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産後の“うつ”はどこからくるの?原因を知ってむかえ撃とう!

2014/04/10


自分の子供がかわいく思えない…気分が沈んで、消えてしまいたくなる…。子育ては楽しいばかりじゃないけれど、こんな気持ちが毎日続くなんて、考えただけでも辛いですよね。

でもせっかく母親になるのだもの、子育ての喜びを感じて日々を過ごしたい!そう誰もが望むはずです。だからこそ、誰でもかかる可能性がある“産後うつ”のこと、もっと知っておきませんか?

“産後うつ”って?

いわゆる“うつ”の状態が、出産をきっかけにして起こったものを“産後うつ”といいます。

  • ただただ泣いてばかりいる。
  • わけもなく不安になる。
  • 何をやるにも気分がのらないし、できない。
  • 自信をなくしてふさぎこんでしまう。

産後1か月を過ぎても、このような心の状態が2週間以上続くようであれば、産後うつの可能性があります。なんと経産婦の10〜15%の人が発症するといわれています。自然に回復することが難しく、通院して投薬を受けるなど、治療を必要とします。ですが、本人は診察を受けることもままならず、ひとり思い悩んでいることが多いのです。

どうして産後に発症するの?

子供を産むという大仕事を成し遂げたお母さんには、急激な変化が起こります。

まず、体内のホルモンが変化します。赤ちゃんを胎内で育てるために徐々に増加してきた女性ホルモンが、分娩を境に一気に激減するのです。このことでバランスが崩れ、情緒不安定になってしまいます。ホルモンのアンバランスは、小さな出産といわれる月経時にも起こりますので、体調不良などで経験されている方も多いでしょう。

次にお母さんを取り巻く生活環境の変化です。赤ちゃんがやってきたことによって、これまでとは違った生活がスタートします。授乳による不眠、十分に摂れない食事、泣き声へのいらだちなど、一筋縄ではいかない状況が続きます。

そしてこの生活に強いストレスを感じると、ホルモンバランスの変化と重なって“うつ”が発症するのです。

どんなひとがなりやすい?

出産による女性ホルモンの変化は避けがたく、誰にでも起こる可能性があるといえます。同じくホルモンのアンバランスが引き起こす“マタニティーブルー”と呼ばれる症状もあります。分娩直後から情緒不安定になるものの、数日間で自然と回復してしまうので、産後うつとは区別されますが、こちらは70〜80%と実に多くの人が経験しています。

無意識に分泌されるホルモンには、逆らいようがないですよね。

どうすれば深刻化しない?

大事なのは、今まで通りに過ごせない生活をどうとらえるかです。赤ちゃんが産まれたら「こうしていこう」「こうあるべき」と、多くの人が“理想的な子育て”を思い描くことでしょう。でも、その通りにいくことはあまりないのです。ちょっとでも思い通りになったらラッキー!うまくいかなくて“当たり前”なのだということを心にとめておきましょう。

これまで何事も情熱をかたむけ、計画をたて、ちゃんと実行してきた頑張り屋さんほど、赤ちゃん中心の生活はこたえるようです。どんどんたまる洗濯物や、焦げたり茹ですぎたりの料理に「なんでちゃんと出来ないんだろう?」と自分をせめてしまう。でも、それはあなたが“ダメ”だからではないのです。妊娠中から「もしかしたらこうなっちゃうかも、そのときは大目にみてね!」と、パートナーや家族に言っておくと、さらに気持ちが軽くなるかもしれません。

それでもなってしまったら…

ああ、これが例のヤツかな〜と少しでも思ったら、周りの人にその状況を話してみましょう。自分では判断できないでしょうし、話すだけで楽になるかもしれません。なんなら、声をあげて泣いちゃってもよいのです。

おすすめの相手は、同じ年頃の子を持つお母さんです。少なからず、赤ちゃんとの生活に疲れを感じているはずなので、わたしも!なんて、会話が盛り上がってしまうかも。女性のストレス発散におしゃべりはとても効果があるのです。

一時保育などを利用して、数時間赤ちゃんから離れることも気分を切り替えてくれます。離れてみると、可愛さが倍増するというのはよく聞く話です。

それでもやはり気になるようなら、なるべく早く医師や保健師さんなど専門家に相談しましょう。とにかく一人で抱え込むのが、重症化する原因となります。

可愛い服や、高性能のベビーカー…選ぶのも楽しい作業です。そんな出産準備とともに、産後の自分の変化にも心の準備をしておきましょう。

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