生後2ヵ月目の赤ちゃんの成長と気をつけたい病気やケガについて

乳児

赤ちゃんが誕生して2ヶ月になりました。お父さんお母さんは、赤ちゃんのいる新しい生活に徐々に慣れてくるころです。

しかし、まだまだ産まれたばかりのお子様です。昼夜の判別もなく生活リズムも定まらない赤ちゃんとの暮らしは、もうしばらく続きます。

新生児だった頃と比べて、その成長はどうでしょうか?生後2か月目に見られる、赤ちゃんの大きな変化を追っていきましょう。

赤ちゃんの成長の様子

赤ちゃんは毎日少しずつ変化しています。その成長を確認してみましょう。

男の子 女の子
身長 54~64cm 53~62cm
体重 4.4~7.2kg 4.1~6.6kg
  • 体重増加の1日の目安: 18~30g
  • おむつ交換回数: 1日6回以上おしっこが出る

授乳回数:

  • 完全母乳→ 1日7回以上の授乳
  • 母乳とミルク混合→ 母乳の量により個人差が出ますが、ミルクは1日1~2回
  • ミルクのみ→ ミルク缶記載の指定量に従ってください
睡眠時間
1日14~20時間(昼夜問わず、短い周期で浅い眠りを繰り返す)
反射
両手を広げるモロー反射の回数が少なくなる

※赤ちゃんにより個人差があるため、あくまで標準であることを念頭におきましょう

赤ちゃんの行動の変化

生後2ヶ月目は外に出る機会も増え、多くの赤ちゃんが社会的なデビューを果たす時期です。

視力も格段にアップするため、赤ちゃんの世界も大きく広がります。

お母さんの顔真似を始めたり目を合わせるようになるこの時期、その能力はどのくらい発達するのでしょうか。

赤ちゃんの視力

赤ちゃんの目の焦点が最も良く合う距離は20~25cm

新生児期はまだ視点が定まらず、一瞬しか目を合わすことが出来ませんでした。

しかし2ヶ月目に入ると、10秒以上は視線を合わせることが可能になります。

日を追うごとに、この”見つめ合い”は長い時間保たれ、徐々にお母さんの顔を認識するようになります。

動くものを目で追うようになる

お母さんが歩いて立ち去るとき、赤ちゃんの様子を見てみましょう。赤ちゃんの目が少しの間お母さんの姿を追うかもしれません。

新生児が目と頭を同時に動かさなかったのと比べて、この頃の赤ちゃんの目の動きはよりスムーズになり、目と頭が一緒に動きます。

自分の手が届かないものに対してまったく興味を示さなかったところから、より遠くのものが見えるようになり視野が広がります。

お母さんの様々な表情に興味をもつ

顔真似ゲームをしてみましょう。

赤ちゃんがお母さんを見つめている際、お母さんは唇を右左に動かす、口を大きく開ける、舌を出すなど試してみましょう。

1分間に2~3回同じ動きを繰り返します。赤ちゃんが舌を動かしたり、口をもごもごさせる姿が見られるかもしれません。

お母さんの表情は赤ちゃんに伝染しやすく、ママの様子を観察している事が分かります。

色彩の認識!赤ちゃんは自然の色が好き

好奇心溢れる生後2ヶ月の赤ちゃんですが、その興味をさらに掻き立ててみましょう。

生まれて間もない乳児は、カラフルなものよりも白黒のモノトーン、やわらかな色同士の組み合わせよりも、ハイコントラストの配色を好みます。

合成された模様やパステル調の壁紙よりも、木々や庭に咲く明るい色の花などに興味がいくため、外に出て良い刺激を与えてあげましょう。

  • お母さんの顔
  • コントラストのあるもの(主に白黒)
  • 白黒写真(母親と父親の顔が写っている八つ切りサイズで、光沢プリントのもの)
  • 幅の広いストライプ、約5cm幅
  • 白い背景の上に描いてある直径約2.5cmの黒い点(赤ちゃんの月齢が低いほど、ストライプの幅は広く、点の大きさも大きい)
  • チェッカーボード、的
  • シルエット(例えば、窓の前の植物が逆行で、影になって黒く見えるようなもの)
  • 天井に取り付けてある大きな扇風機、また天井の明かり
  • 暖炉の中の火
引用…シアーズ博士夫妻のベビーブック

生後2か月目の赤ちゃんのお喋り

新生児の発声の範囲は、ギャーやキーといった短い単音節でした。2ヶ月目に入るとその音は、アー、エー、オー、という音で表現されるような長めの音まで広がります。

赤ちゃんがお母さんに期待する事

赤ちゃんは、自分の出すサインに応答してくれることを期待します。

泣く行為から、あやしてもらう、ミルクをもらう、寝かしつけてもらうなどのパターンを2ヶ月間繰り返してきた事で、その欲求を満たしてくれるお母さんに信頼を寄せていきます。

