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予防接種でロタウイルス感染症の赤ちゃんへの感染を防ごう!

2016/02/20

ロタウイルスワクチン経口を飲む赤ちゃん
木枯らしが吹く季節になると、冬の感染症が気になりはじめますね。特に毎年流行を繰り返すロタウイルス感染症は、赤ちゃんや小さな子どもにとってとてもつらい感染症のひとつです。

非常に感染力が強く、家族や集団の中でぱっと広がってしまうことも少なくありません。特に赤ちゃんは重症化しやすいと言われ、注意が必要な病気です。

しかし近年になって、任意の予防接種が行われるようになっています。赤ちゃんの重症化を防ぐロタウイルスワクチンについて、接種のスタート時期や費用など気になる点をまとめてみました。

また、国内で予防接種が認可されたのは2011年なので、まだ受けていないという幼児も少なからずいます。感染してしまったときの症状や予防策、おうちケアについてもチェックしてみましょう。


ロタウイルス感染症の予防接種は、生後6週間からスタート

ロタウイルス感染症は、小さな子どもにとって大きな負担がかかる怖い病気です。衛生的に非常に優れた環境にある日本でも少なくなることはなく、毎年のように根強い流行を繰り返します。

90%の重症化を3年間防ぐ!ロタウイルス感染症の予防接種

ロタウイルス感染症は寒い季節に増えはじめ、冬から春にかけて感染のピークを迎えます。なんと毎年80万人もの人が感染すると言われています。

特に1歳前、生後3ヶ月くらいからの赤ちゃんから感染が増え始めます。

日本人のほとんどが感染を経験するといわれる病気で、生まれたばかりの赤ちゃんはママの免疫を受け継いでいるため、症状が出にくいと言われています。

しかし生後3ヶ月くらいから免疫の影響が薄れるため、症状がはっきりと出るようになります。

特に最初に感染した時の症状が最も重く、重症化することもあります。赤ちゃんのころに初めて感染した時の重症化を防ぐために、予防接種が行われるようになりました。

ロタウイルスワクチンは生ワクチンと呼ばれるワクチンの一種です。

生ワクチンとは、生きたウイルスや細菌の毒性を病気に感染しないぎりぎりのラインまで抑えて作られたワクチンです。

ロタウイルスワクチンは、接種すると3年ほど効果を発揮すると言われています。また、点滴や入院などが必要になる重症化を、約90%防ぐとされています。

生後6週間からスタート!接種後は4週間あけて2~3回接種

ロタウイルスワクチンは、任意接種です。

   

   

ロタウイルスワクチン 詳細説明
接種の種類
(定期/任意)
任意
ワクチンの種類 生ワクチン
2種類あり

  1. 1価ワクチン(ロタリックス)
  2. 5価ワクチン(ロタテック)
同時接種について 同時接種可(ヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチン・四種混合ワクチン・B型肝炎ワクチン)
接種推奨年齢 1価も5価も生後6週(42日後)から接種可能
接種は生後14週6日(104日)までが望ましい
接種回数
  • 1価ワクチン(ロタリックス)…2回接種
  • 5価ワクチン(ロタテック)…3回接種
間隔の説明
  • 1価ワクチン…1回目を打ってから4週間以上あけて2回目接種
  • 5価ワクチン…1回目を打ってから4週間以上あけて2回目、その後4週間以上あけて3回目

自治体からお知らせや問診票などが送られてくるのは定期接種です。ロタウイルスの場合は任意接種なので連絡がきませんので、事前にしっかりチェックしておく必要があります。

ロタウイルスワクチンは2種類あります。

1価ワクチン(ロタリックス)
2回接種【生後24週(168日)までに接種完了】
5価ワクチン(ロタテック)
3回接種【生後32週(224日)までに接種完了】

ロタウイルス感染症を引き起こすロタウイルスには、主に5つの型があるといわれています。そのうち、もっとも重症化するとされる型のウイルスを使用したワクチンが1価ワクチン「ロタリックス」です。

5価ワクチン「ロタテック」は、5種類のウイルスの遺伝子を組み替えて作られたワクチンです。どちらも主な5種類の型のロタウイルスに対して有効とされ、効果はほとんど変わりません。

