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子供の嘔吐下痢症~家族への悲惨な2次感染を防ぐ正しいケア法

2014/03/20

感染性胃腸炎は嘔吐下痢を伴うお腹の風邪とも言われる病気です。乳幼児から高齢の方まで感染し、つらい症状を伴うものも多く家族の誰かが発症してしまうと大変です。

特に子供が胃腸炎にかかると咳き込んだかと思うと急に嘔吐することもあり、部屋や布団が悲惨なことになってしまうと看病をしている親御さんは本当に大変です。

私自身大人になってから4度も胃腸炎になった経験があり、本当に辛い思いをしましたのでそんな思いをしなくてもいいようにぜひ対処法を知っていただきたいです。

胃腸炎の感染は吐いたものや下痢便から広がっていくということはもうご存知かと思いますが、どのように処理・消毒すればいいのか、どういうものを準備すればいいのかをまとめてみました。

原因となる主なウイルス

胃腸炎というと冬に集団感染して大きくニュースになることも多いノロウイルスがまず頭に浮かぶかもしれませんね。他に2つのウイルスがあります。

まずはノロウイルス。冬の初めに流行することが多く介護施設などで集団感染したり、給食を介して集団感染を起こしたことでも大きく話題になりました。

突然の嘔吐が特徴ですが6時間ほどで嘔吐はおさまることがほとんどなので、この間は安静に嘔吐物が飛び散らないような対策をしましょう

大人がノロウイルスに感染すると症状がとても激しいのでとても辛い思いをするようですので、2次感染には特に注意したいですね。

次にロタウイルスです。これは主に6か月から2歳くらいの小さな子たちに症状が出ることが多く、冬の後半から春にかけて流行します。激しい嘔吐と白っぽい下痢が特徴でおさまるには嘔吐は2日ほど、下痢は1週間ほどかかります

こちらのウイルスに関しては小さい子の病気だと安心していると、症状は軽いことが多いようですが大人でも感染してしまうので2次感染には十分注意しましょう。

最後にアデノウイルスです。こちらは1年中感染の可能性があります。アデノウイルスというとプール熱の原因では?と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。でも胃腸炎とプール熱の原因となるアデノウイルスは型が違うようです。

これらのウイルスはアルコールや普通の石鹸では死滅させることはできないため、消毒にはとても気を遣う必要があります。

消毒には塩素系!

消毒には次亜塩素酸ナトリウム消毒液を使います。聞きなれない言葉ですが、塩素系の漂白剤を薄めることで簡単に作ることができます。

希釈はペットボトルのふた1杯分の漂白剤を500mlのペットボトルに入れ、その後ペットボトルが満タンになるまで水を入れればOKです。色柄物にも使えるようなものは塩素系ではないので効果的ではありませんので確認してくださいね。

また漂白剤のパッケージに「まぜるな!危険」と書いてあると思いますが、酸素系のものと混ぜると有毒なガスが発生するので絶対にいけません。また熱湯では消毒の効果が低くなってしまうので普通の水でOKです

まず嘔吐物や便が飛びちったら新聞やペーパータオルなどで外側から内に向かって集めてから取り除き、ビニール袋に入れます。残ったものの上にもう一度新聞などをかぶせて消毒液を浸るようにしっかりかけて、静かに拭き取ります。

何もかぶせずに直接消毒液をかけてしまうと、それだけでウイルスが飛び散ることになってしまうので注意しましょう。汚れた新聞などは速やかに袋に入れて処分します。

これらの作業は必ず手袋とマスクをつけて行ってくださいね。作業が終わったらそのまま捨てるようにしましょう。

吐きそうという時にはビニール袋に吐かせるようにしましょう。バケツやトイレでは飛び散ってしまう可能性があるからです。

子供のケアで注意すること

ノロは症状がそんなに長くは続かないので、嘔吐が続いている間は水分を摂らせる必要はありませんが、ロタの場合は特に脱水に注意が必要です。

少しずつでいいので脱水に効果のある経口補水液などで水分を補給してあげましょう。市販されている経口補水液は飲む点滴とも言われるほどの効き目があるんですよ。

また看病をする方はやりすぎというくらいに気をつけてしっかり手を洗いましょう。消毒できるところであれば汚れたところではなくても消毒液を使って拭いておくといいですね。

あとは看病をする方が疲れてしまわないように家事は少しくらいサボってゆっくり体も心も休めるようにしましょう。苦しそうな子供を見たり嘔吐下痢の後始末はとても精神的に負担がかかるものです。

焦らず大丈夫だよと大きく構えていることもしんどい子供にとっては心強いものです。突然の胃腸炎に慌てることなく適切な対処ができるといいですね。

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