アー、ウー、クー、といった喃語は、赤ちゃんがご機嫌な時に発するものです。このとき赤ちゃんは「甘えたい」「かまってほしい」と思っています。

生後2ヶ月の娘は、おっぱいが欲しい時に口をパクパクさせます。その合図を知りながらも、あと少しで終わる家事を続けていると、そのうち火がついたように泣きだしました。娘は期待に応えてもらえなかった事で不機嫌になり、その後の授乳はスムーズにはいかず、その日は寝つきも悪くなりました。

クークーとご機嫌な声を出す時と、期待感が伝わらないときの抗議の態度、赤ちゃんは赤ちゃんなりにいろいろな合図を送り、その欲求に応答してほしいのです。

お母さんから赤ちゃんへの語りかけ

赤ちゃんの目を見て話す
赤ちゃんの注目を長く引くことが出来ると同時に、赤ちゃんの目からの情報、喜怒哀楽を読み取ることが出来ます。
赤ちゃんの事を話す時は名前で呼ぶ
赤ちゃんが自分の名前と自分自身を関連付けて考えるには、あと2~3ヶ月かかります。しかし名前を頻繁に耳にすることで、それまで聞いてきた音の中でもその音が特別な音であり、その音を聞いた後、何か自分に対するアクションが起こる、というような精神的な関連付けができるようになります。
表情、動作を豊かに
例えば”バイバイ”という動作に対して、言葉だけでなく手の仕草もセットにして赤ちゃんに話しかけましょう。赤ちゃんはただ言葉を覚えるよりも、言葉と動作を一緒に関連付ける事で比較的頭にインプットされ易いようです。
質問をする
眠いの?おっぱい飲む?お散歩に行く?というように、質問形式で話しかけると語尾が強調されるため、赤ちゃんの反応が期待できます。
赤ちゃんの返事を真似する
赤ちゃんが反応したり、ご機嫌な時の発声や顔の表情を真似し、その様子を見せてあげましょう。その言葉や表情が特別な意味をもち、赤ちゃんの楽しい気持ちを維持することが出来ます。
歌って話しかけると赤ちゃん脳に良い
歌いながら話しかけると、脳内の言語中枢に対する影響が大きいようです。赤ちゃんは年齢に関係なく、聞きなれた曲を好みます。お気に入りの曲を繰り返し聞かせると、体をばたつかせるなど、赤ちゃんの嬉しそうな様子が見て取れるでしょう。

赤ちゃんの体の発達

  • 手足を活発に動かす
  • 手が口元に触れると口に入れて舐める
  • 仰向けに寝かせていると、お母さんの声が聞こえる方向を見ることがある
  • うつ伏せにすると、一瞬顔を持ちあげることがある

※嫌がったらすぐに仰向けに戻してあげましょう

生後1ヶ月目の赤ちゃんは、腕をぴたりと体につけこぶしを握り、体を緊張させていました。

2ヶ月目は、その緊張が徐々にほぐれていきます。きつく握られていた小さな手は少しずつ開かれ、おもちゃなどを掴むこともあります。

手足をバタバタ動かすうちに、ガーゼや布団が顔にかかってしまうことが多々あります。窒息しないよう注意が必要です。

赤ちゃんの心の発達

抱っこしたり話しかけたりと、コミュニケーションを取ることが重要なこの時期。

赤ちゃんの喜怒哀楽は、お母さんの様子で決まることもあります。

お母さんの機嫌が悪いと、赤ちゃんはその様子を敏感に感じ取り感情が伝播します。お母さんの感情コントロールが大切です。

この頃になると、赤ちゃんの泣き方にはバリエーションが出てきます。

お腹が空いている、おむつが汚れている、眠い、暑い寒い等訴え方を変化させます。

聞き分けるのは難しいですが、赤ちゃんを観察していくと、お母さんは徐々に解ってあげる事が出来ます。

親子がともに成長していくなかで、互いの気持ちを察知する能力が自然に発達していきます。

赤ちゃんの笑顔の理由

お父さんお母さんの話しかけ、またおもちゃであやすと笑顔を見せるようになります。

新生児期は生理的微笑(原始的反射で意図しての微笑みではない)が見られましたが、2ヶ月目の赤ちゃんは、自発的に笑う社会的微笑へと発達していきます。

笑顔だけでなく、うー、くー、などの喃語でお返事をする事もあり、その姿にパパママはとても幸せを感じるでしょう。

両親が表情豊かでいると、赤ちゃんはさらに笑うようになります。おもちゃや抱っこで、沢山スキンシップを図りましょう。

2ヶ月目の赤ちゃんに見られる病気やケガの心配事

2ヶ月目の赤ちゃんは手足をバタバタ動かし、周りに置いてあるものを掴むことがあります。

ガーゼや服、布製のものは赤ちゃんから離れた場所に置き、また布団が顔にかからないよう注意をしましょう。

寝かせ方
新生児期同様仰向けに寝かせ、マットレスは必ず固いものを使用
※うつ伏せ寝にする赤ちゃんは以下の通り
  • 胃食道の逆流に苦しむ赤ちゃん
  • あごの骨が小さい、気管に構造的な異常がある赤ちゃん
  • まだ入院している未熟児

