男の子育児は大変!怒鳴らず、イライラ連鎖を断ち切る育て方

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2017/02/08

我が家のお隣さんは今どき珍しい5人兄弟です。真ん中の3番目だけが男の子なのですが、会えばお母さんがいつも怒鳴っているのはこの真ん中の息子君の名前です。

  • 「○○!いつまでも遊んでいないで早く用意してっ!」
  • 「○○!それは触らないでっていつも言ってるのに、どうして持っているの!」

他の4人の姉妹はお母さんを怒らせないように行動することに慣れていて、さほど面倒をかけませんが、自由気ままな息子君だけがいつもお母さんの悩みの種のようです。

これは極端な例でしょうが、「男の子は女の子の3倍大変」などとも言われます。それくらい男の子と女の子の育児には歴然とした差があるのでしょうか?

どんなママでも一度は怒鳴る?!男の子は宇宙人

どんなに可愛く、コロコロ笑いながら話すような魅力的なママさんでも、手を焼く息子君がいたら一度や二度は迫力のある声で怒鳴ったことがあるのではないでしょうか。

「私、こんな迫力ある怒り方をするキャラクターじゃなかったんだけどなぁ」と思いながら、ついつい「いい加減にしなさ~い!」と怒ってしまうのです。

もちろん女の子育児も大変です。大変さは子供の個性にも大きく左右されるので簡単に決めつけられないのですが「大変さの質が違う」とは言えるかもしれません。

男の子の落ち着きのなさやマイペースさ等は独特のもので、かつて女の子だったママたちにとっては未経験のものなので、予測不能で大変だと感じやすいのかもしれません。

そういう意味で、母親にとって息子は違う世界に育った宇宙人みたいなもの!性別の溝は簡単に埋められないことを、まずは自覚したほうがよさそうです。

可愛くてたまらない反面、どうしてこうなるのということの連続で困っているママさん、怒鳴らずイライラせず男の子育児を楽しむ方法を紐解いてみませんか?

なぜ男の子の子育ては大変なのか?原因トップ2

ここでは「男の子育児はものすごく大変」と決めつける訳ではありません。男の子を育てるのが大変だと感じてしまうベースに何があるのか、をまずは考えます。

色々な要因があるはずですが、中でも主要原因トップ2を見ていきましょう。

原因その1.息子を「特別扱い」して世話を焼き過ぎる母親

息子(弟)と娘(姉)の両方を持つママがこんなことを言っていたことがありました。

「娘には食事は自分で食べなさいって昔から厳しく言ってたのに、息子だと何だかんだ言って私が手伝って食べさせちゃうのよ。息子はすぐ汚すし、あとが大変だから…」

息子は男の子だから身の回りのことは手伝ってあげたい、家事を手伝わせるのは何だか気がひける、なんて言うママは意外とまだまだおられるようです。

更にそういう母親ほど失敗や二度手間がかかることを嫌って、何かと雑でうまく出来ない息子の手助けをしすぎます。

うちは男女平等に育てています、というママさんも最近は多いかもしれませんが、無意識のうちに男の子だし仕方ないかという特別扱いの意識は働きがちです。

また息子も息子側で、娘のように「自分でやりたい」という子が少なく、どちらかというと世話を焼いてもらうほうを好むので、奉仕の関係が出来あがってしまいます。

息子と娘が両方いれば、そういう自分の違いに気が付きやすいかもしれませんが、息子しかいない場合、母親の自分がいかに世話を焼き過ぎているか判断がしにくくなります。

  • 幼稚園・保育園の準備
  • お着替え・お片付け
  • 家事のお手伝い

幼児になってある程度自分の身の回りのことが出来るようになっていいはずなのに、これらのことをママが先回りして何もやらせていない、なんてことありませんか?

男の子は簡単にしつけられないので親が諦めてしまい、逆にできるだけ無駄や手間を減らそうと普段から何もさせていないのかもしれません!

原因その2.自分の興味のあること以外はやる気がない息子

女の子は大人が着替えを手伝おうとすると自分でやりたいと泣いて嫌がったり、家事も自主的に手伝いたがるのでとても教えやすく、ママが重視する事を同様に大切にします。

逆に男の子は放っておくと自分の興味のあること以外は何も積極的にやらない子がほとんど。(気に入ったことは驚くほどの集中力・持続力を発揮しますが。)

上手く出来ないから、やらないからと手を貸していると、結局それを当てにして男の子は頑張らないまま。ママも手を離せないので、ラクにならない悪循環です。

つまり、ママは息子が頼りないから手を貸し過ぎ、息子は興味のないことは極力やりたくないからママに依存するという「双方向の馴れ合い」が息子の自立を阻んでいるのかも?

ママの納得のいく仕上がりにならない可能性が高くても、とにかく男の子にだって自分のことは自分で何でもやらせる努力と根気をママ自体が忘れてはいけません!

