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寝方を変えれば変わるの?逆子の赤ちゃんに試したいこんな治し方

2014/12/22

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「赤ちゃん何してるかな…」お腹の中の我が子を考える時間は、幸せでもあり、また不安でもありますね。

だって、実際に目にすることも触ることもできないのですから。健診で「逆子」と診断されると、その思いはますます強くなることでしょう。

医療技術は発展しているし、そのままでも無事に生まれてきてくれるはずなのですが、お母さんの気持ちとしてはクルッと回ってほしいところです。

いったん逆子になってしまった赤ちゃんを、正常な位置に戻すことはできるのでしょうか。その方法を探ってみましょう。

「逆子」ってどんな状態?

赤ちゃんがどういった形のときに「逆子」と診断されるのでしょうか。

正常な位置とは

妊娠中期までは、赤ちゃんはまだクルクルと動き回って位置は定まりません。この時点では、約50~70%が「逆子」だともいわれています。

その後、ほとんどの赤ちゃんは妊娠28週くらいまでに自然に頭が下になってくるのだそうです。体に対して頭の比率が大きいために、重力によって下になるのですね。

そして、30週以降になると、大きくなった赤ちゃんの体は回転しづらくなり、骨盤にスポッとはまるような形になった頭は、そこの位置からあまり動かなくなります。

このように、羊水の中の赤ちゃんが頭を下にした状態を出産に適した正常な位置とし、「頭位」あるいは「骨盤位」といいます。

出産が難しくなる位置とは

「頭位」「骨盤位」に対して、出産時に帝王切開になったり、時間がかかったりする状態があります。

それが、羊水の中で赤ちゃんの頭が上になった状態の「逆子」、横向きになった状態の「横位」と呼ばれるものです。そして、全体の3~5%くらいの赤ちゃんが逆子の状態のまま、出産になるといわれています。

また、「逆子」の中でも様々な種類があるようです。
・単臀位…足が両方とも上に向いている
・全複臀位…両足とも膝が曲がっている
・全足位…足をのばして立っているような状態
・全膝位…両膝を曲げており、さらに膝が一番下になっている
・不全足位…片足をのばしている
・不全複臀位…片膝のみが曲がっていて、もう片方が上に上がっている

赤ちゃんはすでに個性があり、それぞれが思いおもいのポーズで過ごしているのですね。

逆子だとどんな問題があるの?

なぜ、「逆子」や「横位」は分娩が難しくなるのでしょうか。

妊娠中

通常は頭が骨盤に入り、押し広げることで陣痛がおこり、分娩が始まります。頭以外の部位が十分な広さまで押し広げることは難しいようです。

また、足などよく動く部位が下になっている場合、破水が起こりやすくなります。

分娩時

体がうまくでてきたとしても、首までくると引っかかってしまい、赤ちゃんの状態が危険になる可能性があります。

また、通常赤ちゃんの後に出てくるはずの「臍帯」が先に出てしまうことも、赤ちゃんに十分な酸素を送る妨げとなります。

どうすれば治るの?

お腹の中の赤ちゃんが相手ですから、そうそう簡単にクルッと回ってくれるわけではないようです。でも、何かせずにいられないのが親心。効果が期待される方法は、次のようなものです。

横向きで寝る

お腹が大きくなるにつれ、なかなか仰向けで寝るのは難しくなりますから、横向きで寝る人は多いことでしょう。

大事なのはその「向き」にあるようです。右向きか、左向きか、それを決定するのは、赤ちゃんの「胎向」です。つまり、赤ちゃんの背骨が、お母さんのお腹の左右どちらにあるのかということです。

  • 赤ちゃんの背骨がお母さんのお腹の左側…右を下にする
  • 赤ちゃんの背骨がお母さんのお腹の右側…左を下にする

背骨を上にして寝ておいて、あとは胎児の頭の重さを頼りにクルッと回ってもらおうというものです。お腹の中ででんぐり返りをしてもらうイメージです。

病院で調べてもらえば、赤ちゃんの背骨がどちらにあるのかは分かりますが、自分でも胎動をこまかく観察することでおおまかにその位置をつかむことができるようです。

静かに仰向けになります。お腹に手を当てながら胎動に集中してみましょう。赤ちゃんが足、もしくは手を動かしたときに、左にその動きを感じれば、背骨は右側、反対に右に感じれば、左側と判断します。

体操

いわゆる逆子体操と呼ばれるものです。

うつぶせになり、お腹のあたりをゆるませます。両膝をついたまま、おしりを持ち上げ、できるだけ高い位置をキープします。この姿勢のまま、15~20分。

その後、ゆっくりと横向きになって、体を休ませます。急に頭を起こさないようにしましょう。

仰向けになって、腰の下にクッションなどで山をつくります。そして、軽くブリッジをした状態を、そのまま10分ほどキープします。

終わったら、クッションなどをはずし、やはり横向きになって、そのまま体を休ませることが大切です。

どちらも子宮口の位置が高くなりますよね。そうすることで、骨盤にはまった状態の赤ちゃんを動かして、回りやすい環境をつくるのです。

このとき、ガードルや腹帯はしない方がいいとされます。また、切迫早産が心配される場合には、このような姿勢は危険ですからしてはいけません。

ツボ押し

足の内側のくるぶし、そのすぐ上から指を3本揃えた分の距離に「三陰交」というツボがあり、そこを寝る前に1分間指で押します。

両足行います。そのあと、お腹の赤ちゃんの位置に合わせて横になって寝ます。

お灸

三陰交にお灸をするのも、同等の効果があるようです。特に、28週目くらいまでが逆子が治る確率が高く、それ以降は徐々に少なくなるようです。

外回転術

お母さんのお腹を手でさするようにしながら、赤ちゃんを体の外から回していく方法です。専門の医師によって行われます。

しかしながら、赤ちゃんを無理やり動かすので、胎盤早期剥離や胎児の心拍数の低下などが起こる可能性が高くなります。

どうして逆子になるの?

通常、体に対して重い頭が下になるのが自然なのに、上のままの状態になってしまうのはなぜなのでしょうか。お母さん側の原因として考えられるのは次のようなときです。

骨盤が小さい

狭骨盤(きょうこつばん)ともいわれ、身長150cm以下の小柄な女性にみられます。分娩の際に「帝王切開」になることも。

胎盤が子宮口を覆っている

前置胎盤といわれる状態で、子宮口の一部、あるいは全てを胎盤が覆っていることをいいます。この位置は、経膣分娩が難しく、ほとんどが「帝王切開」による出産になるようです。

子宮筋腫

子宮内に腫瘍があることで、中の容積が小さくなり、赤ちゃんが回転しにくくなることがあります。

双角子宮

子宮の形がハートのようになっている状態です。普通より子宮が小さく、そのため、赤ちゃんがまわりにくいと考えられます。

羊水量のトラブル

羊水が800ml以上になる「羊水過多症」、200ml以下になる「羊水過少症」があります。

冷え

血流が滞ることで、赤ちゃんの動きが小さくなることがあります。

原因がわかっても、すぐには対処のしようがないものもありますが、最後の「冷え」に関しては、今からでも取り組めますよね。逆子だけでなく、様々なトラブルを引き起こす心配もありますから、とにかく体を温めるようにしましょう。

そして、後は赤ちゃんへの語りかけです。「そのままだと生まれてくるとき大変だよ~、頭下にしてね~」とことあるごとに話しかけてみましょう。お母さんの地道な努力と祈りは、必ずお腹の中へ届いてくれるはずです。

みんなのコメント
  • せまけれさん

    いいて゛すね

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