【産後鬱】なる前に知っておきたい症状や対応などの心構え

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2015/05/22

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これから出産を控え、我が子との対面を心待ちにしているママ。あれやこれやと、楽しみなことが浮かんでは「早く会いたい!」と気持ちが盛り上がりますね。

その反面、不安なこともたくさんあると思います。体の変化、出産の怖さ、育児の心配、尽きることはありませんね。そんな中で、「産後鬱」という言葉を聞いたことはありますか?

文字通り、産後に体調・心のバランスを崩してしまうことなのです。実はまさにその症状が現れているときは、客観視が難しく「どうしてこんなに辛いのか」がよく分からないのです。ですから、出産前に「産後鬱」の知識だけでも手に入れておきましょう。

産後鬱とはどんなもの?

産後鬱は言葉通り、出産後に疲れやホルモンバランスの乱れから「鬱症状」がでることです。「鬱」は現代病とも呼ばれ、最近ではテレビなどでもよく特集を組まれています。不眠や食欲低下、頭痛などの身体症状と、気持ちが不安定になる情緒面の症状があります。

産後鬱はいつごろから?

産後2~3日ころに現れる、気分の落ち込みは「マタニティーブルー」と呼ばれ、多くの女性が体験します。涙もろくなったり、悲しくなったり、イライラしたりしますが、一過性のものです。ホルモンバランスが著しく変化したことで起こります。

この気分の落ち込みが長く続き悪化、次第に身体的な症状が現れると「産後鬱」と呼ばれます。産後2~3週間のころから発症し、およそ1年で良くなることが多いようですが、長引かせて数年掛かってしまう例もあります。

産後鬱の原因は?

鬱病はケースこそ様々ですが「ストレス」に晒されることで、発症すると言われています。妊娠・出産そのものが、母体を長期間ストレスに晒しますし、慣れない育児などが重荷になってしまう人も多いでしょう。また、発散をするにも思うように外出すらできません。

また、妊娠・出産、また次の妊娠に向けて、女性の体はめまぐるしく変化を続けます。ホルモンバランスが変化し、自律神経が乱れるのも原因と言われています。

産後鬱の症状

  • 寝付きが悪くなる、朝早くに目覚めてしまう、数時間で目が覚めしばらく寝付けない。
  • 体がだるい。倦怠感が取れない。疲れやすい。
  • 食欲がなくなる。または、過剰に食欲がでる。
  • イライラが収まらない
  • 悲しい気持ちが取れない。将来が不安になる。
  • 自分を責める。自分に価値がないように感じる。
  • など

表面化する症状は、それぞれ差があるものの、気持ちの落ち込みや無力感が続く場合が多いようです。

症状が改善しない場合

産後鬱は、早めの対処が必要です。無気力・無力感から自分を責めてしまい「死」を考えたり、お子さんへの虐待や育児放棄につながることも最悪考えられるのです。

症状を自覚したり、指摘された場合には、心療内科の通院や育児相談等を考えましょう。少しでもママの気持ちを吐露できる場所が必要です。産後鬱は投薬による治療の前に、ママの気持ちに寄り添ってくれる相談相手、サポートが重要です。

地域にもよりますが、多くの場合、保健師さんが育児相談に乗ってくれます。また子育てサークルや地域支援などもあるでしょう。もっと身近な点で言えば、旦那さんやおばあちゃんなどに打ち明けて、力になってもらえると良いです。

産後鬱を悪化させないために

精神状態が不安定な時ほど、自分のことを客観的に見られなくなります。特に悲しい、辛い、消えたい、などの気持ちでいっぱいになってしまうのです。ですから、事前に「産後鬱」について旦那さんや身近なサポーターに知っておいてもらいましょう。

もしも、産後に私の様子がおかしかったら「産後鬱」かもしれないから、その時はよく話を聞いて欲しい。そばに居て欲しい、などと伝えておきましょう。異変があった時には、周囲が気づいてくれて、対応してくれることも期待できます。

私の産後鬱体験談

かくいう私も産後鬱を体験したことがあります。お医者さまにこそ、かかりませんでしたが、周りから見ても明らかでした。そして、後日落ち着いてから照らしあわせてみると、身体症状、情緒面の症状、ほとんどが当てはまりました。

赤ちゃんのお世話で数時間おきに起きなくてはならない生活なのに、早朝に目が覚める。4時頃には「どうして、こうなんだろう。辛い。」と一人で泣きながらノンアルビールをすすりました。毎日辛いと感じていました。何が辛いのかはよく分からないのです。

食欲もなくなり、授乳の関係もありましたが、ぐっと体重が落ちました。食べたいという気持ちにならないのです。疲れやすく、産後にはシェイプアップを!と張り切っていたにも関わらず、まるでやる気おきませんでした。何もしたくありませんでした。

みんなが私を不必要に思っていると感じました。お腹が大きな頃は「重いものを持つな」「暖かくして」「気分はどうだ」とちやほや心配してくれたのに、産んだ途端に用なしなんだと、絶望していました。みんな赤ちゃんばかりに構いますから、寂しく感じます。

体型が見るに耐えないと、女性として落ち込みました。痩せたのに出っ張ったお腹、大きな傷跡、血管が浮き出た乳房。二重あごの顔を見るたびに、自信を失います。夫が冷たいと感じ、それも醜いせいだと思いました。

赤ちゃんが可愛いと思えません。笑いもしないし、泣いてばかりで何を求めているかもちっとも分かりません。そのくせ、おばあちゃんに抱っこされるとすやすや眠ったりしますから、もう母親として失格とさえ思いました。

毎日実家の母と電話をしたり、家に来た助産師さんに話をきいてもらったりしました。夫は相変わらず冷たく感じましたが、いつの間にか気にならなくなっていました。

半年ほどで、以前の自分に戻ったことが感じられました。支援センターに出かけるなどもできるようになりました。子供が笑うようになった、声を出すようになった、と少しずつ成長を喜びながら、良くなっていった気がします。

ちなみに、マタニティーブルーは退院した当日に突然起き、入院中は平気だったのに突然おかしくなったことが分かりました。イライラと涙が止まらなかった記憶があります。それから、産後鬱へとずっと不調が続きました。

産後はママも大切に

赤ちゃんが生まれると、周囲の関心は全部赤ちゃんにいきます。妊娠中は赤ちゃんともどもママをとても大切にしてくれた人たちが、赤ちゃんをお世話するママにダメ出しをするなんてことだってあります。

なので、可愛い我が子が居てくれるのにも関わらず、とても孤独を感じてしまうのです。それに加え、初産であれば慣れない育児に振り回されるわけですから、ホルモンバランスとともに、メンタルも崩してしまうという訳です。

是非、旦那さんやおばあちゃんには「産後は、赤ちゃんもだけど、私のことも労って大切にしてちょうだいね!」とお願いしてください。ママが笑顔で赤ちゃんと過ごせるように、周りのサポートを万全にしてもらいましょう。

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