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パラインフルエンザウイルス感染症って?症状や予防法をチェック

2016/08/26

Virus感染

みなさんは「パラインフルエンザウイルス感染症」って聞いたことはありますか。実は、私たちが普通に感染する「かぜ症候群」、呼吸器感染症のひとつなんです。

風邪は正式な病名ではありません。さまざまなウイルスや病原菌によって起きる上気道感染症の総称です。

原因ウイルスが無数にあるため、風邪は基本的に「特効薬はない」と言われています。その原因ウイルスのひとつがパラインフルエンザウイルスなのです。

大人の軽い風邪の原因となるパラインフルエンザですが、赤ちゃんが感染すると重症化する可能性もあります。

特に肺炎や喘息の悪化などには注意が必要です。でも、あまり耳慣れない病気の名前ですし、わからないことも多いですね。

「どんな症状が出るの?」「幼稚園・保育園は行っていいの?」など、気になる点を中心にピックアップしてみました。

パラインフルエンザウイルスの主な症状や重症化の危険性

パラインフルエンザって、いったいどんな病気なのでしょうか。まずは主な症状について調べてみました。

パラインフルエンザウイルス感染症の症状…特にクループに注意

パラインフルエンザウイルス感染症は、クループと呼ばれるものが特徴です。それを含め、特徴的な症状をご紹介します。

  • クループ症候群
  • 上気道炎(一般的な風邪症状・鼻水・のどの痛み・咳など)
  • ウイルス性咽頭炎
  • 細気管支炎
  • 気管支炎
  • ウイルス性肺炎

細気管支炎や気管支炎・肺炎などは下気道炎と呼ばれる炎症です。

クループは、喉頭や気管支などに炎症が起きて激しい咳き込みなどを起こします。風邪のような症状から始まる苦しい呼吸性の症状です。

ケンケンといった乾いた苦しそうな咳が続くなど、さまざまな症状が出ます。生後半年くらいの赤ちゃんから、幼児期に多い病気です。

クループの主な症状

  • 犬が吠えるような乾いた咳が止まらない
  • 息を吸うときにゼイゼイする
  • 息が上手に吸えなくなる
  • 呼吸困難・チアノーゼなど
  • ヒーヒーという泣き声
  • 声が嗄れる

非常に苦しい症状です。呼吸困難になることもあるので、ゼイゼイといった呼吸音には注意してあげましょう。

パラインフルエンザウイルスとは…風邪の原因ウイルスのひとつ

「パラインフルエンザ」なんて、あまり耳慣れない病名ですよね。いったいどんな病原体なのか調べてみました。

「インフルエンザ」という名前がついていますが、インフルエンザウイルスとは別の種類の病気です。

子ども、特に乳幼児の肺炎・気管支炎の原因ウイルスとして注目されているRSウイルスについで、こうした悪化しやすい下気道炎の原因として多く見られます。

赤ちゃんが感染すると特に注意が必要な点も、RSウイルスに似ています。また、ほとんどの人が乳幼児期に感染を経験し、何度でも感染する点も似ています。

1950年代に発見されたウイルスです。古くから「風邪」の原因として認識されてきました。

1歳までに5割の子が、そして3歳までにはほとんどの子が感染を経験します。

パラインフルエンザウイルスは4種類に分けられます。それぞれ、症状も異なります。

  • HPIV-1(1型)
  • HPIV-2(2型)
  • HPIV-3(3型)
  • HPIV-4(4型)

