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初期流産の確率は意外に高い!知っておくべき流産のメカニズム

2015/02/27

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妊娠は非常に嬉しいものですが、中には流産してしまう人もいます。流産すると「自分が悪かったのではないか」なんて考えてしまいがちですが、妊娠初期の流産の多くは誰にも責任はありません

流産は悲しいことですが実は流産をしてしまう人はわたしたちが思っている以上に多いのです。

流産の真実

1割以上の人が初期流産するってっほんと?

妊娠22週まで正常な妊娠が維持できないケースを流産と言い、この内12週未満の流産を早期流産といいます。そして、流産の90%以上はこの初期に起こるとされています。

現在、日本では自然流産の確率は15%前後とされており、妊娠しても1割以上の人が流産してしまいます。特に高齢出産の場合は流産の確率が高く、20%程度が流産を経験するとされます。

流産とは、何らかの形で赤ちゃんが子宮外に出てしまったり、成長を止めてしまうもの。非常につらいものですが、決して珍しいことではなく、他人事ではありません。

流産にもいろいろある

流産は症状によって分別されます。

  • 胎児やそれに伴う付随物が出血と共に完全に排出される完全流産
  • 胎児や付随物の一部が子宮内に残る不全流産
  • 胎児が子宮内で死亡している稽留流産
  • 子宮口が開大して進行し、妊娠が継続できない進行流産

一口に流産と言っても、様々な症状があり、適切な処置が求められます。

流産の原因は?

妊娠12週目までの初期流産のうち、7割程度は胎児の染色体異常などが原因で妊娠を継続できないことが原因とされます。

そのため、妊娠初期の流産の多くは誰にも責任はなく、またそれを防ぐこともできません。

流産は非常に悲しい事ですが、これは自然なことであり、努力が足りなかったわけでも、行いが悪かったわけでもないということは覚えておきましょう。

12週目以降の後期流産の場合は、染色体異常などが原因ではないことが多く、アクシデントや不摂生・不注意等が引き金となることがあるので、これには注意しておきたいですね。

これも流産なの?

化学的流産って何?

最近になって聞くようになった「化学的流産」ですが実はこの化学的流産は医学的には「流産」にカウントされません。

化学的流産とは、受精したものの着床の状態が維持できなかったもの。昔からあったものですが、気が付かないことが多かったのです。

化学的流産では妊娠検査薬などで陽性反応が出たものの、その後妊娠が継続できず、出血が見られるということが多くなっています。

妊娠検査薬の性能が上がったことによって、この化学的流産に気付くことが増えていますが、着床が維持できないものですので、厳密には妊娠はしておらず、したがって流産にも当たらないのです。

化学的流産はかなり多い

実は受精をしても着床を維持できない受精卵はかなり多く、その原因は、受精卵に異常があるためと考えられています。

そして、受精卵の約45%には何らかの染色体異常があるされており、受精したものの着床できない受精卵というのはかなり多いのです。

だから、妊娠検査薬を使った検査だけで妊娠したという確定はできません。

最近は検査薬の使用で一早く妊娠がわかるため、化学的流産に気づいてショックを受ける人が増えていますが、これは間違い。

妊娠検査薬を早く使用し過ぎると化学的流産が発覚してぬか喜び&大ショックなんていうことにもなってしまうので気を付けましょう

切迫流産は流産じゃない?

切迫流産とは?

切迫流産とは、妊娠22週目までに腹痛や出血が見られるものですが、赤ちゃんが流れてしまったわけではありません。

胎児の心拍が確認できるまでは流産との区別が非常に難しいのですが、切迫流産は進行流産とは違い、子宮口が開いておらず、胎児の心拍が確認されれば妊娠の継続は可能なことがほとんど

とにかく安静にして、胎児の成長を待ちます。

そのため、切迫流産と診断されたからといって悲しむことはありません。流産と名前がついているのでショックは大きいですが、これはその可能性があるというだけで、多くの場合は無事に出産できるので不安になりすぎる必要はないのです。

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