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ロタウイルス性胃腸炎!下痢で弱った体におうちでできる食事ケア

2014/05/02

冬に流行するロタとノロ

東京をはじめ各地で大雪が降り、まだまだ冬将軍は日本から立ち去ってはくれないようです。冬と言えば流行するのはノロウイルスやロタウイルスが原因となる流行性の胃腸炎やインフルエンザですね。今年は特にノロウイルスが猛威をふるい、全国的に大流行しました。

さらに小さな子どもの間では、毎年のようにロタウイルス性胃腸炎が流行します。ロタは白色便性下痢とも呼ばれる病気で、強い吐き気や下痢をともないます。日本ではほとんどの子どもが2~3歳までにかかると言われており、一度は経験する病気のひとつです。

ロタウイルス性胃腸炎は吐き戻しから始まることが多いようです。そのうちにすぐ下痢が始まり、一日に何度も水のような白っぽいうんちが出ます。吐き気が強く食欲も落ちるため、脱水症状になりやすい怖い病気です。ロタかなと思ったら、なるべく早めに受診しましょう。

ロタかも!そんな時は病院へ

受診して脱水症状が見られれば、点滴を受けることもあります。点滴は数時間かかることが普通ですし脱水症状は一刻を争うため、口や目の粘膜の渇きやオシッコが出ない、といった症状に注意するようにしてくださいね。

ロタウイルスは一度かかってしまったら特効薬はありません。ただし生後6週目から半年までの赤ちゃんはワクチンが接種できます。完全に予防することはできませんが、重症化はかなり抑えられると言われています。毎年多くの赤ちゃんが入院し、怖い合併症もある病気ですので接種を検討するのも良いでしょう。

また小さい子どもにはすぐに感染し流行しますので、家庭内でも感染予防が大切です。手洗いやうがいを心がけ、子どもが感染した場合は吐いたもの・うんちの処理に注意しましょう。下痢はかなり激しく、おむつが外れている子どもでも無意識に出てしまうことがあります。パットを当てておくと安心ですよ。

ロタにかかった時の水分・栄養補給は?

吐き気が強いうちは、食べてももどしてしまいます。無理に食べさせず、吐かない程度に赤ちゃん用のポカリスウェットなどをぬるく温めて少しずつ摂らせると良いでしょう。それでも吐いてしまうようなら受診して事情を説明し、点滴で水分を補います。

吐き気がおさまってきたら、口からも水分補給をしましょう。冷たいものやすっぱいものは吐きやすいので注意が必要です。室温のりんごをすって食べさせても良いですね。水分が胃におさまるようになってきたら、蒸し煮りんごがオススメです。

りんごの皮をむいていちょう切りにし、テフロンの小さな鍋にスプーン一杯の水と一緒に入れてフタをし弱火で火を通します。りんごの水分だけで蒸に煮にすると味も水っぽくなりませんし、お腹におさまりやすいですよ。温かいままでも、冷ましても美味しいです。

落ち着いてきたらご飯スタート

それでも吐かないようなら、食事を食べさせてみましょう。まずはおじやがおすすめです。出汁にご飯を入れて柔らかくなるまで煮て、たまごが食べられるようなら溶き卵を流して火を通します。うどんはかまずに飲み込んでしまうとかえって消化に悪いので、麺類ならそうめんを煮てにゅうめんにしてあげると良いでしょう。

角切りにしたお豆腐を具として入れると、お腹にも優しく栄養も摂れます。ネギやほうれん草など栄養たっぷりの野菜は彩りも良く入れてあげたくなりますが、繊維が硬く消化にはあまり良くないため、少しお休みしましょう。食欲が出て下痢がおさまってくれば、大丈夫です。

つらそうな子どもを見ていると可哀想になってつい甘やかしてしまいますが、チョコレートやアイスクリーム・生クリームなど脂肪分の多い食べ物は胃にも腸にも負担をかけます。できればりんごやバナナといった果物や、少量ならプリンのようなデザートの方がおすすめです。

ロタを乗り切る身体づくりを

私たちは免疫でウイルスや細菌といった外敵から身を守っています。この免疫は腸内環境ととても深い関係にあるので、お腹の調子が整っていることは体調を管理するうえでとっても重要なんですよ。胃腸炎やインフルエンザが流行する時期は特に、腸内環境を意識して整えましょう。

高生存乳酸菌の入ったヨーグルトや、納豆などを積極的に食べると腸内環境が少しずつ整ってきます。一度はげしい下痢症になると腸内環境が荒れるので、病後もこうした食べ物をこまめに摂って腸の調子を整えてあげると良いですね。腸内環境は成長ホルモンとも深いつながりがあると言われています。健やかな身体は、元気な腸から育まれます。

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