それぞれの型について特徴を見てみましょう。

HPIV-1

上気道炎・下気道炎のほか、子供のクループの原因になることが多い型です。耳下腺炎を起こすこともあります。学級閉鎖になることもあるほど流行します。

HPIV-2

上気道炎・下気道炎の原因になるウイルスです。クループの原因にもなります。

HPIV-3

非常に感染力が強く、肺炎・細気管支炎の原因になるウイルスです。ほとんどの子が感染するのがこの型で、耳下腺炎を起こすこともあるウイルスです。

HPIV-4

あまり検出されることのないウイルスです。また感染しても不顕性感染が多いといわれています。

パラインフルエンザウイルスは重症化する…呼吸器系に要注意

パラインフルエンザウイルス感染症は重症化することがあります。特に赤ちゃんや幼児期の初感染は重症化しやすいので、注意しましょう。

  • クループ
  • 喘息の悪化
  • 気管支炎
  • 肺炎

喘息を普段から抱えている赤ちゃん・子どもは特に注意が必要です。突然の悪化に充分注意しましょう。

気管支炎や肺炎が悪化すると入院することもあります。その点もRSウイルスと非常によく似ています。

さらにクループが悪化したときも、呼吸困難が強くなったり激しい咳が止まらなくなります。その際も入院になることがあります。

パラインフルエンザは風邪の一種…似た症状の病気を知ろう

パラインフルエンザは、インフルエンザではなく風邪の一種です。大人になっても何度でも感染します。

昔は「風邪」でひとくくりにされていた上気道炎・下気道炎ですが、最近では原因となっているウイルスのことがだんだんわかってきました。

大人になってからは軽い咳風邪で済んでしまいますが、問題となるのは初めて感染を経験する0歳から2歳くらいまでの乳幼児です。

最も感染力が強い3型は3歳までにほとんどの子が感染しますが、1型と2型は2歳~6歳くらいの子が感染することが多いとされています。

「風邪」のひとつなので、似た症状の病気は少なくありません。

  • RSウイルス感染症
  • マイコプラズマ肺炎
  • インフルエンザ
  • ヒトメタニューモウイルス感染症

ママからの母子免疫はだいたい生後半年くらいで切れ始めます。生後4~6ヶ月くらいになって風邪をひき、咳が特にひどいようならすぐに小児科を受診しましょう。

パラインフルエンザウイルスの流行時期や感染経路・流行年齢

どんな時期、そしてどんな年齢の子供が特に注意が必要なのでしょうか。パラインフルエンザ感染の流行についてチェックしてみましょう。

パラインフルエンザウイルスが流行する時期…型によって異なる

パラインフルエンザウイルスの流行しやすい時期を知って、感染予防に役立てましょう。

  • 1型…西暦の奇数年の秋にクループの流行を引き起こす傾向がある
  • 2型…毎年、もしくは隔年の秋に流行を起こす
  • 3型…例年春から初夏にかけて流行するが、年間通じて患者が出る

