おもらしがまだ続いていて心配…子供のおもらしの主な原因5つ

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2017/04/19

トイレトレーニングはうまくいったのに、おもらし…とか、大きくなってきたのにまだおもらししている…などと心配しているママもいらっしゃるのではないでしょうか。

子供のおしっこのメカニズムは大人とは違います。まずは子供のおもらしを理解してあげるために、尿を出す時の体のメカニズムを知ることから始めましょう。

おねしょの原因は単に成長が遅いからという理由だけでは済まされないようです。詳しく見ていきます。

排尿のメカニズム、体の反応と働きについて知る

人が排尿する時には、以下のような体の反応があります。

  1. 尿が膀胱の半分くらいまで溜まると、膀胱が刺激を感じる
  2. 膀胱が刺激を感じると「おしっこが溜まってきました」と脳に信号を送る
  3. 「おしっこを我慢する」と脳が信号を送ると、尿道が締まり、膀胱は広がる
  4. 「おしっこを出しなさい」と脳が信号を送ると、尿道が緩み、膀胱は縮む

正常な膀胱の動きは、風船のように膀胱が伸び尿が出ないように尿道を溜める行為と、膀胱をスムーズに縮ませ尿をすべて出し切る行為があります。

しかし、子供のうちは体が未発達なのでこの動作をスムーズに行うことができずに、おもらしをしたりおねしょをしたりしてしまいます。

大人が感じている以上に、子供は尿を出す行為が難しいのです。

子供の成長過程における排尿行為の変化

生まれたばかりの新生児は、反射的におしっこするようになっています。ある一定量の尿が溜まってくるとすぐ出します。

それが生後6ヵ月あたりから脳の発達・膀胱の発達によって少しずつ排尿のリズムがついてきて尿の排出頻度も少なくなってきます。

オムツを外せる年齢になると、尿膀胱に溜め込みやすく我慢できるようになるので、時間や場所を決めておしっこができるようになります。

5~6歳頃になってくると「抗利尿ホルモン」の分泌が体の中で行われるようになります。抗利尿ホルモンはおしっこを濃くし量を少なくする機能があります。

このホルモンが分泌されると、特に夜間の睡眠中に上手におしっこを溜めることができるようになるのです。

ですので、5歳以前の子供のおねしょは叱れば治るという事ではありません。体が未発達であるためにおねしょをしてしまう事も多いため叱ってはいけません。

ストレスがあれば、抗利尿ホルモンの分泌にも影響がでる可能性もあり逆効果です。

5歳以前の幼児期におねしょに悩まされる事があれば、紙おむつやおねしょケットを使用するなどの、おねしょ対策をおすすめします。

夜中に無理矢理起こしたり焦らせたりすると、子供の成長ホルモンをはじめ抗利尿ホルモンの分泌に異常をきたし、正常な排尿行為の妨げになる恐れもあります。

「起こさない・怒らない・焦らせない」ことが重要であると泌尿器科のサイトでも目にします。

子供の体の発達には個人差がある

子供の体の発達には個人差があるので、膀胱や尿道の機能の発達のタイミングもそれぞれ異なります。オムツが外れる時期が1人ひとり違うのと同じで、おもらししてしまう子もいればおもらししない子もいます。

「なぜうちの子だけおもらししてしまうのかしら」と不安に思う事もあるかもしれません。しかし、子供の体の環境や成長の過程はそれぞれ異なるので焦る必要はないのです。

5歳くらいまでは体が未発達な上に発達過程には個人差があるので、皆同じようにおしっこが上手にできるわけではありません。

その事実を踏まえた上で子供と向き合ってみてましょう。

子供のおもらしの原因は主に5つ!

