長引く子供の指しゃぶりの影響が心配なのでやめさせたい…上手なやめさせ方のコツ

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2017/03/23

自分の指をしゃぶっている赤ちゃんの姿は可愛らしいですよね。その一方で、あまり長く指しゃぶりが続くと、出っ歯になるデメリットも指摘されています。

月齢が進むにつれて乳歯の数も徐々に増えていきます。あまり指吸いの癖が残ったままだと歯並びにも影響してしまいます。

赤ちゃんの指しゃぶりは、どうやって直していけばいいのでしょうか。昔からいろいろな方法が試されてきました。効果的なものを考えて行きましょう。

やめさせる時期はいつが良い?

「赤ちゃんが指しゃぶりをするのは自然なこと」「でも、長くは続けない方がよい」。では、いつやめさせるのがベストなのでしょうか?

これは諸説あります。というのも、指しゃぶりの頻度や強さによって、歯並びなどにもたらす影響は異なりますし、情緒面の発達によっては無理にやめさせない方が良い場合もあるからです。

ただ、一般的には、「3歳まで」を一区切りとして考える場合が多いです。1~2歳ではまだ赤ちゃんとしての本能も濃く残っていますが、3歳は幼稚園や保育園に通い始める子も多い年齢。言葉の理解もできる頃なので「卒業」するには良い時期と言えるでしょう。

乳児くらいの場合、かかりつけの歯科医は3歳くらいまでの指しゃぶりは歯並びにはあまり影響がないので、それまでは心配しなくていいよと教えてくれ、心が楽になったことがあります。

どうしても指しゃぶりをしているのは「親のせい」と自分が考えてしまうからでしょう。3歳くらいになれば、こちらとの意思の疎通もだいぶ出来るようになります。

強制的に止めさせるよりも、少しずつフェイドアウトさせるように話し合いをするなど、その都度注意するというやり方がお勧めです。

懸念される歯並びなどへの指しゃぶりの影響…

赤ちゃんや幼児の指しゃぶりについては、それが心の安心感を得るためなので特に無理矢理にやめさせなくてもよいという見方があります。また、赤ちゃんの指しゃぶりは愛情不足のサインという考え方もあるのですが、必ずしもその確証はありません。

▼子供が指しゃぶりをする理由についてはコチラも参考にしてみて!

一方で小児歯科の先生は指しゃぶりの歯並びへの影響を心配されています。他にも、言葉の発音も悪くなってしまうという懸念があるそうです。

  • 出っ歯になる
  • 永久歯にも影響が出る場合も
  • 嚙み合わせが悪くなる
  • 顎の発達に影響が出て、受け口になる子も
  • 口呼吸になる
  • 話し方が舌足らずになる
  • 顔のバランスが悪くなる
  • あちこちを触る指を口に入れるので不衛生(ごみを食べてしまったり…)
  • 手にタコができたり爪が変形してしまう
  • 指に血豆ができそこから化膿することも…

特に3~4歳になると吸う力が強くなるので、口内や指への影響が強く出ます。タコが出来たり腫れてしまったり、爪が変形してしまうこともあるようです。

歯並びが悪くなると、その後歯科医に通って治療する必要が出てきます。また指しゃぶりの癖が治らなかったために、顔をひっかいてしまうなどの弊害もあります。

となると、長引く指しゃぶりには何らかの対策を講じていく必要がありそうですね。

長引く指しゃぶりをやめさせるポイントは、ズバリ声掛け!