パラインフルエンザウイルスの感染経路…特に接触感染に注意

パラインフルエンザの感染経路です。

  • 接触感染
  • 飛沫感染

大人にとっては軽い風邪なので、ちょっと風邪気味の大人が赤ちゃんに触れることでうつしてしまうこともあり得ます。

また生後6ヶ月などで早めに保育園に入り、集団生活が始まると接触が濃厚になります。そこでうつされる可能性も高い病気です。

パラインフルエンザウイルスは感染力が非常に強く、ものに付着したウイルスは数時間感染力が続くといわれます。

飛沫感染とは、咳やくしゃみの中にいるウイルスによって感染することです。飛沫中のウイルスが1時間以上感染力を持つといわれています。

パラインフルエンザウイルスの感染可能期間と潜伏期間

パラインフルエンザの感染期間と潜伏期間です。

  • 感染期間…症状が出る1週間前~治ってからの1~3週間ほど
  • 潜伏期間…2日~6日程度

潜伏期間は1週間以内なのですが、本人がウイルスに感染したときからウイルスの排出が始まります。

さらに咳や発熱など顕著な症状がおさまってからも、1週間から3週間ほどウイルスが排泄されます。

非常にうつりやすく、さらにうつってしまうことを防ぐのが難しい病気ということがよくわかりますね。

流行しやすい年齢…2歳までの幼児、6か月未満も注意

パラインフルエンザは大人でも感染しますが、流行しやすいのは乳幼児です。

  • 1型と2型…生後数か月は母子免疫による抗体により感染しにくい
  • 3型…生後6ヶ月未満の感染もある。2歳までに60%が感染する

パラインフルエンザ全体を見れば、生後半年以内の感染も大いにあり得るということになります。

またRSウイルス感染症と同様、小さな赤ちゃんの重症化もあり入院の可能性もあるため、低月齢での風邪症状には十分注意してあげましょう。

  • クループ
  • 非常に激しい咳
  • 発熱
  • ゼーゼーという呼吸
  • 呼吸困難
  • 顔色の悪化
  • おっぱい・ミルクの飲みが悪くなる

これらの症状が出たら、パラインフルエンザウイルスやRSウイルス感染症による悪化の可能性があります。

特に生後1年未満の赤ちゃんは、体調不良を自分で訴えることができません。

毎日決まった時間に検温し、ご機嫌をチェックするなど普段から気を付けあげましょう。

パラインフルエンザウイルスは他の病気と同時感染することも

パラインフルエンザウイルス感染症は一般的な「風邪」です。他の病気と同時感染することもあります。

低月齢・低年齢の赤ちゃん・幼児の場合はパラインフルエンザウイルス感染症自体の悪化が心配です。

でももっと大きくなってからただの風邪と思っていた症状が長引いたり、ゼイゼイヒーヒーというクループが長引く場合は、悪化や同時感染を疑いましょう。

  • インフルエンザ
  • 溶連菌感染症
  • 髄膜炎・脳膜炎
  • 水疱瘡
  • ムンプス(おたふくかぜ)