男の子の特性を理解すれば怒りは静まる?許容範囲拡大計画

ママは自分の女の子のものさしで息子を測ってはいけない、ということを説明してきましたが、ここで一度、男の子の特性をまとめてみましょう。

ぼんやりと男の子ってやりにくいなぁと感じていたことが、きわめて一般的であることを理屈で理解できれば、今まで怒っていたことも許容することができるかも?!

男の子は古脳の攻撃性が強い!脳の構造の違い

そもそも男の子と女の子の脳の構造が違うことはご存じですか?お母さんの胎内にいる時点で、すでに男の子は男としての特性を持ったいわゆる男脳になっているのだそうです。

脳は大きく分類すると基本的な生命維持活動に関連することを司る「古脳」と、生後に社会環境に適応して発達し、古脳をも制御する「新脳」にわかれています。

人類は進化の過程において直立二足歩行を始めたため、骨盤が小さくなってしまい、胎児が成熟した脳の入った大きな頭だと産道を通過できなくなってしまいました。

そのため、人類は胎内では完璧な状態まで育たず、生命維持に必要な基本機能だけを備えた脳(=古脳)になった時点で生まれてくるようになりました。

この古脳ですが、男の子は攻撃性が強いそうです。進化の歴史を考えると、男の子の攻撃性が強いのは生き残っていくために絶対に必要な本能だったのですね。

攻撃性と書くと少し過激に聞こえますが、要は男の子は古脳の性質から活発に動くという意味で、女の子はこの性質は弱いのでゴソゴソする子は少ないようです。

生後に発達を続ける脳を区別して「新脳」と呼びます。新脳は学習能力があり、社会環境に適応して記憶や言語など様々な能力を司り、古脳もコントロールしていきます。

新脳が未成熟な幼児のうちは駄々をこねてやりにくくても、新脳の成熟とともに古脳も進化し、感情や攻撃性もコントロールできるようになってくるものなのだそうです。

私には弟がいますが、確かに幼少期はふざけることに命を懸けていた彼も、今では澄ました一端の社会人になっています。

私がたまに「小さい頃はあんなにふざけていたのね」と言うと「そうだったかな?」と他人事のように今は返してきますが、当時はジッとしていることのない男の子でした。

新脳さえ普通に発達してくれれば、落ち着きのない男の子も、成人する頃には心身ともにスマートな男性になっているはずです。

このゴソゴソにも必ず終点があるのだと思えば気がラクになり、いちいち不安になったり、怒鳴ってまで幼い息子を正す必要があるのか、ママなりに答えが出てくるでしょう。

周りに迷惑をかけるようなことはビシっと言わなくてはなりませんが、家族のなかではノビノビと「男の子らしく」過ごす姿を受け入れ、可愛がってあげてくださいね。

典型的な男の子のパターンを把握してママの許容範囲を拡大!

人間の構造的に、男の子がゴソゴソしたり、戦いを好んだりすることは自然なことなのだということがわかりましたね。

「どうしてこの子は!」と憤慨するよりも、「男の子はこういうものなのだ」と理解して受け入れたほうが、多分ママもやりやすくなるのです。

大半の男の子は競争が大好き
古脳の関係からも男の子は競争や戦いが大好き。活発なのか、暴力的なのかのチェックは必要ですが、負けず嫌いな性格は大きな財産です。「大きくなればこの性格が必ず役に立つから伸ばしてあげよう!」くらいに思えば受け入れやすくなります。
大半の男の子はルールなんてどうでもいい
食事のマナー、集団生活の決まり事などルールを守るのが男の子は苦手。実際、いくら言われても気にしません。時期が来れば、親の注意していたことの意味を悟る日がきますので「また?」と怒らず諦めず、根気よくルールは説明しましょう。
大半の男の子は大器晩成
幼いうちは女の子の方が言葉も文字も覚えるのが速く上手いので、男の子は頼りなく思われがちですが、中高生くらいで学力・体力ともに大半の男子が女子を追い抜いていきます。成長の過程が違うので、女の子のレベルより劣っても幼児期は大丈夫です。
大半の男の子は話を聞かない
医学的な証明根拠はないようですが、男は右脳(感覚)・女は左脳(理論)が発達していると一般的に言われています。かつて「話を聞かない男、地図の読めない女」という本が流行りましたが、男の子は基本的に他人の話は聞き流しています。(パパも?)
話を聞かない男、地図の読めない女-男脳・女脳が「謎」を解く
アラン・ピーズ著

ご自分の経験と重なる部分はあったでしょうか。女性は理屈で説明されると非常に納得しやすいので、男の子の性質を理解すれば怒鳴る回数へ減らせそうだと思いませんか。

男の子を育てる母のストレス軽減方法

性別の壁が厚く立ちはだかっているため、母親が自分の価値観通りに男の子を育てることは極めて難しいことが分かったかと思いますが、それで問題解決にはなりません。

頭では分かっていても、実際に息子がいう事を聞かないとママは困るし、ストレスも溜まりますよね。私自身も息子に一瞬でイライラモードになるときもあります。

男の子を育てるママさんならではのストレス軽減方法をご提案してみますので、よかったら実践してみてください!

