赤ちゃんとの出会いを最高のものにするための産院選びのポイント

産院選び

妊娠がわかったら、うれしさと同時に考えること、調べること、準備したいことがたくさんあります。

その中でも、「産院選び」は今後かかわりがとても深いのでより重要になります。妊娠中の健診から出産後も定期健診に通うことになりますので、慎重に選びたいものです。

自分のしたいこと、譲れないことなどを考えたり、病院の特徴を知って自分の希望に合った産院を選んでくださいね。

産院にいくまで~どのような流れ?

妊娠に気づいてからの受診、産院選びまでのおおまかな流れを見ていきたいと思います。

1.妊娠の可能性があったら、まずは検査薬で確認

生理の遅れから妊娠に気がつく女性が多いと思いますが、生理が5日以上おくれたり、「妊娠したかな?」と思ったら、まずは市販の妊娠検査薬を使用しましょう。

妊娠検査薬を使用せずに受診することもできますが、受診時に妊娠検査薬の使用の有無の確認もありますし、病院での検査など初診料含めてお金がかかってきますので、まずは手頃な妊娠検査薬の使用をおススメします。

妊娠検査薬はドラッグストアなどで1000円前後で購入できます。

また、生理予定日1週間後位から使えるものが多いですが、生理予定日の当日から使えるものもあります。

2.陽性反応がでたら婦人科を受診

市販の妊娠検査薬で陽性が出たら婦人科を受診します。最終月経の開始日など聞かれるので、確認していきましょう。

妊娠の確定には胎嚢(たいのう)の確認と心拍の確認が必要なので、少し時期が早いと確認ができずに何日か後に再受診することになることもあります。

3.妊娠が確定したら産院を探しましょう

胎嚢(たいのう)が確認できて、心拍も確認できたら妊娠が確定します。妊娠が確定したら産院を考えましょう。

初診で行った病院で必ず分娩する必要はありません。

初診で行った病院で出産を考えている人はそのまま通います。

産院によって違いますが、毎月の分娩数の制限があり、「分娩予約」が必要になるところが多く、分娩予約は早い者勝ちなので、初診と違う産院を希望する人は、早めに調べて産院を決めた方がいいでしょう。

人気がある産院だと、分娩予約が取れにくいことが多いようです。

そして初診と違う産院を希望する人は、初診の病院に紹介状を書いてもらい、転院することになります。

なお、紹介状を書いてもらうのにはお金がかかります。

病院によって違いますが2、3000円くらいから5000円くらいと考えているといいと思います。

産院の種類、特徴~どこがどうちがうの?

総合病院、助産院などいろいろな産院がありますが、なにがどのようにちがうのでしょうか?

・総合病院
産婦人科の他に複数の科を併設しているので、合併症などへの対応が可能です。婦人科以外の持病がある方なども、他の科と連携して対応してくれたりします。また、総合病院の中にはNICU(新生児特定集中治療室)を併設する病院があり、新生児の異常にすぐに対応することができるので安心です。
・産婦人科医院
産婦人科専門のベット数が20床以上の病院です。産婦人科専門の病院なので、妊娠中のサポートや分娩方法などに特色があります。出産のスタイルにこだわりがある人などにいいのではないでしょうか。
・個人クリニック(分娩施設あり)
ベット数が19床以下をクリニックといいます。個人でやっているので、いつも同じ先生が担当してくれるなどアットホームな雰囲気が多いです。妊娠・出産サービスに特徴がある施設が多く、助産院に近い施設もあります。
・大学病院
大学に付属している病院なので、高度な医療が受けられます。NICUが併設してあったり、いざという時に安心ですが、予約が取れにくいところが多いようです。そして大学ということで学生の見学が多かったり、担当医が決まりにくいこともあるようです。
・婦人科(分娩施設なし)
妊婦健診はしてくれますが、分娩施設がないので出産はできません。里帰り出産の予定の妊婦さんなどは、待ち時間が短かったり、家から近いなど条件があえば利用しやすいですね。小規模のクリニックになりますので、何か緊急なことがあった際の対応は確認しておいた方がいいとおもいます。
・助産院
助産師さんが開設している施設です。小さな施設なので、アットホームな雰囲気の中で出産ができます。健診は提携している医療機関で受けます。また、妊娠中や分娩中に何かトラブルがあった場合は提携先の医療機関に搬送されます。

それぞれ長所や特徴があり迷いますが、

  • 自宅から産院までの所要時間や通いやすさ
  • 持病・多胎など自分のリスクに対応できるか
  • 緊急時の体制や提携先の医療機関はどこか

など自分に必要な医療についても考えるようにしましょう。

自分がしたいこと、譲れないこと~出産スタイルや部屋の環境など

産院の方針で、出産スタイルや産後の過ごし方など大きく変わってきます。

産院の方針に沿っての出産になるので、自分がどのようなところを大事にしたいかよく検討して下さいね。

個室か大部屋か

産院によっては、個室のみのところや、出産時に部屋の込み具合で入る部屋が変わるなどケースバイケースなところもあります。

産後すぐに長く過ごす環境になるので、自分に合ったようにしたいですよね。

個室のメリット
母子同室、別室によっても多少変わってきますが、個室であれば、物音や赤ちゃんの泣き声など他の人に気を遣いすぎず過ごせます。
大部屋のメリット
大部屋であれば、物音など気を付けた方がいいことはありますが、同室になったお母さんとお話ししたり、情報交換などをしたりでき、いい気分転換になります。

個室か大部屋かなどで、料金の差額があったりするので、金銭面でも考えつつ、検討するといいと思います。

出産スタイルは?