一般的な風邪症状から始まる病気はいろいろあります。ただの風邪だと思っていたのにおかしいなと感じたら、必ず小児科医を再診しましょう。

パラインフルエンザウイルスの診断と治療…赤ちゃんは早めに受診

パラインフルエンザウイルス感染症の診断と治療法の基本について知っておきましょう。特に赤ちゃんは早めの受診が大切です。

迅速検査キットはありません…症状などから総合的に診断

パラインフルエンザ感染症には、インフルエンザや溶連菌感染症のようなすぐにチェックできる迅速診断キットがありません。

一般的な診察の際は、パラインフルエンザウイルスを検出するための検査を行うことはほぼありません。

  • クループや咳・風邪症状などの有無
  • 家族・幼稚園や周辺の流行状況
  • 似ている他の感染症ではないことの確認

インフルエンザなど症状が似ている他の病気の検査を行い、それらではなかったときに「パラインフルエンザウイルス感染症」つまり風邪であると診断されます。

パラインフルエンザウイルス感染症には専用治療薬はありません

パラインフルエンザウイルス感染症には、専用の治療薬がありません。細菌感染症ではないので抗生物質・抗生剤も効果がありません。

治療は基本的に対処療法です。インフルエンザウイルス以外、ウイルス性の「風邪」には有効な薬がないことがほとんどです。パラインフルエンザウイルス感染症も同様です。

大人は安静にして栄養をとり、2、3日様子を見ていれば治りますが、乳幼児の初感染の場合はもっと重症化することも多いですね。

対処法としては、このような薬が処方されます。

  • 咳止め薬
  • 解熱剤(カロナールなど)
  • のどの痛み止め
  • 鼻水・くしゃみなどの対処薬
  • クループに関する吸引薬

もらった薬を飲み切ってもまったく症状がおさまらなかったり、悪化するようであれば必ずもう一度受診しましょう。

クループがひどくなったり、呼吸や顔色に異常がみられる場合は急を要します。翌日を待たずに救急で受診しましょう。

保育園・幼稚園は咳などの症状が落ち着くまでお休みしましょう

パラインフルエンザウイルス感染症は学校感染症のひとつです。感染が明らかになったら、保育園・幼稚園はお休みしましょう。

学校感染症とは「学校保健安全法」で定められている病気のことです。インフルエンザや水疱瘡・溶連菌感染症などたくさんの種類があります。

パラインフルエンザウイルス感染症は「第三種感染症・その他の感染症」に分類されています。溶連菌感染症やロタウイルス感染症と同じ区分です。

第三種感染症・その他の感染症とは、学校や幼稚園で流行が起きたとき、流行を防ぐために必要があれば出席停止になる病気です。

病気によって出席停止による期間は異なりますし、インフルエンザのように「発熱後何日、解熱後何日」と明確化されていない病気もあります。

パラインフルエンザウイルス感染症は、咳をはじめ全身症状が良い場合は登園が可能になります。でも、手洗いをすることが勧められています。

小さな子や喘息を持っている子は「たかが風邪」と侮らず、クループ症状や咳がおさまるまでしっかり自宅で安静に過ごしましょう。

おうちケアの基本…咳が激しく苦しいときの対処法・解消法

パラインフルエンザウイルス感染症に感染してしまった時のおうちケアは、基本的に風邪をひいた時と同じと考えましょう。

【睡眠】…寝ると咳き込む子も多い!昼寝もさせて休ませよう

風邪をひいたときは体力を回復するためにも休息することが大切です。いつもよりも早寝早起きを心がけましょう。

しかし咳は夜寝てからひどくなることも多いですよね。寝るとスイッチが入る副交感神経が原因と考えられています。

また、フラットに横たわると鼻水がのどの方へ流れるため、刺激になって余計に咳き込むことも考えられます。

どうしても咳が止まらずつらいときは、枕やクッションなどで少し上体を起こした態勢で寝かせてみましょう。真上を向いて寝るよりも、横を向いて寝た方が咳き込みにくいという説もあります。

また、夜間は咳が激しくて寝られないようなら、昼寝もさせて体を休ませましょう。

【授乳・水分補給】…病気ケアの基本は水分補給!脱水を防ごう

授乳はいつも通り行い、そのほかに湯冷ましや麦茶などで水分補給もしっかり行いましょう。風邪の時、特に食欲が落ちたり発熱がある時期の場合は、脱水の危険があります。

おっぱいもミルクも飲めないようなら脱水症の危険があります。すぐに病院へ行きましょう。

【食事】…離乳食は無理をしないで!ストップして授乳だけでもOK

食事は柔らかいもの・あたたかなものやスープなど、刺激の少ないのど越し良いものを与えましょう。

こうした食べ物は刺激になることがあります。

  • アイスなど冷たすぎるもの
  • 熱すぎるスープや飲み物
  • 酸味の強い果汁
  • 粉っぽいもの

離乳食は無理をせず、一度ストップしても大丈夫です。食べたがる場合は、少量ずつ様子を見て与えましょう。

離乳食をストップした場合は、体調が戻ってから1ステップ戻し、ゆっくり進め始めましょう。

【嘔吐】…小さな子供は咳き込むことで急に嘔吐することがある

吐き気がなくても、咳が激しいと小さな子供は胃の中のものを吐いてしまうことがあります。

小さな子供の胃はまだ湾曲しておらず、トックリのような形をしています。そのため、咳の刺激で吐き戻しやすいのです。
  • 授乳後はしっかりげっぷさせる
  • 飲んだ後・食べた後はしばらく起こしておく
  • 就寝前はのどをうるおす程度の水分補給にしておく
  • 夜中も咳き込んだらこまめに様子を見る

