事実をしっかり認識しておきましょう。

特に海外を行き来する場合、時差にとって体内時計が狂い、急激に体調を崩しやすい危険もあります。

妊娠前は耐えられたことも、妊娠中は体に不調が出てしまうことは多いということを忘れず、移動に伴うストレスや疲労対策を意識しておくことが大切です。

そして、妊娠後は出来る限り、長距離移動をせずにすむ働き方にシフトしていけるよう、会社と相談しておくことが大切です。

仕事が影響する帰宅後の生活

会社を定時に上がれたとしても、仕事を家に持ち帰ることの多いのであれば、それは長時間労働と変わらず、妊娠中の体には負担がかかりやすくなりますので注意が必要です。

また、仕事が長引き帰宅が遅くなることは体に良くありません。

帰宅時間が遅くなれば、食生活や睡眠不足から体に大きなストレスがかかります。例え仕事自体では体に負担のかからない内容であったとしても、長時間労働は体に負荷がかかるのです。

仕事内容だけでなく、業務時間や業務外に影響する仕事を見直し、場合によっては会社に仕事量を減らす相談もしていきましょう。

日焼け対策は美肌のためだけではありません

普段から気を使っている女性は多いと思いますが、妊娠中は日焼け対策も怠ってはいけません。通勤中、外回り勤務中、日焼け対策は万全にしておきましょう。

但し、妊娠中の日焼け対策は美肌のために行うだけではありません。

妊娠中の日焼けは美肌対策よりも、肉体的疲労を防ぐために欠かせないものです。大量の汗をかいて水分を失い、日差しによって体が高温になりすぎると、気を失って倒れてしまう危険が高まります。

お肌のためはもちろん、危険から身を守る意味も込めて、日焼け対策を心掛けていきましょう。

制服も妊婦には負担になることも

服装を自由に選べる所であれば問題ありませんが、職場によっては制服を与えられている所もあるでしょう。

毎日当たり前に着ているために気づきにくいのですが、制服や仕事着が体を圧迫し、妊婦の体に大きな負荷をかけていることがあります。

制服のデザインやサイズによっては、体を締め付け、圧迫させてしまう危険があります。ゆとりのあるサイズに変更するなど、体を締め付けない服装を心掛けましょう。

精神的なストレス対策も怠らずに!

妊娠後も仕事を続けていくというと、肉体的な負担のかからない職場、働き方を考えることだと思っている人は多いですが、もう一つ忘れてはならないのが、精神的負担です。

仕事を続けるなら欠かせない精神面の安全対策

どんなに妊婦の体に負担のかからない仕事内容であったとしても、周りの理解がない環境であれば精神的に負担がかかり、結果的に体に大きな影響を与えてしまう危険があります。

たかがストレスと思っている人はまだまだ多いのが現状です。しかし、精神的な負担は肉体的な負担に勝る危険があるということを忘れてはいけません。

周りの理解がない場合はどうする?

妊娠中はやむなく早退や遅刻、欠勤しなければならない場面も出てきてしまうものです。病院に通う頻度も多くなりますので、クライアントや会社の都合で仕事できない場合もあるでしょう。

理解のない同僚や上司のいる環境で働いていると、精神的ストレスから赤ちゃんに上手く栄養が回らなくなってしまったり、最悪の場合は流産という危険もあるのです。

精神的ストレスの有無のチェックとして、「妊娠したことを喜びながら働けているか?」常に自分に問いかけてみましょう。

そして、どうしても苦痛だと感じるのであれば、職場を変える、働き方を変えるという選択肢を持つ覚悟も必要です。

今はネット環境が発達したおかげで在宅ワークは充実し、妊娠後も仕事を続けやすいようフレックス制を導入している会社が増えているなど、女性が活躍しやすいフィールドは増え続けています。

今の環境以外の場所に目を向けるということも、積極的に考えておきましょう。

妊婦を優遇する制度があるだけじゃダメ!

妊娠後も仕事を続ける女性が増えたことに伴い、病院やママになるための学びの場に行くために仕事を休めるよう、制度として導入している会社が増えてきました。

しかし、妊婦のための精度の有無を確認するだけではいけません。制度がきちんと機能しているのかどうか、周りもそれを理解しているのかどうか、がとても重要なのです。

精度があっても、利用できない、言いだせない、となっては制度の意味がありません。また、制度を利用した後に辛い思いや不快な思いをするようであれば、それも機能しているとは言えません。

妊婦を優遇する制度を利用するたびに、精神的な負担が増えていかないかどうか、制度の機能状態の現状をしっかり把握しておきましょう。

そして、制度があっても機能していないのであれば、現状を素直に上司や会社に報告していく勇気を持つことが、赤ちゃんを守るためにも大切です。

先手を打って楽しよう

妊娠後も仕事を続けていくのであれば、職場を変えたり、仕事内容を変えてもらったり、体に負担のかからない働き方を模索していくことは大切です。

しかし、仕事である以上、「どうしてもここは頑張らなければならない」という踏ん張り時は出てくるものです。あらゆる場合を想定し、いざという時に家事で楽をできるよう事前に準備しておきましょう。

例えば、

  • 帰宅時間が遅くなる日を想定し、あらかじめ簡単に作れて、消化の良い料理のレシピをパパに預けておく
  • パパに家事を頼めるよう、簡単で便利なお掃除グッズを用意しておく
  • 忙しい時期は家事に手を抜けるよう、健康的で美味しいお惣菜を売っているお店をいくつか探しておき、添加物の入っていない冷凍食品や調味料を購入しておく

このように、ここぞという時期に仕事に集中できるよう、家での生活で楽をできる方法を予め用意しておくことが大切です。妊娠後も仕事を続けるからこそ、常に先手を打っていきましょう。

職場と家の間にご褒美を用意しておく

肉体的、精神的にストレスのかからない働き方を意識していても、一切のストレスを無くして働くことはできません。

だからこそ、自分を癒すものをたくさん集めておくことが必須になります。

ここに来るだけで心がほっとするお店や公園、妊娠中でも安全なスパやマッサージ屋さんを探しておきましょう。元気になれる映画や音楽のレパートリーも増やしておきましょう。

また、疲れた時はお花やケーキを買って帰ったり、自分へのご褒美アイテムをバリエーション豊富に用意しておくことがお勧めです。

妊娠後も仕事を続けるのであれば、自分を喜ばせる方法をこれでもかというくらいに、用意しておきましょう。

働く環境を改めて見直そう!

