- 逆子を治したい!臨月の妊婦さんでも試せる逆子の治し方 | MARCH(マーチ)

逆子を治したい!臨月の妊婦さんでも試せる逆子の治し方

2016/03/02

臨月の妊婦さん
赤ちゃんは一般的にはママのお腹の中で頭を下にして過ごしています。でもさまざまな理由で逆向きになってしまうのが逆子です。

逆子の出産にはリスクがあるといわれています。そこで逆子を治すためのいろいろな方法が古くから編み出されてきました。

よく耳にする逆子ですが、実際はかなりの確率でお産までに治っているようです。今から始められる方法や臨月までトライし続けられる方法など、注目の治し方をご紹介します。


逆子とわかったら知っておこう!リスクや分娩について

お腹の赤ちゃんが「逆子です」と診断されるととても不安なものです。そこで、実際にどんなリスクがあり、お産にどう影響するのかをわかりやすくご紹介します。

意外と多い逆子!でも臨月までにほとんどが正常な位置に戻る

逆子とは、ママのお腹の中で赤ちゃんが頭を上にしている状態です。医学的には「骨盤位」といいます。経腟分娩にリスクがあるとされています。

赤ちゃんのうち、30%くらいは逆子の状態を経験するといわれています。特に赤ちゃんが小さくて活発によく動く妊娠28週前後までは逆子状態の赤ちゃんも少なくありません。

妊娠25~26週までは、3人に1人は“さかご”の時期なので、心配せずにそのまま様子を見ましょう。

しかし赤ちゃんは頭が大きくて重いため、一般には自然と頭が下を向いて正常な位置におさまります。

妊娠後期に入るころには医師から「逆子ですね」といわれるママが増えだしますが、その後も赤ちゃんの位置が戻ることは珍しくありません。

最終的にお産まで赤ちゃんが逆子状態にあるママは3~5%と言われています。赤ちゃんが大きく動かなくなる臨月に入ってから逆子が治るママもいます。

37週以降までには、“さかご”の頻度は3~5%程度まで減少します。

上に頭があり、下によく動く足が来るためママの下腹部や膀胱付近で胎動を感じることもあります。胎動の位置が以前と変わったな、と感じたら赤ちゃんが回転し向きが変わってしまったかもと思っておいたほうがいいかもしれません。

逆子出産のリスクを知ろう!経腟分娩と帝王切開の分かれ目

逆子にもいろいろ種類があります。

逆子なら帝王切開という訳ではなく、赤ちゃんのお尻が一番下に来ている体勢なら経腟分娩が可能なこともあります。

ただしこの経腟分娩が可能な「殿位」という体勢の赤ちゃんでも、正常な位置にある赤ちゃんより出産時に問題が起きるリスクは多少高まります。

逆子の出産で起こりうるリスク

  • 陣痛が来にくかったり微弱になる可能性がある
  • 赤ちゃんの頭が上にあって子宮口を刺激しないため、陣痛が来にくかったり来ても微弱になることがあるといわれています。

  • へその緒が赤ちゃんより先行する臍帯下垂・臍帯脱出が起きる場合がある
  • 赤ちゃんよりもへその緒が先に出てしまう臍帯下垂や臍帯脱出が起き、へその緒から赤ちゃんへ酸素が供給されなくなるといったリスクも危険です。