うつ伏せ寝にする場合は、一度医師の指示を仰ぎましょう

乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスク

SIDSとは、前兆や危険な要素もない中で赤ちゃんが突然死してしまう異常です。多くは生後2ヶ月~6ヶ月未満、深夜0時~午前6時の間で12月1月に起こりやすいようです。

未だ原因は解明されていませんが、考えうる予防策をとっていきましょう。

  • 赤ちゃんの周りでタバコを吸わない
  • 母乳で育てる
  • 睡眠中の赤ちゃんの体温が上昇しすぎないようにする
  • こどもの健康に責任をもつ
  • 安全な睡眠環境で寝かせる
  • 赤ちゃんと同じ部屋で寝る
引用…シアーズ博士夫妻のベビーブック

コンビ服のひもなどは、手に絡まる恐れがあります。ひもをよく解いてしまう赤ちゃんには、ボタン式のベビー服を着せてあげましょう。

みんなの子育て~赤ちゃんの病気やケガの体験談~

【 27歳 初産婦 】~脂漏性湿疹について~
2ヶ月に入り、赤ちゃんにきびが顔中に出てきました。お風呂に入れる際に、弱酸性の赤ちゃん用石けんで洗って良いものなのか迷いました。

一度石けんで洗ったものの、翌日にはさらに赤みが増した気がしたため、しばらくお湯で顔を拭くだけに・・しかし医師に相談したところ、石けんを使用するようと言われました。

にきびは油分のため、余分な油を落とすにはお湯ではダメ、との事でした。診断後は石けんを使い、湿疹が完全に治まるのに1ヶ月半かかりました。

【 30歳 初産婦 】~ミルクの吐き戻し~
母乳育児ですが、娘の吐き戻しが心配でした。授乳後げっぷをさせるとかなりの量の母乳を吐き戻していたため、栄養が足りているのか不安になり小児科へ。

赤ちゃんは胃の入口の締りが弱く吐き出しやすいという事で、機嫌もよく体重が増加していれば問題ないようです。たまに噴水のように吐いていましたが、それも毎回でなければ大丈夫だそうです。

【 31歳 経産婦 】~おむつかぶれ~
母乳で消化が良いのか、沢山うんちをする事でおむつかぶれに・・・。決してこすらず、ぬるま湯できれいに洗い、温かい布で患部をそっと叩いたりしました。なるべくおしりも乾かすようにし、清潔を保つと赤みが消えました。保護クリームなどは特に使用していません。
【 26歳 初産婦 】~爪切り~
2ヶ月目に突入したところでよく顔をひっかくようになり、肌が傷だらけになってしまいました。ちょうど赤ちゃんにきびも出てきたころで、息子が顔をひっかくと血がにじむこともしばしば。

ミトンは嫌がり手を抑えてもバタバタするので、なかなか傷が治らない状態でした。そこで、寝静まったら毎夜0.1~0.2mm程度丁寧に切る事に。傷の悪化、新しい傷がつかないよう予防をしていました。

【 27歳 初産婦 】~寝かしつけ~
娘は眠りにつくのが下手なようで、寝る前は必ず泣き叫びます。その泣き方も、引きつけを起こさないか心配になる程で、毎度ヒヤヒヤしました。

ゆりかごの歌を歌いながら、家の中を何十周したのだろうと思いますが、2ヶ月半になるところで徐々に泣き方が落ち着いてきました。娘の顔を伺いつつ、抱き方や揺らし方を変えながら寝かしつけに奮闘すること2ヶ月。

ようやく安心して寝られるようになったようで、最近は抱き上げるとスッと寝てくれ、こちらがホッとしました。育児は、毎日毎日同じことの繰り返しのような気がしますが、日々赤ちゃんと信頼関係を築いているのだなと実感しました。

2ヵ月頃の赤ちゃんはようやく外の環境に慣れる時期です

生後2ヵ月目の赤ちゃんはまだまだ産まれたばかりで、ママを信頼して沢山泣きますし、その要求が何であるか、ママは必死に解ってあげようとします。

こうした日々の関係性が、親子の絆を作っていきます。

2か月目の赤ちゃんは、両親が信頼出来る存在だという事を覚える大切な時期です。

赤ちゃんと目を合わせ、お話をし、多くのぬくもりを与えてあげましょう。

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