1価ワクチンロタリックスの方が2回接種と回数が少なくて済むのですが、5価ワクチンロタテックの方が生後32週までと余裕をもって接種できます。

どちらが良いかはかかりつけ医と相談して決めましょう。

スタートは、どちらのワクチンも生後6週(42日後)から接種可能です。また、1回目の接種は生後14週6日(104日)までが望ましいと言われています。

ロタウイルス感染症は生後3ヶ月くらいから重症化しやすくなります。さらに副反応のひとつである腸重積症のリスクも、初回接種が遅くなると高くなると言われています。できるだけ早めにスタートすることが大切なのです。

ロタウイルスワクチンは生ワクチンなので、接種後は次の接種まで、種類を問わず4週間あけてください。間隔をあける必要があるため、早めのスタートが重要です。

最大5つのワクチンを同時接種できる!可能な予防接種をチェック

ロタウイルスワクチンは、接種後4週間はロタウイルスワクチンの2回目以降を含む他のワクチン接種を受けることができません。

しかし、他のワクチンとロタウイルスワクチンを同時に接種することは可能です。

ロタウイルスワクチンと同時接種できるワクチン

  • ヒブワクチン【定期接種】生後2ヶ月~
  • 小児用肺炎球菌ワクチン【定期接種】生後2ヶ月~
  • 四種混合ワクチン【定期接種】生後3ヶ月~
  • B型肝炎ワクチン【任意接種】生後すぐ~

特にヒブ・小児用肺炎球菌ワクチンは感染すると命に関わる病気に対するワクチンです。小児科に行く回数を減らすためにも、予防接種ラッシュを上手に乗り切るためにも早めに同時接種をスタートしましょう。

小児科でよく勧められるのは、生後2か月になった時に、B型肝炎・ヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチンとロタを同時接種して予防接種をスタートする方法です。

おすすめの予防接種スケジュールはこちらです。

接種時期 接種ワクチン
生後
2ヶ月
ロタ1回目・B型肝炎1回目・ヒブ1回目・小児用肺炎球菌1回目
生後
3ヶ月
ロタ2回目・B型肝炎2回目・ヒブ2回目・小児用肺炎球菌2回目・
四種混合1回目
生後
4ヶ月
ロタ(5価)3回目・ヒブ3回目・小児用肺炎球菌3回目・四種混合2回目

ママの免疫がしっかり残り、病気をしにくい生後半年までの間にここまで進めておくと良いですね。その後忘れずに四種混合の3回目やBCG、B型肝炎の3回目を接種しましょう。

期限が厳密に決められているロタウイルスワクチンは、予防接種スタートの第一弾となることも多いものです。接種の際、小児科医にお願いして、今後の接種スケジュールを作ってもらいましょう。

副反応・副作用のリスクと、任意接種を受ける・受けないの判断

副反応・副作用は、薬やワクチンを使用した際に体に出るさまざまな反応のことです。ロタウイルスワクチンを接種したあとに出る可能性がある副反応を挙げてみました。

  • 下痢
  • 機嫌が悪くなる・ぐずる
  • 咳や鼻水
  • 発熱
  • 吐き気
  • 腸重積症

これらはすべてごくまれに起きる副反応です。特に注目されるのが腸重積症で、お腹の中で腸の一部が前後の腸にめりこみ、激しい嘔吐や腹痛に襲われるという病気です。

腸重積症は非常にまれな副反応で、ほとんど起きることはありません。

初回ワクチン接種が遅くなると頻度が高くなると言われているので、できるだけ早めにスタートする必要があります。

ワクチン接種に関して、すべてのワクチンに「副反応・副作用のリスクがあるため接種はしない方がよい」という意見がつきまといます。特にロタウイルスは任意接種です。しかし本当に命の危険がある副反応は、ほとんど起きないのが現状です。

それよりもロタウイルスに感染してつらい思いをし、恐ろしい合併症を引き起こす可能性の方が高いでしょう。また、感染すればママやパパにも伝染する可能性があり、家族で苦しい思いをすることになります。

赤ちゃんがロタウイルス感染症に感染した時のリスクと、ほとんど起こらない副反応のリスクをよく考慮して、接種するかしないかを決めましょう。

WHO(世界保健機関)ではロタウイルスワクチンを最重要ワクチンのひとつと考え、接種を推奨しています。

ロタウイルスワクチンの助成金…赤ちゃんが生まれたらチェック

ロタウイルスワクチンは健康保険適用外です。つまり、自己負担になるため、他の定期接種とは異なりかなりの費用がかかります。

  • 1価ワクチン(ロタリックス)…2回接種・1回1万5千円前後
  • 5価ワクチン(ロタテック)…3回接種・1回1万円前後

病院によっても費用は異なりますが、すべての接種が終了するまでに、2万5千円前後~4万5千円前後の費用がかかる計算になります。ロタは怖い病気とはいえ、これは痛い出費ですよね。