  • 前期破水しやすい
  • 前期破水は、赤ちゃんのつま先や膝など硬くてとがった部分が先行すると起きやすくなります。

  • お産が長引きやすい
  • 一番大きな頭が最後になるので、お産も長引きやすく体が引っ掛かりやすくなります。

  • 膣内で赤ちゃんが引っ掛かるなどケガをしやすい

逆子に関する産科医の考え方はさまざまです。殿位の赤ちゃんなら管理や帝王切開の準備を並行しつつ経腟分娩を応援するという医師もいます。

殿位の赤ちゃんであれば、経腟分娩をサポートできる医師・医療施設が整っていれば経腟分娩にトライできる可能性も出てきます。

しかし赤ちゃんの膝やつま先といった体の先端部分が一番下に来ていたり、赤ちゃんが横向きになって腕が先に出る状態だと経腟分娩はできません。

このような場合は、お産では赤ちゃんとママの安全を最優先し帝王切開になります。また初産のママの場合も、お産が長引くことを考慮し帝王切開になることもあるようです。

大切な赤ちゃんの安全と健康のために、そして出産のリスクを少しでも軽減するためにもできれば臨月までに逆子をなおしたいですよね。

そこで今注目されている逆子の治し方をチェックしてみましょう。

逆子発覚から臨月まで頑張れる!注目されている逆子の治し方

逆子は難産になりやすく、現代では帝王切開になることもあります。そこでいろいろな逆子の治し方について調べてみました。

逆子の治し方あれこれ!自宅で毎日気軽にできる方法もある

逆子は古来「難産になりやすい」と言われており、古くから治し方が模索されてきました。歴史のある方法もありますし、最近の産科医がお勧めする方法もあります。

主流はこちらの3つの方法です。

  • 逆子体操
  • 鍼灸療法
  • 外回転術

ただし、胎動の変化などで「逆子かな」と思っても、自己判断は危険です。逆子になっても出産までは特に問題はありません。次の妊婦健診を待ちましょう。

逆子体操などの対策は、医師に相談してから行ってくださいね。赤ちゃんの気まぐれでたまたま上を向いている、ということもあります。あまり無理せず、赤ちゃんが下を向くまで待ってあげましょう。

逆子と診断され、医師に逆子体操の対策を講じてもいいと言われたら、是非トライしてみてください。

それぞれの治し方について詳しく見ていきましょう。

【逆子体操】多くの産科医がお勧めする、人気と効果の高い方法

多くのママが実践し、また家庭で簡単にできるのが「逆子体操」です。逆子体操は2種類あるのでさっそく試してみましょう。

逆子体操は逆子と診断される妊娠28~30週以降に行うと良いとされています。

胸膝法
四つんばいになってから横向きになる方法です。

  1. 楽な服装でお腹の周囲の締め付けをゆるめる
  2. 四つんばいになり、肩幅に広げた太ももが床に対して直角になるよう膝をつく
  3. 頭と肩をできるだけ下げて胸を床につける
  4. お尻をできるだけ高くあげる
  5. この姿勢を15分程度保つ
  6. 赤ちゃんの背中がある方が上になるように横向きになり、10分休む

胸膝法はお風呂上りや夜寝る前などリラックスしている時間帯が効果的と言われています。そのまま横になって眠ると良いので、寝る前が特におすすめです。

ブリッジ法
高さ30センチから35センチ程度の枕やクッションを用意し、お尻の下に入れて10分間仰向けになります。朝晩1回、1日2回行いましょう。

逆子体操は産婦人科などでも勧められる方法です。

胸膝法については赤ちゃんの背中がどちらを向いているか知っておく必要があるので、医師に問い合わせましょう。

体操の方法をレクチャーしてくれる病院もあります。わからない場合は必ず医師や助産師さんに質問し、その場で教えてもらうと安心ですよ。

胸膝法では終わった後に赤ちゃんの背中が上になるよう、左右どちらかを向いて横になります。このままの姿勢を保って就寝するとより良いそうですよ。

体操ができない日も、赤ちゃんの背中が上を向くように横になると効果的です。逆子が気になる間は常に意識して寝ると良いでしょう。

こうした逆子体操を行うと、赤ちゃんのお尻がママの骨盤から浮き上がりやすくなり、赤ちゃんが自分で蹴って回転しやすくなるといわれています。

お腹が張りやすいママや前置胎盤のママなど体操を禁じられる場合もあるので、必ず医師と相談してスタートしてくださいね。

【鍼灸療法】古くから伝えられる方法…最近の研究結果もある

逆子を治すために鍼灸療法を受けるママも少なくありません。鍼灸は古来受け継がれてきた医療用の鍼(ハリ)による治療と、お灸による治療です。

お灸は家庭でもできる簡単なセットがありますが、不安な場合最初は専門の鍼灸院へ行ってプロの施術を受けると安心ですね。

全日本鍼灸学会では、逆子の鍼灸による矯正率が9割近くにのぼると報告しています。その際の副作用もないそうです。

至陰のお灸の効果については、多くの報告があります。林田は至陰の灸(半米粒大3壮)
および三陰交の灸頭鍼(3壮)を主とする鍼灸治療を行ったところ、骨盤位 584 例中525例が矯正(矯正率89.9%)されたとし、灸治療は有効な治療法であると推奨しています。また、お灸を反復施行しても副作用はまったく認められなかったとし、安全な治療法であると報告しています。

