- 社会のルールはどう教える?子供をのびのび育てるバランス感覚 | MARCH(マーチ)

社会のルールはどう教える?子供をのびのび育てるバランス感覚

2014/09/21

親にとって、子供にはのびのびと育ってもらいたいという思いと、社会のルールが分かるしっかりとした子に育ってもらいたいという両方の思いがあるものです。しかし、社会のルールを教えるということは、いわゆるしつけを行うということです。

しつけには子供にたくさんの我慢を強いることになり、叱る回数も増えてしまうことでしょう。これではのびのびと育てることなどできません。まずは、子供に教えるべき社会のルールについて理解し、その上でどう教えていけばいいのか考えていく事が大切です。

社会のルールを教える時の注意点

子供に社会のルールを教えていく時に気を付けなければならないのが、親の都合で叱ったり、放っておいたりしないという事です。例えば、スーパーで子供が走り回って遊んでしまう時、お母さんの機嫌の悪い時は叱るけれど、機嫌の良い時は放っておくというような事です。

これでは、「スーパーは遊ぶ所ではない、周りの人に迷惑をかけてはいけない、買っていないもので遊んではいけない」という社会のルールを教えているのではなく、お母さんの機嫌が良いのか悪いのかを見極めることしか、子供は学ぶ事ができません。

また、「親の言うことを聞きなさい」という教え方も注意が必要です。親が教えることは社会で生きていくために大切な事だからしっかり聞きなさい、という意味で教えるのは良いのですが、「子供は育ててもらっているのだから親の命令に従わなければならない」という教え方はいけません。

社会のルール、つまりしつけを行うという事は、全ての人に共通するマナーを教えてあげる事であり、その家庭のルールを作り教えるという事ではないということをしっかり理解しておきましょう。

子供に教えてあげるべき社会のルールとは

社会のルールとは、大人であれば自然と守っている事です。例えば、お店で走り回る、購入前の商品で遊ぶなど、他人に迷惑をかけるような行為をしないということです。また、自分の意見は言うことは大切なことだが、自分の思い通りにしようと強引にすることはダメだという事です。

つまり、自分を大切にしながらも、周りの人たちも大切にしようという考え方を教えてあげる事が、社会のルールを教えてあげることなのです。人と協力したり思いやってあげたり、他人の行為に感謝したりと、いろいろな人がいる中で、「皆が幸せになれるようするにはどうすればいいか?」ということを考えられる子に育てる事が、親が教えてあげるべきしつけなのです。

のびのび育てながら社会のルールを教える方法

のびのびとした子に育てるには、その子の意見を尊重し、子供の気持ちを優先してあげる事が大切です。一方、社会のルールを教えるには、その子以外の周りの人を尊重し、周りの人に迷惑をかけないよう子供の気持ちを抑える必要があります。この、一見矛盾していることのバランスを取る事が、のびのびと育てながらも社会のルールを教え込むポイントなのです。

例えば、レストランで食事をしていると、子供はじっと座っていることができずに、走り回って遊んでしまう事が多々あります。こういう時、子供を尊重しようと放っておけば周りの人に迷惑がかかり、周りの人を尊重し子供を叱れば、子供の気持ちは抑えつけられてしまいます。

こうした場合はまず、子供に走り回ると食事をしている人に迷惑がかかるという事を教えてあげながら、「でも遊びたいよね。じゃあごはん食べたら公園でいっぱい遊ぼうね」と、子供の走り回りたい気持ちを尊重してあげる事が大切です。その上で、レストランでは美味しいご飯を食べることを楽しむ場だという事に意識を向けてみましょう。

例えば、食べ方を大げさと思えるほど褒めてあげる、お子様ランチの飾りつけやおまけのおもちゃで気を引く、大人の食べ物もいろいろ味見させてあげるといった具合です。このように、のびのびと育てながらもしつけを教えていく秘訣は、「あなたの事がとても大切。でも周りの人達も大切なんだよ」という事を教えてあげる事なのです。

みんなのコメント
あなたの一言もどうぞ