そこで、現在では各市町村などの自治体で、ロタウイルスワクチンに関する助成金が出る所が増えています。つい最近スタートしたという自治体も多いので、必ず事前に役場や自治体サイトなどで確認しましょう。

実際に助成金が出ている自治体を例に挙げてみましょう。

鹿児島市のケース
鹿児島市サイト:https://www.city.kagoshima.lg.jp/kenkofukushi/hokenjo/hoyobo-kan/kenko/kenko/sesshu/rotajoseikaishi.html/

  • 1価ワクチン(ロタリックス)2回接種…1回6000円の助成を毎回
  • 5価ワクチン(ロタテック)3回接種…1回4000円の助成を毎回

いずれも計1万2千円の助成が受けられます。

東京都渋谷区のケース
渋谷区サイト:https://www.city.shibuya.tokyo.jp/fukushi/health/yobo/kodomo_ninni.html

  • 1価ワクチン(ロタリックス)2回接種…1回8500円の助成を2回まで
  • 5価ワクチン(ロタテック)3回接種…1回8500円の助成を2回まで

回数に限らず、2回まで計1万7千円の助成が受けられます。

1回分の出費が大きいだけに、助成はありがたいですよね。

赤ちゃんが生まれたら、すぐに自治体に問い合わせてみましょう。事前に必ずチェックして受け忘れがないように注意しましょう。

予防接種前にチェック!持ち物と予防接種を受けられないケース

ロタウイルスのワクチン接種に必要なものを挙げてみました。

  • 母子手帳
  • 健康保険証
  • 費用(助成金が無い場合1回1万~1万5千円程度)
  • 乳幼児・子ども医療費受給者証などの証明書
  • 印鑑
  • 問診票(事前に貰っていた場合)
  • 接種助成金に関する書類(ある場合)

ワクチン接種に母子手帳は不可欠です。絶対に忘れないように心がけましょう。赤ちゃんのころは持ち歩くママも多いと思いますが、小学生以上になっても母子手帳は予防接種の必需品ですので大切に保管してくださいね。

また、予防接種が受けられないケースもあります。事前に体調をチェックしてみましょう。

予防接種が受けられないケース

  1. 37.5度以上の発熱がある
  2. 急性の重い疾患にかかっている
  3. 腸重積を起こしたことがある
  4. 川崎病の発症後2ヶ月の急性期

※ガンマグロブリン療法などの血液製剤を受けた場合は、問診票などにも記入する欄があるので忘れずに主治医に伝え、接種しても大丈夫か確認しましょう。

ロタウイルスワクチン予防接種を受ける時の注意ポイント

ロタウイルスワクチンは経口ワクチンです。医師が赤ちゃんの口の中に直接ワクチンを入れて接種します。

吐き戻しなどが無いように、接種する前30分は授乳を控えてくださいね。

ワクチン接種後は、うんちの中に弱いウイルスが10日間ほど出続けます。このウイルスは感染能力が非常に弱いと言われていますが、しばらくはおむつ替えの際にしっかり手洗いするように心がけましょう。

ロタウイルス感染症に感染したときの対処と、家庭でできる予防法

では、ロタウイルス感染症に実際に感染してしまうと、どんな症状が出るのでしょうか。さらに家庭でできる予防接種以外の予防対策もご紹介します。

吐き気・嘔吐から始まり、白い下痢が続く…つらいロタの症状

ロタウイルス感染症はお腹の症状が強くでる病気です。まず吐き気や嘔吐からスタートし、発熱が起きる人もいます。お腹が痛くなり、水のような激しい下痢が始まります。

下痢は白っぽい色の水様便で、これが大きな特徴となります。そのため、昔は白痢とも呼ばれていたようです。1日に何度も激しい下痢が起こり、吐き戻しもあるため脱水症状になることも少なくありません。

お腹の症状と発熱が主な症状ですが、脱水が起きたり、けいれんや脳炎・脳症といった症状が出るケースもまれにあります。重症化すると大変危険なので、近年最初の感染で重症化することを防ぐ予防接種が行われるようになりました。

ロタウイルス感染症は、非常に感染力の強い病気です。5歳くらいまでにほとんどの日本人が感染を経験し、何度も感染しているうちにだんだん軽く済んだり、症状が出ないようになってきます。