妊娠後に気を付ける働く環境というと、「たばこの煙や肉体労働を避けること」といったイメージを持つ人が多いものです。

しかし、職場に潜む危険は思わぬ所にあるものです。

当たり前になりすぎて気づけない危険もたくさんあるでしょう。安全な妊娠生活のためにも、職場の思わぬ危険を確認していきましょう。

デスクワークで必須の小まめな運動

デスクワークといてば欠かせないのがパソコン画面です。誰もが当たり前のように使っているパソコンですが、パソコン画面から発せられている光は体に負担をかけてしまうのです。

保護用フィルムやパソコン用メガネを活用し、パソコンを使うことによる負担を軽減していきましょう。

また、長時間同じ姿勢、環境にいることは体に大きな負担がかかります。

座っているからといって負担がかからないわけではありません。血行が悪くなり、新陳代謝が鈍くなれば、赤ちゃんに十分な栄養を回してあげられなくなる危険があるのです。

小まめにストレッチをしたり、トイレに行く時は少し遠回りしたり、積極的に用事を引き受け席を立つ機会を増やすなど、座りっぱなしの状態が長時間続かないよう対策していきましょう。

また、空気が淀んで酸素が薄くなっている可能性もあるでしょう。小まめに換気をしたり、体を動かしたり、体の外からも中からも空気を綺麗にしていくことが大切です。

研究所や医療現場は初心に帰ることが大切

研究所や医療現場で働く人であれば、化学物質や薬品、感染に気を付けなければなりません。しかし、だからといって仕事を辞めなければならないわけではありません。

感染を防ぐためにも、普段使用している防護用品に劣化はないか確認し、防護用品の着用徹底、薬品を扱う場合は前もってどんな薬品を扱うのか小まめに調べる習慣をつけることが大切です。

研究所や医療現場で働いていると、例え危険な仕事でも、日常になっているため気を抜いてしまうことがあります。妊娠後は初心に帰って仕事に取り組みましょう。

軽作業こそ慎重に取り組もう

軽作業の仕事は、危険がないように思われがちですが、実は隠れた危険はたくさんあるのです。

例えば機械が発する騒音です。騒音が直接体に影響を与えることはありませんが、大きな音が知らず知らずの間にストレスになっている場合があります。

あるいは、軽作業でも機械を扱う場合、機械からうける振動が大きければ、それもまたストレスになってしまうこともあるでしょう。こうしたストレスは体に疲労を蓄積させ、赤ちゃんにも悪影響を及ぼします。

さらに、妊娠中は体のバランスを取ることが難しくなりますので、軽い物であっても荷物の持ち運びでバランスを崩し、思わぬ怪我をする危険もあるのです。

軽作業は一見、肉体労働に思われない軽作業であっても、妊娠中の体には隠れた危険がたくさん潜んでいます。

軽作業であっても、仕事内容を見直してもらい、担当する仕事や環境を変えていくことが大切です。

教育事業は子どもの助けが必要不可欠

学校や塾といった教育関連の仕事は、長時間立ち続けることもあれば、ノートやプリントの山を運んだり、子どもがぶつかってくるなど思わぬ危険がたくさんあります。

同僚や上司、子どもや親など人間関係による精神的ストレスもたくさんあるでしょう。

特に学校の先生となれば、子どもを相手に立ったり座ったりと体を動かす機会は多くなり、体育の授業や部活動の指導など肉体労働や危険もたくさん出てきます。

まずは生徒達に事情を話、危険を回避できるよう気を付けてもらうなど、助けてもらえる所は積極的に助けてもらいましょう。

子ども達に助けてもらうことは、子どもに「妊娠するとはどういうことか」教育するきっかけにもなります。子供たちと一緒に、妊娠生活を乗り越えていきましょう。

飲食店は働き方の工夫が何より重要

飲食店には妊娠中の女性に辛い環境がたくさんあります。

例えばタバコの煙、料理の香りです。タバコの煙が妊娠中に良くないことはもちろん、料理の香りによって吐き気を催すことは多くなるでしょう。

さらに、長時間立ち続ける環境や重労働とも呼べる配膳の仕事、厨房で働く場合は高温な環境による身体的負担と、妊娠中の飲食店勤務は危険がたくさん潜んでいます。

吐き気を催さないよう、空腹にならない工夫をしたり、小まめに休息させてもらったり、厨房以外の仕事を任せてもらうなど、出来る範囲で負担を軽減できるよう商談してみることが大切です。

当たり前の環境を見直すことから始めよう

毎日の習慣となっていると、見落としてしまう部分がたくさんあります。

妊娠前は肉体労働とも精神的ストレスの多い仕事とも思っていなかった環境でも、妊娠している体という視点で見てみると、隠された危険は多いのです。

当たり前になっていている仕事内容や環境を見直し、妊娠後も仕事を続けられる環境なのか、改善や対策できるところはあるのかどうか、早め早めにしっかり確認しておきましょう。
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