あまり年齢が大きくなってからも指しゃぶりが続くと、歯並び、衛生面、精神面など様々な問題が現れてきます。

出来る事なら自然にやめていって欲しいものですが、なかなかうまく行かない場合は上手な声掛けをして指しゃぶりを卒業するきっかけにしていきましょう。

一般的に4、5歳までに指しゃぶりがなくなればいいと言われていますが、それはその年齢に達するとほぼ親の言葉を理解できるからです。

自分が何を言われているのか分からないうちから、声掛けをしても意味はありません。様子を見ながら適切な言葉を掛けていきましょう。

昔から行われていた直し方は、今は推奨されません

おばあちゃんの時代の子育ての考え方では、指しゃぶりやおしゃぶりはあまりさせないように、早く直すようにといわれていました。

  • 手にからしを塗る
  • 指に絆創膏を貼って感触を悪くする

こういった方法が試されてきたようですが。今ではそうしたやり方はあまり推奨されていません。

そうしたやり方が赤ちゃんにとって嫌悪感を持たせると同時に効果が少なく、指しゃぶりに対するマイナスイメージを赤ちゃんに持たせるための後ろ向きな対処法です。

昔ながらの方法を試すことによって、心にストレスを感じた赤ちゃんは余計に指に執着を持つようになってしまいます。

だから、やはりきちんと親の言葉が分かって自分で意味を呑みこめるようになるまでは、無理やりやめさせるような荒業は避けましょう。

自然にやめられるよう誘導する声掛け

まず最初の段階としては、子供に「指しゃぶりはいつかやめるもの」と伝えること。言葉が分かるようになる年齢からの対策です。

「指しゃぶりは赤ちゃんがすることだよ」「指のバイキンさんが入っちゃうよ」「指チュッチュ、やめることができたらかっこいいな」など、声かけすることから始めてみて。

実際に指しゃぶりばかりしている子は、どうしても菌が口に入るので感染症にかかりやすいと知り合いの医師に言われたことがあります。

インフルエンザなどで高熱を出し、苦しい思いをしたきっかけがもしも指しゃぶりだとすれば「ほら、こうやって指をしゃぶっているから病気になっちゃうんだよ」と口酸っぱく伝えていきましょう。

また指しゃぶりをする指にアンパンマンなどのキャラクターを書き、「アンパンマン食べちゃかわいそうだよ」と声をかけたり、指にリボンを結んで意識させたりするアイデアも取り入れてみてくださいね。

誕生日や入園など、良い区切りがあるときには、「3歳になったらやめようね」「幼稚園に入ったらもうしないんだよ」など、ある程度時期を区切って言い聞かせをするのもひとつの方法です。

手持ち無沙汰なとき、気づけば無意識に指しゃぶりをしているというお子さんなら、ちょっと意識させてあげるだけで、スムーズにやめられるかもしれません。

もちろん、指しゃぶりをする時間が減ってきたら、こまめに褒めてあげてくださいね。

また指しゃぶりをやめようねという声掛けだけでなく、スキンシップや絵本を読んであげるなどの親子の触れ合いを増やしていきましょう。寝る前には手をつないであげるなどもいいと思います。

物理的に口に手を持っていけない状況ですし、パパやママのの温もりが感じられるので安心感もあります。

ただ、ぐずったり寝付くまでに時間がかかることがあり、慣れるまで親も疲れるかもしれません。

しかし続けると効果が出てくるようです。期待できる効果を信じてそれまでなんとか頑張りましょう。

外で体を動かして遊ばせたり、他に気を持っていくのも策!

後は指しゃぶりを忘れるくらい、楽しい時間を過ごすようにしてみませんか?

室内でテレビやDVDを観ているよりも外でダイナミックに遊んでいるほうが、指しゃぶりをしようと思いません。

いきなり止めさせようとせず、あくまで時間をかけてゆっくりと指導するのが大切ですので焦る気持ちは捨てて下さいね。

指しゃぶり卒業のためのおすすめおもちゃ

赤ちゃんの指しゃぶりの対策方法として、おもちゃを用いて赤ちゃんの注意を引くという方法もあります。

中でも先輩ママたちの間で、指しゃぶりを止めさせるのに効果的だったと人気のおもちゃが、オーボールです。

オーボールとは
プリウレタンという柔らかい素材で出来た網状のボール。柔軟性が高いので手で持って遊ぶときにグネグネとした刺激を与えてくれる。

口や手に刺激が届くので知育玩具としても広く普及している。その形状から、乳児期では口に入れてなめて遊ぶ子どもが多い。

月齢が進むと転がして遊ぶなど長い間使用できることからも子どもに初めて与えるおもちゃとして人気。

このオーボールは、素材が柔らかいので赤ちゃんが手で触ったり口に入れて口唇激を満たすのに向いているようです。

また、お座りが出来始めたりすると、ママと向かいあってボール投げ遊びにも使えます。

このように、おもちゃで気を引きながら、赤ちゃんの心に「楽しい!」と集中出来る状態を作ってあげらるようになると、指しゃぶりの頻度は減って行きますよ。

赤ちゃんの時期に無理に直そうとするとストレスになってしまうので気を付けて!

