親が子供に無関心だとどうなる?愛着障害など心や体の成長への影響

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2017/05/19

子供に無関心になってしまっている親

自分の子供と毎日しっかりと向き合って過ごしていますか?仕事で忙しかったり家事をしなければならない時は仕方がありません。

でもそうでない時に、あまりにも自分の子供の事をほったらかしに過ぎていないでしょうか。最近子供と向き合わずに無視を繰り返す親が問題になっています。

親に無視されて育つ子供は心に大きな影を落としたまま成長して行きます。それはどうしてなのでしょうか。

そして、親から無視された影響はその後どう現れるのでしょうか。最近危惧されている子供と親の関係性について見て行きます。

社会問題化するスマホネグレクト

スマートホンやタブレット端末が普及することによって生活はどんどん便利になって言っています。

その一方で、大人でもSNSやネットゲームからなかなか手が離せなくなるスマホ依存も大きな社会問題になりつつあります。

スマートホンを操作しながら車を運転していて、交通事故を起こすなどの事例もニュースで取り上げられていますね。

それは子育て中のお母さんも同じこと。子供がいるのにスマホをいじってばかりで、ちっとも子供の方を向いてやらない。

こんな状態をスマホネグレクトといい、子供の心を大きく傷つけていることから、暴力などではありませんが「プチ虐待」などと呼ばれています。

スマホネグレクトの状態が長く続くと、子供はママや家族との間に安定した信頼関係を築けなくなります。

それが進行すると、愛着障害と言って小さな子供における心のトラブルの第一歩になって行くのです。

親に無視されることで引き起こされる愛着障害

先ほどのスマホネグレクトもそうですが、親が子供に関心を示さずに無視し続けることで、子供の成長に大きな悪影響を残します。

その最も大きなものが、愛着障害と呼ばれるものです。

愛着障害とはどのような状態を言うのでしょうか。

そして、愛着障害になってから成長していく子供たちは、将来心と体にどんな反応が現れるのでしょうか。

愛着とは「信頼」

愛着、またはアタッチメントと呼ばれる心の働きは、子供が成長し、社会に巣立っていく上で外せないものです。

愛着関係
特定の人物との安定した親しい心の繋がり、信頼関係を築けている事を差して言う。それは母親に限ったことではない。

愛着関係を築けている相手のことを「安全基地」といい、子供がトラブルを抱えた時に逃げ込める大切な拠り所となっている。

愛着がキチンを築けている子供は、いわゆる「打たれ強い子」として育ちます。何かあっても自分を受け止めてくれる人がいると思えることは、心強いからです。

ですがその関係が築けていないとなると、子供は常に不安にさらされながら生きて行かなくてはなりません。

愛着が「基地」に例えられるのは、まさに探検隊のベースキャンプの様に、疲れたり怪我をした時にそこへ戻ってしっかりと休めることから来ています。

この基地がなかったら探検隊はどうなるでしょうか。体を休める場所がない、怪我をしても手当が出来ない。

子供は成長とともに新世界に乗り出していく探検家のような存在です。そんな子供たちが安全基地を持たずに外の世界に出て行かなくてはならなくなったら。

不安と緊張にさらされたままの状態が長く続き、心は疲れてストレスを強く感じて、様々な障害の引き金になって行きます。

親に無視されて育つ子供が抱えるトラブル

愛着障害に代表されるように、親から無視されて育っていく子供には心と体に大きな影響が現れます。

仲には境界性パーソナリティ障害や自己愛型パーソナリティ障害になって行く人もいます。親から無視されるということは、一生続くものなのです。

愛着障害になった子供はその後、

  • 不登校になりやすい
  • 学校で同級生との人間関係を築きにくい
  • 行動に自主性が無く指示待ちになってしまう
  • コミュニケーション能力が低くなる
  • 身体感覚に乏しくなり空腹や満腹を感じにくくなる
  • 意欲が減退する
  • 自己肯定感を得られにくくなる
  • 発達障害になる可能性がある