吐いたものでのどを詰まらせないよう、できるだけ一緒に寝るなどして注意してあげましょう。

洗面器を枕元に用意して置いたり、防水シートやバスタオルを敷いて備えておくと安心です。

【加湿・温度調整】…乾燥や温度変化は咳を起こしやすくなる

空気が乾燥していると、より咳が出やすくなりますよね。咳が激しいときは加湿するなどして、乾燥を防いであげましょう。

また、温度差が刺激やストレスになって咳が起きることもあります。秋冬の夜や早朝は気を付けてあげましょう。

咳は、咳を誘うといわれています。咳が出ることで、余計に咳き込みやすくなってしまうのです。

病気で咳が出るのは仕方がないのですが、寝る姿勢や環境に注意をして、より咳が続く状態を改善してあげましょう。

パラインフルエンザウイルス感染症予防は、手洗いうがいが基本

パラインフルエンザウイルスに感染しないためには、どのような予防策が必要なのでしょうか。子供、パパママができる感染予防対策についてまとめました。

パラインフルエンザウイルスの感染予防…ワクチンはありません

パラインフルエンザウイルス感染症には予防接種がありません。そのため、日常的な予防対策が重要です。

飛沫感染と接触感染が基本です。特に接触感染では、数時間感染力が持続する強いウイルスです。

  • 手洗い
  • うがい
  • マスク

基本的ですが、この3つはとても重要です。マスクができない月齢の赤ちゃんの場合は、周囲の人が徹底しましょう。

パラインフルエンザウイルスは、ほとんどの子が感染を経験します。完全に予防することはまず難しい病気です。

特に濃厚接触な幼稚園・保育園では集団感染も起こります。帰宅後はもちろん、おやつや食事前の手洗い・うがいもしっかりさせましょう。

1歳を過ぎる前の重症化が特に心配な病気です。1型と2型は母子免疫が非常に有効という説もあります。しかし3型は低月齢でも感染する可能性があるため、「生後半年は病気をしない」と甘くとらえないようにしたいですね。

パラインフルエンザウイルスにパパママが感染した際の対処法

パラインフルエンザウイルスにパパやママ、家族が感染してしまったときは、赤ちゃんにうつさないように気を付けましょう。

パラインフルエンザウイルス感染症は検査で分かりにくいですし、大人の場合はいちいち検査を受けたりしません。

  • 秋ころから流行る風邪
  • 鼻水・鼻づまり
  • のどの痛み
  • 微熱

症状もこういった、ごく当たり前の風邪と同じです。

基本の予防対策は3つです。

  • 手洗い
  • うがい
  • マスク

赤ちゃんがいる家庭では、秋以降の咳が出る風邪に感染した人は、赤ちゃんと濃厚な接触をしないようにした方が安心ですね。

ママが感染してしまったときは気になるものですが、母乳の授乳は続けるのが基本です。心配な際はマスクをするなどして授乳しましょう。

母乳を与える前も、ママはきちんと手洗いをします。手のひらだけでなく、指先や爪の間・手首までしっかり洗いましょう。

大人にとって、パラインフルエンザはもっとも軽い風邪のひとつです。無理をせず栄養をとっていれば2、3日で元気になってしまいます。

しかし赤ちゃんだけでなく、高齢者にとっても非常に怖い病気です。家族が率先して予防法を実践しましょう。

犬のパラインフルエンザウイルスとの関係性…別の病気です

ワンちゃんを飼っている人は、犬の病気として「パラインフルエンザ」を耳にしたことがあるかもしれません。

犬の風邪症状を引き起こす病気として、パラインフルエンザは最近知られるようになっています。正式名称は「犬パラインフルエンザウイルス感染症」といいます。

人間の場合は「ヒトパラインフルエンザウイルス感染症」とも呼ばれます。犬を飼っているファミリーにはちょっと不安ですよね。

人の病気と同じ名前ですが、病原体はCPIVというウイルスです。人にうつり、パラインフルエンザウイルス感染症を引き起こすことはないとされています。

犬が犬パラインフルエンザ感染症に感染すると、咳や鼻水・発熱・食欲低下などの症状が出ます。その点も、人間のケースによく似ていますね。

パラインフルエンザウイルスは赤ちゃんの重症化に注意して

パラインフルエンザウイルス感染症は、5歳までに1度は経験するといわれている病気です。

月齢・年齢が幼いうちに初めての感染を経験するほど、症状は重くなる傾向にあります。RSウイルス感染症にもよく似ています。

年齢が上がるほどに症状は軽くなっていきますが、型が複数あり、何度も感染を繰り返し大人になっても風邪の原因となります。

しかし、高齢化すると逆に重症化しやすくなります。赤ちゃん・お年寄りのいる家庭では十分に注意したい病気です。

とはいえ、迅速検査キットがあるわけではなく、クリニックでパラインフルエンザウイルス感染症とわかることはまれでしょう。

咳の激しい風邪を子供がもらってきたり、秋口に咳の風邪をパパママが引いたときは「パラインフルエンザウイルス感染症かもしれない」と疑った方が良いですね。

そのうえで手洗い・うがいをしっかり励行し、マスクをして飛沫感染を予防するなどの対策をしましょう。

パラインフルエンザウイルス感染症の特徴のひとつである「クループ」は、とても苦しい症状です。

小さな赤ちゃんの場合は眠れず、飲めずで体が弱ってしまうこともあります。充分注意して、おかしいなと感じたらすぐに医療機関を受診しましょう。

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