子供が上手におしっこができないのは体の機能が未熟であるという事の他に、病気である可能性、精神的な問題である可能性もあります。

子供が上手におしっこができない主な原因を5つにまとめました。

1.何かに夢中で…

一番多いのが「おしっこ行きたいな。でももうちょっとこれで遊んでいたい」というもの。お漏らしというか「あぁ、間に合わなかった…」という場合ですね。

「だから早く行こうって言ったでしょ!」とイライラしてしまいますよね。何かに夢中になると尿意も忘れてしまう子もいます。

おしっこに行きたいのにそれよりもやりたいことを優先して我慢してしまうというのは、膀胱炎の原因にもなります。

ただ間に合わないからというのではなく病気になる可能性も考えて、早目にトイレに行けるように声を掛けていきたいですね。

2.おしっこが我慢できない過活動膀胱

  • おしっこしたばかりなのに、また急におしっこがしたくなる
  • おしっこをしたいと思ってから、トイレまで間に合わない
  • しゃがんだりいきんだりするとおしっこが出てしまう

このような症状でおもらしをしてしまう子は、体の機能が未発達でおしっこを我慢する行為が難しい場合があります。

おしっこが溜まっていなくても膀胱が緊張し、畜尿ができない障害。おしっこが勝手に出てしまうという事もあるようです。

排尿に関する機能が未熟なために生じているので、5歳頃までに自然と治る事がほとんどです。

しかし5歳と過ぎてからも頻繁に起こる場合は、病気が隠れている可能性もありますので専門医の受診が必要な場合もあります。過活動膀胱の原因として、生まれつきの病気(二分脊椎症という背中の病気)であるケースも存在します。

3.おしっこが全部できらずに残尿が生じてしまう

おしっこがしたくてトイレに行っても全部出しきることができずに、膀胱におしっこが残ってしまう症状です。

  • 膀胱の筋肉がしっかり収縮したいために、おしっこの勢いが足りず残尿が生じてしまう排尿金収縮障害型
  • 排尿途中でおしっこの出口が緊張してしまい尿が止まってしまい残尿が生じてしまう排尿中断型

このタイプのおもらしは体に異常はなく、機能が未熟なために起きている場合が多いようです。

経過を見て医療的な措置はしません。疾患が存在する時には治療を行うケースもあります。

4.病気が原因でおもらししてしまう

膀胱が殺菌やウイルスに感染して炎症を起こしてしまう「膀胱炎」や、多飲多尿が起こる「小児糖尿病」が原因である場合もあります。

  • おしっこした時に痛がる
  • おしっこが白く濁っていたり、赤い尿が出る
  • 喉が渇きやすくたくさん水分を摂っていて、さらに尿が異常に多い
  • 元気がない

このような症状がある場合は小児科または泌尿器科で相談し、適切な治療が必要になります。

5.ストレスが原因で頻繁におしっこがしたくなる心因性頻尿

子供のおもらしは体の機能が未発達である事が理由のひとつではありますが、精神面が影響している場合もあります。

精神的なストレスや緊張を感じた時に、膀胱が収縮してしまいおもらしをしてしまう症状です。

膀胱が小さく筋肉の動作も未熟でデリケートなので、少しのストレスでも頻尿が起きやすくなってしまいます。

子供のストレスの原因は様々です。

  • 「おもらし」という失敗の経験による不安
  • トイレに行かなければならないという心の緊張
  • 親に叱られた不安や恐怖
  • 家庭に緊張がある(家庭不和)
  • 入学や引っ越しなどの環境の変化
  • 発表会やお遊戯会などの緊張
  • いじめなど友達とのトラブル  など
子供のおもらしに対してつい叱ってしまうのはNG行為であり、その時の発言がさらにおもらしを悪化させているかもしれません。

親が気づかないところでストレスを抱えて、おもらしをしやすい心の状況になっている事も考えられます。その場合は、しっかりと子供と向き合いストレスを緩和させる事が重要です。

こういった「子供のおねしょの悩み」についてどう対処していけばいいのかについては、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

▼子供のおもらしに対する親の向き合い方についてはコチラも参考にしてみて!

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