怒鳴らずに軽く無視するのが効果的

息子がなかなか思うように動いてくれない、そんな時はついつい声を大きめに張ってしまいがちですが、男の子にいくら怒鳴っても効果はあまりないようです。

「男の子を伸ばす母親は、ここが違う」の著者である松永先生によると、男の子は怒鳴られるよりも無視されるくらいのほうが効果があるそうです。

しっかりわかってもらいたいという時は、無視…はさすがに可哀想なので、子供に名前を呼ばれても話しかけられても反応は薄めに、軽く無視をしてみてください。

空気を読むのが苦手な小さな男の子でも、さすがに「ママをかなり怒らせてしまった」ということがわかり、静かに言うことを聞き始めるようです。

子供を試すようで気の進まない方法に感じる方もいるかもしれませんが、私は子供であっても多少は大人の気持ちを汲んだり、気を遣ったりするべきではないかと思っています。

男の子を伸ばす母親は、ここが違う! 松永暢史(著) 扶桑社

※この本は小学生くらいの男の子仕様です。お子さんがもっと小さい年齢だとすぐには参考にならないかもしれませんが、早めに頭に入れるとよい内容です。

男の子を持つママと定期的に情報交換!

女性特有の感情かもしれませんが「苦労しているのは自分だけではない」と知ることが何よりの安心につながります。

パパや息子との間にある性別の壁は止むを得ないものだと悟ることで、ママとして自分なりに折り合いをつけるポイントが見えてくることも当然あるでしょう。

ただ自分ひとりで抱えていると悶々としてしまうので、同じような家族構成で共感しあえる、愚痴を言い合えるママ友が見つけられるとベターです。

「うちも一緒!」「そんなものだよね」「そう考えればいいんだね」沢山お話するうちに心が晴れてきて「今日は帰ったら息子に優しくしよう」と思えます!

その気持ちは帰宅後1秒も持続しないかもしれませんが…。そうやって男の子の考え方や行動への免疫力を繰り返し高め、母は強くたくましくなっていくのです。

パパはきっと正しい…男の子だった人の意見を尊重

わが子とは言っても、親の複製品(コピー)ではありません。自分にないところ、自分に似たところ、生来持って生まれた個性などが絡み合って、息子君はそこにいます。

「息子がこんな事するんだけど」とパパに相談したら、大体のママは「男の子はそんなものだよ」「気にしすぎ」と突き返されているのではないでしょうか。

パパはわかっていない、楽観的過ぎると苛立つこともあるでしょうが、冷静に考えてみれば同性同士という共通点からもパパの意見は間違えていないのかもしれません。

かつては男の子だったパパ、そしてわが子の父親なのですから、男の子をどう育てればいいか迷っているママはぜひパパの意見に寄り添って力を抜いてみてください。

そしてパパにも息子君と遊び、話す機会を出来るだけ作ってもらって、夫婦で子育てに取り組んでいきたいものです。

「男の子育児は大変」は固定観念!育児は皆山あり谷あり

赤ちゃんのときは男女差を実感することは少なかったと思いますが、やはり男の子は男脳、女の子は女脳とそれぞれの特性を備えて生まれてくるものなのですね。

お母さんたちはどうしても自分がおとなしかった過去の記憶や周りの女の子と比較して、異質の息子を受け入れることに右往左往し、疲れ果ててしまいます。

「男の子は動きが活発→周りに迷惑をかける」という構図が幼児のうちは一番ママを疲れさせる原因かもしれませんが、活発問題は本能なので仕方ありません!

多少汚しても、壊しても、ケガさえしなければ良しとするくらいハードルを下げれば、他の点は至って単純で、ママが大好きなのが男の子なのです。

逆に言えば同性として母親を見る目の厳しい女の子より、ずっとシンプルで育てやすいとも言えます。

そう考えると男の子だから大変というのは固定観念のように思えます。女の子には女の子の大変さがあり、世間のお母さんたちは皆、それなりに苦労しています。

特に女家系のママにしてみれば、息子だからわからない、大変という先入観が余計に自分を苦しめているのかもしれません。

子育ては自分育て。自分と一緒でないものを受け入れながら、楽しみながら生きていくということは人生の醍醐味です。

数年経てば思春期や反抗期などもあり、またまたビックリなことの連続かもしれませんが、今が最高!育児は一方通行で戻ることはできません。

たまに怒鳴ってもイライラしても、次の瞬間には最高の笑顔でギューっと愛すべき息子を抱きしめて育てていきたいですね。
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