- 何歳まで必要?「仕上げ磨き+α」で子供の歯を虫歯から守ろう | MARCH(マーチ)

何歳まで必要?「仕上げ磨き+α」で子供の歯を虫歯から守ろう

2015/08/21

加工後 shutterstock_157362041
赤ちゃんの頃から毎日一生懸命に磨いている我が子の歯。「自分でやる!」という子供の意思や小学校入学を機会に「1人でできるかな?」と思う方もいらっしゃると思います。

けれど、今まで虫歯に気を付けて仕上げ磨きをしていたのに、子供1人に任せるのは何かと心配ですよね。

そこで、仕上げ磨きは何歳までしてあげたほうがいいのかなど、仕上げ磨きに関するちょっとした疑問についてご紹介します。

「仕上げ磨きは何歳まで?」の答えは?10歳までです!

もう結論から言っちゃいましょう。仕上げ磨きはズバリ、10歳まで必要です。

MARCHの読者の方々のお子さんはおそらく0~6歳頃という方が多いと思うので、少なくとも、あと4,5年は仕上げ磨きが必要ということになります。

長いですよね。では、どうして10歳まで仕上げ磨きが必要なのかをみていきましょう。

永久歯と虫歯の関係についての豆知識を知っておこう

まずは、幼児期に生えてくる永久歯についてのちょっとした豆知識を知っておきましょう。

虫歯になりやすい、乳歯と永久歯が混在する交換期

早い子だと4歳ぐらいから歯が抜け始めます。しばらくすると永久歯が生えてきますが、この永久歯が生え始めた頃が1番虫歯になりやすい時期です。

“大人の歯”と聞くと、乳歯よりも丈夫な歯が生えてくるというイメージがありますが、生えている途中の歯が1年目は特に柔らかいです。

生え途中の歯は、見た感じはとても固そうだと感じると思いますが、目に見えていないだけで表面のエナメル質が粗いので、非常に虫歯になりやすいのです。

最も虫歯になりやすい6歳臼歯を守ろう

5,6歳ぐらいになると今度は乳歯の奥歯のさらに奥に”6歳臼歯”と言われている第一大臼歯(永久歯)が生えてきます。

小学校高学年ぐらいになると、12歳臼歯といって第二大臼歯がさらに生えてきます。生え始め期はただでさえ歯が柔らかいのに、奥の方だと歯と歯茎の間に食べ物のカスが残ってしまいがちなので、とても虫歯になりやすいです。

しかも、歯の溝も複雑なので歯ブラシが届かないことが多く、子供だけの歯磨きでは磨き残しが多くなりやすい所です。

虫歯になったことがある方はおわかりいただけると思いますが、虫歯になるのは”奥歯”のほうかなりやすいですよね。

大人でも磨き残しをしやすい奥歯。子供ならなおさらキレイに磨くことが難しいので、小学校に上がっても大人が仕上げ磨きをしてあげる必要があるのです。

とても大事な「仕上げ磨き」で虫歯を防ごう

今更と思う方もいらっしゃると思いますが、乳歯を永久歯が生え始めた歯が混在しているこの時期の仕上げ磨きのコツを確認してみてはいかがでしょうか。

歯と歯茎の間はマッサージをするように磨く

歯と歯茎の間は食べカスが残りやすいので、歯茎をクルクル~とマッサージするように優しく磨きましょう。

上前歯の歯茎のところは皮膚が薄く敏感なので、子供の場合、痛く感じて歯磨き嫌いになる子がいます。空いている方の人差し指で歯茎を軽く押さえてガードしてから磨くといいですよ。

歯の側面に歯ブラシを垂直にあてたり、縦にしたりしてとにかく小刻みに1本1本磨くように磨くのがポイントです。

歯と歯茎の隙間は歯ブラシを変えて入念に磨こう

今度は隙間です。生え始めたときの歯は歯茎からちょっとした見えていない歯や奥歯の奥は見落としがちです。

徐々に姿を現すと今度はすでにある乳歯と段差ができます。その段差の隙間も虫歯になりやすい所。第一大臼歯だけでなく、乳歯も一緒に虫歯になってしまうこともあります。

普通の歯ブラシでは届かないことが多いので、先がドリルのように尖っているタクトブラシや糸ようじを併せて使用するとGoodです。

子供と一緒に磨き残しやすい所をチェックしましょう

キレイにまんべんなく磨くことができればいいのですが、誰でも必ずクセがあります。右側ばっかり磨いてしまうなど人によって磨きグセなるものが存在します。

子供が1人で磨いた後に1度どこが磨き残しやすいのかをチェックしてみて下さい。皆さんご存知の磨き残した部分が赤く染まるアレです。薬局などで、「歯垢染色液ありますか?」と聞くとたいていの薬局に置いてあります。

ちなみに、生え始めの歯はもちろんですが、それ以外に歯の交換期に磨き残しが多いのが次のような場所。

  • 抜けた歯の周り
  • 歯並びが凹凸しているところ
  • 歯の裏側
子供と一緒に確認することで、子供のほうも「まだ仕上げ磨きが必要」ということが目に見えてわかるので、今後の仕上げ磨きもきっとスムーズになると思います。

シーラントとフッ素塗布で虫歯予防を始めよう

加工後 shutterstock_55810954
いくら仕上げ磨きを頑張っても磨き残しゼロは無理なこと。噛みグセや溝が複雑だとどうしても磨けません。そこでオススメなのが「シーラント」と「フッ素塗布」です。

第一大臼歯は半分以上見えたらシーラントを

シーラントとは、樹脂やセメント系などの材料で歯の溝を塞いで歯を虫歯から守るための施しで効果があるとされています。

第一大臼歯が半分以上出ると歯科でやってくれます。自治体によって無料や3割負担など差がありますが、乳歯で虫歯がすでにある子はシーラントをすることをオススメします。

シーラントをすることによって虫歯予防に効果はありますが、100%ではないので、シーラントしているから大丈夫と過信せず、丁寧な仕上げ磨きはちゃんとしましょう。

歯医者でもおうちでも気軽にできる虫歯予防はフッ素塗布です

フッ素は歯の再石灰化効果がある!とよく耳にすると思います。フッ素を塗ることによって歯を強くして虫歯予防に効果的という意味です。ごく初期の虫歯なら治っちゃいます。

自治体の定期健診や歯医者さんで塗ってくれますし、フッ素入りの歯磨き粉やジェルが市販させているので、仕上げ磨きの仕上げとして塗ることで虫歯予防が期待できます。

ただし、歯がキレイな状態でなければフッ素の効果が得られないのでやはり仕上げ磨きをきちんとすることが前提となります。

無理せず、できると思ったことから始めてみましょう

今まで紹介してきたことを毎日毎食後できればかなり理想的ですが、そうはいかないのが現実ですよね。まずは「できそう」と思ったことから始めてみて下さい。

それに、毎日頑張って仕上げ磨きをしていても、噛みグセや唾液の量や酸など、個人差があるのでどうしても虫歯になることがあります。親としては大ダメージですが…。

しかし、仕上げ磨きをしていると虫歯を早期発見することができます。削ったり、抜いたりせずに必要最低限の治療で済むことにもつながります。

「自分でやる!」と子供が言ったなら子供に磨かせてみて、週に2,3回はきちんと磨けているかのチェックをしてあげるように心がけましょう。
みんなのコメント
あなたの一言もどうぞ