「至陰」「三陰交」「湧泉」というツボが特に効果的だそうです。私の友人もお灸で逆子が治ったそうですよ。

鍼灸療法を受けると、運動や体操などの負荷をかけることなく体内の血行や循環を良くする効果があるといわれています。

ママの体や子宮をリラックスさせることで、ママの体調も整えられますし赤ちゃんの胎動も活発になるんですよ。

鍼灸療法はできれば早めに受けた方が効果が高いようです。逆子を指摘されるのは28~30週ということが多いので、健診でわかったら早めに受けてみましょう。

鍼灸療法も赤ちゃんとママの体調を見て受けましょう。前置胎盤や切迫早産などハイリスクが指摘されている場合は無理をせず、必ず主治医に相談してくださいね。

【外回転術】産科医が行う特別な治療…家庭では実践しないで

外回転術とは、産科医がママのお腹の外から外的な力を加え、赤ちゃんの位置を移動させるという医療行為です。

最近はあまり行われなくなったともいわれていますが、行っている産科もあります。気になる場合は主治医に訊ねてみると良いでしょう。

外回転術は、素人が行うと胎盤が剥がれたり破水するなどの危険がともないます。ママやパパが家庭で行うことは絶対にやめましょう。

逆子予防にもなる!今日からすぐできる逆子対策を試してみて

医学も科学も進歩目覚ましい現代でも、「なぜ逆子になるのか」というメカニズムは実はよくわかっていないそうです。だからこそ試してみたい逆子対策をご紹介します。

逆子の原因は冷えやストレス…原因を知って対策をスタート

「逆子体操」や「鍼灸療法」は、ダイレクトに逆子を治すための方法です。でもできれば日常生活の中でも逆子を防いだり改善させていきたいですよね。

そのためには、まず逆子の原因を知ることが大切です。

逆子になる原因は、ママの子宮筋腫や子宮奇形・前置胎盤による子宮内のスペース確保の難しさが挙げられます。

また、赤ちゃんの奇形や水頭症などの病気が原因になっている場合もあります。

でも実は、「はっきりとした原因がわからない」というケースがもっとも多いのです。

赤ちゃんやママの体に病気や異変がないのに逆子になっている場合(はっきりとした原因がわからない…)場合の原因と考えられているのが、「ママの体の冷え」や「ストレス」です。

ママの体が冷えていたり、ストレスや運動不足で子宮が固くなりがちだと赤ちゃんの居心地が悪くなり、逆子になりやすいという説です。赤ちゃんはより冷えやすい下半身を嫌い、より温かいママの上半身に大切な頭を向けるため逆子になるといわれています。

また子宮は上の方が広くなっているため、子宮全体が固いとより楽な場所を探して頭を上に向けるのではとも考えられているそうですよ。

そこで今ママたちの間で注目されている逆子予防・逆子対策方法をご紹介します。

  1. 足湯
  2. 散歩や適度な運動
  3. 体を温める食生活
  4. 赤ちゃんへの語り掛け

赤ちゃんとのマタニティライフを充実させるためにも役立つ方法ですよ。

1.【足湯】足元を温めて、下半身の冷えやむくみを撃退!

