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小1算数の難関繰り下がりの計算で我が子をつまずかせない教え方

2014/09/23

小学校1年生の算数で難しいと感じてしまう子が多いのが、繰り下がりのある計算ではないでしょうか。親の立場からすると「こんなの簡単でしょ!」と思ってしまうかもしれませんが、意外と分かりやすく教えてあげられないものです。

「算数って面白い!」と思わせるような教え方ができたら、ここからぐんぐん伸びていくかも!?2種類の繰り下がりの簡単な教え方と、計算が得意になるために何が重要かをご紹介します。

繰り下がりには2種類のやり方がある

教科書には、2通りのやり方が載っていることが多いようですが、どちらもご存知でしょうか?20までの計算なんて覚えてしまえばいいと思うかもしれませんが、このやり方をきちんと理解することはとても大切なことです。ではこの2種類の計算の仕方と教え方を、15-7という式を例にしてみていきましょう。

やり方1:減加法

15-7=(10+5)-7=(10-7)+5=3+5=8

つまり、引かれる側の15という数字を計算しやすい10と残りの5に分けて、先に10-7を計算して、残りの5を足すという考え方です。引き算なのに足し算が出てくるので、子供にとっては混乱しやすいかもしれませんが、慣れてしまえば分かりやすい考え方ではないかと思います。

数字だけでは理解しにくい場合は、何か具体的なものを例にして説明するとグンと分かりやすくなります。たとえば

「子供が15人いました。そのうち10人が男の子、5人が女の子です。男の子7人が帰りました。子供は残り何人になったでしょう」

という問題にしてみましょう。すると男の子は3人になって、女の子は数が変わらないから3+5で残りは8人というように、引き算だけど足すという考え方を理解しやすくなりますね。

やり方2:減減法

15-7=15-(5+2)=(15-5)-2=10ー2=8

こちらは引く側の数を引かれる側、つまり15が10になるように5と2に分けて、先に15から5を引いて10にしてしまって、まだ引いていない2をさらに引くという考え方です。この場合は引く方を分けるので引き算しか出てこないので、訳が分からない!というようにはなりにくいのではないでしょうか。具体的に例を挙げてみるなら

「子供が15人いました。5人歩いて帰りました。2人は自転車で帰りました。残りは何人でしょう」

というような問題になりますね。結局7人帰ったわけですから、7を計算しやすいように5と2に分けてみようという考え方が理解しやすくなりますよね。

どちらが正しいというわけではない

教科書では、やり方1の減加法を載せている方が多いようです。学校での指導も減加法で計算しましょうというところが多いみたいなのですが、どちらのやり方でも、もちろん間違いではありません。例えば、もっと大きい数になった時には減減法の方がやりやすいから、そっちで計算するという人も。

問題によって柔軟に解き方を変えてみるというのは、それだけ数学的な考え方ができている証拠。学校で減加法でと言われていても、家ではどちらもできるようになっておくと、将来的に役に立ってくると思います。

数を分ける練習をたっぷり

理屈は分かったようだけど、計算がとても遅いという場合には、7を5と2に分けるというような、数を分ける練習がしっかりできていない可能性があります。

1年生の算数では足し算、引き算の勉強の前に、8はいくつといくつに分けられるか?という勉強をまずするんですね。ここでしっかり数がどう分けられるか身についていることが、あとの計算に大きく影響しています。

もし、この練習が足りないようであれば「8は2といくつ?5といくつ?」という問題を出して、即答できるように練習しましょう。数を分けるという考え方は、もっと難しい問題を解く上でも重要になってきます。

数学的な考え方の入り口

こうして考えてみると、15-7=8という、いつの間にか染み込んでしまった計算でも、分かりやすい解き方があるなんて、算数って面白いと思いませんか?子供が少しでもそう思ってくれればチャンス!

「計算問題なんて繰り返しで面白くない!」ではなくて「もっと他に解き方があるんじゃないかな」とワクワクして問題に臨めるようになると、もっと算数、数学の世界が広がっていくはず。

こんな計算覚えてしまえばいいよ、ではなくて、少しでも分かりやすい解き方をお子さんと一緒に探してみてはいかがですか?

みんなのコメント
  • ゆいっちょ姉さん

    弟に教えるやり方が分かって、とても参考になりました!!!

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