我が家の子どもも赤ちゃんの頃にロタウイルス腸炎を経験しています。元気が無いなと思っていたら軽いじんましんが起こり、体調が悪いのかなと警戒しているとすぐに吐き戻しがスタートしました。

その後1日に何度も白い水のようなうんちが出て、ぐったりしてしまいました。微熱も出て食欲が落ち、おっぱいもミルクも飲みが悪くなりました。下痢は1週間ほど続き、その間は腹痛もありました。

さらにパパ・ママにもロタウイルスがうつりました。いずれも吐き気からスタートして熱があがり、下痢になりました。下痢は数日続き、軽く済んだという感覚はありません。

成長するまで3回ほど大きなロタウイルス感染症を経験していますが、最初に感染したときが一番重く長く続きました。その後は吐き下しと呼ばれるお腹の風邪を引くことはありましたが、重症になったことはありません。

ただし、一度パパが子どもからロタウイルス感染症をうつされ、その後肝機能異常が認められて入院し「肝炎」と診断されたことがあります。ロタウイルス感染症から肝炎を発症するとは思っていなかったので、非常に驚きました。

子どものころに感染していても、大人になって久しぶりに感染を経験するとかなりつらいこともあります。

赤ちゃんや子どもが感染し、ケアをする場合は、パパもママも充分気をつけましょう。

手洗いが予防の基本!感染経路と予防接種以外の予防方法

ロタウイルスは、人から人へ経口感染で広がっていきます。ロタウイルスで下痢を起こしている人の便の中に大量のウイルスが潜んでおり、それがいろいろなルートで口に入って感染を起こします。

ロタウイルスに感染した人の便には、1gあたり10億から100億ものウイルスが潜んでいると言われています。しかもウイルスは空気中でも生存するため、感染が拡大しやすいのです。潜伏期間は2~4日程度です。

なんと、10個以下のウイルスが口に入っただけでも感染してしまうという驚異の感染力を持っています。少しでも手が汚染されていれば、手で口に触れただけで感染してしまうこともあります。

特に注意したいのが、赤ちゃんや家族の嘔吐物やおむつを処理する場合です。汚物で汚れた手で触った場所にはウイルスがついてしまうので、手を汚さないように手袋を着用し、ビニール袋で汚物を処理するなどの対策が必要です。

赤ちゃんのケアをする場合はマスクを着用し、おむつ替えの後や汚物処理の後は必ず手をよく洗い、指の間や爪の間にいるウイルスまで除去するように消毒を心がけましょう。手指の消毒は、必ずロタ対応のものを使用します。

床やシーツ・タオルなどの汚染には、次亜塩素酸ナトリウムが消毒効果を発揮します。家庭では家庭用漂白剤がよいでしょう。また、85度以上の熱湯で1分以上消毒すると効果的ですよ。

脱水症状が出たらすぐに病院へ急ごう!ロタウイルスの治療

ロタウイルス感染症にかかってしまったら、すみやかにかかりつけの小児科を受診しましょう。下痢や嘔吐が激しい場合は、脱水の危険があります。脱水は赤ちゃんにとって命の危険を伴うため、迷わず受診します。

吐き気が強くてミルクや母乳を飲めなくなってしまった場合は一刻を争います。脱水が進むと点滴治療を行うので、早めに受診しましょう。点滴には数時間かかることもあります。

また月齢の小さな赤ちゃんが重症化した場合は、入院することもあります。

夜中の場合は、救急を受診するかどうか悩みますよね。そんな時は厚生労働省の小児救急電話相談事業を利用しましょう。

小児救急電話相談
電話番号:#8000

全国どこからかけても、最寄りの医療機関の小児科医や小児科看護師といったプロに相談できるサービスです。携帯電話などにも登録しておくと緊急時に慌てずに済みますよ。

舌や目の粘膜が乾いているような気がしたり、意識がぼうっとして反応が鈍い場合、またけいれんが起きた場合は、夜中でも受診してすぐに治療を受けましょう。

ロタウイルスには特効薬がありません。感染してしまったら、ウイルスが体の外に出るまで水分を補給しながら待つしかないのです。

特効薬がないことも、予防接種が推奨される理由のひとつです。

【脱水・おしりかぶれを防ぐ!】感染したときのおうちケア

ロタウイルス感染症は、脱水を防ぎ体力を温存する以外に有効な薬がありません。そこで、脱水を防ぐ食事のとりかたや、赤ちゃんの天敵・おしりかぶれを防ぐ方法をご紹介します。