足湯はママの体全体を温めてくれます。逆子の原因と言われている「下半身の冷え」の改善にはぴったりですね。

半身浴でも良いのですが、上半身を冷やさないように注意しましょう。

足湯なら二人目以降出産で忙しいママも、ちょっとした時間に実践できるのではないでしょうか。

また下半身の冷えはむくみと深い関係があるといわれています。妊娠中は特に下半身がむくみやすくなるので注意したいですね。

お腹や下半身の冷えが気になる場合は、マタニティガードルや保温性の高い腹帯・靴下などを工夫し、締め付けないようにお腹から足元にかけて温めましょう。

2.【散歩や適度な運動】運動不足は大敵!適度に体を動かそう

安定期入ると、順調なら積極的に動くことが勧められています。

運動不足はよいお産の大敵なので、動いた方が良いと診断されたら散歩などで体を動かしましょう。

毎日の買い物のついでに公園をウォーキングしたり、お風呂上りに柔軟体操をすることもおすすめです。体に負担がかからない方法をいろいろ試してみましょう。

マタニティスポーツもおすすめです。妊婦さん向けで体に無理をかけずに済むので安心ですよ。

マタニティスイミングやマタニティヨガなど、体調に合わせて行いましょう。

ストレスも妊婦さんの大敵です。特に逆子にも良くないといわれています。ストレス発散のためにもスポーツや散歩はおすすめですよ。

特に逆子が気になる場合は、逆子体操なども取り入れていきましょう。プレママ友との交流の場にもなりますよ。

3.【温かい食生活】ぽかぽかメニューで体を内側から温めて

つわりで苦しんでいた妊娠初期はのど越しの良い冷たいものしか受け付けなかった、というママもいるのではないでしょうか。

でも、妊娠中は基本的に冷えは禁物です。できるだけ温かいものを食べて、体を芯から温めるように心がけましょう。

塩分摂取に注意しながら、温かい汁ものやスープなどを食事に一品添えるだけでも違ってきます。ショウガなどを上手に使えば塩分をカットしながら体を温められますよ。

和風だしの利いたすまし汁なら、片栗粉でとろみをつけておろしショウガを少し添えると冷めにくいとろみ汁になります。

スープを作るときに、最初にオリーブオイルでショウガを炒めて煮込んだりしてお好みに合わせて工夫してみてくださいね。

4.【赤ちゃんへの語り掛け】心をこめて赤ちゃんへ呼びかけて

意外と実践しているママが多く、しかも「効果があったかも…!」と実感している方法が「赤ちゃんへの語り掛け」です。

赤ちゃんの五感はお腹にいるときから発達しています。特に耳は最も早く発達し、お腹の中でママの心音やパパママの会話を聞いているといわれています。

我が家でも、生まれる前から赤ちゃんに絵本の読み聞かせを毎晩繰り返していました。生まれた後も、産前に読んでいた絵本や聞いていた音楽にはよく反応していましたよ。

話しかけ方の一例を挙げますね。

  • お腹の下の方に手をあて「頭はこっちだよー」と話しかける
  • お腹の上の方に手をあて「蹴るのはこっちだよー」と言う
  • 「逆さまですよー。逆の方が楽ちんですよー」と語りかける
  • 横向きになって寝て「今だよー、蹴ってひっくり返ろう」と言う

いろいろな方法があるようです。赤ちゃんの足がママのお腹をノックしているときなどに話しかけてみてはいかがでしょうか。

逆子体操や生活習慣改善で、健康的&のんびりお産を迎えよう

逆子を不安に感じるママはたくさんいます。また実際にママの10%から30%くらいは妊婦健診で「逆子だね」と指摘されたことがあるようです。

でも、お産まで逆子のままという赤ちゃんは5%に満たない確率であるとお伝えしました。

それまでに逆子体操や鍼灸などいろいろな方法を試すうちに治ってしまったというママが多数派です。

また「いろいろ手を尽くしたのに、結局なにもしていないときになんとなく戻った」というママもいます。赤ちゃんの気まぐれが原因ということもあるのかもしれませんね。

そのほかにも科学的な根拠はまだわかっていませんが、「効果があるかもしれない」と言われている方法はいろいろあります。

  • あぐらをかいて座る
  • 股関節のストレッチをする
  • 雑巾がけをする
  • 前かがみになる際はかならずしゃがみ、立ったままかがまない

逆子が治った経験を持つママが「決定打かどうかわからないけれどやってみた」という方法です。日常的にできることなので、医師の許可がでれば試してみてもいいかもしれませんね。

ママが不安や恐怖を強く感じることは、赤ちゃんにとってもストレスになります。もちろん逆子にも良くありません。

いろいろやっていれば、いつか治るかも…というくらいの気持ちで、逆子ケアも含めて赤ちゃんと一心同体で過ごせる限られた妊婦生活をエンジョイしてくださいね。

みんなのコメント
あなたの一言もどうぞ