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出産中は危険がつきもの!母体と赤ちゃんに襲いかかるトラブルとは?

2014/05/08

出産は思わぬトラブルがつきものです。もちろん、トラブルが起きたからといって、赤ちゃんやお母さんの命に危険が及ぶような事はまず起こらず、大抵は無事に出産を終える事が出来るでしょう。

しかし、だからといって出産中のトラブルについて、何も知らないまま出産に挑むのは危険です。予期せぬトラブルにはどのような事があるのか、万が一の時に備えて起こる可能性のあるトラブルについて理解はしておきましょう。

出産中の予期せぬ8つのトラブル

出産中のトラブルとして最も多いのは、微弱陣痛と遷延分娩です。微弱陣痛というのは、分娩が始まっても陣痛が強くならない、あるいは陣痛自体が強くならないなど、陣痛が微弱で赤ちゃんが出てこられない状態です。

これはお母さんの体に疲れがたまっている事が原因である事が多く、ほとんどの場合は仮眠したり、軽く食事をするなどの休憩をはさむ事で改善出来るのですが、それでも陣痛が強くならない場合は、陣痛促進剤と呼ばれる陣痛を強める為の薬を用いて、分娩を進める事になります。

遷延分娩は、出産が長時間に及んでしまい、赤ちゃんとお母さんの体に大きな負担がかかってしまった場合に、医療処置として陣痛を促進させます。通常、陣痛が始まってから赤ちゃんの誕生までにかかる時間は、初めて出産する人で14時間、経産婦の人で7時間ですが、これが20時間、30時間とかかってしまうと体に負担がかかり、赤ちゃんとお母さんの命に危険が及ぶので、無理やりでも陣痛を進める必要があるのです。

次に多いトラブルが、児頭骨盤不均衡や回旋異常、軟産道強靭といったトラブルです。児頭骨盤不均衡とは、お母さんの骨盤よりも赤ちゃんの頭の方が大きく、赤ちゃんが出てこられない状態になる事です。児頭骨盤不均衡は小柄な人や、骨盤の小さい人に起こりやすく、また、予定日を過ぎても陣痛が始まらず、赤ちゃんが予定より大きくなりすぎてしまう為に起こるトラブルです。

もちろん、赤ちゃんの頭の大きさと骨盤の大きさは事前に調べておきますが、事前の検査では大丈夫でも、いざ出産が始まってみるとダメだった、という場合もあります。この場合は、どんなに自然分娩を望んでいても、帝王切開にならざるを得ないので理解しておきましょう。

次に回旋異常ですが、これは赤ちゃんが産道を通る時に、柔軟に体を動かして移動して来られない状態です。何も問題がなければ、赤ちゃんは産道を通る時、体を回しながら狭い道を何とか進んできます。しかし進行方向に何か問題があると、赤ちゃんはスムーズに出てこられなくなり、お産は長時間に及んでしまうのです。

回旋異常になった場合は、吸引分娩といってシリコンカップを使って赤ちゃんを引っ張るように取り出すか、帝王切開での出産となります。そして軟産道強靭は、赤ちゃんが外に出てくる時に通る軟産道が広がらず、赤ちゃんが出てこられなくなる状態です。

この場合は、軟産道を柔らかくして広げる効果のある薬を服用したり、一部分だけ切開して広げるといった処置が行われますが、これも最終方法としては帝王切開となってしまいますので、理解しておきましょう。

この他にも出産中のトラブルには、臍帯巻絡という、赤ちゃんの体にへその緒が絡まってしまったり、弛緩出血といって子宮の収縮力が弱い為に出血が止まらず、大量出血となってしまうトラブル、胎児仮死といって陣痛の間に何らかの問題がおき、赤ちゃんに十分な酸素が届けられなくなるトラブルなど、陣痛が始まってから出産に至るまで起こり得るトラブルはたくさんあります。

ほとんどの場合は無事に終わりますし、余計な不安がストレスにならないよう無事に産まれる事だけ考えているべきですが、こうした思わぬトラブルがあるという事は、母親として覚悟しておく事も大切です。

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