出産といっても、いろいろな方法がありますよね。

無痛分娩 麻酔を使用する分娩方法
和痛分娩 陣痛の痛みを和らげることができる分娩方法
ソフロロジー式分娩 心身をリラックスさせて、
呼吸法とイメージトレーニングで前向きに出産する
アクティブバース 陣痛時や出産時、自由な姿勢で行う分娩方法

などなど…

産院の方針によって出産のスタイルは大体決まっているので、自分で行いたい出産方法がある場合は、それが可能かどうか調べておくといいですね。

母子同室か別室か

出産後夜間も赤ちゃんと一緒に過ごす「母子同室」は、退院後の育児をスムーズに行えるようにするための過ごし方です。

赤ちゃんが新生児室で過ごす「母子別室」は、出産後のお母さんの体を休めることを優先するという考え方からの過ごし方になります。

こちらも産院で決まっていることが多いので事前に調べて、自分の希望に沿うか確認してください。

立会い出産できる?出来ない?

立会い出産ができるかできないかも産院によって決まっています。立会い出産ができる施設でも、父親のみの場合と、父親以外も立会いできる場合とあります。

立会い出産を希望する場合は、産院の方針を確認して、お父さんとも相談してみてくださいね。

母乳育児にこだわる?こだわらない?

授乳をはじめる時期なども、産院によって違います。

産後仕事に復帰するお母さんなど、混合にするかどうかなど希望によって変わってきますよね。

産院には、母乳の悩みを相談できる「母乳外来」があるところもあります。出産後の経過とともに相談できるので、母乳育児の人には強い味方になります。

自分の希望に合わせて探してみてください。

病院で講習会などがあるかどうか

産院によっては「両親学級」や「マタニティヨガ」、出産後にも参加できる「ベビーマッサージ」などの講座などを行っているところもあります。

産院が開催している講座であれば体調面なども考慮して安心して参加できますよね。

積極的に参加したい講座がある場合は、問い合わせてみてください。

お金とサービス~結構変わってくる料金

入院時などのサービスによってお金は本当に変わってきます。

サービスが充実すればするほど高くなります。食事内容やマッサージつきなど、違いや料金を知った上で検討して下さいね。

「出産育児一時金の直接支払制度」に対応しているか?

「出産育児金の直接支払制度」は健保組合が出産した医療機関に直接出産育児一時金を支払う制度です。

この「直接支払制度」に対応していない場合は、退院時に自分で入院、分娩でかかった医療費を支払わなくてはいけません。

入院、分娩費は高額なので急に用意するのは大変です。直接支払制度に対応しているかどうかを確認しておくと安心です。

入院費用は見合っているかどうか

出産後に入院・分娩でかかった費用から出産育児一時金の42万円を差し引いた金額が、産院に支払う料金になります。

豪華な食事、マッサージなどサービスが充実していればしているほど費用が高くなります。

そして個室か大部屋かでも料金の差額が発生します。自分の希望と金額が見合っているかどうかを良く考えて検討して下さい。

人気度と待ち時間

人気が高い施設や、総合病院などは待つ時間が予約をしていても長くなることが多いです。

妊娠中は通うだけでも大変になります。待ち時間が許容範囲かどうかも考えながら決めてくださいね。

入院中のサービス

入院中のサービスは、産院によって大きく違います!

エステがあったり、産後の体のケアの為のはり・灸治療があるところもあります。また、食事はお祝い膳が用意されるところや、豪華な食事内容のところもあります。

このサービスの内容によって料金も大きく変わってきます。

自分がどこまでどのようなことを望むかを考えて選べるといいですね!

里帰り出産の場合の「健診費用の助成」は?

里帰り出産の場合、里帰り先での健診費用を一旦自分で支払ったあと、健診費用の一部が戻ってくる自治体が多いようです。

各自治体によって対応が異なってくるので、必ず自分の住んでいる自治体の窓口で確認をして下さいね。

自分の希望する出産ができるように

産院といっても、分娩から産後の入院まで全然違います。妊娠したばかりだと、なにがどのように違うのかなどもわからないことが多いと思います。

気になることなどを調べていく中で、自分のしたいこと、譲れないことに気づいて自分に合った産院を選んでいけたらいいと思います。

後悔のないようにしっかりと調べてくださいね。

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