【脱水を防ぐ】吐き気・嘔吐がある時の授乳・離乳食・食事

授乳は普段通りで構いません。飲んでくれない場合は脱水になってしまうので受診する必要があります。吐き気がおさまって飲めるようになったら、赤ちゃん用のイオン飲料や経口補水液などを水分補給に飲ませましょう。

お腹の状態が悪い場合は、冷たいものは悪影響を与えます。ミルク程度、ぬるま湯程度か室温くらいの温度のものを与えてくださいね。

離乳食は無理に食べさせる必要はありません。食べられない場合はミルクやフォローアップミルク・母乳など飲むだけでも大丈夫です。食欲が出てきたら、離乳食を少し戻し、柔らかめのものを少しずつ与えましょう。

りんごの蒸し煮など、お腹に優しく口当たりの良いものは食べやすくておすすめです。うどんなどの麺類は、そのまま噛まずに飲み込んでしまうことがあり、逆に消化が悪くなってしまうので与える際は注意が必要です。

まずは水分だけはしっかり補給して、吐き気がおさまるのを待ちましょう。水分は酸味が強いと吐き気が強くなるため、酸味があまりないもの、ぬるいものがおすすめです。

【お尻かぶれを防ぐ!】トビヒにさせないためのお尻のケア

ロタウイルス感染症で、赤ちゃんが下痢・吐き気意外につらい思いをしやすいのが、お尻かぶれです。下痢が激しいため、お尻がかぶれてしまうことが多いのです。お風呂にも入れないため、こまめなケアが必要です。

ロタウイルス感染中の下痢は刺激が強いようで、1度下痢うんちがお尻についただけでも真っ赤に腫れあがってしまうことがあります。

トビヒの危険もあるので、うんちが出たら、できるだけ早くおむつを替えてあげましょう。

おむつかぶれを防ぐお茶ケア
用意するもの:緑茶かほうじ茶(ペットボトルや出がらし茶でも可)・カット綿数枚・新しいおむつ・新聞紙・ビニール袋・消毒液

  1. 緑茶かほうじ茶とカット綿・おむつなどを手もとに準備する
  2. 部屋を暖め、新聞紙を床に敷く
  3. 赤ちゃんのおむつを開く
  4. お尻の汚れをお茶で流すように洗う
  5. お茶を含ませて固く絞ったカット綿で水分を取る
  6. 汚れたおむつを新聞ごと素早く包んでビニール袋に入れる
  7. 新しいおむつを当てて着替えを済ませ、手などをしっかり消毒する

お茶にはカテキンという優れた成分が含まれており、保湿しながらお尻をきれいに保ってくれます。我が家では、お茶洗浄のおかげで一度もおむつかぶれになったことがありません。

お茶がついたお尻は、カット綿で抑えるように優しく水分を拭き取ります。こすると荒れやすいので注意してくださいね。淹れたお茶を使用する場合はお風呂程度のぬるま湯に戻し、火傷に注意しましょう。

普段からカット綿&水でお尻をケアしていると、おむつかぶれを日常的に防ぐことができます。夏場あせもが気になる季節は緑茶ケアをスタートすると、あせももトビヒも防いでくれますよ。

ロタウイルス感染症は、早めのワクチン接種でしっかり防ごう

ロタウイルス感染症は、つい最近まで治療方法も予防接種もない病気でした。我が家もずいぶん苦しめられましたが、現在はよいワクチンが登場しています。もし我が家の子どもたちが赤ちゃんのころにワクチンがあれば、迷わず接種していました。

そう思うほど、ロタウイルス感染症は赤ちゃんにとっても家族にとっても負担の重い病気です。冬場インフルエンザやノロウイルス、溶連菌感染症などが流行る時期に何度も点滴に通わなければならないことも大きな負担です。

ロタウイルスの予防接種は、重症化を90%防いでくれると言われています。また、予防効果は3年間ほど持続します。

ロタウイルスの予防接種は、乳幼児がもっとも重症化して大変な思いをする3年間を守ってくれる、とても心強い味方です。

感染力が強い分、一度感染すると家族をはじめ周囲に広げてしまうことも少なくありません。家族みんなの健康を守るためにも、任意接種ではありますが主治医と相談し、なるべく早めに接種をスタートしましょう。

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