などの状態に陥りやすくなります。心理的なストレスが体に影響して、自律神経失調症など体への反応として現れることもあるようです。

このように親に無視された子供たちは、生涯にわたってその記憶に苦しむことになります。プチ虐待などと言っていられない、深刻な問題なのです。

子供と向き合わない親の本音は「自分が大事」

なぜこんな風に自分の子供と向き合わない親が多いのでしょうか。最近の親は子供が外で騒いでも注意しないと問題になっています。

そういう親御さんの意見としては、「子供は騒ぐものだからしかってもしょうがない。」だそうです。

でもこれは、自分が子供と向き合うことを避けていて、自分本位で居てしまうからです。子供を叱ることは体力を使います。それを避けたいから子供を叱らないのです。

  • 自分のことを最優先したい
  • 自分のやりたいことだけをしていたい
  • 子供に時間を取られるのがいや
このように考えている親が、子供と向き合わずに無視をする傾向にあるようです。そうした親御さんは学校や保育園の行事にもなかなか出席しません。

子供と一緒に何かをすることを嫌っているので、子供の悩みや気持ちに気づいてあげる機会を逃してしまいます。そのため愛着障害が起こりやすくなるのです。

子供としっかり向き合うためには、子供の言葉を受け止めましょう

親が子供を無視する一つの大きな原因は、スマホ依存という状態から来ています。スマホがあるので親は常にネットと繋がっている状態です。

親がスマホばかり見ていて子供をかまってやらないと、子供は自分が大切にされているという実感を得ることが出来ません。

自分が大切にされているという実感を得るには、親子の間の言葉のやり取りが不可欠です。子供を無視する親は、子供との会話を積極的にはしません。

会話の無い家庭に育った子供は、将来的に大きな心のトラブルを引き起こしてしまいます。それはどうしても避けたいですね。

子供はいつでも、ママにかまってほしいというサインを出してします。愛着障害への対処法としては、そのサインを見逃さないことが一番です。

遊んでほしい、抱っこしてほしい、友達の話を聞いてほしいとサインを出している時は、どうか一番大事な自分の子供に注目してあげてください。

仕事でどうしても手が離せないという時は、声だけでも懸けてあげましょう。お母さん、今ちょっと忙しいからね。ごめんね、と。

理想的なのは、その時きちんと目を見て話してあげる事です。親が自分の事を見つめてくれると思えるのは「無視されていない」という実感を子供に与えます。

どんなに忙しくても、一日に1時間、30分でも、子供にべったりの時間を作りましょう。それが子どもの心を傷つけずに済む最良の対策です。無視は論外です。

子供との時間を大切にすることで、子供も自分の人生を大切に出来る人間へと成長して行きます。

みんなのコメント
  • カレンさん

    私は小学4年男児の母をしていますが、イライラがとまりません。
    私は無視を連発してしまいます。
    これが爆発したら手がでるんだろうなと思うと恐いです。
    歯止めがきかなくなりそうで、、、
    約束している時間になっても宿題はやらない。
    やりはじめても、いろんなところに気が回り、集中できず、かさぶたをむいたり、外を眺めてポーっとしていたり。
    ちょくちょく声をかけていたのですが逆効果になっていると思い、できるだけ黙っています。
    息子の行動、ゲームやテレビ、宿題などに口を出したいことばかりなのですが極力我慢しているのに、かわらない。
    そうなると無視しか自分の中でできなくなってきていて…
    もっと息子からの話を聞いてあげたりも反応してあげたりもしたいのですが、無視してしまいます…
    言ってもやらない、きかない、
    だったら言うのをやめよう、褒めてみよう、褒めてもダメ
    だったら、自主的にというのを目標に極力、口を出さないでいるのに
    やらない、きかない
    なにをやっても、学力も伸びず。せめて普通くらいになってほしいと親からの圧力も少な目にと思っているのに
    こんなに言わない親もいないんじゃないかって自分では思うのに。

    そんな自分にも、息子にも毎日毎日イライライライラしてしまい
    最近息子に笑顔なんてみせたかな?と思うくらいです…
    笑顔になんてなれません…

    こうしてもダメ、あーしてもダメという結果たどり着いたら
    無視
    することが増えるようになってきています。
    どうしたらいいのでしょうか、誰か助けてください…

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