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子供の「思いやりの心」や「優しさ」はどうすれば育まれるのか?

2015/04/05

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皆さん、我が子にはどんな子になって欲しいですか?親御さんの回答をみると「優しい子」や「思いやりがある子」、「他人に親切にできる子」など「思いやりの心」を持って欲しいと思う親御さんは多いようです。

しかし、お友達とケンカをしたり、キツイことを言ってしまったり、お友達が泣いているのに黙って見ているだけの我が子を見かけると「うちの子思いやりがないのかなぁ?」と心配ですよね。

親がおうちで思いやりや優しさを子供にどう伝えていけばいいのかをご紹介します。

思いやりや優しさって何?

子どもたちを見ていて思ったのですが、大人が思う思いやりや優しさと、子供が思っている思いやりや優しさにはギャップがあるように感じます。

大人の思う、思いやりや優しさは「相手の立場に立って物事を考える」こと。いわゆる「己の欲せざる所人に施すこと勿れ」(『論語』)の精神ではないでしょうか?

一方、子供たちの思いやりや優しさは「自分がお友達と仲良く楽しく遊ぶ」ことのように感じます。

相手側に気持ちに立てば、その延長線上で仲良く遊べることにつながるのかもしれませんが、基本的に子供は自分中心の考え方しかまだできません。

まずは、大人と子供とでは「思いやり」や「優しさ」の概念みたいなものに対する考え方が違うこと、大人の考える「思いやりの心」を押し付けないように気を付けましょう。

思いやりの心を育む手立て

おうちでできる思いやりの心や優しさを育む手立てとして、家のお手伝いを子供にお願いしてみましょう。

  • 靴を並べる
  • テーブルを拭く
  • お花にお水をあげる

など本当に簡単なことでいいので、子供に家のお手伝いをしてもらいます。

お手伝いができたら「ありがとう」や「助かった、嬉しい」などと褒めてあげて下さい。褒められたことで「自分も人の役に立つのが嬉しい!」という気持ちが出てきて思いやりの心につながります。

しかし、お手伝いを強制するようなことはしないで下さい。遊びに集中しているときに「手伝いなさい!」と言われると気分と損ねてしまいますし、子供なりに疲れていることもあります。

あくまでも楽しくお手伝いすることが大切なので、1度お手伝いを頼んでみて無理そうなときは次の機会を待ちましょう。

『失敗したときに人は成長する』

私が学生のときに読んだ本に書いてあった一文です。何の本で誰だったのかは忘れてしまいましたが、失敗しても次頑張ればいいだ、と励まされた一冊でした。

これは大人だけではなくもちろん子供たちにも言えること。子供たちも集団生活の中でお友達とおもちゃの取り合いをしたり、ケンカをしたりする中で相手の立場が分かってくるようになってきます。

例えば、お友達に「バカ!」などとキツイ言い方をしてしまっても「そんなこと言っちゃダメでしょ!」と即叱るのは、ちょっと待って下さい。

「どうしてそんなこと言ったの?」とまずは理由を聞き、そのあとに「そういう理由だったのね、でも『バカ』はよくなかったね。○○君が言われたらいやだよね」というように、諭されることを繰り返すことで、子供も成長していきます。

最初からケンカを回避してしまっては思いやりの心が育ちにくくなってしまいます。

ケガをしない程度であるならケンカが始まってもしばらく見守ってキリのいいところで大人が仲介に入って双方の言い分を聞いてあげましょう。

行動に移すための手助けをする

お友達や小さい子が泣いていても黙って見ていたりする場面がよくあります。

親としては「ヨシヨシしてあげたり、『大丈夫?』って言ってあげたりすればいいのに…」と思いますが、子供の場合、お友達が泣いていることに心配していてもどう行動すればいいのかがわからないだけです。

そういうときは、大人が「どうしたらいいと思う?」や「こうしてみたらどうかなぁ?」と提案してあげて下さい。何か手立てやヒントがあれば、行動できるようになってきます。

また、どうすればいいのかわからないときは、親や先生、周りの人にどうしたらいいのか助け船を出してもいいということも伝えていきましょう。

男の子と女の子では伝え方を変えてみる

最近テレビや雑誌で、男と女では物事の捉え方や考え方が違う、などということをよく耳にします。それは大人だけではなく子供でも通ずることがあります。

例えば、お友達が一緒に遊びたそうにしているけど、「入れて」って言えない子がいるとします。

●男の子の場合
男の子は論理的に話すほうが伝わりやすいみたいです。
「○○君と一緒に遊びたいみたいだから、『一緒に遊ぼう』って言おう」という具合です。

●女の子の場合
女の子は情緒に訴えかけたほうが伝わります。
「○○ちゃん寂しそうだよ、『一緒に遊ぼう』って言ってみたらどうかなぁ?」という具合です。

1番影響力があるのは親の姿

子供の「思いやりの心」や「優しさ」を育むのに1番影響力があるのはやはり親御さんです。「子は親の鏡」とはよく言いますが、やはり親の行動を子供はよく見て真似をします。

家の中で人の悪口は言わない、ちょっとしたことでも「ありがとう」という、子供が困っているときは「どうしたの?」と聞くなど、ごくごく当たり前のことですが、その何でもないようなことが重要なのです。

子供がお友達や自分以外の相手に優しくするのを期待しすぎると、見ている親がヤキモキしてイライラしてしまいます。

自発的に行動できるようになるのは小学生以降。それまでは、子供に人を手助けできるような手立てを徐々に教えていくことに専念しましょう。

みんなのコメント
  • きこちゃんさん

    昨日の出来事です。
    出先で、小学校一年生の娘とトイレに入りました。まずは娘が先に、続いて「ママも入るから待っててね」と、子どもを先に出させ私が入りました。
    私が用たしを終えたあと、トイレ内に子どもがいませんでした。私は「あれ?あれ?」と思いながらトイレの外を探しはじめましたが、見つかりませんでした。
    「どこ行っちゃったかしら?」と思いながら、自宅に帰りました。
    すると…自宅マンションのロビーにコンシェルジュのお姉さんとおりました。

    行き先を言わずに勝手な行動をする子どもの態度にイラついたママでした。
    子どもには「行き先を言わずに移動したから、ママとすれ違った事」が理解できなかった様子なので、ビンタしておきました。
    過去にも、何度言ってもわからないうちのこども。
    外では悪い事しないのに、ママを困らせるような事しかしないうちのこども。
    ママの神経をすり減らす事しかしないから、仕事をフルタイムでしていでも私の休日はありません。

    本当に困っちゃう。
    何でも私が子どもに対して、構いすぎなのでしょうか?

    私自身もお手上げの子どもで、扱いにくい子どもです。

  • あっちゃんさん

    大人なのに、優しさや思いやりがないのはなぜ

  • りんごママさん

    うちも我が子が人混みではぐれて、ひとりで帰って来ていたことがありました。サッカースタジアムだったので、スタッフの皆さんが見つからない、とそれはそれは一生懸命探してくれて。でも、わからないんですよ、子供は。迷惑かけているなんて。どれだけの人が動いてくれたかなんて。未熟なのですから。むしろ、私が迷子になったから家で待ってようと思ったって言われたときには唖然呆然。
    あなたがいなくなったら、パパもママも生きていられないほど悲しいから勝手にいなくならないでってぎゅっとしてあげたらいかがでしょう?
    私は言いましたよ。勝手に行動することは無くなりました。

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