赤ちゃんの時期は指しゃぶりをすることによって安心感を得ています。かつ興味関心を満たしてもいます。

よく、赤ちゃんが顔をひっかないために手にミトンをかぶせているのも見かけます。これも注意が必要な状態です。ミトンに邪魔されて、指を吸うことで口への刺激を感じ安心感を得るという機会を阻害してしまうからです。

赤ちゃんの指しゃぶりにはマイナス面だけでなく、心の安定のために良い面ももっているのです。

昔から行われていたように、特定の月齢で無理に指しゃぶりを止めさせることは、赤ちゃんの心に良くない影響を与えます。

前歯の歯並びもそうですが、赤ちゃんが心理ストレスをためることも心配事項です。毎日の生活の中で心にストレスをためないことは大切です。

それは健康な心身の発達のために不可欠なのです。指しゃぶりで安心を得ているなら、それはそれでよいことです。

多くの赤ちゃんは、幼児期を過ぎて体が大きくなっていくにつれて、興味関心の方向が変化していくので自然に指しゃぶりをしなくなります。

親が神経質になりすぎないことも大切です。どうしても気になる時だけ小児科や小児歯科に相談するようにしましょう。

上で紹介した対策は、あくまでも赤ちゃん時期でなく、3歳頃からの対策だと思って取り組んでくださいね。

頭ごなしに叱っても意味はない

指しゃぶりは極端な話、人に迷惑をかけているものではありません。また誰もがいつかは卒業するもの。

早いか遅いかだけの違いですから、流れに任せるのもやり方のひとつといえるでしょう。

頭ごなしに叱っても、「やめよう」と子供自身が納得する・自然に卒業するといったプロセスを踏まない限りは、スッキリやめることは難しいです。

自然にやめられるよう工夫しながらも、紹介したような声掛けなどの対策をもって気長な気持ちで見守る、というスタンスが、結局は一番良いのではないでしょうか。

「指しゃぶり」を無理にやめさせるとどうなる?

不安を解消させるための行動をいきなり止めさせようとすると、子供に必要以上のストレスがかかることが心配されます。

  • 誰も見ていないときにここぞとばかりしゃぶっていたり、別の癖が出てくるかもしれない。
  • ママが自分の方を向いてくれるようにという手段として、その行動を摂り続ける。

その場合も、悪いことなんだとわかっていながらもせずにはいられないわけで、「指しゃぶり」がダメならもっと目立つ方法(爪を噛んだり髪の毛を抜いたりなど)をする可能性もありますので注意が必要です。

ですから、「指しゃぶり」だけを直そうとせず、その原因を探って、そちらも一緒に解決していくことが近道となりそうですね。

まずはお子さんがどんな時に指をしゃぶっているのかを記録してみましょう。

  • パパとママが喧嘩している時に多い
  • ママが忙しくしている時に多い
  • 抱っこする回数が減ると指しゃぶりが増える
  • 暇そうな時
  • 集中している時

こういった何らかの理由が見えてくる場合もあります。もし理由が見えてきたら、その不安や寂しさの気持ちをまずは和らげてあげましょう。

ある程度言葉が分かるようになってから上手に直していきましょう

赤ちゃんの指しゃぶりが長引くと、前歯の歯並びが悪くなったり滑舌が悪くなるなどの弊害が起こる可能性があります。

しかしそれは一部の子どものことで、大多数のお子さんは幼稚園や保育園に入っていくことによって自然に手を使う機会が増えていきます。

なので、放っておいても指しゃぶりは直っていくのが自然な流れです。あまり焦らないことが大切です。

それでも、4、5歳の年齢になっても指しゃぶりが治らないのは心配ですから、丁寧な言葉書けをすることで粘り強く治していきましょう。

それも、あまりしつこくだめ、だめ!と言っていると余計癖になってしまうかもしれません。ですから逆に、指しゃぶりをしていない時に声を掛けましょう。

「今日はお手てちゅうちゅうしていないのね」と声を掛けてあげましょう。ママからの声掛けは赤ちゃんにとって大きな喜びとなるため効果があります。

自発的な行動をほめてもらうことで、自然とその行動を繰り返すようになるものです。なので「指しゃぶりしなくてえらいえらい」と言ってあげましょう。

言葉が理解できるようになったお子さんなら、この言葉かけで十分効果があります。決して無理やりやめさせるようなことはしないでください。

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